日々の泡

2002年08月10日(土) 「海のおばけオーリー」

多摩川に何故かあざらしが居る、というニュースが気になってたまりません。


岩波の子どもの本、という古い絵本のシリーズを
幼いころよく読んでいたんですが、なかで
『海のおばけオーリー』という本は、
版画(陰画)ふうの黒っぽい絵柄が渋すぎて
こわくて、小さいうちは読めなかったのでよく覚えてます。

これは迷子になったあざらしの子が
アメリカ五大湖を次々と泳いで冒険して(行く先々で怪物だと思われる)
海に出てお母さんに再会するまで…という話だった筈ですが(ふたしか)
日本のちびっこには馴染みのない地名ばかり出てくるし、
大きくなってから読んだらわりと面白かったような気がします。
「あざらしの子=カワイイもの」という記号ができる
はるか以前の時代だったなあ。


あのあざらし、どうしたでしょうか。
コドモと一緒に心配しています。


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蟻塔

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