日々の泡・あるいは魚の寝言

2008年12月26日(金) 黄金旋律追記

昨日の日記の補足です。
この本は、児童文学ですが、書店さんによっては、一般書(おとな向けの小説のコーナー)の棚にあることもあります。

今日現在で、東京及び関東地方の大きな書店さんには行き渡っているもようであります。
もっと遠くの地方まで、到達している可能性もあるのかな?

…桜前線みたいで、ちょっとどきどきしますね(笑)。



2008年12月25日(木) 黄金旋律




<「黄金旋律」の見本が出てうけとった、その翌朝に、ホテルのお部屋で撮った写真>


☆おかげさまで、このクリスマス、配本になりました。
「黄金旋律〜旅立ちの荒野」角川書店さんより刊行。
普通の児童文学、ハードカバーの本のサイズで、グレードはヤングアダルトになります。
「銀のさじ」というレーベルの新刊で、山本弘先生の「地球最強姉妹キャンディ」と同時刊行でありまして、レーベルの既刊は荻原規子先生の「RDG」、あさのあつこ先生の「ヴィヴァーチェ」ですから、そのあたりの本がありそうな棚をさがしていただけますと、遭遇できるかと思います。

…こう作家名のラインナップを見ていると、私だけ地味な児童文学専業作家なので、今更ながら、あーうーという感じです。私だけとんでもなく売れないなんてことがあったらやだなあ(笑)。

でもまあ、私は自分と読者さんには恥ずかしくない仕事をしたと思うので、これでいいと思っています。あとは、結果だけ、素直に受け止めよう。
どうか、読者の皆さんに、本代だけの価値がある作品だと(あるいは図書館に借りにいった甲斐がある作品だったと)思っていただけますように。気に入っていただけますように。

最後になりましたが、角川書店の担当編集者Sさん。
ご依頼いただいたときからいままで、本当にお世話になりました。いつも温かい励ましと、いっぱいの応援をありがとう。作品への愛をありがとう。
二巻もがんばります。よろしくねv 体にだけは気をつけてください。もういろいろ心配させないでくれよう(涙)。

画家の片山若子先生。すばらしい絵をありがとうございました。先生の絵をもとにイメージをふくらませて描いた文章もいくつかあります。ラフを拝見するたび、できあがった絵を拝見するたび、最高の宝物をいただいたようで、感動とうれしさがありました。
あと、かわいいアルファをありがとうございます♪

そして、校閲の鴎来堂のみなさま。お世話になりました。かきこみを拝見するたび、喜びと苦悩と、なんともいえない楽しさでいっぱいな気持ちになりました。ゲラを読み返す作業が、大変な中にも、ほんとうにたのしかったです。またどうか、ご縁がありますように。
おかげさまで、よい本ができあがりました。

読者の皆様。
ひさしぶりの、大長編の新刊です。
よろしくお願いいたします。たのしんでいただけましたら、幸いです。

☆角川書店さんの新刊紹介

銀のさじ

☆新刊ブログも、更新しました(^-^)

風の丘新刊ブログ



2008年12月11日(木) 東京通信







いつの時期も美しい、西新宿でありますが、クリスマス時期はひときわ美しい(^-^)

定宿の近くに、スターバックスができまして。
ブックファーストもできまして。
いろいろ便利さが増して幸せなむらやまです。

一方で、定宿のみなさまは、かわらず完璧に素敵で、かつあたたかく、アットホームな雰囲気ですし。ロビー階に足を踏み入れたときに、「お帰りなさいませ」とかいっていただいちゃうと、ほろっときちゃいますv
ああ、帰ってきたなあ、と思う。
そして、いつものように、コーヒーハウスのお食事は究極に美味しい。お店の方々も、完璧に素敵でフレンドリー。
打ち合わせの時、出版社の皆さんとあうのは、もうこちらのコーヒーハウスで、というのが決まりになってしまいました(^-^)

☆ホテル界隈での、冬のお散歩はたのしいです。都庁あたりの空は広い。月も太陽も見事です。そして、ホテルの部屋から見る風景の、家々にともる明かりの美しいことよ。遠くに見える富士山の積雪の、汚れのない白の神々しいことよ。

新宿を歩く人々の生命と気力にあふれたさまをみると、私もがんばらないとな、と思います。
夜、お仕事から解放されたあと、西新宿を駅に向かって、連れだって歩くひとびとから聞こえる、ふとした笑い声は、きいていてほのぼのとします。

…とかいって、いまは、ちょこっと荷物とりに長崎に帰ってきているんですけどね。またすぐに宿に戻ります。
お洋服や荷物を取りに戻ってきました。そしてひょっとしてお仕事がきてるかも?と思ったら、案の定、来春刊行のアンソロジーのゲラが一本到着していたので、あわあわと焦って仕上げて編集部に送りました。
長期で家を空けるのは、自由業には危険だ…。

☆さて。これでまた東京に帰ります。
都内では、これから、出版社さんいくつかとの打ち合わせがあったり(当然、我が定宿のコーヒーハウスで!)、クリスマス配本の本の見本が出たり、ポプラ社さんのクリスマス会にお呼ばれしたり、童話塾のお茶会があったり、マイミクさんとお食事しにいったりしてきます。
クリスマスの東京、やっぱり大好きだなあ。

☆さてさて。
実はその、「クリスマス配本」の本ですが。
角川書店刊の、「黄金旋律」。アマゾンなどのネット書店で、予約受付中になっております。いつのまにか、そうなっていました。
片山若子先生の表紙イラストが、とってもかっこかわいいです!
(中の目次の下のカットと、章ごとの見だしカットも素敵なのですよ)

えとえと。クリスマス配本ですので、ネット書店さんでもお近くの書店さんでも、予約していただいていたら、クリスマスからそうたたずに読めると思います。厚くて熱い冒険物語です。冬休みのおともにぜひどうぞ。
現代日本の多感な少年が、廃墟と化した未来の日本で、いろんなひとびとと出会いながら、がんばって生きていくお話です。
シリーズ第一巻ですが、これ一冊だけでも、ちゃんと読めます(^-^)
(おとなは泣けます。浅田次郎系?)

この本についての詳しい話は、いずれまた…。
我ながら、いいお仕事ができたなあ、といましみじみふりかえっています。

☆クリスマスの「黄金旋律」の次には、一月に絵本が出ます。
「ドロップロップ」。佼成出版社さん刊行です。ひさしぶりのちっちゃいこ向けの本で、これも本を作っていて、たのしかったですね。
杉田比呂美先生の絵が、空がひろびろとひろくて、地上には奥行きがあって、ほんとうにきれいで素敵なんですよ。
今日は、この絵本の帯のコピーをお願いされて、一生懸命書いたりしていました(^-^) 短い文章は言霊が降ってくるまでが、なかなか大変です。


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