あ い の う た 。



2008年03月26日(水)  302


肩越しに

見慣れない天井が

視界の中で、歪んでいった。





線と線の合間で

かなしい戸惑いが

見え隠れする。





+++++++++++++++25/26+++++++++++++++





真新しい畳

冷たいドア

慣れない洗面台と

馴染んだシーツのにおい





春の合間の 冬の日に

ひとり 静寂に揺られながら

やわらかな夢を見た





4度目の春の訪れを

拒むでもなく、受け入れるでもなく。





守らなければ、

と思った。

失うことが怖いのではなく、

守らなければ、と。






確かな温もりを、感じたのに。

いつも、そこに、あったのに。

何を 怖がって

何を 焦っていたのだろう。





あたしが、守らなければ

誰が、守るの。



[MY追加

2008年03月23日(日)  溢れるもの


何も 変わらないようで

やっぱり 少しずつ

変わっているのを感じます。





電話を切ったあと、

いつも 泣きたくなるのは

どうしてかな。





これで よかった の

って 毎晩 眠りにつく前に おもう。

あれだけ 足早に過ぎていた時間も

なんだか、止まってしまったみたいにゆっくりで。

指折り数えても、過ぎた日は片手に収まるのに

随分、時間が経ったような気がする。






うそじゃない

うそじゃない けど。





終話ボタンを押して

溢れそうになるのは。

ほんとは 涙じゃなくて 後悔でもなくて





そんなんじゃ なくて。





デジカメのデータを整理してたら

最後にあの部屋で過ごしたときの写真が。

そういえば、こんなの撮ったなぁ って

思い出した。

3月2日。





あぁ このふたり しあわせそう。





って なんだか あったかくなって かなしくなって

でも やっぱり苦しいよ。





ぜんぶ、ぜんぶ。





戻りたいようで

戻りたくないようで

振り返らずに振り切ろうとして

立ち止まる。





まだ あなたの腕を振り切る自信がないのならば

会ってはいけない、と

分かっていながら

自信がないまま きっと 会いに行くのでしょう。





同じ道を歩き出した、あの日より 前に。

戻ってしまえば

この1年で重ねてきた時間が

一瞬にして陳腐なものになってしまう。





そんなのは

かなしすぎる。





かなしすぎるのに。



[MY追加

2008年03月21日(金)  卒業式


昨日までのどんよりした空が

嘘みたいに

青空が広がって





紙吹雪に交じる笑い声が

永遠に続いていくような気がした。





見送るあたしまで

なんだか清々しい気持ちになって

透明な感情が流れる。

濁りなく、やさしい気持ちになれたのは

いつ以来かな。





花束を片手に、その姿を探した。





この広いキャンパスで

あなたの姿をいつも探していたあの頃が

懐かしくて。

すれ違いざまに、手を振り合えるだけで

世界中の幸せが集まってきたような気がしてた、

あの頃。





ほんとに。

懐かしいや。





うん。






つじつま合わせのために

こんな答えを出したわけじゃない、って

自分に言い聞かせてたけど

あたしはつじつま合わせがしたかったんだ。





誠実でいたいとか

そうゆうのじゃなくてね、

ただ、自分のために。

つじつま 合わせなきゃ、って。

新しい想いを育てていくためには

それが必要だって、思ったから。





今日と明日で何が変わるでもない、みたいな。

そうゆうのでいいと思う。






そんなので、いいはずはなくて。

でも、お互い こうゆう形じゃないと

離れられないって、じゅうぶん分かってるから

こうやって、少しずつ。





もし、ダメやったら

やり直せばいいんじゃない?






