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2002年01月30日(水) NGO ってなんだ?



 肝心のNGO は何の問題にもならず、あの真ん中分けの小デブの青年が何かをいって、坂田利夫じゃなかった、鈴木宗男(あの顔は幇間の顔だ!)が気分心外し、外務省にいちゃモン付け、それの内容について、また田中外務大臣と野上事務次官が言ったの言わないのもめている。そして両者更迭された。

NGOは NPOと同じく日本語で言えば非営利団体(組織)、もしくは非政府組織のことだ。また、非政府ながら何らかの、公共目的に奉じる組織だとされている。公益といった時点で国益と同義だと思うけれど、さておき、人道・人権支援を重きに置いて活動しているようである。

 そうすると、各国において法律が違う以上、規定される人道・人権の定義はまちまちである。これを、NGOは神のごとくに自分達の組織で、人権に反するとかそうではないとか決定し、援助する。例えば、「子供を働かせるのは人道にはずれる」「鯨を食う、犬を食う事は、人道に反する」「原発は人の道に非ず」など、それは時として、テロの資金のマネーロンダリングに、荷担することになったりすることも報告されている。
 例えば、、旧日本軍の七三一部隊の存在はよく知られているのに反し、元慰安婦の強制連行は事実の確定はない、いわば虚構である。ともに日本にとっては残念なことだが、前者と後者とでは事実関係の有無・立証に大差があり、「両事件」を一括するのは正確でない。だが、米国は両事件に関与した日本の元軍人ら十六人の入国拒否を通告してきた事が、ついこの間ニュースになった。背後で影響力を行使しているらしい、米国の民間人権団体によると、さらに二百人が追加された。
元慰安婦関係者の根拠とされたものを含め、この決定はすべてが粗雑である。九四年の国際法律家委員会(ICJ)が言うのだが、ICJは単なる非政府組織(NGO)にすぎないし、緻密な検証もしていない。日本政府の説明も十分聞いて報告するという公正な態度がまったく無かったと言うことだ。
非政府組織だという負の面が露呈する。

 米司法省の作業スタッフの中には日本人もいたという。上の事などは、最近海外に出て反日活動をしている日本人が、現地の人権NGOと手を結んでやったものであった。

 多く、政府に批判的な日本のNGOの参加者の中には左翼過激派の残党がいる。NGOというのはそう言う組織の事である。









2002年01月24日(木) くじら、食べろ!!



 鹿児島県大浦町の海岸に鯨が十数匹打ち上げられた。うちの一頭が生きているので海に帰してやると言って、どこから金が出るんだか、動かすのに数百万円かかるクレーンでひっくり返したのはいいけれど、逆に呼吸器官が砂で塞がってしまい困っていた。茶番である。ついこの間まで鯨は、肉を食べない日本人の蛋白源であった。今はいろいろ食べるものがあるのになぜ鯨をたべるの?という人が時々いるが、それで行くと、アルコール類は十数種類あるから、ビールはいらないのか?食器は数百種類あるから、茶碗はいらないのか?人はそう単純ではないのだ。

 ペリーの黒船は十隻のうち、後ろ九隻は、捕鯨船であった。彼らは遠路はるばる日本近くまで、鯨油だけを鯨に求めてやってきて、開港をせまった。時は経って、「鯨がかわいそうだから逃がしてやる」という思想は、アメリカのものである。

 家畜は管理出来るが、海洋生物は管理出来ないからだとも言う。魚が嫌いで、海は魔物が住むと言って、海水浴で海に入り始めて、200年もたっていない民族が、そんな生意気を言う。日本人は太古から貝を食い、河豚でオッ死に、世界で一番小さい船で、遠くまで出かけ、糧を得て暮らしてきた。日本の漁師の勇敢さは海洋国の人達は良く知っている。そうして、海に関して学んできた。
 
 ちょっと前、西洋人は、南極に犬を置き去りは忍びない、生きられないからと勝手に判断して安楽死させた。片方で鯨を殺すなという。また片方で朝鮮に犬食はやめろと脅す。

今回の鯨は、自然の摂理で磁場の変化か、シャチの猛追か、はたまた三半規管にカビが生えた結果か、ともかく、神の恵みで打ち上げられたのだ。

どうして食べないのだ。みんなで神の恵みに感謝して、鯨の尾のみから、さえずり、鯨の皮(ころ)はおでんに、ひげは人形浄瑠璃の職人に寄付をすればいい。体の弱い子のために肝油も出来る。 

