日々の泡・あるいは魚の寝言

2007年03月31日(土) で、そのFAXに

☆フリーズしたFAXに書いてあった大事な用件は、新しいお仕事に関することでした。
最後に受信したデータが、そういう内容だったというのは、七年目のFAXさんにとっては、幸せなことだったかな。

はじめておつきあいする出版社さん。
これから新しくおつきあいをはじめる担当編集者さん。

なんといいますか、春らしい出来事だなあと思いました。
ちょうど桜の時期ですし^^
なんとかがんばってよいお仕事をしたいと思います。

☆あ、でも、元からいる担当さんたちとのお仕事を、おろそかにするという意味ではないです^^
元からのおつきあいも、いままで書いてきた物語の数々も大事にしつつ、読者のみなさまのことも忘れないように、自分なりに進んでいきたいと思っています。

☆のっこの「ベランダの岸辺」などききながら。
これはしみじみと、癒されるアルバムですね。
「ベルベット・イースター」が、語りかけるような声でとくに素敵。
喫茶店で流れているといいだろうなあ。このアルバム。

☆毎年、冬の終わりから、いまくらいの季節には、そういえば、いいことが続いたり、人間関係が入れ替わったりするんですよね。
友だち関係も、新しい方々との出逢いがありました。
新しいご友人のみなさま、これからよろしくお願いいたします。



2007年03月29日(木) 七年目の(涙)

☆七年目の普通紙ファックスが、今日気づいたら壊れてました。
いつのまにやら、たぶん昨日のうちの何時かに人知れずフリーズしている。よりによって、なんらかのデータをどこからか受信した状態で、凍りついてる^^;

電話はかけられるんです。受けることもできる。
でも、ファックス機能がまるでダメで、着信記録すらみることができないので、どこからきたのかがわからない。

とっさに電源落として、またいれてみたんですが、事態はかわらず。
製造元の会社のお客様センターに電話しても、フリーダイヤルはつながりません。

ファックスは、まず間違いなく、仕事関係の、それも「急いで目を通してください」系の連絡であることが多いので、くらくらしました。

それにいつものことですが、忙しいこのタイミングで、ファックスにいきなり壊れられても困る(涙)。
受信したなにかがダメでも、たぶんどこかしらいじればリセットできるのかな、と思いましたが、とりあえず取説にはそういう記述はみつからず。

☆でもとにかく、「なにをうけたか」をしるのが大事なので、勘と推理で、とりあえず急いで三カ所にメールしました。
結果的に、その一番最初にうかんだ担当さんで正解でした。
よかった(涙)。

担当氏からの連絡を受けたその携帯電話で、楽天のお店でファックスを注文しました。同じメーカーの同じ名前のファックス。すぐに機能を使いこなせないと困るし、なによりも…
いきなりのお別れになったファックスとの名残を惜しんだのでした。

七年目、だし、がんばってくれたんですよね。
私にとっては、2台目の大事なお仕事仲間でした。



2007年03月27日(火) ほんの一歩の

☆道を歩いていて、ひょこっと、「たそがれ堂2」のラストの話に欠けていたモチーフを思いついてしまいました。
まだその話についていなかったタイトルも。

ああなるほど、このたったひとつの言葉を書き加えることで、この話は完成するんだったのかと。

いまは他の話を書くことや、日常のことをあれこれするので忙しいので、「たそがれ堂」にはまだとりかかれませんが、うかんできたイメージだけは書き留めておかないと、言霊が逃げてしまいます。

面白いもので、こういうミッシングリンクの発見は、そのときその時間、そこにいないと見つからないものだったりします。
朝起きた時間や、バスに乗った時間、一歩足を踏み出したときのタイミングや何かで、その日誰と会話するか、目でどんな情景を見るか、なんについて考えながら歩いてゆくか、少しずつかわってゆくので、うまれてくる連想もまるで違ってしまう。

面白いものだと思います。

早くメモしないとなー。



2007年03月24日(土) ちょっとびっくり

☆私には、ある、とてもとても好きなイラストがあったんですが、画家さんの名前がわからないままになっていたんですね。
その画家さんの名前が、今夜ぐうぜんわかったのが、いまとても嬉しいです。

わかるにいたったきっかけが、ささやかだけど、ひとだすけみたいなもの(かな?)につながってもいたので、神さまとかそういうもの存在からのご褒美のような気がして、嬉しくもあったり。
…いやそういう考え方すると、たのしいでしょ(笑)?

