あずきの試写室

2002年08月30日(金) 「ジェヴォーダンの獣」

正直、このタイトルを見た時は
巨大な狼がまるでジョーズのように襲ってくる
ホラー映画だと思って、見てみたのですが。
いやあ見事にだまされました(笑)

1760年代に実際あった事件を元に
作られているのですが、
リアルというよりは
なんだか本当に活劇!という感じの作品でした。

だって、アメリカ先住民族のマニが
カンフーの達人(カンフーと見てはいけないのかな)
HPを見ていたら、アクションシーンは
香港のスタント・コーディネーターが指導していたというので
納得の出来栄え。

主人公も今一つ出てくる女性をすぐに
愛してしまうところも
恋愛的要素を無理に入れなくてもなあ
なんて思ってしまったのですが。
華を添える意味があったのか。

でもそれよりももっとがっかりだったのが
ある意味主役の獣が・・・・
うう。。。これじゃあSFだよおおってな感じ。

はっきり言って獣が出てこなくても
ストーリーは展開していきそうないきおい(おいおい)
イメージとしては
暗くなったハムナプトラって感じでしょうか。

ところどころ絵の様に美しいシーンもあったので
その点は評価したい(って何様)失礼。。



2002年08月29日(木) 番外編「交響組曲 ドラゴンクエストの世界」

第16回になるクラシックコンサート
「ドラゴンクエストの世界」に
池袋は東京芸術劇場に行ってきました。
この劇場とっても奇麗で
中も収容人数が多いわりに
それほど大きいという感じではなく
とっても見やすくて雰囲気が良いです。

普段クラシックを聞く機会は全くといってよいほど無い
私でありますが、ドラクエは1からプレイしているので
なら馴染みもあるしどうかなと思ったのですが。
やはり生はいいですねー。
音が繊細で奇麗で、生は違う!!

指揮は、全曲を作っているすぎやまこういちさん。
合間合間にちょっとしたお話を入れてくれるのですが
これがなかなか面白かった。
飄々としていて、すっかり魅了されました。

オープニングの曲を聞くと、おおやはりドラクエはいいな!
なんて実感してしまうのは
ちょっと「スターウォーズ」を見て最初のオープニングを
聞いた時の感じととっても似てるかも。
曲と場面って切っても切れないものですね。
頭の中では、すっかりお!これはあの場面の曲!
なんて密かに盛り上がってしまいました。

アンコールはなんと「亜麻色の髪の乙女」(笑)と「花の首飾り」
亜麻色の作曲者だったとは
知りませんでした。
(島谷ひとみが作っていたとは思いませんでしたが。。当たり前だって)

ドラクエファンが多いということと
夏休みということで場内は
結構小学生や中学生の男の子も多かったのですが
みんな静かに演奏を聞いている姿は良かったです。
小さい時から良い演奏を聞くって
いいなあ、なんて小さい時から遠く離れてしまった私でも
思ったのでした。

と、このところ本編の映画より、番外編続きだなあ。
と土曜日も人形劇+井上ひさしさんの講演を
聞きに行くのでした。



2002年08月26日(月) 「殺し屋1」

漫画連載中から単行本が待ち遠しかった作品。
いやあ。「殺し屋1」を楽しみに
「ときめきメモリアルGirl's Side」が好きな女性って
一体どんな人だ!なんて自分でも思ってしまいますが。
上品な人でないことは確かだ(とほほ)

漫画の方でも印象的だった1の存在はもとより
双子の兄弟と垣原。
映画の中ではどんな風に出てくるのかと
思って見てみました。
ある意味想像以上に
かなり切れた作品に仕上がっていました。
18禁。確かに。。。

浅野忠信さん演じる垣原は、漫画よりスマートで
良かったです。
なんかちょっと抜けているところがご愛敬で。
ただ1の元締めのおっさんが
なんだか、中途半端なような。
もっとおじいさんでも良かったかも。

正直、あんまり人にオススメできる
内容では有りませんが
日本映画もこういう形で
パワフルに描くこともできるという
画期的作品ではあるような気がします。

映画と漫画どちらが面白かったかと
比較してはいけないのですが
私は個人的には漫画の方がよかったかな。
山本英夫さんの絵柄は独特で
とっつきにくい人がいるかもしれません。
が、内容は斬新で面白いです。
(「のぞき屋」も面白かった)





2002年08月24日(土) 番外編「新撰組インターネットラジオ祭」

インターネットで、ドラマを配信している(そのままの説明)
「新撰組インターネットラジオ祭」に
新宿文化センターまで行ってきました。

このイベント浴衣でご来場の皆様にはプレゼントを
ということで、結構雨が降っていたのですが
浴衣で来ている方々も結構いました。

「新撰組」といっても、オリジナルなドラマで
実際は男子だけの隊士に対し、女性の隠密も登場する
ちょっと型破り、でもそれほど違和感はないです。

近藤さん、土方さん、沖田さんを声優が演じていますが
声だけでなく、実際に拝見するのは
今回初めてだったので、わくわくしました。
役者と違って、声優というと見に来ている方は
黙って声を拝聴しているのかしらん。
なんて思っていたのですが。。。。。
大違い。。。。