それを何百万もかけて、せっかく何者かから、逃げてきたのにまた追い返されるのだ。人はそれで満足だろうが、じゃあ何かい、200頭来たらどうするんだ!そのうちの一頭だけ追い返してよかったよかったと涙ぐむのか。
 
 村は今、それに対して拠出された費用の返済金がないという。テレビで騒いだ人達、助けに行って善行をしたと勝手に思っているもの達、それを偽善というのだ。もし、そうじゃないというのなら自分達の懐から、クレーン代その他数百万円を出してから言え。二日後三日後またそのくじらがやってきたらまた等しく同じ事をやる覚悟はあるな!!

日本人も鯨を今までのように食おう、朝鮮人もやめるなよ!タンコギ(犬食)。自分達の文化習慣は、他からなんやかんや言われて止めるものではないのだから。
ちなみに、そういう事を一番うるさく言うアメリカ人は、アメリカンバッファローを手前勝手で滅ぼした。自然のサイクルは、人が管理してどうにかしようとして出来るものではない。

 救いは、世界捕鯨協の会議では圧倒的に、日本の科学的態度と言い分が正論で、堂々と陣を張っていることだ。鯨は確実に増え、人が何年もかかって消費する鰯類を一飲みにしてしまう。このまま行くと、鯨による資源枯渇がはじまる。アメリカが昔やった、バッファローとワイルドローズの関係を繰り返すことになりかねない。









2002年01月22日(火) 体の不思議と薬



 八針縫った親指の包帯をとった時、親指の爪の半月があるところに、小さな直径二ミリ位の白い星が出来ていた。爪と健康は関連があるとは昔からよく言うけれど、これは、どういうサインなんだろうか?

それともう一つ、このところおさまっていた出血が先週金曜からまたあった。偶然気がついたのだけれど、自家製のビール酵母・ホップ・ハーブのたっぷり入ったビールを飲むとぴたっと出血が止まる。偶然かも知れないので2.3回試してみた。昨日も医者に行き、それを言って、昨夜特に、澱の多い自家製のビールを選んで飲んでみた。そして今朝、鼻をかんでも痰を出しても全然血が出ていない!今日か明日に血を採取して医者に持っていかなければ行けないことになったが、血が出ない。

多分ビール酵母になんらかの働きがあるのかもしれない。まぁ、先人達はこうやって漢方を発見して、それを化学的に解釈したのが「薬」ということだろう。ところで、漢方は中国のもののような気がして、なにか中国に行けば良く効く薬があると思い、日本人が治療に行って結構命に関わることになったりしている。
 
 漢方は日本で発達した。
その昔、明の李時珍が「本草綱目」というのを書いた。これが日本に来て、小野蘭山という人が本草綱目を講義して弟子達が体系にして本にした、全四十八巻ある。今の中国には本草綱目はない。日本で発達完成したものを、その昔、中国から写しに来て、今の中国漢方の基本となっている。
日本のものである。
北京などで、小難しげで、権威のありそうな漢方書を買って来て、さて日本で紐解くと、日本の京都の出版社だったりすることが結構あるらしい。

中国古代伝説に、神農さんは、人の体に牛の首、百草をなめて医薬をつくり五弦琴をつくり、とあり京都でも薬の神さんとして祭られているが、体系付け、商品にして役立てたのは日本人である。

そうすると、何でも日本人はまねっこだけであるなどと、特にお隣の韓国人はよく言う(オリジナルは梅干し・畳・下駄だけ)が、天保・享保の改革の時などは、発明禁止の法まで出来ているのだ.何か新しいものを作られて、お上を転覆させることになるかもしれんと恐れたのだろう。昔から進取の気性は合ったらしく、種子島から三年で何万丁も複製銃を作り、過去世界史に例が無い、銃を多用した戦争での銃撃戦をやっている。

フランスのホッチキス(とじるあれをつくった人)が作ったと言われる、機関銃も、もたもたしているうちに敵が来てしまい、実用性がなかった。始めて日本人が日露戦争で実用化した。

