ハロウィーン通信

[ 宴の夜は更けて。 ]  2008年10月31日(金)



影を選んで歩くあなたには、

トリートよりも

トリックを?



ハロウィーン精神が

これからも、一年中

あなたとともにあって

ユーモアや

想像力を

元気にしてくれますように。

今年も「ハロウィーン通信」へ

来てくださって、

ありがとう。心から。


[ 黒猫のくれたマントラ。 ]  2008年10月30日(木)


どこへ行けば彼に会える?

ぼくらはみんな

似たり寄ったり

いつも仲間の顔を見てる



みんなが笑うと楽しいし

みんなでいると

安心なんだ

ちがいといえば、色ぐらい

でも、どこか胸の奥で

ぼくらとちがったあの姿に

引きよせられる

ぼくらに ほんの少しだけ

似ている気がするから




教えてあげよう。

彼に会いたいと願うのなら、

迷わず 会えるように。

唱えてごらん、

「サムハイン」


あの漆黒に包まれた

ハロウィーンの王様、

オレンジと黒の

偉大なる申し子を

呼ぶがいい。


ただし

忘れてはいけないよ



ハロウィーンの魔力を振り切る

まじないの言葉を。

「サムハラ」

ほら、持っていくがいい

お前たちの幸運を

夜の翼に祈ろう。

[ 今宵ニュームーン。 ]  2008年10月29日(水)



新月の夜

月の見えない夜だけど



やっぱり月はあるんだよ



わたしはそれを知っている
(翔べばわかるさ)



ぼくもそれを知っている
(シャウトすればね)

知っている

引き合ってる

ゴースト・タウンに

新月が

ゆっくりゆっくり

昇るのさ

[ 足音がやってくる。 ]  2008年10月28日(火)



どこにでも

顔を出す、あの

ニヤニヤ笑い



クスクス笑い

カボチャ笑い

それが

ハロウィーンの笑い



足音がその角を

曲がったら。

もう

笑い顔が

止まらない!

[ ターシャの絵本、『輝きの季節』 ]  2008年10月27日(月)


ターシャが思い出のなかから呼び起こした、

子どもたちをめぐる12ヶ月。



幼い女の子が、おばあちゃんにたずねます。

「ねえ、おばあちゃま、ママが
わたしくらいだったときのことを話して。」(引用)

そして始まる、1月から12月への

思い出の旅。毎月必ず行われた行事。

すべてのページが季節の花や緑でふちどられ、

情景を浮かびあがらせます。

そしてもちろん、

10月はハロウィーンの月。

「ハロウィーン・パーティー?それはもう、大騒ぎだったわ。」(引用)

かぼちゃのちょうちんを作り、

ホビング・アップルをしたり、

仮装したり逃げ回ったり、

クモの垂れ下がるお茶会をしたり。

11月の感謝祭へとつづいてゆく、

収穫の季節の遊び。

日本にもこんな風に、毎月の子どもたちの

行事があったことを想います。

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『輝きの季節』/著者(絵・文):ターシャ・テューダー/訳者:食野雅子/メディアファクトリー1999

[ 休日の朝は。 ]  2008年10月26日(日)

天然酵母で焼いたという、

かなりやわらかいカボチャのパン。



あんまりきれいな

おひさま色だったので、記念に。

秋の雨が降りつづく休日も

気持ちを乾かしてくれます。

ハロウィーンな毒は

ひとかけらも入っていない、

やさしい思いのパンです。

[ ハロの烙印。 ]  2008年10月25日(土)

ハロウィーンスタンプは、ひょっとして

個人的に初めてのコレクションかも。



本体のプラスチックキャップには

2種類の絵が仕込んであり、

角度によって変わって見えます。

チープな値段(資材店で150円)だけに

なかなか上手に押せません。

でもむしろそのほうが、

ハロっぽくていいのかも。

これは、オレンジの紙に押したところ。

スタンプに入っているインクは黒です。

当然ながら。

[ 山で見つけた。 ]  2008年10月24日(金)

山で見つけたチョコレート。

ちょっとビターな

チョコレート。



置いてったのは

リスの背に

乗って 虹の輪わたる人?



山で見つけたラブレター。

誘っているのに

だぁれもいない。

置いてったのは

キノコの上で

羽ふるわせて踊る人?

