英国人の彼女
6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。

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2003年11月25日(火) ホテルマニア

テロの件でメールを頂きました。イギリス大使館のニュースを聞いて、うちのダーリン(仮名)のことを考えてくださるなんて、嬉しいな、と。ありがとうございます。ダーリン(仮名)は相変わらずひょうひょうとしています。某最貧国では、あまり世相の影響を受けないのです。9.11直後も別に何の変化もなかったし。アフガン攻撃後も、イラク戦争後も。大使館側では一応万全の体制を取っていたのですけれどね。でも来週と再来週、ダーリン(仮名)にイスラム教の国に出張が相次いで入っているので、ちょっと心配。


わたしの方は、研究がうまくいかず、涙に暮れる毎日です。いや、けっこう文字通り。早く現実逃避したいなー。タイ&ベトナムの旅まであと1ヶ月を切りました。ものすごーーく楽しみです。タイではオリエンタルに泊まることになっているんだけど、ベトナムのホテル、まだ決めてないんですよね。タイのホテルを予約していること自体珍しいくらいいつも行き当たりばったりな旅のわたしたちですが、今回はクリスマスと年末年始にかかるから、空きがあるのかちょっと心配・・・。ホテルマニアなので、格式があってサービスのいいホテルに泊まりたいんですよねー。小説に出てくるような。シェラトンとかイヤなんです。どこの国で泊まっても一緒だから。ダーリン(仮名)は古いホテルマニアなので、Atmousphericな古いホテルに拘ります。改装されすぎているとダメなんだってさ。わたしは改装されすぎているくらいの方が綺麗で好きなんですけど。ダーリン(仮名)だけにホテル選びを任せると、平気でやたらと古くてバッチイところを選んでくるので、目を光らせていなければなりません。


今まで泊まったホテルで一番心に残っているのは、エジプトはアスワンの「オールド・カタラクト」。アガサ・クリスティの「ナイルに死す」でポワロが泊まるホテルとして登場します。今は残念ながらソフィテル系列になってしまっていて、そのせいかサービスはイマイチなのですが、ここから見る景色は、まさに絶景の一言につきます。ちょっと高いですけれど、絶対リバー・ビューの部屋に泊まって下さい。一生の思い出になります。隣接する「ニュー・カタラクト」に泊まるのは、お金の無駄です。

エジプトで言えば、有名なルクソールの「ウィンター・パレス」もソフィテル系列になってしまっていました。こちらの方は、最悪のサービス、最悪の食事、朝食にマカレナ(!)が流れている五つ星ホテルなんて、世界中でここくらいしかないでしょう。カイロのメナハイス・オベロイは、かなりお勧めです。やっぱりせっかくカイロに泊まるなら、ピラミッド・ビューのホテルですよね。


タイに行くのは二度目です。前回は大学生の時、泊まったホテルはYWCAでした。慎ましやかだったあの頃。今だって学生には変わりないのだから、早くまともな金銭感覚に戻らなければ、と思うのですが・・・。



2003年11月21日(金) テロ

昨日、何気なく夜のニュースにチャンネルを合わせたら、トップニュースがイギリス大使館の爆破事件で、ショックのあまり心臓が止まりそうになりました。

ダーリン(仮名)が赴任している某国は、国内にモスリムとクリスチャンが微妙なバランスを保って存在しているところなので、大がかりなテロというのは考えにくいのですが、イギリス人がターゲット(それも外交官)になっているというのは、とても不安です。あの大使館の中にいれば、限りなく安全だとは思いますが・・・。


テロというのは、(最近は変質してきているようですが)もともと心理効果を狙ったものですから、屈すべきでないのは理解していても、自分の周囲に危険が及ぶ可能性があると、もうとにかくその人の安全だけが最優先されて欲しいと願わずにはいられません。


2003年11月18日(火) 電話

これから毎日更新・・・といいつつ、間があいてしまいました。ごめんなさい。金曜日から、不意に思い立って沖縄に行って来ました。南国のムードが懐かしくなって。のんびりしているし、ご飯もお酒も美味しくて、4日間でしたけど楽しかったです。ちょっと気晴らしをしたところで、あと1ヶ月、日本でがんばります。

昨晩は久しぶりにダーリン(仮名)と電話で話しました。国際電話、めっちゃくちゃ高いんですよね。1分500円くらい。コミュニケーションはメールだけになりがちで、なんとなく見捨てられた気分でストレスが溜まっていたのですが、昨日話してみて少し気持ちが持ち直しました。中途半端な状態で遠恋を続けていることで、わたしが将来にとてつもない不安感を抱いていることは、彼も十分分かっていてくれて、ほんとに申し訳ない、君のことがこれほど好きじゃなかったら別れるという選択肢も選べるのに、と言っていました。この先、自分がどうなるんだろう、と、毎日眠れない日が続いていたのですが、とりあえずもう少し頑張ってみよう、と思っています。


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病院に行かねばなりません。ほんとは、帰国してすぐ行け、と言われていたのですが、行きづらくてズルズルもう2ヶ月近く経ってしまいました。なんか、左の卵巣が腫れているらしいんですよね。今年春の検診で発覚して、悪性ではなさそうだからしばらくおいておいてもいいけど、日本に帰ったら婦人科に行くように、と大学病院に行くための紹介状まで貰っているのですが・・・。行きたくない。婦人科とか行ったことないし・・・。とりあえず、タイ&ベトナムの旅から帰ってきたら絶対行こう、と思っています。来年の1月中旬ですけど。あと2ヶ月くらい、大丈夫ですよね・・・?(←と当てもなく誰かに聞いてみる)



2003年11月12日(水) お久しぶりです。

大変ご無沙汰しております。まだ見てくださっている方はいらっしゃるのでしょうか。

日本へ帰国し、1ヶ月半が経ちました。今までの人生で一番長い1ヶ月半でした。この間、大学院に復学し、毎日のように授業に出席してはレポートを書きつつ、家を探し、家具を購入し、不義理を重ねている方々に挨拶回りをし、最近になってようやく地に足が着いてきたようです。泣き言を言っても始まりませんが、日本への逆カルチャーショックも大きく、もうあの国に帰りたい、と泣きたくなるような毎日でした。


ダーリン(仮名)とはちゃんと続いています。メールのやりとりだけですけど・・・。冬休みに入ったら、タイのバンコクで再会します。某Oホテルも既に予約済み。これだけを心の支えに生きています。


とりあえず今日は日記再開のご挨拶まで。また明日から日々の生活を書きつづって行こうと思います。

遙拝


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