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2002年09月29日(日) 物欲と所有欲の抑圧、それは食欲へ

完全休日。

新橋で用があったのを済ませて、
そのまま帰宅すればいいものを
渋谷に出た。

レポートがやりたくない!現実逃避。

最近濱マイクの影響で古着が着たい気分だったから
久しぶりに古着屋さんばかり回った。
昔の、頑張ってショップ巡りしていたころの知識が役立った。

ヌードトランプ
ロージーバロック(?ヌードトランプの上)
ヒプノティック
フラワー
アメリカンラグシー
セレンディピティと回って
原宿まで歩いて、
ハンジローセントラル
シカゴ
あとは裏原宿をぶらぶら何軒か
結構覚えているものだわ。

エミリオプッチのスカートが最高に素敵だったけど
さすがにプッチははけないよ。
セレブの奥様になって、10キロ痩せたら買う。

あと、どのお店にも可愛いスカーフが沢山あった。
三角巾みたく頭に巻きたい。
でも流行しないと恥ずかしいから早くみんなやらないかな。
前にミナの店員さんがやっていたのを見て以来、
いいないいなと思っている。
巻きたくて巻きたくて。

結局今日の収穫は通りすがりのの無印で
タンクトップ一枚。

日が暮れるのがとても早くなっていることに気付いた。
秋ね。
寒いのは嫌い。
それにしても平日だというのに
世の中は恋人達で溢れていた。
私もとよえつに会いに映画館へ足を運ぼうと思った次第。



2002年09月25日(水) 「見たい見たい見たい見たい 無茶な言い分だって? もういい」(ナカカズばかり聴いてる)

明日はバイトがないー。
九月に入って平日が休みなの初だわ。

火曜日はSPA!の発売日なので御機嫌です。

今週はオンナの深層心理がわかる、とかいいつつ
結局どうやって『やる』かの特集。
すっごい本気で調査してるもん。
ていうか加藤鷹出てたし。
宮台は出さないんだね、こういう時は。

と、外から、斜めから見て面白がる私のような
純粋文系女子SPA!読者が沢山いるはずよ。

買う時少し恥ずかしいけど。



バイトのお使いの途中、出先でお昼を食べることが多い。
代官山や表参道に行くことも多いので、
適当に近くにあるカフェに入って
ランチプレートを食べ歩いている。

休日はおしゃれな街に出なくなったから
交通費つきで代官山を歩けるのは結構嬉しい。
でもさあ、ほんと、
良くあるカフェ批判みたいなことを今更書くのもなんだけど
美味しくてまあまあ安いお店ってなかなかないねえ。
実感しました。

「おしゃれっぽいプレート」が出てくるところは多いんだけど
えー、このドレッシングキューピーのそのままかけてるでしょ!っていう
サラダとか。

高田馬場のフィールカフェがいかに優秀か分かりました。
改めてお薦め。
ランチはオープンサンド、パスタ、デリの三種類の
プレートから選べる上にメニューは日替わりで、
そのうえデザートまで付いて800円だもの。

夜も700円でパスタかグラタンが食べられる。

基本的な味が美味しい。
私結構何でも食べられる人だけれど
本当に他と比べてもそう思うわ。

パンもデザートも全部お店で焼いているし。

別に私まわしものではないです。
一回行ってみてください。
スタバが激近くにあるけど最近御無沙汰です。

美味しいものを求めるれいこさんはこれからも
肥えながらも頑張ります。





2002年09月24日(火) そこで愛が待つゆえに、(嘘?)僕は行く。

中村一義君のアルバム、100sが発売。
最高だ。
本当に好き。
「嘘でも僕は行くよ」と言い切る音楽を待っていた。
「嘘なんだ、嘘なんだ」と繰り返すそれではなくて。



珍しく残業があまりなく、6:30で上がりだったので
(ねー!ほんとにOLみたいでしょ)
帰りにレコファンでCD買って、
本屋で漫画を買って、
馬場のフィールカフェで御飯食べて帰った。

明日で今週が終わるー嬉しい。
最近、自分が才能及ばず無職になったらどうするのかを、
しっかり考えなきゃと思う。
要は滑り止めの検討。



2002年09月19日(木)

