colorful days
あたしらしく生きてたい。

2003年06月23日(月) たいせつなもの

絶対に失くせないもの。
あの日からあたしのすべてになった。
失ってしまったらきっと、生きてけなくなる。
嫌いなとこも全部好き。
その存在だけで幸せ。
あなたが生まれてここに居る奇跡に、ありがとう。



2003年06月18日(水) お話7

 なら、私はその道を行く彼を、応援するだけ。彼が大切だと言った、この場所で。
「もう、行くよ」
 彼女の肩に手を置いて、呟く。これで、ほんとうに最後。顔を見ると、決意が鈍りそうな自分を奮い起たせる。
 彼女の顔をそっと両手で包んで唇を合わせる。触れるだけの、優しいキス。
「元気で――」
 いつか。そう、いつかまた君を思い出したなら、この時の想いを歌にしよう。
 未熟だった自分が手放した、最愛の想いを。
 それはきっと、空を翔けて君の元へ届くだろう。
 幸せであろう未来の君へ――



2003年06月17日(火) お話6

 そう言って、彼は私から離れていく。
 彼はゆっくりと頭を振った。
「それは、できないよ……」
 彼女を包んでいる彼の腕が、少しきつく締まる。
「でも、待ってて、とも言えない。それはきっと、僕の重荷になる。――大切だから、独りを選んだんだよ」
 押し込めたような声が聞こえた。それと同時に、彼女の頭にΓテツリと温かいものが落ちた。
(……泣いてるの?)
「嫌いになってもいい。でも、分かって欲しい……」
 彼女は顔を上げた。いつでも、彼の選んだ道は彼にとって正しい道だった。だからきっと、この道も正しいんだろう。



2003年06月16日(月) お話5

 彼の夢は知ってた。
 二人して、小さいころの夢をクスクス笑いながら話したことがあったから。「でも、所詮夢は夢だね」そう言って彼は眩しそうに目を細めて、空を見ながら言ってた。
 でも、あの時話してくれた夢がほんとはずっと心を占めていたなんて、彼女は知らなかった。
 それでも良かった。彼が夢を追いかけるなら、私はその彼を傍で支える存在になりたいと思った。一言、彼が傍に居て欲しいと言ってくれれば、私はどこへでもついて行こうと思ったのに。
 彼がくれたのは、別れの言葉だった。
『サヨナラ、元気で』



2003年06月15日(日) お話4

(ごめん。ほんとにごめん。これは全て僕のわがまま。許してなんて言えない。でも、せめて分かって欲しい。君だけには……)
 彼女が顔を埋めた場所が、じんわりと温かくなっていく。
(そういえば、いつも泣き顔は見ないでって拗ねてたっけ。)
 ふと、そんなことを思い出した。
「なんで、一緒についてこいって言ってくれないの……?」
 かすれた声が、彼の胸元から響く。元気が良くてちょっぴり泣き虫な彼女の、精一杯の声。
「あなたと一緒なら、どんなに辛くてもいいのに。私、頑張れるよ?ちゃんと、頑張れるよ!?」



2003年06月14日(土) お話3

 ここは、自分を取り巻く全てが、僕に優しくて心地よくて。
 きっと、僕は甘えてしまうだろう。そうして甘え続いてしまう自分が、だんだん嫌になって、君まで嫌いになるかもしれない。そんな自分を、僕はまた嫌いになっていく。
 それじゃあ駄目なんだ。
 僕は僕の為に、この街を出ていく。
 理由はそう、簡単でいいんだ。
「だから、ごめん。――元気で。いつかまた、ここに帰ってくる。ここは僕の、大切な場所だから。――君が居る、大切な場所だから」
 そう言って、彼はそっと彼女を抱きしめた。



2003年06月13日(金) タバコ

別にさ、タバコ吸うなって言うんじゃないけど。
あたしも前吸ってたことあるから。タバコやめられないのは分かる。
でも、歩きタバコはカッコ悪いし、迷惑。
商店街とかで、スーツ姿のオヤジ達が偉そうに歩きタバコしてるのを見る。
分別ある大人がそんなことするのはちょっとどうかと思う。
だって手を下ろした所は子供の顔の位置。通りすがりにタバコが顔にぶつかるかもしれない。
これってすごく危険。
そういうこと、分かってないんだろうな、きっと。
タバコ吸うなとは言わない。でも、愛煙家ならマナー守って欲しいと思う。



2003年06月12日(木) お話2

「もう一度言ってよ」
 怒ったような声で彼女は言った。
「…………」
 彼は何も言わない。もう、言える言葉はないという顔をして、彼女を見つめた。
「君は分かってるだろう?そう聞くのも無駄だって、ちゃんと分かってるだろう?」
 彼の優しく残酷なセリフを聞きながら、彼女はだんだんうつむいていった。
 その頬に、光が反射してキラリと輝いたのを彼は見ないふりをする。つらいのは、自分も同じだから。
 この小さな街でも、夢を追い続けることは出来るかもしれない。
 でも、それじゃあ駄目なんだ。



2003年06月11日(水) お話1

そう言ったら、君はなんて言うだろうか。
過ごしてきた日々を思い出して、泣くかもしれない。
でも、もう決めたんだ。
あの時の夢がまだ、ぼくを振り向かせるから。
君を忘れることはできるだろう。
でも、自分を諦めることはできないんだ。
君が泣くのは見たくないけど、でも……

サヨナラ、元気で。



2003年06月04日(水) ピノ

箱入りの500円のピノを買いました。
2日で全部消えました。
こうしてあたしのお肉は増えていくんだなと思いました。

泣きそうです(‖TДT)ノ



2003年06月03日(火) 友達

友達が欲しいなぁ。と思った。
近くにいる友達。
何でもないのに一緒に居て、暇だねーって言うようなことのできる友達。
用事ないけど出かけよっかって遊びに行くことのできる友達。
あたしの大切な友達はみんな遠いとこだから、近くに友達が欲しい。

そんで、遊びに行こーよって電話して欲しい。


 past  index  future


紫苑