日々の泡・あるいは魚の寝言

2007年07月23日(月) 夏休みのスナフキン

☆街のあちこちに、子どもたちの声がセミの合唱といっしょに響く時期になりました。長崎市内では、こんなにたくさんの子どもがどこにいたんだろう、とふしぎになるくらいに、子どもたちがあふれています(^-^*)

夏は嫌いな私ですが、いや嫌いだったという感じで過去形かな?
今年の夏は楽しいですね。夏空万歳、というか、暑いのもまかせとけ、というか。
いいことありそうな幸福な感じがする夏ですね。
こんな夏は、何年ぶりだろうという感じです。

☆ばりばりはりきりながら、お仕事しています。
いま手元にあるのは、新シェーラ最終巻「天と地の物語」の初校ゲラ。ゲラはもう一度来るけれど、「シェーラの初校ゲラ」は、これが最後になりますので、感慨深いです。しあげるのがもったいない感じ^^
三十日必着〆切で、がんばります。

☆不眠とじんましんその他がきっかけで、心療内科にカウンセリングにいって、気がつくと一年が過ぎました。
私が受けている「治療」は、再決断療法という、交流分析とゲシュタルト心理学の系統(っていい方でいいのかな?)のカウンセリングなんですが、このカウンセリングが、私と相性が良かったみたいです。
主治医の先生が、さすがな方だったということも大きいです。また、患者(わたくし)と先生との相性も良かったのでしょう^^

ロールプレイを通して、インナーチャイルドと会話していくやり方(+先生との愉しい会話〜もちろんただの「会話」ではないです)なんですが、「内なる子どもとの対話」というのがまず幻想的で劇的で面白い、というのと、先生との会話や、ロールプレイの解説が理詰めで論理的なのが腑に落ちるというのが、かなり、いい感じです。
私のように理屈っぽくて、知的好奇心旺盛(自主的な勉強が好き)で、他者に依存しないタイプの人には、とくにお勧めの治療法だと思います^^

☆人は幸せになるために生きているわけですが、考え方に悪い癖があると、ゆく方向をまちがってしまうわけです。幸せになるつもりで歩いていたのに、不幸になる方向に突っ走っていたりとか。その悪い癖を「自分で」治してゆく、ということを一年間やってきたわけですね。(専門的にいうと、「認知のゆがみ」を治してきたわけです)。

一年後。主治医の先生に、「あなたは凄い」「立派です」「偉い」「よくそこまで変われましたね」とほめられる優秀な患者様になりましたよ、ほほほ^^
自分がどちらに向かって進んでいけばいいのか、はっきりわかったので、気が楽になりました^^

具体的なことを全部書くと長くなるので、結論だけ書きますけど、まあつまり、自分がおぼろげに「こんな風に生きたいな」と憧れていた生き方があって、それを追求していいんだ、自由にそっちに行っていいんだ、という論理的な裏付けをもらった、みたいな感じですか^^
自分のキャラクターがよくわかったし、そのキャラクターを世間にあわせて修正する必要はないし、否定する必要もないんだな、と。

そんなこんなで、最近の私は、どんどんスナフキンと化しています^^
いやまあ、もともと、スナフキンだったのがスナフキン返りした、という感じですかねえ…

そしてこのスナフキンは、今日も「おさびし山の歌」(旧アニメ版の設定になっちゃってますが^^;)をうたうかわりに、童話の原稿を書くのです^^

☆心理学ホラーファンタジーも早いとこ書きたいですね^^
この一年、本当にいい取材になりましたよ。
まっててね、S社やぎーくん♪

☆そんなこんなで、ただいま、シェーラがまっさかりに忙しいので、掲示板などへのレスが、のんびりペースになると思います。
しばらくご容赦くださいね。

>彰子さん
「ひぐらし」ネタに、紅茶で反応ありがとう^^
中学生でも、あんな怖い話を読んじゃうんですね。漫画で読んだのかな?
紅茶を見ている、他の小さい子たちには、まだちょっと早い話だと思うので、こちらでレスさせていただきました^^
趣味があって嬉しいです(笑)。私はレナが好きです^^
(一応、子どものみなさんのために書き添えておきますが…子どもたちにはまだちょっと「怖い」はなしだと思いますので、できれば高校生くらいになってから、漫画やアニメやゲームの「ひぐらし」世界にふれた方が、よりたのしめるかな、と、私は思います)。



2007年07月19日(木) 短編を書いてました

☆ご依頼いただいた原稿で、十枚。
短くて短くて、むずかしかった…。
短いのは鬼門です。同じテーマで数百枚の方が楽だなあ。

微妙にストレスがたまったみたいで、肩とか腰とかが、あいたたた、な、年寄り状態なので、今夜は早く寝ようかと思います。

どうしても、書いていると、ふくろうのような時間帯に行動して狩り…じゃない、仕事をしてしまう^^;

