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2005年01月21日(金) お腹一杯



 テレビが故障して以来、ラジオから拾えるTV音声だけでわりとニュースなどは足りていたが、どうにも、衛星放送のスカイパーフェクTVで放映されているという「チャンネル桜(767ch)」が気になって仕様がなく、ついにチャンネル桜が斡旋しているアンテナ・チューナーセットが、3980円という破格な価格の事もあって、自分でアンテナを取り付けて、一昨日初視聴した。テレビは修理していないので、映画を見るためのスクリーンに写し出してみた。

結論から先に書くと、半官のNHKに変わって、この放送局を準国営放送に推薦したい。

電通と博報堂が握っているTVコマーシャルで民放は番組内容に関わらず、ずたずたにカットされる。
たとへ、地震が起こってもコマーシャル中には警戒情報は流されないだろう。報道も細切れで、「徹底検証」なんて銘打ってやっている番組があるが、一コマーシャル15秒としてx4が一回の平均コマーシャルで、それが何分かおきに頻繁に入る。

一時間番組でも内容は実質40分にも満たない。その中でも、解説者の紹介やその他、内容に関係のない事共をさっ引けば、「徹底検証」なんてよくもまぁ恥ずかしげもなく書けるなぁと半ば呆れてしまうのである。

「チャンネル桜(767ch)」の番組を半日見た。
ものすごく濃い。ある日の午後の番組。

01:00 報道ワイド日本
正論の会の三輪和雄 が司会者。折々のゲストを迎へて行う
2時間、*コマーシャル無しである。これがすごい。

「朝日vsNHK」の事も、誠に詳細に解説していて、よくわかる。各新聞・雑誌の記事をあげて、トータルでものを言う。熱弁をふるう。「徹底検証」をいう民放なぞ、この報道番組を一度見てみるといい。
適度なユーモア・皮肉もぴりりと効いており、覚えずあっはっは!と笑ってしまう事度々。痛快などこにもない報道番組である。
細切れニュースを次から次へと見せられている人々にとって、深く2.3の事を論じる報道は、見ていて多分へとへとになると思うが、多く種類があれば良いと言うものではない。

以下は「桜」のうたい文句
>平易で解りやすい言葉で、報道の解説・分析等を、ゲストコーナー等を交えて紹介していくトークショー。曜日ごとの担当キャスター陣が、公平と不偏不党を基準に、一般視聴者の世論を探っていきます。

03:00 防人の道・今日の自衛隊
憲法や自衛隊法に沿った公正な報道により、国民の自衛隊に対する理解を広げ深めることを目指す自衛隊専門報道トークショー。見識豊かなキャスター陣が、各曜日を担当してお送りします。

04:00 週刊ほめ殺し #19(再)
さかもと未明(漫画家)・ 小山和伸
居酒屋でのよた話形式での罵詈、雑言、誹謗、中傷、妬み、嫉み、恨み、呪い、、、、テレビ・新聞、雑誌、エトセトラ、etc、
面白い!!

05:00 心の日本 民謡の魂

他に、放送の幕間には、美しい日本の歌の独唱がある。
「ツァラトゥストラはかく語りき(映画2001年宇宙の旅のテーマ曲)」が流れバックに3Dの宇宙映像が流れて「チャンネル桜」

 *「草莽崛起 (そうもうくっき 注;吉田松陰の言葉 )」
 チャンネル桜に賛同する各界の方々が、それぞれの分野から、日本について熱く語ります

*「 日本の息吹 」
日本の美しい自然と接する人々、文化や歴史を守る人々、そして現代社会の最先端を疾走する産業で活躍する人々など、様々な分野の「美しく」「たくましい」日本人の姿を紹介します。
司会:水島総 ゲスト:酒井信彦(東京大学史料編纂所教授)