[ 塚の底から ]  2008年10月23日(木)

寂しい塚のまわりで

10月の夜風が

くるくると枯れ葉を踊らせ

地を這う影に

ささやきかけている

もう 誰も

塚の回りで 踊らない

鴉よ 蝙蝠たちよ

翼あるものたちよ

たわむれの宵祭りに

誘い出しておくれ



塚の扉が開くとき

人の子らを 惑わせて

[ 『アンジェリーナのハロウィーン』 ]  2008年10月22日(水)


子ネズミのアンジェリーナが

ハロウィーンの宵を楽しむ絵本です。



アンジェリーナは仮装でホタルになります。

ふわふわときれいな衣装を、自分でつくって。

魔女とかクモ男とかモンスターもいいけど、

妖精とかホタルになるというのが

女の子らしくていいなぁと思います。

小さな妹のポリーは、

古いシーツをかぶせてもらって

ゴーストになるんですが、

さて、迷子が発生・・・というお話。

絵がとても細やかなので、

細部の楽しみもたくさんある絵本。

きょうだいのいる子たちにも、

おすすめの内容です。

シリーズになっていて、他に5冊が出ています。

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『アンジェリーナのハロウィーン』著者:キャサリン・ホラバード/絵:ヘレン・クレイグ/訳者:おかだよしえ/講談社2007

[ 利楽魔境 ]  2008年10月21日(火)


ローソンで見つけた、

癒やし系ハログッズ。



その名も、秋のリラックマフェア。

これは大きめのティッシュボックスです。

箱全体に渋めのオレンジを敷いて、

ハロなコスチュームをまとった

キャラクターが遊んでます。

こんなにかわいらしいハロウィーンもありですか。



おや、この足は。

ああ、オレンジ色のチャイコさん。

ピンクの肉球、かなりリラックスしてますね。



そしてこちらは、

携帯電話クリーナー。

日本茶のペットボトルにおまけとして

くっついてました。

お菓子とかだけでなく、

こういう展開の仕方が面白いな、と

思ったローソン探訪でした。

[ とろけるハロサンド。 ]  2008年10月20日(月)


思いっきり手っとりばやくて、

ハロってるスウィーツを作りましょう。



用意するのは、

マシュマロと「オレオ」。

マシュマロといえば、バーベキューの後で焼いて食べる

デザートとして人気ですよね。そのアレンジです。

そして竹串のような、

マシュマロをあまり傷つけずに刺せるもの。

今回は、かぼちゃ風味のマシュマロが

手に入ったので使いましたが、

カラフルなマシュマロもいいですね。

濃いオレンジ色のなら最高ですが。


作り方は本当に簡単。

マシュマロに竹串を刺して、

トースターがあれば、熱源にかざします。

ガスの直火でやると、すぐ焦げてしまうので注意。

トースターも加熱時間が長くなると高温になるので、

かげんを良く見ながら、少しやわらかくなってきたかな、

というところで出します。

というか、フタは最初からしなくていいですね。

マシュマロを刺した串を、オレオの上に乗せて、

そ〜っと、串を回して抜きます。

あとは、もう一枚のオレオを上に置き、ぐぐっと押すだけ。



ぐじゃっとはみ出したチーズのようなマシュマロが、

ちょっとクセになってしまう

ハロサンドのできあがり。

オレオ自体が白いクリームをサンドしているので、

かじると、三層のサンドになってます。

え、なぜオレオを使うのかって?

真っ黒いお菓子って、意外と近くのお店にはないから。

自分で黒いクッキーを焼いたっていいんですよ。

これは本当に、簡単な手間いらずの

ハロってる悪ふざけなんですからね。

いろいろお試しあれ。

[ かぼちゃ大王の甘い夢。 ]  2008年10月19日(日)


のっけから



かぼちゃ大王がはじけてますが、

キャラメル味のポップコーンです。

パッケージのけばけばしい色とは

ちがって、やさしい甘さ。

ハロのお菓子もいろいろと

食べてきたので、

どうしようかなと思ったけれど、

おいしかったので当たり。

[ 黒猫に気をお付け。 ]  2008年10月18日(土)


とでもつぶやきたくなってしまう、

ドライバーさん向けの動物注意報。



いつからこんなコワカワイイ表現に?