朝鮮に豊臣秀吉が行ったとき、かなりの銃を現地に置いてきたが、ついに銃は朝鮮で作られることはなかった。日清戦争で大国清が負けたのも、時前で武器を作ることが出来ず、すべて輸入に頼ったため、一箇所壊れると部品をいちいち発注しなければならなかった事も大きい。

 和時計などは今でも作れないくらいに複雑な動きをする。夏は昼ながくゆっくり動き、冬は夜ゆっくり動く。単純に24時間は刻まないのだ、
まなぶはまねぶが語源なのだ。なんの恥じるところもない。









2002年01月19日(土) 報道の不思議



 昨日、京都NHKに暴漢が人質を取った事件があった。金目当てや愉快犯ではなかったようで、なにかを世の中に訴えたいらしかった。後逮捕された。
 その後の各テレビ局の報道は「右翼団体の男が…」「名古屋の右翼団体の男…」など、右翼のオンパレードである。ところが、途中運動化した薬害エイズ事件や、新しい教科書をつくる会などに反対したり、声だかに原発反対を叫んだりする、一部の声の大きい人達は必ず「市民団体」と報道される。左翼団体とはまちがっても言わない。
ところで、なにげなく使っている「右翼」「左翼」ってなんだろうか。
「右翼」と言えば、普通、街宣車に乗ってガァガァ騒いでいる連中を思い、日本刀ややくざのイメージがないか?左翼と言えば世のためにと、反権力をかかげ、騒いでいた、全学連や労働組織をなんとなく思っているのではないだろうか?
 実は右翼と左翼は同じ穴の狢(むじな)である。ロシアに革命が起きて、共産主義者が台頭してくる。共産主義は簡単にいうと、党主導の下に、なべて平等な世をつくるという事を主張するものだ、そのためには、当時のロシアのロマノフ王朝の王様達の存在は、特権階級で人の上に立つもので良くないと、皆殺しにした。この世に王朝は一つも認めないという建前だった。
それが日本の共産主義者達にも伝わってくる。そこで、是が非でも「皇室」を守らねばならないと出来たのが「右翼」である。ところが守るための理論的支柱がなかった。東京裁判の実録映画の中で、東条英機のはげ頭を後ろからピシャンとたたいた人を知っているだろうか?

あの人が、大川周明(おおかわしゅうめい)で、二・二六事件を起こした北一輝と並んで、右翼の理論的構築をした人だ。
ところがこの「右翼」というのはどういう思想背景かというと、天皇の下に日本人民が直接結びつき、その間の資本家とか地主とか華族とかがない社会一君万民皆平等社会を目指した。
もうおわかりでしょう?これは共産主義・社会主義と同じ考え方なのだ。
1937年から三度首相を務めた近衛文麿は、後に、天皇に宛てた近衛上奏文の中で、「自分は右翼と左翼は違うものだと思っていた。ところが、今振り返ってみるとまったく同じものだった」と告白し、右翼は皇室尊重を振り回し、上に書いたような思想の下で動く共産主義者だった、それに気づかなかった事をわびている。(おそいわい(`_´))

 結局、こういう近衛の下での内閣だったから、支那事変が、中国から仕掛けられたことがわかっていようといまいと、これ幸いに戦争をしたがった。心は右翼という左翼だった。
 当時の陸軍参謀本部の作戦部長だった石原完爾(いしはらかんじ・ウィーンフィル指揮者の小沢征爾の征は、陸軍大将で日本の英雄だった[アメリカは A級戦犯といって処刑してしまった]、板垣征四郎の「征」、「爾」は石原完爾の「爾」からとったことはあまりにも有名)は、中国との戦争には反対していた。真の敵とは違ったからだ。

結局の所、無意識的左翼が NHKを始め、ほとんどの報道機関、マスコミに浸透してしまっている、

  マッカーサー、おかげさまで戦後日本は真っ赤さー(ρ_;)