*「桜塾講座」
「大東亜戦争への道 」
講師:中村粲 (獨協大教授 雑誌正論 NHKウオッチング著者)  
   「大東亜戦争は何故、起こったのか? 」
   
「桜塾講座−学校でまなびたい歴史 」
学校の授業そのままのスタイルでおくる目の覚める歴史授業。
「武士の気風を表現した鎌倉時代の文化」

*桜塾講座−日本の文明と芸術
「絵巻物に見る平安末期」 講師:田中英道

*篠沢講座「仏文化と日本文化」
「現代史発掘(2) 明治維新」 講師:篠沢秀夫 学習院大教授(
韓国の朴大統領の暗殺を予言した(超能力とは関係無し)事で有名

軽妙洒脱な語り。ケルト民族の話。

*渡部昇一の「大道無門」
「世界偉人伝 」

*桜ジャーナル「解体新書21」
「日本人は何に躓いているのか 教育・社会・政治 」
キャスター:遠藤浩一
西尾幹二(評論家/電気通信大学名誉教授)

さらに、*「金美齢のおいしい仲間達」
21日のゲスト 花田紀凱(月刊「WiLL」編集長)

これにアニメや寄席などがあってつけっぱなし状態(ただしスクリーン映像は切り)

良い放送局が出来ました。一見NHKの教育放送のようですが、語り口に覇気があり、全然異なものです。


*報道ワイドにコマーシャルは無いと書いたが実はあります。一般的なコマーシャルは、15秒だかの、映像物語を作って音楽とともに作品として流しています。そういうタイプのコマーシャルは桜チャンネルでは、今の所「近未来通信社」のものが唯一?で、後は雲が流れる空を背景に、個人や、小企業の「桜チャンネルを応援します」の簡単な字幕が流れるのみ。
15秒置きに前後と全く関係ない音楽が流れる民放の、各コマーシャルと比べて静かです。もっとも、コマーシャル募集しているからこれからどうなるかは分からない。(01/25 補足)


次の番組への幕間には、拉致されて多分泣き叫び悲観に暮れた後の一種放心した状態の「横田めぐみ」さんの写真が写り、「私達日本国民はあなたを初めとする拉致された人達を必ず取り戻します」という決意の文章が映ります。

美しい桜の樹樹と青い空を背景に、親子3代に渡って唄へる日本の唄が一流の歌手達によって歌われます。歌詞付きなので一緒に唄へます。
(02/28 補足)









2005年01月13日(木) 何も変わらない



 先に書いた朝日新聞の事。年が明けて新たな路線にゆっくりと変わって行くのかと思いきや、12日の朝日の朝刊に、「安倍晋三氏と中川昭一氏がNHKの放送に政治介入」の記事が掲載された。何の事かと読めば、01年1月に放送(教育放送)した特集番組 「慰安婦制度の責任者を裁く<民衆法廷>」で、これに政治介入した事は許されないと言うような内容。

 なんで今頃とお思いでしょうが、今年は教科書採択の年ですね。間違いなくそれと連動している。何が何でも阻止したいらしい。安倍さんと中川さんの歴史認識は「新しい歴史教科書(扶桑社)」と同じ、もしくは賛同者である。

それが気に食わない朝日はこの二人に「権力・悪」を印象づけさせるためにやったのだろうが、逆効果だろう。この人達が「北朝鮮拉致」に関してどれほどの貢献をしてきたか世間は知っている。これでまた部数を減らす事になるだろう。

「民衆法廷」と言えば聞こえがいいが、アメリカ開拓時代、広大な米国の事、お上から派遣される裁判員を待ちきれず、勝手に町民が集まり、犯人らしきものを断罪し縛り首にしたあれと同じ、簡単に言えば「リンチ(私刑)」である。
よりにもよって、リンチがNHKの教育放送で流される事自体が異様である。


放送法(国内放送の放送番組の編集等)

第3条の2 放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
1.公安及び善良な風俗を害しないこと。
2.*政治的に公平であること。
3.*報道は事実をまげないですること。
4.*意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

2.左翼偏向、
3.慰安婦は従軍(じゅうぐん、とは、軍から給料をもらって同行する 例:従軍看護婦・従軍医師)などしていないし、日本軍の性奴隷?でもない。
4この会議(民衆法廷)」が九段会館(何でここで??)において開催された時、玄関で検閲があり、意見の異なるものは入れないと念書をとられている。