君は想像力を恐れる。
そしてそれ以上に夢を恐れる。
夢の中で開始されるはずの責任を恐れる。
でも眠らないわけにはいかないし、眠ればゆめはやってくる。
目覚めている時の想像力はなんとか押しとどめられる。
でも夢を押しとどめることはできない。



「〜目を閉じちゃいけない。
目を閉じても、ものごとはちっともよくならない。
目を閉じて何かが消えるわけじゃないんだ。
それどころか、次に目を開けた時にはものごとはもっと悪くなっている。
私たちはそういう世界に住んでいるんだよ、ナカタさん。
目を閉じるのは弱虫のやることだ。
現実から目をそらすのは卑怯もののやることだ。
君が目を閉じ、耳をふさいでいるあいだにも時は刻まれているんだ。
コツコツコツと。」

(村上春樹「海辺のカフカより」)


「海辺のカフカ」を読み終えた。

想像力。
この文章を読んだ時、最初に浮かんだのは
私がコンビニで御飯を買う度に、
誰かを飢えさせているかもしれないという想像。
資本主義のリンクだ。

想像したらきりがない。

気がついたら私はあまりに複雑な、
大きな渦に巻き込まれている。

想像したらきりがない。
とても辛くなる。
だから想像するのをやめる。

でも、やめたらいけないのだと思う。
考え続けないといけないんだと思う。

小林エリカという一人の女の子が、
アメリカのアフガニスタンへの空爆の度に他人のうちに押し掛けて眠り、
「夢日記」をつけるという変わったことをした。
ホームレス、セックスレス計画。
(「空爆の日に会いましょう」マガジンハウス)

彼女のしたことは誰も救わないし、意味があるのか分からない。
でも私は彼女の立ち位置にとても共感した。
何もすることができない時に、最大限のことを彼女はしたと思う。

本当の意味で想像するとはそういうことだろう。
爆弾でうちが亡くなってしまった人の気持ちが、
一千分の一くらいは分かるかもしれない。(という想像)



テレビには北朝鮮拉致事件の家族達が繰り返し映しだされる。
想像しなければならない、と私は思った。
彼等の気持ちを。

そして北朝鮮に、彼等と同じような普通の家族がいることを。

想像すればする程に、
私は一体何をすればいいのか、
誰の味方をするべきなのか全くわからなくなる。

テレビを消して、ミルクティーを飲みながら
オリーブを読みたくなる。
それでも全く変わらない毎日が続くことは分かっている。
だって明日もおにぎり買わなきゃ。
あ、洗濯しなきゃ。
彼はどうしてるかしら。

私は私のことで精一杯だ。
何をするべきか分からず、実際に何もできないけれど
想像し続けるのが、今の私の少なくともの義務だろう。

村上春樹がそのことを思い出させてくれた。



2002年09月18日(水)

土曜日の夜に小学校から仲良くしている友達が
とても久しぶりに遊びに来た。
一年振りくらい。

私は彼女をとても好きで(バイセクシャルではありませんが)
失いたくない友達だと思っているので
そう思うあまりはじめのうちはなんとなく話がぎこちなかったくらい。

色々語ったらお互いの関係は変わりつつも
とてもいいものになったのだ思えた。

私が「弱い人が好き」と話すと、
「あなたはもっと色々考えて、計算高く人を選ぶかと思った」と言われた。

別に計算しても全然構わないと思うけど
社会的にうまくいっていないことを肯定されると
少し安心したよ、そういう価値観の人に最近会っていなかったからと。

彼女は典型的ダメ男と付き合って、2年以上も付き合って
別れたのだという。
でもふたりはぴったりだったんだ。
話を聞いていてそう思った。
彼女が今している恋愛が、(私には)薄っぺらに感じられるくらいに。