いつかこの人の絵で本がだせたらいいなあ。
名前がわかったから、それも夢じゃなくなったな。

☆と、書き記しておくことで、いつか願いが叶ったときに、また日記のネタにします(笑)。
画家さんの名前は、いまは内緒。
いつか、未来のそのときに、日記の読者さんたちが、よりたのしめるように^^



2007年03月20日(火) いろいろしてます

☆原稿かく下準備したり、うちあわせしたり、その他いろいろ。
今日は、地元の放送局さんに遊びにいったのですが(麗しいTアナウンサー、そしてお目にかかったみなさま、ありがとうございました)、個人作業じゃないお仕事っていいなあ、と思ってしまいました。
これは、Tさんにもその場でお話ししたことなんですが、作家はどうしても、ひとりでしなくてはいけない仕事が多いので(ていうか、ほとんどの局面がそうですよね)、会社に通勤して、人付き合いがあって、和気藹々、という感じって、憧れてしまいますね。
もちろん、「職場での人付き合い」というものが大変だということは、わかってもいますし、仕事の厳しさは同じだということも理解できているんですが。
でも、「みんなでなにかを作り出す」ことって、楽しいんだろうなあ。

それになんというか、人がたくさんいて、ざわざわしている雰囲気って、それだけで、私は癒されます。

☆楽天のお店で、ビルケンシュトックのドリアンの、グレイのフェルトのを買いました^^ 今日届いたんですが、ああもうかわいいかわいい。履き心地も、軽くふわふわ。昨年の夏は、ほとんどビルケンですごしたんですが、冬〜春ものもいいんですね。
ええい、と、ボストンも注文してしまいました。いいやもう、靴ははきやすいちゃんとしたものを買うんだ。街を歩くのが趣味なんだから、しょうがないじゃないの。
もう少し暖かくなったら、少し前に買った、スケッチャーズのバレリーナみたいな靴もはけるなあ。

ドラッグストアーズに無印に、伯母(着道楽だった)の形見の古いお洋服いろいろを着て、髪はゆるくまとめ髪、足下はビルケンという、ゆったりほっこり系な姿で長崎を歩く、この春の私なのであります。



2007年03月15日(木) あらあら嵐

☆外は春なのに台風みたいな嵐です。
予定では今日は、郵便局にいって、スタバにいって、熱いコーヒーのんで、スコーンとマカロンたべて、タンブラー買って帰る日のはずだったのに〜
でもまあ一仕事終わったのだし、おうちでのんびりお休みの一日もいいかなと思い直しました。

で、イギリスうまれの風水師さんカレンさんの「ガラクタ捨てれば自分が見える〜風水整理術入門」(小学館文庫)を読んでいます。
ポジティブにお掃除すきになれそうで楽しい本ですね。
私はこういうスピリチュアルな感じの本は、一歩ひいて話半分で読むことにしているのですが、それでもなんだか面白い。
今日の日記は携帯+ジグブラウザでかいているので、詳しい内容説明は省きますが(メジャーな本だしアマゾンにも書評がたくさんあるし)、掃除と整理整頓で、みんなこんなに幸せになりましたよ〜という事例がたくさんのってるあたりがよんでて楽しいですね、私は。お掃除版ビューティーコロシアムといいますか。
あと捨てるばかりじゃなく、「大好きなものにかこまれているとものが運気をバックアップしてくれる」みたいな意味の記述があって嬉しかった。エネルギーの糸が持ち主とつながっているのだそうです。
こういう話きくと、人形たちがよけいにみんなかわいい(笑)

「こんなたたりが」とか「霊障が」とかかいてある本よりも、ポジティブな記述が多い本が、よんでて幸せになれますね。だからお掃除風水の本は、いま売れてるのかな?



2007年03月13日(火) 十三日早朝

☆依頼原稿、短編一作、かきあがりました。
やったー。

三十枚って好きな枚数ですね。
キャラクターを立体的に描けて、風景描写も、そこそこにできるぎりぎりの枚数。
二十枚だとこうはいかないというか、ショートショートやメルヘンに近づいていくと思います。山田花子ちゃん、ではなく、「少女」。葉ずれの音がして木漏れ日きらめく森ではなく、ただの「森がある」としか書けない枚数になってしまう。

三十枚が好きなのには、他にも理由があって、デビュー前の二十代終わりのころに、雑誌「日本児童文学」の毎月(当時は月刊誌でした)の創作コンクールの規定の枚数が三十枚だったんですね。
で、毎月一作ずつ投稿、というのを、2年間くらいかな、続けていた時期があるのでした。
当時は、ワープロ専用機のキャノワードで下書きをして、それをコクヨの原稿用紙に清書して郵送していましたね。たしか簡易書留にして送っていたような気がします(笑)。いま思うと、ちょっと大げさですね。