*広辞苑四版(1992)の従軍慰安婦の項は大間違い、三版(1990)の広辞苑には「従軍慰安婦」の項はない。辞書は複数見た方が良い。
辞書も迎合する。


安倍晋三氏と中川昭一氏が抗議した(05/01/16-抗議する以前の問題であったようである。)事は正しい。









2005年01月10日(月) 韓流が、あ・かん理由



 韓国のタレントに騒いでいる人たちがいる。政治と文化は別物だと思っているのは日本人だけで、以下のぺージにとんで、今日本で人気のタレントや歌手達が、自国で人気ものになるために、どんなことをしているか見てみるといい。
根は反日です。


韓国のタレントが何をしているか



01/11 補足  上のリンク先さっそく検閲が入ったようで、本日消滅していた。現代ネット上で行われている焚書坑儒をまのあたりにした。
いったい誰が検閲しているのだろうか。
内容は、自分のプロモーションビデオに日の丸を焼くシーンを入れて発売したタレント達。反日映像に出演して表彰されるタレントなどを映したものなどがあった。他に日韓サッカーの試合で伊藤博文を暗殺したテロリスト、安重根の垂れ幕が掲げられている写真などがあった。

01/31 ↑別ページが見つかったのて、リンク有効です。
02/15  またリンク妨害 確認









2005年01月09日(日) 新聞



 各新聞のコラムをいつも読んでいる。産経の「産経抄」、読売の「編集手帳」・「読売寸評」、朝日の「天声人語」「ポリティカにっぽん」・「日本@世界」、日経の「春秋」、この内、保守系の産経と進歩派文化人の集う朝日の名物コラムニストが相次いで降板した。

「産経抄」の石井英夫さんは、先年12月半ばあっさりと降りられた。産経抄には教えられる事多かった。以後の記事、たん譚より、どう見てもその内容から年下の若造が書いている。なんかなじめないが、今はまだ様子を見ている。
筋が通ればそれで良し。

 朝日に昔、本多勝一と言う記者がいた。この人は、著書「中国の旅」を、100パーセント中国人の言った事を鵜呑みにし、裏をとらずに書いた。
虚構の「南京大虐殺」を広げた張本人である。今裁判で2.3件訴えられている。本人は、「中国人が言った事をそのまま書いただけ」と、居直っている。

未だ朝日はこの系統の人々の巣窟で、「地球市民」という言葉が好きな「ポリティカにっぽん」を書いていた、早野透がいる。喜ばしい事に、04年12月で終了した。この人、その方の言論人にしょっちゅうやり込められている。
多くの人を変な小理屈でミスリードしてきたのだから、終了してまことに目出たい。

一方「日本@世界」の船橋洋一も04年12月で休載 となった。
これも目出度い。これしか読まない人々はそのねじ曲がった小理屈に簡単に納得してしまうだろう、今まではよかったが、最近は一般の常識人が勝って、朝日に見る小理屈についてくるものが無くなり、部数も減って行っているようで。短期に二度三度勧誘に来るのを見るとかなり逼迫していると思われる。
朝日新聞はこの二人をおろした後、どういう路線で行くのだろうか。

 朝日は、中国の都合の悪い事を書かない事を条件に、かって、一社だけ北京に支社を置く事が許された。「北朝鮮はこの世の天国理想郷」とキャンペーンを張り、率先して北朝鮮に人々を送り返した。今はまるで被害者面で拉致家族に同情を寄せている。教科書誤報事件も、産経は一面で詫びたが、朝日は、文化面何段目かのベタ記事扱いだった。

 朝日新聞の過去の記録を納めてあるマイクロフィルムには自社の都合の悪い記事は削除されていて、共産党の様(自分達は無謬(誤りが一つもない))である。今後もこの路線で行くのだろうか。国旗国歌も反対で行くのだろうか。

 皇室は無くなればいいと思っているのに、先日の園遊会で将棋の米長(東京都教育委員 )さんが「これからは各学校に国旗国歌をちゃんとかかげるようにしていきます(これは法律で決まった事)」と言った事に今上天皇が「強制はいけません、云々」とおっしゃった事に狂喜し、鬼の首をとったような騒ぎで記事にしていた。