明らかに一緒にいるべきなのにそうすることができないのだといって
別れを選ぶカップルを、たまに見る。

私にはとても理不尽なことのように思える。
みんな口をそろえたように
「どうしようもないんだ」「無理なんだ」って言うの。

人と人の関係とは、そんなにも複雑で悲しい必要があるのだろうか。
         


徹夜でクラッシュバンディクー(しかも1)をやって、
一回もセーブせずにクリアし、
彼女は帰りました。
素敵な人です。



2002年09月15日(日) VISIBLE/UNVISIBLE

あまりにも長い間
感情を平坦に保ち過ぎると
「悶々と」してくる。
何か溜まるのだろうな。

明日から連休で、本当に幸せな夜だったから、
「アメリ」を借りて、初めて見た。
涙を流したので、気持ちが良かった。
強い高揚感を得るには映画や音楽や本があれば十分だ。
少なくとも今はそう思う。



村上春樹「海辺のカフカ」を上巻まで電車で読み終える。
ここまででひとつ疑問に思ったのは、
村上春樹は何故女の子の体のことをこれほど分かるのだろうかということ。

世界のどろどろした悪意と、女性の月経が同質のものだというのは
私が一年くらいで体験的に感じてきた事で、
TOGAの時にも書いたけれど
いくら綺麗にクールに自立していようとも
そういう汚い部分に目を背けて生きていけない、
逃れられないと私は思う。

なんで?
村上春樹はモテモテだから女の子のことも分かるのかな。

とにかく本当に面白い小説です。
またこれを読んで、「暴きたい」「謎を解きたい」春樹ファンが
いろいろうんちくを垂れるのでしょう。
私を含めて。
突っ込み所は沢山あるわ。

期間限定サイトも立ち上がっているようですが、
そういう附随物を読み・聞きするのは
全部読み終えてからにします。

ひとつの小説のお陰で
しばらく楽しい日々が続きそう。



2002年09月13日(金) 9.11

村上春樹「海辺のカフカ」発売。
疲れたからもう寝る。

明日が終われば三連休だから何か書くね。



2002年09月12日(木) 雨降りの朝で今日も会えないや なんとなく でも少しほっとして

雨を理由に一歩も家から出ず。

三連休の一日目だったのでゆっくりした。
と言い訳がましいことを自分で自分に言い聞かせた。
明日は本当にレポートをやらないと。

私は女性ホルモンのバイオリズムにどうしようなく振り回される人だ。
だから調子の良いうちにいろんなことを
片付けておかないと
月に一度鬱(と自分では呼んでいるただの眠気)
がやってきてなにもできなくなる。
二十歳を過ぎてからは特にそうだ。


雑誌についていくつか。

■先週のSPA!「僕達の脱ムダ宣言」にはやられた。
田中康夫当選の週に、とはうますぎる。
どこからでてくるんだろう、そのアイディアは。

■神田神保町特集だったので「東京人」という雑誌を初めて買った。
最近よくある「渋い大人の男」向けの雑誌は大好きだ。
実際そういう生活が送れるかって、そういうことは別としても、
目指すところはとても趣味に合う。

私は今新品の本ばかり買っているのでお金がない、ということもあり
神田の古本街にはとても興味がある。
日本に生まれたから
東京が住みやすいと思うのかもしれないが、
今住んでいる早稲田や、神田のような
ちまちましていて雰囲気のある町は世界を見回しても唯一無二だと思う。

何故だかいつまでも自分が学生の頃のままいられるような場所。
呑気で、現実ばなれしていて、
暖かい。



昔、山手線占いというのがあったが(私は確か目白!だった)
町でいうならまさに、
早稲田や神田のような立ち位置の人間になりたい。
難しいけどね。

青山や白金のように美しくないし、
原宿や渋谷程人は集まってこない。
中目や麻布十番ほどエッジではない。

でもそこを求める人は、とても沢山いるのだ。



2002年09月07日(土) 雨音

久しぶりの更新。
シアトルから帰ってきて、いきなりバイト四連続。
あーでも明日でひと段落だ。

今日は帰ってからの記憶が全く消えていて、
(恐るべしOL生活!)
目が覚めたら夜中の二時で雨が降っていた。




■TOGA-どろどろを曝け出すファッション

ファッションは結局、人間のごくごく表層をむなしく飾り立てるに過ぎない。
そう気付いてから、
あまりにそれにこだわっていた自分が馬鹿馬鹿しくなった。

ファッションという表現媒体を使って、
私達は簡単に嘘をつける。
コムデギャルソンの黒い服で固めたら、「自立した女性」が簡単に出来上がる。
グッチのスーツで業界人を気取ってみれば
皆の視線も変わるのだろうか。