だけど

新しく芽生えた気持ちのこと

あなたには言えるはずもなくて

今は 「おもいで」 なんてゆう綺麗なものは

見ちゃだめで

振り返りそうになって

振り切る。





どこまでも、あたしは。





こうやって、

自分が傷つかない道を選んで。

自分を守ってくものなのかな。





ごめんね。

でも あいしてるよ、って

それは何も変わってない。

あいしてたよ、じゃなくて。





あいしてるよ。



[MY追加

2008年03月20日(木)  3月20日


うん。

これでよかったんだ。

これで。

よかったんだよね?

よかったんだ。





誰か

間違ってないよ、って

言って





遅かれ 早かれ





きっと

遅くも 早くも

なくて





今、今なんだ。





だけど

あたしは

救われるべきじゃないってことぐらい、

わかってる。



[MY追加

2008年03月15日(土)  地下鉄を降りて。


階段を駆け上がって地上に出ると

雑踏の中、見慣れないスーツ姿が見えた。





あれから ちょうど1週間

会ったらどんな顔をすればいいのかな、

なんて

少し思ったけど

君も あたしも 相変わらずで。





4日遅れのバースディ。

ありがとう。





あたしは、きっと、君のことが

すきです。

それは、たぶん、どうしようもないくらいに。





だけど 彼とさよならをしたら

彼は、どうなってしまうのかな

って

買い被りかもしれないけど

きっと、ね。

今は 彼をひとりにしちゃいけないってことは

分かるから。





おまえのこと 実は
すきなんかなぁ、って本気で思ったこともあったけど
彼氏から奪うとか、そんな風には
俺にはできひんし、しようと思えんかった。







あたしのこと、どう思ってる?

って

一番ずるい聞き方を

結局はしてしまって。





大切に思ってるし
大切にしてるつもり。






なんて

ね。





俺なりに
おまえのことは
ちゃんと考えてきた。
てゆうか、泣いてる?






まさか。





うれしくて

でも、それ以上に

ごめん。

ありがとう。





ごめんね。





誠実ではないけれど

本気で、本気で真剣だから。





だけど

誠実でなくちゃ

きっと、望むものは手に入らないから





答えは 出さなきゃ。

君を いつまでも

見えないもので縛り付けてる権利は

あたしには無い。





でも、もう少し。

もう少し。




[MY追加

2008年03月08日(土)  メランコリニスタ


本当にやさしい人だと思う。

この半年間、君の存在に随分救われたし

君がいなかったら

きっと どうしようもなくなってた。





「今さら」

って言いながら

なんだか、可笑しくて

あたしが笑えば

君も笑う。





そうゆうことのあとで

ともだち、

って。

なんだか 違和感が ね。





でも それ以上のことを

あたしは言えないから。





君が言ってくれたら

少しは変わるのに。

だけど

君だから 言わないってことぐらい

もう知ってるよ。








失うものも

背負うものも

ちゃんと、受け入れなきゃ。

あなたがそうしてきたように。



[MY追加

2008年03月05日(水)  11ヵ月。


この11ヵ月

いろんなものを得て

いろんなものを失いました。





1年へのカウントダウンがはじまっても

闇は遠ざかることなく

むしろ

心の深く深くに、沈んでいって

根をはっているような気がして。





ただただ、想う人の傍にいられることが

しあわせだと。

そう思えたあの頃が

なんだか懐かしいのです。





一年記念は絶対一緒に過ごしましょうね。





はい、と。

心からは言えないけれど

言わなければいけない。

負けたくないのならば。





負けたくない。

何に?

誰に?





今、1年前の自分に出会えたら

自分と同じ道を歩んで欲しくはないのです。

そんな風に思ってしまうのは悲しいけれど

これが現実で。





ただ、壊されたものを

壊されたままにしておくことが

あたしは許せないだけなのでしょう。





それだけの為に しがみついているのです。





負けず嫌いだった、幼い頃と

何も変わってない。





プライドを守るためだけに

一緒にいるなんて

虚しいだけなのに。

ね。





だけど。

すきだよ。

今までありがとう。

そして、きっと、これからも。



[MY追加


未来 / 一覧 / 過去