決まった事を強制と言うなら、義務も強制になってしまう。そのくらいの事をバランス良く書く能力がないばかりか、にわか天皇ファンになってしまった。
こういうのを二枚舌、すなわちダブル・舌ンダート゜という。

これからどう変節するのか今年の朝日新聞は見物です。

*年賀状は、寒中見舞いという形で出しました。









2005年01月05日(水) 初笑い



 ある日一人の男が、ニューヨーク自然史博物館の恐竜展に行った時の事。
男は巨大な恐竜の骨格を見て、どれくらい前のものか知りたくなって、隅に座っていた年配の館員らしきおばさんのところに言って訪ねた。
「ちょっとうかがいますが、あの恐竜の骨はどれくらい古いものなのですか?」
館員は男の顔を見て、キッバリと
「六千万三年前です」と答えた。
「六千万三年!??、どうしてそんなに正確に年代がわかるんですか? 信じられない、どういう事なんですか、その六千万三年というのは…。」
館員はきっぱりと
「それはですね、三年前に私がここに就職した時に、あの骨は六千万年前のものだと教わったんです」


*日本を思うと今年は素直に「おめでとう」が言えない。まだ年賀も書く気になれない。

引用文献:脳の中の幽霊(PHANTOMS IN THE BRAIN) V.S ラマチャンドラン サンドラ・ブレイクスリー









2005年01月01日(土) 元旦



 国旗と注連飾りを玄関に。

 除夜の鐘を聞きながら、先刻打った蕎麦を、スペイン産の CAVA(発泡ワイン)でいただいた。
これは例年と同じだが、今年は雪みぞれ雨と天気が忙しなく変化した。
 一夜あけると日本晴れ。快晴。
 
 江戸時代、武家はさておき、一般の人々は、元日はする事少なかったようである。が、江戸上空には鶴が沢山舞ったようで、見物だったらしい。その光景は錦絵にも残っている。
 学生の頃、千束(せんぞく)と言う所に住んでいた。この辺り、江戸の頃は田圃ばかりの地で、鶴を呼び寄せるための餌やりがいたそうだ。
 将軍は鷹狩りの折、鶴を捕って、朝廷に献上すると言う定めがあった。そのために鶴を餌付けして寄せていた。
だが、江戸を訪れた外国人が狩猟の楽しみに片端から撃った。その結果、明治に入る頃にはもう見られなくなったようだ。

 花を飾る事は、ヨーロッパ諸国など今では誰も疑わないが、早くから花を飾ると言う事を実践していたのは日本人だった。
日本に来た外国人達は驚き、馬を駆って、町外れの百姓の住む、藁葺屋根の家を見に行った。藁葺屋根の棟には当時、菖蒲のような花が一列に飾られ植えられ、庭にも可愛らしく植えられていた。日本ではそれは当たり前の景色であった。
当時の外国人達は花を飾ると言う行為に少なからず驚いている。

イギリスで騒がれ、日本でも一部の人達が熱を入れているガーデニングとやらも、もとをただせば日本発とみていいだろう。

 当時日本中から集まった大名達の屋敷が江戸にはあって、その家屋敷を飾るため、それを職業とする人々がいて、縦横数キロに及ぶ、樹木や花々の大植林園、花園があった。
 これらを目的に日本に来た 英国人の一人は、日本にあるほとんど全種類の花・木を持ち帰った。
長崎の出島に独逸人医師のシーボルトがいて、その家の庭園にどうしても手に入れたい株があるのを知ると、上の英国人はシーボルトの留守中に忍び込んでまんまとイギリスに持ち帰った。

 日本から、どんどん日本が無くなり、例えば学校の音楽室にはよその国の音楽家の肖像が並び、多額の助成金を出してよその文化を教へている。
明治人を作った寺子屋にそんなものはなかったゾ。

 お正月、とは言っても本来旧暦で言えば、今日はまだ11月21日、ま、それはともかく、せめて大晦日元日は家にいて、日の丸と注連飾りを玄関にしめし、屠蘇をいただき馳走を食べ、静に過ごしたいものだ。

   正月になに用あって外国へ



 
  










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