☆今日はうちの弟の誕生日でした。…何歳になったんだっけかねえ^^;
ここでこっそり、お祝いを書いておこう。お誕生日おめでとうさん^^
あとお詫びと。
昨日せっかくひぐらしの声をきかせてくれようとしたのに、仕事でせっぱ詰まってて、電話にでられなくてごめんね^^;

でも、メールの文字でもきこえたよ。
ひぐらしの声。
ありがとう。



2007年07月14日(土) 銀の龍の背に乗って

☆なるべく、被害がないように、と祈ります。
雨だけほどよく降ってくれたらいいんですが…

昔、子どもの頃、竜になれたらなあ、と憧れた時期がありました。
嵐を押さえ、雨がたりない地域には、雨雲を呼びに行くのです。

まんま、中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」ですね(笑)。最初きいたときは、あら〜と驚いて、すぐにお気に入りの歌になりました。
私の人生の応援歌のひとつになっています。

現実では、龍になったり龍にのったりして、天候を操ることは、人の身にはできませんが、人間には人間なりに、できることをして、世の中の役に立てたらな、と思っています。
いまの時代の日本に生まれたからこそ、できることも多いと思うので。

とりあえず、私は、よい仕事をしようと思います。
そうすることで、子どもたちと読者さんたちは、ちょっとは喜んでくれるみたいなので^^
で、それで私も嬉しいというのは、喜びが還元されるようで、嬉しいですねえ。

☆お仕事の状況は…

二十日〆切で、児文協の関係の短編を一本書かないと。

あと、通信講座のお弟子さんの原稿を拝読しないと。

それといまは…
童心社新シェーラ最終巻が、じきに初校ゲラが届くところですね。お盆前まで、初校ゲラ、再校ゲラ、と仕上げてゆきます。佐竹さんの表紙絵と裏表紙絵が仕上げていただいたところ。データで画像を拝見しましたが、透明感があるきれいな絵でした^^
今回、増ページにしていただけたので、ちょこっと厚い本になるはず^^

ポプラ社「レミ」は、シェーラが終わった頃に、ゲラもどきが到着予定。担当嬢に、こないだの手直しを気に入っていただけたので、よかったよかった^^
でもまだまだ、私は直すのです^^

あとは…佼成出版社さんの絵本が連絡待ちで。
絵本の企画と原稿が、二冊同時進行しています。ありがたや^^

そうえん社、サイコファンタジーを書きたいなあ、というのと、教育画劇さんのマリリンかきたいなあ、というのと。

あとは児文協の関係のお仕事がいろいろとありますね。
そんなこんなで、夏もすぐに終わりそう。

☆読者としての私は、ここ最近、「ひぐらしのなく頃に」にはまっていますが…評論がかけそうな勢いで好きですが…子どもがくるこのサイトでは、内容的にあまりいろいろと言及できないので、どうしたもんだかなーとか(笑)。
どれくらい好きかというと、「ひぐらし」小説大賞だかにだしたいと思ったくらいですが、いくらなんでも、年齢も職業もあれなので(笑)、自分で楽しむために描いて、こっそり仲間内で閲覧するかなあとか思ったりして^^

☆<香水日記>
今更ながら、ボディショップのホワイトムスクにはまってます。
懐かしい、石鹸の匂い。
オイルがいいですねえ^^

☆doaの「はるかぜ」が好きで、よくきいています。この春に都内にいたときに、よく有線でかかっていて、「この曲なんだろう」とあとでネットで調べて購入したのでした。
検索していたら、「有線で聴いたんですが、この歌は?」という質問の方がいくつもひっかかってきて、ちょっとほのぼのしました^^
なかまなかま♪
しかし、桜がテーマの歌って、どうしてみんな別れ歌になるんでしょうね。前向きな桜の歌ってないものだろうか?



2007年07月12日(木) 窓辺のお茶の季節

☆サン・ティーの季節になってまいりました^^
朝に、水とお茶の葉を入れて、窓辺にだしておいた器の中で、数時間後には、まろやかな紅茶ができあがる季節。
夏ですねえ。
見上げる空に、入道雲、ですし^^