「何ものからも自由である」というファッションの素晴らしさと
それはすべて虚構に過ぎないというもろさは紙一重だ。

ファッションに意味を持たせようとすればするほど、
私の中には虚しさがつのった。
だから最近は、「衣服」としての快適さのみを追求した服を
自然と選ぶようになっていた。
長もちする服、つくりのしっかりした服。
着ていて気持ちの良い服。

前置きが長くなったが、そんな私にもう一度
「コミュニケーションとしてのファション」の素晴らしさ
を思い出させてくれるブランドを見つけた。

昨日買った「装苑」のTOGAの記事を読んだことがきっかけだった。
デザイナーの古田泰子さんはインタビューで、
「女性のドロドロしたところを隠さずに出してい」る、
「生理があるのが女性」と語っている。

飾り立てず、包み隠さず自分を曝け出しながらも
「コミュニケーションとしてのファッション」が成立している。
着てみたい、と心底思った。
ブランドのコンセプトに共感して
服を選んだことは今までなかった、そういえば。

憧れや、なりたいイメージ、つくりの良さに対する感嘆。
服(デザイナー)はいつも私よりも先にあって
追い付こうと必死で
だからこそ飾り立てた表層/中の汚い嫉妬や自意識とのギャップを
いつも感じた。

「TOGAが私の等身大です」というのは畏れ多いが、
おかげさまでこれからもファッションを好きでいられるだろう。
高級品だからそう簡単に買えないけれど
秋冬に一枚は欲しいな。

<文化出版局のホームページ>
http://books.bunka.ac.jp/



2002年09月05日(木)

旅行の前の日だと言うのに友達が泊まりに来て、
でも先に寝てしまった。
社会人は本当に大変みたいだ。





旅行にどの本を持っていくか
相当悩む。

私は大学二年の春休みに突然読書に目覚めたので
活字中毒者としては相当遅咲き(?)で、
読むべき本は幾らでもある。

ただ、難解な論文、文学の間に
軽いエッセイ等を挟んで気晴らしをしているので
(こちらが連続してしまうこともしばしば)
”必読書”の十分の一にも手をつけていないだろう。

色々読んでも、好きな作家は村上春樹だ。
色々読んで村上春樹かよ、という声もありそうだがやっぱり好きだと思う。
高校生の頃から、私が好きになる男の子は
村上春樹の小説の「僕」のような人だった。
と勝手に思ってます、ごめんなさい。



そういえばこの間、
本屋さんで田口ランディの「ハーモニーの幸せ」という本を買った時のこと。
レジに並ぶ時に「田口ランディ読んでたら痛い系と思われるかなー」と
何となく気が引けていたのだけれど
前に並んでた男性が「サティスファクション」
(至上のセックスのためのマニュアル本!)を真顔で買っていて、
負けたぜ、と思った。

何でお前はサティスファクションを知ってるんだよ、という
突っ込みもあるでしょうね。
そんなのFRAUに全部載っているのよ。推薦本よ!
流石だわ、あの雑誌。



先日アルバイト(エクセルシオールカフェ)の送別会があった。
私は嫌で嫌で心の奥では8ヶ月間いつも辞めたいと思っていたけれど、
実際なかなかちやほやされて可愛がってもらえた。

辞めないでよ、と何度も引き止められたし。

要領が悪くても一生懸命やる人を評価してくれるところもあるんだな
というのは結構嬉しかった。
でもそのために私はいつも緊張しながら仕事していて、
早朝起きる為にも物凄いエネルギーを使って、
もう休みたいなあと思ったのだ。(結局すぐに始まっちゃったけど)

私は基本的に、ギブアンドテイクのギブに喜びを感じる人で
(要するにM)
だからこのバイトみたいに
一方的に可愛がられたり必要とされたりすると
寧ろ疲れてしまう。





行きのフライトはユナイテッドなので
セキュリティチェックが厳しいのかしら。
では、行ってきます。


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