GRATEFUL DAYS
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2005年09月30日(金) しんどいこと

 ただいま芝居の本番まっただ中です。今日初日終えました。へこむこともいっぱいあったけどやっぱ芝居楽しいです。続けたい。

 そして明日、すきな人が見に来てくれます。演劇人・私としては彼が見に来ることに武者震いしているのみなのですが(役者としてがーがー言われてたので、怖い半分、鼻明かすぞ馬鹿野郎半分なのです)、おんな・私としてはしんどいです。彼女と来るんです。彼女が仕込み手伝いに来てくれただけでも色々思って軽く鬱入ったのに(手伝いに来てくれることはもちろん嬉しいのですが)、二人が一緒にいるところなんて見たくないですよ。客出し行かなくてもいいかなあ、いいかなあ、とそればかり言っています。私がトップ張ってる劇団なので、行かないわけにはいかないのですが。でも見たくないよ。そうしてごりごりずりずりと身を削り心を削り何度も泣いて、慣れていかなければならないのでしょう。すきでなくならなければならないのでしょう。

 今日ひさびさにメールできて嬉しかったことも。引かれた手の強さも。みっともなく泣きすがったことも。不健康そうな横顔も。背中からしていた香水の匂いも。あの声も。酔った上機嫌さも。からかいの言葉も。どれだけさみしかったかも。切なかったかも。苦しかったかも。彼を見ていることがどれだけしあわせだったかも。全部全部、忘れろと。鍵を掛け奥底にしまってしまえと。

 すきなんです。どうしてすきなのか全然わからないけれど。すきになってほしい。そばにいさせてほしい。声がききたい。私とだけおはなししてほしい。手を繋いでほしい。気を緩めてしまうとみっともない欲望が垂れ流しになってしまいます。彼女、他の子と喋っててくれないかなあ。そしたらひさしぶりに、彼と向き合って話ができるのに。どうせ目も見られず、何も言えずにもごもごしていることしかできないだろうけれど。喋りたい。声聴きたい。ふってふられた後完璧に元通りになんてやっぱりなれなくて、彼は私に「かわいい」とかふざけて言わなくなりました。体に触れることもなくなりました。単に、演出と役者という関係を抜けたのもありますけれども。なんだかさみしいなあと、よけいに思うのです。
 すごくすごく喋りたいことがある気がしているのに、もうずっと、二人で話すような機会がなくてもやもやしています。みっともないことを言ってしまいそうだけど、そういう機会がほしいのです。
 私には、おんなとして彼の隣にいる資格がありません。だからせめて、役者としてそばにいたいのです。もっとがんばって、がんばってがんばって、そしたら役者としてまた認めてもらえるかなあ。ふった女じゃなくて、一役者として見てもらえるようになるかなあ。子どものように願っています。

 ああだめだ。おんなになっちゃだめだ。役者にならなくては。演出にならなくては。


2005年09月18日(日) とりあえず元気ですが

 借金怖い借金怖い借金怖い'`,、 ( ´∀`) '`,、


2005年09月08日(木) いいかげんしんどい

 愚痴っぽいので嫌な方は華麗にスルー。

 オーバーワークしています。つーか、主宰として演劇をやるっていう重圧で圧死しそうです。チケットは売れるのかとか。本当にこれで予算はあっているのかとか。演出として私は良い方向を向いているんだろうかとか。良い方向へ、役者たちを向かせられてるんだろうかとか。スタッフが見つからねえとか。つーか書類出し忘れてるじゃんとか。次から次へと不安と焦りが浮かんできてあqswでfrgtyふじこp

 最近、演出として稽古に立ち向かっている時、鈍い頭痛が継続的に起こっていて、まともに稽古を見られていません。眉間を中心に、微かな熱っぽさとむくみのような感覚があって、目をちゃんと開いていられないし、頭が回りません。前頭葉がオーバーヒートしているのだと思いますが……。ちゃんと応えようと思っているのに、ごくテキトーな返事を返してしまうことがあったりもして、真剣に立ち向かってくれている役者に対して申し訳ないし、こんな自分が悔しくてならないのです。腹立たしい。悔しい。
 健康面でも自分にムカついていますが、技術的・能力的な面でも追いつかない部分を感じていて、ちょっとくじけそうです。そもそも私は演出ってどうやるものなのかよくわからんのです。自分のこれまでの経験と、こういう言葉を渡したら良い反応をしてくれるだろうという憶測で役者に言葉を投げているだけなのです。裏付けや確かな考えがあるわけじゃありませんから、当たり前ですけど、不安です。自信ありません。毎日ハッタリかましてます。役者たちに見抜かれてんじゃないかと、不安です。役者として関わる上だと私は「こんなふうだと思う」といった具合で、「なんとなくそう思うから」を理由に行動しています。でも演出でいる以上、意図をうまいこと役者やスタッフに伝えなきゃいけないわけで、それが苦しいのです。しんどいのです。誰かに泣きついて教えを請いたいのですが、なんとなくタブー意識があって、独りで日々悶々としています。
 でも私が折れてしまったら、公演が成り立たなくなってしまいます。具合が悪くても疲れていても、大っぴらにそれを見せることができません。自信がない素振りは見せられません。私が胸を張って「大丈夫」と言ってあげなきゃいけないのに、私が折れそうでどうするの。
 次々に缶コーヒーを空けて、絶え間なく煙草を吸って、飯を食わず吐いてばかりいた誰かのことを思い出します。あいつの気持ちが、今はもっとよくわかる気がします。労いの気持ちと一緒に、対抗心が燃えます。いつまでもうじうじしてられません。倒れ伏してる暇があったら、気持ち切り替えて、立ち向かわないと。戦わないと。あいつは見に来てくれるかわからないけれど、こんなんじゃいつもみたく鼻で笑われてしまう。あーちくしょー鼻明かしてやる!!!! つーか見に来い!! 彼女連れでも、泣きませんから。その時は私、演出・私ですから。

 主宰・私としての悩みの他にもちろん、人間・私、おなご・私としての悩みも継続して存在しているわけで、毎日泣きそうです。明日も稽古です。その後、友だちと原宿に行きます。服を見に行くのが主な目的なのですが、ついでに甘えさせてもらって、充電させてもらうつもりです。うざくない程度に。なんか都合良く利用しちゃって申し訳ないのですけど、ちょっと空気抜かないと死にそうなのです。いつもごめんね、T。

 また明日からがんばろう。とりあえず演出プラン考えなおそう。


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