暑さに弱い私なので、毎年、夏は、憂鬱な気分になるのですが、今年は、仕事が華麗に忙しいので、もう休んでいるひまもない、とか思ったら…

ふしぎと、夏の暑さがたのしみです。
がんばってやるぞ、みたいな^^
ハードルを前にして疾走していくみたいな気分でしょうか。

…まあいよいよ暑い日には、また市内の涼しいホテルに避暑に行くつもりですが^^;
業務用のクーラーって、本気で涼しいんだもの。

日本児童文学者協会のサイトに、エッセイが掲載されています。

の、リレートーク「どんな本がすきだった?」
お時間おありの方はどうぞ^^

それと、児文協が関係している、各種新人賞の募集要項が、右側の方のリンクから読めますので、チャレンジしたい方はどうぞ、なのです^^
私が審査員の賞もあります。



2007年07月10日(火) 走り書き日記

アレルギー体質のたたりで、また左目がかゆくなって、目がしょもしょもしているので、走り書き日記です。

か、かゆくて、左目をこすりたいんだけど、こすると白目がすごいことになるのがわかっているので、我慢してるんですが…やはりかゆい。
かゆいだけなんだけど、これがかゆい。
明日できれば眼科にいきたい。
いけるかな。

そんなこんなで、忙しいので、ネット落ち続行中ですみません^^;

☆ここ数日、市内のホテルで自主缶詰して、「ふしぎ探偵レミ」第一話の二回目の直しをしていました。
ホテルは、さすがに、住環境がいいですね。空調とか、部屋の美しさとか、ベッドの寝心地とか、プロだよなあ、と思います。
また缶詰の中味になりにいこう^^

「レミ」は、その昔の、福音館の「おおポケ」連載時と、お話は変わっていませんが、細部の設定を書きこんで、多少作り替えたので、雰囲気だいぶ違ってると思います^^
しかし、「レミ」の物語の構成はいま自分で読み返していても、好きですね。とくに、最後のオチが気に入っています。設定と構成がリンクしているような、こういった作りの話は、自分で書いていて愉しい。
あとは、子ども読者さんが謎解きする早さと同じ速度で、謎が解けていくように描かれているかが、ポイントというか、自分では及第点にいってるかな、と思ってるんですが…
どうでしょうか^^

風早の街を舞台にした、オカルト少女探偵ものですが、同じカテゴリな感じの「天空のミラクル」と違うのは、コメディ風味が強いことでしょうか?
グレード(読者の対象年齢)も、下ですし。もっとシンプル。
たぶん読後感は、「アカネヒメ」に近いと思います。

「レミ」は活字になるのは、もう数ヶ月先になります。
読者のみなさまは、おたのしみにです^^

☆今日は、半日休んだあと、お仕事関係のメールをしたためて、シェーラ最終巻関係のお仕事とうちあわせなどしていました。
シェーラは、このあとゲラ×二回で、どこまで文章のレベルをあげられるかが、勝負ですねえ…。
佐竹さんの絵が、とてもたのしみです。

☆そうえん社さんの、サイコファンタジーにもとりかかりたいというか、前に担当さんと話した物語を、どんなふうにしあげていくか、「絵」がみえてきたので、これにもそろそろとりかかりたいです。
ユング心理学と交流分析とカウンセリングについての本を、読み込んでいく時間がほしいなあ。
カウンセリングで通う病院で、もう本を二冊もかしていただいてるんですが、なかなか本格的に読み込む時間がとれないですね。
ああもっと勉強したい。

就職するとかそういうことのためではなく、勉強のために心理学関係の資格を何か取ろうかなあ、と考えていたりします。



2007年07月04日(水) 十三回忌

早いもので、今日がうちの父の十三回忌でした。
家族だけで、昼前から我が家に集まりました。

ひととおり終わったあと、お茶を飲まれている住職に、私が、
「十三回忌といいますと、いま父は、どのあたりでなにをしているのでしょうか?」と質問したところ、住職は、にこやかに笑って、
「まあそうですね。ご立派な仏様になられて、そのへんとか、あのあたりとかで、がんばってらっしゃるのではないでしょうか?」
部屋のそこここに、視線を投げかける、笑顔の住職。

「そ、そうですか。父もがんばってるんですね(笑)」
「ええ。まあふつうに、そのあたりにいらっしゃるんですね〜」
「『千の風になって』みたいな感じでしょうか?」
「ああそうですね」と、住職はうなずいて、「あの歌は、ほんとうにうちの宗派の気持ちを表しているなあ、と思ってます。あ、でもですね。あの歌をあんまり真面目にですね、考えすぎまして、『お寺もお墓もいらない』となっちゃいますと、うちとしては困りますね〜ははは(笑)」

ナイス住職^^
経済学部卒の、飄々とした住職は、寺尾聰似のハンサムなおじさまです。
強風波浪警報だったかがでていた長崎市内を、バイクに乗ってきてくださって、またバイクで、法衣をなびかせて、帰って行かれました。

☆今朝、シェーラのゲラもどきが終了。
法事と前後して、翌朝便に乗せたので、気分転換に街にでようかと思っていたのですが、風が強かったので、とりあえず帰宅しました。
今日はお風呂にゆっくり入ったりして、のんびりしよう^^
明日からは、『レミ』仕上げです。


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