2002年01月17日(木) 不審船と日本人



保安庁の巡視船と撃ち合って被弾し、逃げられないと見たか自爆して沈んだ不審船をいまだ引き上げられないでいる。中国の領海ではない。不審船が沈没した海域は公海で、引き揚げに国際法上の問題はない
しびれを切らしてか、アメリカが協力すると言ってきた。なぜかアメリカから言ってきた。そういえば、いっとう最初に発見し、日本の防衛庁に情報を流したのもアメリカだった。アフガンとの戦争真っ最中の今の次期に。

 これは多分、北朝鮮がテロ国家だと言うことはこれまでに分かっている(ラングーン爆破事件や、大韓航空爆破事件などで)、さらに今回の事件でもって、不審船引き上げで、はっきり北朝鮮がテロ国家であるという認識を再確認させて、一挙にテロ殲滅という名目で、北朝鮮と戦争するつもりなのではないだろうか?
 北朝鮮の報道で最近、「われわれはアメリカと充分戦う用意がある」という報道がなされた。多分戦争になるのではないだろうか?アメリカはテロ国家、並びに支援国はとことんたたくと宣言している。その時、日本は同盟国だから黙ってみているわけにはいかない。そうなると、日本に潜んでいる北朝鮮の特殊部隊要員(万単位でいるらしい)が動く。その時、日本はどういう対策をもっているのか?
戦争になるのが怖いから引き上げをためらっているのではないか?

 日本人のエゴはえひめ丸引き上げの時によくわかった。自分の家族のためには、他国の領域になぜか行って、そこで不運に事故に巻き込まれてしまった時も、あくまで引き上げを主張する。一部の良心的な遺族の中にはそこをお墓として置いておこうと、海の男達のやり方を主張したけれど、結局、アメリカに引き揚げさせる形になった。
自分の家族のために、ここまでアメリカの海軍を動かそうと熱意するのに、他の家族の集まりである日本の事になると、いまだに何とも怒りの声はあがらない。
ロケット弾を打ち込まれ、海上保安庁の船は蜂の巣にされても、ただのニュース扱いで、これが、昔なら宣戦布告されても北朝鮮はしようがない。独裁国家で一漁船がロケット弾や機関銃を持てることは、アメリカで個人がマシンガン買える事とはわけがちがう。これはもう、国と軍部が関わっているのが当然なのに、いまだに何を怖がっているのが、無関心なのか、ついにアメリカがしびれを切らして協力を言ってきた。
 利己的というかなんというか、戦後のあまりの不信心に、神様抜きの人権が横行したり、自分達だけ良ければいい、もしくは何がなくとも家族さえよければという、まったく自分勝手な人達が日本中溢れているような気がしてならない。新潟で中学校の帰り、拉致された横田めぐみさんはもう30才すぎたという。

国は助けない。逆に米を貢ぐことで思い直して(改心して)くれるように願って、毎年何万トンもの米をプレゼントしている。
 多分向こうの新聞には「偉大なる首領様に今年も日本から貢ぎ物が届いた」と報道されている。アメリカは、アメリカ人たった一人拉致されただけでも軍隊が動き、救出した例が過去にある。住んでいる国民にとってアメリカは頼もしい国だ。
 ニューヨークの日本領事館はいまだに、日本人行方不明者を具体的に調査しない。向こうに住む日本人に、常日頃からのあまりなことに、告発されている。それに領事館員は一番に逃げたらしい。
一般の日本人の反映は、領事館員にも反映する。日本の国民の事などどうでもいいのだ。
  









2002年01月14日(月) 人に成る



 日が暮れたので、玄関の国旗を降ろした。今日は成人の日で祝日。昨日の日曜日式が各地で行われて、今年もおこるぞと思っていたら、やっぱり各地で式場で沙汰があった。
成人とは「人に成る」と書く。 一人前の大人として責任と義務を果たす事が出来る年齢になったと、社会に認められた証として、成人式を祝う。
昔は成人を迎えると、男女ともに髪形を変え、着物を変え、成人した事が誰にでも分かるようにして、すべて大人と同格に扱われた。

 成人を迎える年齢は時代によってさまざまだが、平安時代は15,6歳位で、また、武士の場合は元服(成人)すると扶持(給料)が貰えた。 商家の場合は、20歳(数え年)の誕生日を迎えると成人として認められ、神棚の前で祭事をしてもらい、着物一式をプレゼントされ、丁稚から手代へと昇格した。
それだけにその責任は重く、社会のルールを守ることは当然で、大人になるまで育ててくれた恩返しとして、両親を養い、家族を養い、家を守る義務を生じた。
大人の仲間入り出来る喜びと、背負う責任の重さを感じながら行われた昔の成人式は、神聖なものであった。

