人間が小さい所為かコンパクトな物が好きで、 それもリアルであるほどにいいと思う。 自分でミニチュアみたいなものを手すさびに作ったこともある。 今では数多い食玩などのフィギュアも、3年ほど前に “タイムスリップグリコ”(江崎グリコ)をスーパーで見かけて以来、 生来の蒐集癖もあって、気になるものがあると手を出してしまう。 中でも食品サンプルのフィギュアから始まった“ぷちサンプルシリーズ” (リーメント)は、最初のうちはビミョーな縮尺のバラつきや 野暮ったさ(失礼)が逆にツボで、ざる蕎麦には刻み海苔、 鰻の蒲焼きには山椒、握りにはガリなど勝手に加えて 楽しんでいたのだが、最近はメーカーも心得たものか 遊び心十分でマニア好みのものが増えてきた。 そしてそういったものを集めていると、興味本位で買った知人たちが 置き場のない獲物を持ち寄ってくるようになる。
そんな僕の趣味を知っているオカン。 流石に食玩には縁の無い世代だが、この類いの造形には 一定のシンパシィのある人で。 地元のデパートで全国各地の名産品展に並ぶ木彫りの小物が いたくお気に入りで、数年前からコツコツ集めては僕に寄越す。 丁度その催し物があるので、折角だから一緒にと誘われた。
この小物、例えば急須には注ぎ口や蓋の穴まで開いていて 芸が細かい。 ちょっと値は張るが、金さえ出せば・・・のコレクションと違って 手作りのものを一つ一つ選ぶところに、縁のようなものを感じる。 作り手は、実は江戸独楽の職人さん。 正直言って僕は「コマ遊びなんてあんまりやらんしなぁ」という 類いで、江戸独楽についてもよく知らなかった。 ところがこれが。造型の愛らしさもさることながら、 途中で逆立ちして回ったり、大きな独楽を回して蓋を開けると 中から小さい独楽が飛び出してそれぞれ回り続けたり、 フラフープみたいにかけた輪っかが上下に往復しながら 回転したり・・・、実に多様で奥が深い。 卵形に削った木が重い方を上にして回ることに感心していたら、 それもオマケで下さった。 有難うございます。また寄らせて頂きますね(^-^)。
今日美味かったもの: “チーズオムレット”(北海道・ペイストリー スナッフルス) 濃厚かつふわふわの一口大チーズケーキ。文句なく美味い。
| 2006年01月22日(日) |
Give a Reason |
あれこれと消耗することが続いて 気力も枯渇してしまっていた時に。 延期できない用事で出かける車の中、ふと 久しく聞いていなかったMDをかけた。 ひと昔前の声優ブームの中、リリースされたアルバム。 歌い手はブームだけに流されない実力派で、 大ファンというわけではないが好感度は高かった。
ああ、不思議だ。 幾度も聞いた一つ一つのコトバではなく その“音”で。 何故か心のタンクが。 しっくりと満たされていくように感じた。
流石だよ、めぐ姉。 有難う。
昔、ちょっとだけ弾いていた楽器を また始めてみようと思って 楽譜を数冊取り寄せた。 新学期の教科書の匂いがした。
高校時代の友人と、新年会代わりに白猪<しらい>の滝を見に行った。 市街地からほどよい距離にあって、四季折々に手頃な観光地である。
駐車場までは僕の車で、そこからは渓谷に沿って1kmばかり うっすら凍結した遊歩道をツルツル滑りながら登った。 靴の上からゴムで固定する簡易スパイクを持参して使ったのだが、 誰が作ったものか大勢佇んでいた雪ダルマに目が行ってたら 地元のご厚意の杖と靴に巻き付けるための荒縄には 帰り着くまで気が付かなかった(^ ^;)。 雪ダルマと言えば、峠を越えての帰りに寄った道の駅のベンチには 昨年末に見た時と同様に、しかし別の御仁が腰掛けていたので あそこにもこだわりの監督がいるのだろう。
厳冬期には全体が凍り付くこともある滝は、年始からの 寒気の緩みで部分的に融けていた。 それはそれで美しく、シャンデリアのような氷柱と その間を縫うせせらぎの妙を堪能した。(MPEG4・2MB、3MB、3MB)
それから再び車に乗って、路肩の雪に 巨大な氷柱、眼下の山なみを眺めつつ 標高985mの峠を越えた。 峠付近で役所関係と思しき車と擦れ違っただけで 流石に他は誰にも出会わなかった。 自分の車もスタッドレスを履いた四駆とは言え、 こんな季節の山ン中の3ケタ国道ともなれば 道路情報には出てこないような 走行困難な事態も覚悟していたワケだが、 除雪されたっきり踏み荒らされていない 真っ白な雪道は意外に走りやすかった。 人知れず道路整備にあたる方々に感謝である。
面河渓谷の流れも少し融けていた。 雪を見ながら、道中スーパーで調達した豚汁セットを土鍋で煮て食す。 真空パックの餅も欠かさずに・・・うむ、美味い。 スキーもスノボもしない僕は、冬場はバイクでの行動範囲が限られるので 引きこもりがちになるけど、こんなドライブもいいもんだ。 ただ難点は、雪道で付いた車の汚れって落ちにくいんだよね(苦笑)。
青い海と眩しい太陽。 普段は踏み入ることのない街並み。 卒業以来の母校。 観光客に紛れての足湯。
遠来の友と共有するひと時は、ありふれた 地元の日常も素敵な非日常となる。
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