携帯写真なのでわかりにくいですが、

黒猫の伸びやかさと、

表情がまた、いいんです。

あ。本来の背景は、もっと黄色です。

ちょっとオレンジ風味を足しました。

だって、ハロ月間ですから。

いいなあ、こんなサインが

家の前にあると。

[ アイルランドのおみやげ。 ]  2008年10月17日(金)

さすがは

名高い妖精の国みやげでございます。



レプリコーンのPooと書いてあります。

そういえば、日本の動物園では、「ゴリラのはなくそ」

というお菓子が売られていたりしますね。



こちらが中身。

pooというのは、うんち。

レプリコーンは性格が悪い、とも

言われていますが、なんともまあ。

年中、こんなハロっているお菓子を

売っているアイルランド人のユーモア。

本当の中身はゼリービーンズですが、

味が色によってかなり違います。

黒が一番、「うぇっ」な味でした。

かと思えば、春の花びらのような

やさしい味のもあります。

この取り合わせ、妙に繊細なのです。

ほんとうにグルメなんでしょうか、

レプリコーン。

[ 満月の夜に。 ]  2008年10月16日(木)


ぼくらはどうなったの?

かぼちゃの顔したぼくらは、なんだか



ブルブル震えてしまうんだけど。

黒いネットは

鳥のようにぼくらをつかまえ、

壁に釘で吊りさげる。

かぼちゃの顔はいつも

薄笑いを浮かべているけど、

ぼくらの中身はチョコレート、

誰かの指先で

すぐに溶けてしまうんだ!

あの足音はなに?

ああ、ドアが開いた!

[ オレンジ組ハロ当番 ]  2008年10月14日(火)

だって、オレンジジュースですもの。



もともと年中、ハロカラーなんですもの。



だから、ハロウィーンオレンジって

呼ばせてもらいました。

ちなみに、オレンジ果汁は

10%なんです。

ハロ度は、

100%ですけどね。

ボトルの一番下に書いてある「サンガリア」の

コンセプトは、

「はてしなく自然飲料を追求する」

でした。拍手。

[ 猫専放送の傍受 ]  2008年10月12日(日)


今月のはじめ、ゴッホという

昔の有名画家の絵が話題になっていました。

「ドービニーの庭」という、ひろしま美術館(猫の入場禁止)にある

作品の左下には、

黒猫を一匹、

塗りつぶした茶色い跡があります。

え?すみません、ポーという作家の黒猫を塗り込めた話とは、

また別です。

それで、絵の具の下にあるのが

キツネなのか、

なんなのか、

これまでは、わかっていなかったということです。

エックス線で人間の専門家が調べたところ、

やはり黒猫の

明らかな形跡が

あらわれたということです。

これは、ゴッホが自殺直前に描いた絵なのだそうです。



この写真は

ゴッホとは無関係ですが、

ただのハサミも

ハロウィーナーの目には

モンスターに見えてしまう、というか、

問題をもとに戻しましょう。

黒猫を絵から消し去った理由というのが

「芸術作品としていいかげんに見えるから」

だなんて、失礼千万なことです。

(黒猫千匹がいっせいにニャウ!)

もう一枚、同じ構図の絵が、

スイスのバーゼル美術館にあるそうです。

ここまで似た絵があるなら、

問題の絵の部分が茶色く見えるからといって

キツネのはずはないでしょう。

皆さん、黒猫としての誇りを−−−

(再び黒猫千匹の大合唱で聞き取れず)

[ モンスターを値踏み。 ]  2008年10月11日(土)


黒いモンスターは家の中。

どこにでも顔を、いえ、爪を出します。



洗濯かごの中にも一匹。



いえ、一足。



作り方は簡単です。

材料は100円ショップで集め、全部で315円でした。

・裏起毛の黒い綿ソックス(裏返して使いました。もっとゴージャスな

ふわふわしたソックスもいいと思います)

・付け爪(透明で半分から先が黒いものを使いました)

・付け爪用シール(両面テープでも大丈夫かな)

ソックスの中には特に何も入れていません。

ドアの下からのぞかせたりするには

薄いほうがいいし、このままで自然な形に見えます。

「赤い爪も、いいんじゃない?」

誰かの声が、窓の外から聞こえたかと思うと、

つばさの羽ばたく音が風に乗って去りました。

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参考にした本

Ghostly Frights for Halloween Nights
by
Shauna Mooney Kawasaki
Sterling Publishing Co.,Inc. New York

[ この手だれの手? ]  2008年10月09日(木)


10月のある、風の涼しい宵のこと。

部屋のなかで、カサ、コソ、

紙袋を破って出てくるものがいます。



おや、早く教えてあげないと。

後ろに立っているあなた、

爪のある黒い前足に

お気をつけあそばせ。


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参考にした本

Ghostly Frights for Halloween Nights
by
Shauna Mooney Kawasaki
Sterling Publishing Co.,Inc. New York

[ おうちをハロアップ! ]  2008年10月07日(火)

Ghostly Frights for Halloween Nights

コワかわいいハロアイテムを手作りするなら、

洋書の子ども向けムックがおすすめ。



紙や布、ヒモ、ホウタイ(もしやそれは)なんかで

ハロウィーン精神の信奉者がキュンとなる

雰囲気たっぷりなアイテムが作られています。

次回は、ここからアイデアを借りた

モンスターが登場!