最近、この日を半旗にしようかとも考える。騒ぐ馬鹿者共は、警察の世話などにならず、式典に参加している自分達で決着をつけよ。
だがしかし、上知と下禺は移らず(じょうちとかぐはうつらず)とも言うし、いずれ自身でさとるしかないのかもしれない。

 近所で国旗を掲揚していたのは官公庁を除き、うちをいれて4軒、多いほうではないだろうか? 誰が日本のこの習慣をなくさせたか?マッカーサーが禁止令を出して以降のことである。以後撤回されたが、もう元に戻る事はなかった。 当時、その国の文化慣習までに、たとい戦勝国と言えども口出しするのはあきらかに国際法違反事項であった。
 
「真の馬鹿はいかなる弁舌をもってしても説得することは出来ない」と言う意。
   馬鹿はしななきゃなおらない! いや死んでも治らない。









2002年01月11日(金) ゑべっちゃん



 昨夜、ゑべっさんにお参りしてきた。なかなかの盛況で、笹が飛ぶように売れている。一本一本の笹は、巫女さんが持ち、くるくる回って念を入れる。それを買って鯛や蔵や、俵の小間物を買い足して和風のツリーにする。ゑべっさんの顔の張りぼてもある。つり下げるものは、同じものが重なっても福が重なると言って全然問題ない(商売がうまい!)。恵比寿神社に行く途中、通りには沢山のテキ屋が店を連ねるが、昔に比べて売るものが直接的なものばかりで、つまらない。昔ならちょっとした修行を必要とするだろう、飴細工や、風船の細工、綿菓子などがいたけれど、最近はケンタッキーみたいのや、竹輪を串に刺し、天ぷらにしたものとか、誰にでも出来るものがほとんどでつまらない。
 
 ところで、このゑびすさんは、正式な名前を八代言代主大神(やえことしろのぬしのおおかみ)と言い、イザナギノミコトの第3子蛭子尊とも、いなばの白ウサギの伝説で知られている、大国主命(おおくにぬしのみこと)の御子とも伝えられている。
と言うことは、現代の天皇家のご先祖ということになる。現代の天皇陛下がご即位されて百二十五代天皇になる。
ギリシャでも有名な王様がいるが、遡っていくと、やはりギリシャ神話にその系図がつながっている。ギリシャの最初のころの王様といわれたアガメムノン王のおじいさんのおじいさんくらいがゼウスの神である。

インド、ヨーロッパも同じような物語だ。ゲルマン人も途中から先祖は神様だったし、勿論日本でも、初代の天皇のおばあさんのおばあさんは天の神だった。ただ神話から現代まで天皇(王朝)の歴史が連綿と続いている国は世界中見渡しても日本を除いてどこにもない。

 新約聖書のマタイ伝の書き出しには、アブラハムの子イザークから始まって、二頁近くイエス.キリストの系図が続くようだが、全部裏付けになる証拠がない。ところが日本の場合は、『日本書紀』のどこを開いても、各天皇ごとに膨大な資料がある。証拠は一杯あるのだ。
具体的にこういう事があって、こういうお宮を開いてこういう事件があってなどというように書かれている。天皇の悪口まで!書いてある。
神話の時代から現代まで、一本につながっている希有な国が日本なのだ。

文明の衝突などと言って、元は同じ神さんなのに、イスラム・キリスト教はいまだに、反目しあい、殺し合っている。ところが、ゑべっさんを始めとする、大黒天・毘沙門天・弁財天・布袋尊・ 福禄寿・寿老人、の七福神は室町時代初期にすでに、インド人・中国人・そして日本人のゑべっさんと国際的に仲良く同じ舟に乗っているんである。西洋の神さんとはひと味ちがうのだ。
これは世界に自慢して良い事だろう。

 余はいかにしてクリスチャンではなく、エベッチャンになりしか上の如し        f(^^;)