今回のイベントでも圧倒的人気を誇る石田彰さんが
登場するや、場内から若い女性の悲鳴が。。
きゃあああああ。
かわいいいいい。
うん。ジャニーズと変わらないです。きっと。

祭と名うっているだけあって、
抽選会あり、声優デビューチャンスあり(笑)
オリジナルドラマあり、盆踊りありと
盛りだくさんの内容でした。
いやあ。満足満足。

特に、さすが声優!!と感じたのは
開場前のアナウンス。
普通なら女性のよくあるパターン案内ですが。。
いきなり石田さんが「テニスの王子様」の観月声(おかまっぽい)で
「ご来場のみなさまああん」と
アナウンスの声が流れ出したとたん、場内大爆笑でした。

私は新選組おたくでもあるのですが
全然ファンじゃない人が見に行ってもノープロブレム。
ほんと声優ファンを改めて認識したイベントでした。



2002年08月14日(水) 「シッピング・ニュース」

最初、「ショッピング・ニュース」と
思い込んでいたのですが
その割にシリアスな話のような
謎?なんて思ってた自分の方が謎でした。面目ない。。

作品を見て、うーん前半の都会にいる時と
クオイル(主人公の名前です)一族の歴史がある町に
暮らすようになってからと
ほんと同じ人物?
なんて思ってしまうほど、
クオイル演じるケビン・スペイシーが違います。
なんか納得いかない(笑)
町で出会いがあり、成長したってことなんでしょうけれど。。

一緒に見ていた家の人が
「クオイルに振り向く女がいるはずがない」
うーん確かに、最初の超あばずれ妻と一緒になった時のクオイルは
つかみどころがなかった。

後から超あばずれ妻を演じていたのが
「ロード・オブ・ザ・リング」でエルフの女王を演じていた
ケイト・ブランシェットだと知り、超ビックリ。
いやあ。演技とは言え、これほど化ける事が出来るとは
ほんとすごいです。

あまりに妻のイメージが強すぎて、
のちの彼女になるジュリアン・ムーアが霞んでしまった。
って、作品の内容よりも女優陣となんだかパッとしない雰囲気ばかりが
目立ってしまったケビン・スペイシーにばかり
気がいってしまった。ううん。

ラッセ・ハルストレム監督は
「サイダーハウス・ルール」や「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」
の方が、好きです。
わ。この映画好きな人ごめんなさい!



2002年08月06日(火) 「ワー!マイキー」

マネキン家族のマイキー一家が主人公の
テレビ放映作品と未公開新作
更に、くらーい川北一家が登場の話も含めて60分
ノンストップの上映に行ってきました。

テレビ東京とテレビ大阪では放映されているものの
それでもたった3分ほどなので
ほとんど知っている人はいないかも。
でも、一度見るとはまるはまる。
マネキンなのに、なんだか表情がある感じがするところが
とってもキュートなのです。

素直でかわいいマイキー以外は
なんか癖があって、ずれているキャラクターが多いのは何故(笑)
とくに双子のマネキンチャールズとリチャードや
マイキーの担任で、人前では恥ずかしくてはなせず
(それで教師・・笑)お母さんが変わりに返事する
ボブ先生とボブママはかなりきています。

またマイキーの家庭教師トレイシーも
いい味だしているなあ。
マネキンなのに、ちゃんと主演しているようでおかしい。
公園シーンなどでは、ブランコとかに
手をくくりつけられて動かしているし、
海ではそのまま横に流されているし(笑)
製作者の苦労がしのばれます(ほんとに??)

一挙に見れて大満足でした。
帰りに、マイキーシールをゲットし、
会場に勢ぞろいしたマイキーファミリー
(ただマネキンが並んでいるだけなんだけど)と
一緒に写真もとれて大満足でした!




2002年08月05日(月) 「13サーティーン みんなのしあわせ」

スペインで150万人を動員したという
ヒット映画ですが、
いやあスペインって情熱の国だけあって
(フラメンコのイメージ)
映画もぶっ飛んでいるのは
ぶっ飛んでいるなあと実感。
「どつかれてアンダルシア」を
思い出してしまいました(笑)

偶然目を付けた部屋の上に住む老人が
隠し持っていた大金を
盗んだことから始まる
そのマンションの住人対主人公の女性が
すごいです。

これほどしたたかな女性もすごいし、
同じマンションに住むというだけで
持っている大金を山分けしないと
いけないと思い込んでいる住民も
すごい。

タイトルから
「みんなのしあわせ」
なんてほんわかしたイメージを
抱いちゃいますが、
とんでもないです。

ある意味こてこて香港映画に
近いのりになってしまうのが
おかしい。

それにしても、若く奇麗な女性や男性が
皆無の映画というのも
珍しいかも。
むしろ、徹底しているからいいのかも
しれないですね。

つぎにスペイン映画は
「無名恐怖 ネイムレス」を
狙っているのですが、
やはり情熱的のりで
行くのでしょうか。。。ちょっと不安(笑)


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