(以下、著者紹介より引用)
Shauna loves monsters, robots, little children,
vintage sports cars, antique jewelry, eating, and
teasing anyone -- whether she knows them or not.

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Ghostly Frights for Halloween Nights
by
Shauna Mooney Kawasaki
Sterling Publishing Co.,Inc. New York

[ モンスター出現。 ]  2008年10月06日(月)

この夏、初めて目にした奇妙な虫。

オレンジと黒、無数の白い点々。

いったいどこからの使者?と

空恐ろしくなるような異形の虫に見えたものです。

クルマのミラーに留まっている、



柄も形もハロってるこの虫は、

「ビロードハマキ」という蛾でした。

しかも気の毒なことに、

この後、

バンパーとフロントガラスのすき間に

落ち込んだまま動かないと思ったら、

真夏の灼熱地獄で

絶命しておりました。

合掌。あるいは R.I.P.

[ タマゴはいらんかね。 ]  2008年10月05日(日)

今だけのお買い得。

ミネソタのタマゴ売り、じゃない

お化け印のタマゴだよ。



モンスターが置いていった、

小さいタマゴだけど、カサコソ動くよ。



割れてもおいしい、

タマゴたち。

あっというまに、

ぜ〜んぶ魔女に

食べられちゃった。

でも、このすきまには、何かもうひとつ

入っていたのじゃないかしら?

[ おおバット! ]  2008年10月04日(土)


子どもたちが大好きな、娯楽学習施設のカフェにて。

そこには迷うほど、いろいろな動物系ネーミングの

メニューがあるのです。

そしてそこには、

ハロウィーナーを熱狂させずにはおかない



オオコウモリの乗った

パフェが

ありまして、

ハロってる大人にも、

バットマンのシンボルにも似た

黒いクッキーに化けおおせたコウモリが

一年中、「一緒に飛ぼうよ」と

ささやきかけるのです。


食べると、


口の中が


黒くなりますよ。

[ こあららら♪ ]  2008年10月03日(金)

さらに、あの動物キャラも。

やってくれるのがすごいだけじゃなく、



手を抜かないってところが、

地位に甘んじない余裕といいますか。



両面それぞれに仮装しているし、

中身も。

いろんな顔で、ハロってます。

コアラとハロウィーンの蜜月は

ほんとうに甘いテイスト。



こちらはしっかり、魔女たちに

食べられてしまいましたとさ。

[ あの飴も力作を。 ]  2008年10月02日(木)

つづいて、スーパーの普通のお菓子。

あの、カンロ飴が

ハロってくれました!



しかも、ゴーストと黒猫、2パターンの

意趣を凝らしたデザインです。

よく見てもらえれば、個包装の包み紙も

かぼちゃ化していることが

おわかりいただけて、落涙ものです。

もったいなくて、まだ食べることができません。

しかも、この買いやすいお値段がまた、

ありがたくもハロ普及に一役買いそう。

[ 翼の用意をして。 ]  2008年10月01日(水)

ナイト・ビフォア・オクトパス、じゃなくって

オクトーバー。

いいえ、もうそのオクトーバーです!

皆さん、準備はいいですか?

ハロウィーン通信、飛びはじめます。

今年もどうぞよろしく、夜間飛行をご一緒に。

さてさて、今年のハロウィーンといえば、特筆すべきは

9月から盛大にハロっている、普通のスーパー菓子。

いえ、形容詞の間違いではなくって。

スーパーの、お菓子が、がんばってるんです!

数年前までは、デパ地下でハロってるお菓子を探したり

していましたが、

それが去年はコンビニへノボリ付きでやってきたと思うと、

もうスーパーにコワかわいいコーナーが。



こちらはおなじみの「エンゼルパイ」ハロバージョン。

個包装も、なんと6種類!



デパ地下、コンビニ、これまではどうしても「かぼちゃ」に

偏りがちだった、つまりあえて言えば、ハロってる毒の

エッセンスが抜かれていたという残念さがありました。

でも、今年はちがう!

大手子どもむけお菓子メーカーが、がんばってきた。

見てください、

魔女も、黒猫も、ゴーストも、ウルフも、かぼちゃも

そしてコウモリたちも、飛んでいます!

やっぱりハロウィーンは、コワ楽しくナイト。


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