2002年01月10日(木) 悪党は静かに微笑む



本当の悪党はだれか?
 先頃新聞に「ハンセン病患者、国と和解」の記事が出ていた。何が和解なのかどうもよくわからなかったが、調べていく内になんだか変な事が分かってきた。ハンセン病は昔、癩(らい)病と言った。昔言って今言わないのは、変な言葉狩りのせいである。アメリカは昔、黒人をニガーと言ってはいけない、ニグロと呼びなさいと言い、やがてそれでもいけないからカラード・ピープルに変え、アフロアメリカンもしくはアフリカンアメリカンとなってきりがない類のもので、問題は言葉自体にあるのではないことに気がつかないからこういうことになる。
 癩について、朝日新聞などはナチスのアウシュビッツの強制連行に例えて報道していた。それで、あまりに国が悪いことを患者にして、その患者が訴えて、国は上訴しないで和解したというのだ。
ここで裁判で「和解」というのはどういうことか。これは、裁判所の思考停止状態をいいます。ようするにこう言う事です。
「あなたが言う賠償額8万円は出せないが Aさんは5万円出すと言っている。もし争うなら、通例のように裁判はながびくよ、裁判費用もかさむ、これで手を打ってはどうか?」

そうして手を打つのが「和解」と言うことで、審議を尽くして手を打つのではない。
 癩病は、関節がふくらんだり、鼻が溶けてなくなったりして容貌が著しく醜くなり、その昔ひどい差別をされたらしい。働くことも出来ないから、家族にも見放され、今で言うホームレスになってさまよった。それではいけないというので、初めて公的に隔離することになった。ロシアの皇太子アレクセイの訪日をきっかけに、1872(明治5)年、政府は、町にあふれる浮浪者を一掃するため、本郷の旧加賀邸に約200人を収容する。
このような時代背景を経て、ライ予防法が施行され、患者が収容されなかったら、おそらく皆、生きてゆくことは出来なかったろう。
 ここで、注意して欲しいのは、加賀邸に収容していることで、特別な場所にではなく、一般の乞食ともども収容しているということだ。どこの国も、来賓に対して不快な思いはさせたくないと思うことは同じだろう。
だけれど、訴えた人達はこれを迫害と受け取るのだ。

 今は、薬で完全に治癒する。それに伝染性も微弱で、よっぽどの深い粘膜接触がないかぎり心配ない。
この度、「らい予防法」の不当で訴えた全生園という施設のA さんはなにが不満だったんだろう。ここで、当時法に基づいて、収容された、もしくはされている人々の待遇はどんなものか見てみると、患者さんたちは、裕福な人が多く、例えば、いつも海外(英、仏、伊)一などの巡礼を共にしていたM氏などは、傷療軍人手当てが、年六百万円もつき,その他全患者は衣食住(全貝個室)が全額無料の上、障害者手当てが月十数万円もつく。医療費は無論全額無料で不自由者には一人宛二十四時問、介護員がつくし、医者や看護婦は、もともと奉仕でこの道を選んできた人が多いので、ケアはいたれりつくせり。 
ということだ。
どこへ行くのも自由で、外出外泊は勿論、毎年海外旅行に行く人もすくなくない。前記の A氏の如きは、園の外にマンションを持ち、外での生活がゆきづまって金がなくなると、また、園に戻ってくるというくりかえしで、優雅な生活を送っているらしい。
裁判を起こしたA氏を先頭にする人たちは、全体の一割にもみたない少数者で残りの九割は、反対だった。

 ところが、お金がからんできてから、今まで神様のように褒めていた医者たちを、ヤブとののしり、園の生活を自由を奪って拘禁する人権躁躍だ、とまでいうようになってしまった、これを新聞が煽る。ついには、患者自治会の圧力に屈して、患者側の証人として「ライ予防法はまちがいだった」と証言する職員まで現れるにいたったというのが真相であるらしい。いった本人は関係者に非公式に謝罪しているがそんなもの、新聞は載せない。

 朝日のアウシュビッツの例えはとにかく確信犯的にひどい。妊娠中絶させたり、断種させたり「強制による人権侵害だ」と書いた。
が、患者自身達の発行する自治会報「全患ニュース」には、出産によって発病あるいは病勢の進行を来したと思われる者は七四・三%にのぼる、と書かれている。約七割である。これを見てもなおかつ生みたいと願うものがいるのかどうか、それを朝日は強制だと書く。アウシュビッツが出たついでに書いておくと、ナチスの毒ガス室を見たことがあるだろうか?
プロの建築家でなくとも、あんな所でガスを使って、大量にユダヤ人を殺したなんてちょっと考えれば不可能なのだ。これも、マスコミその他を疑ってかかるいい材料になる。あのガス室にはガラス窓がある。ガス室の数メートル前にはなんと病院があり、殺した人を埋葬する場所がもっともその建物から離れている。写真でちゃんと見た。屋根にとって付けたような排気口があるが、毒ガスをどこに流すつもりだったんだろう。これだけでも、不可能である事がわかる。それに、何十年も残る、ガスの陽性反応?が出ていない。

話は戻る、朝日新聞が、カラーで宣伝していた、群馬県草津町の栗生楽泉園の記事は、日本の「アウシュヴィツツ」だとして、患者を監禁して死に至らしめる「重監房」があったというもので、これも、病気した人、貧乏な弱い人はみな善人と思い込む単細胞で、犯罪者も癩病患者になるのだ。「重監房」は、その人達の収容所だった
最後に訴えた A氏のこと
「ハンセン病元患者」の眉書きで参議院比例区に立候補したA氏をマスコミは、まるで英雄のように宣伝しているが、全生園の患者さんたちからは、総スカンを食っている。彼は金銭上のトラブルが非常に多くて有名な人物で、「自分はこの裁判を一番先に起こしたのだから、一番金をとる権利がある」といい、「俺のキライな奴等は医者も看護婦も患者たちも、俺が権力を握ったら、園から追放してやる」といっていた。当選したら口をつぐんでしまった。
おまけにその写真をニューヨークなどで、氏が自己宣伝に使い「自分はマザーテレサに百万円献金した」といった事から、カトリックの人たちは大いに怒り、以後マザーテレサを自分の宣伝に利用しないという一札を彼から愛徳会(全生のカトリック教会)に入れさせた事件があった。
            参考資料:月曜評論11月号 
            -元都立嚢教師■大野玉江 癩病の報告書、他









2002年01月08日(火) 七草の粥と餅



 ようやく、左親指の抜糸が済み、なんとか左手が使えるようになりつつある。年末に予定していた餅つきが出来なかったので、旧暦の正月に搗くことにした。旧正月は2月12日だ。まだ一ヶ月位あるので、その頃にはもう左手が完全に使えるだろう。新潟で作ってもらっている、無農薬コシヒカリの玄米の餅米を搗く。玄米餅だ。これに、黒豆・昆布をいれる。これを5kg搗き、余分は、大きな冷凍庫にいれ、今年の暮れまでちょくちょく食べる。

 昨日は、料理屋で洗練された七草粥を食べ、ムルソーの赤ワインが琥珀色した白ワインに変わったと言う、半ばシェリー化した赤ワイン??があけられた。どう味わってみても、シェリー化した白ワインだと思うんだけど、主人がそういうのだからそうなんだろう。
ムルソーは普通白が売りの産地である、が、赤だ(った)というから、それ以上追求しなかった、
 さて今日の夕飯は、玄米七草粥、七草は錦市場で仕入れて、ニジマスの甘露煮といただいた。ぼらの卵から作ったからすみとブルゴーニュのREGNIEとを会わせたら、存外いけた。ものすごく生臭くなるとおもったけれど、納豆と赤ワインと同様になかなかおつなものだった。









2002年01月01日(火) 謹賀新年



昨年末、二重のアクシデントがあった。突然鼻と喉からの出血、その二三日後に、左親指の下から爪の横までカッターナイフで深く抉り、8針縫う事故!おかげでキーボードに触れられなかった。幸い、指の怪我は順調に回復に向かって、5日には抜糸が出来そうな見込みだ。が、が、鼻喉の出血は今だ出ている。
これがとまらないと第二段階、CTスキャンをかけることになりそうだ。いっぱい書きたいことがあるのだけれど、こんなことだから、ゆるゆる行きます。これからもどうぞよろしく。(^_^)

(*^^)∠※PAN!。・:*:・゜☆,。・:*:・゜










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