脳内にお話がまったくない状態から、一日半で話を考えて、うちこんで、清書して発送、なんて毎月続けていたんですよね。
毎月投稿できるかどうかぎりぎりのそのスリルも面白かったのかなあ、と、いまは思います。

なんていうか、懐かしいです、ほんとに。

もちろん、作家になれるかどうかわからない、という不安な気持ちはいっぱいに抱えていましたけれど、あの頃はあの頃で、なんやかや楽しさを見つけて、書き続けていたんですね。

☆さて、今日はこのお話をもう一度読みなおして、ご依頼いただいた方にお渡しする予定です。



2007年03月10日(土) 猫が来て八年

☆縞三毛レニを拾った日から、今日でちょうど八年です。
あっというまのような、長かったような。

臍の緒がついて、目がまだあかない赤ちゃん猫を拾ったので、ほ乳瓶で育てたのでした。

一度、ほ乳瓶の先の穴が小さすぎて、ミルクがでなかったことがあります。
そのとき、必死になってほ乳瓶の先にすいつき、いらだったようなうなり声まであげて、ミルクを飲もうとしていたすがたを、いまも思い出します。

生きようとすること、大きくなろうとすること、そのベクトルは、絶対的に前に進むものなのだな、と、思いました。
一心にこちらをみあげて、駆けよってくるすがたに、純粋な愛情を感じました。

今はもう、六キロの巨大猫になりました。
たまに、私の部屋にぬいぐるみを運んできてくれる、かわいい奴です(笑)。
仕事していると、「さしいれ〜」という感じで持ってくる。

…これで遊べといいたいのかなあ(笑)。

☆お仕事の方は、短編ひとついったん書き上がったのですが、まだできあがってはいません。詳しいあらすじだけ書き上がったような状態。
明日書き上げようと思えば書けるけど、見直しする時間を考えると、月曜日か火曜日か、それくらいの仕上がりになるかなあ。



2007年03月09日(金) そういうわけで新刊です




新シェーラひめのぼうけん9巻「死を歌う少年」の見本ができました。
見本です、実際書店さんに並ぶのは、来週終わりくらいになると思います。ネット書店さんとかは、もう少し早いかな?

今回、活劇のシーンはなく(なんといっても、ライラの召喚シーンがない)、ほとんど誰かがなにかを話しているシーンが続くんですが、佐竹さんのお描きになる少女たち、そしてサウードたちおとなの表情がすごくすごく、繊細で素晴らしいです。
あと、子猫の魔神フルハールがかわいいですねえ。

お話の方も、読み返していて、ついほろりときてしまいます。いいお話のはず。うん。佐竹さんも、「いい話だよねえ」とおっしゃってくださっていたそうで。

で、おかげさまで、著書四十九冊になりました。
次でいよいよ著書五十。

読者のみなさま、出版社のみなさま、友人知人のみなさま、ありがとうございました。

☆昨日、「新しい戦争童話」のご依頼があって、「『新しい』戦争童話」ってどんなのだろう〜? とか、私にかけるのか〜?とか、悩んでいたんですが、今日さっきひらめきました。やったやった♪
これでいいはず…たぶん。
枚数が私の好きな、二十から三十枚なのも、ほんとよかったです。
〆切はまだ少し先の四月ですが、気持ちが新しいうちに、これをかいてしまおうと思います。

☆思います…が、それと同時進行で、童心社の次のシリーズのあらすじもまとめないといけないのでした。いま電話で、担当編集者H氏に、「こんなこんなで〜」と話していたのですが、それを忘れないうちにかきとめておかないと。

☆ミニノートに、ひさしぶりでジャストシステムのsasukeとかいれてるんですが、やはり使いやすいですね。これは、ずいぶんむかーしに、ソーテックのe-one使ってたころ、使ってたソフトなんですが、スケジュール管理がしやすくて良いです。紙の手帖も使ってるんですが(なじみのホテルの会員用の使いやすいのです)、機械は機械でやはり必要。原稿書きながら、用事を思い出したりしたときに、簡単にかきとめられるし。



2007年03月07日(水) カフェでお仕事中

☆七日夕方です。カフェにSA1Fもちこんで、お茶しつつ、お仕事しています。このミニノートは、昨年末からのおつきあいですが、買ってよかったかも。
トートバッグに入れて、どこへでもつれていけて、カフェのテーブルのはしにおいてお仕事やネットができる。シグマリオンを使っていたときと同じ感じで使っています。
液晶画面が回転するところが、原稿をよんだり書いたりするのに、意外と重宝。
た〜だ〜。キーボードがかなり打ち込まないと反応しないのは、やはり疲れますね。自分の指の左手の力のなさをしみじみと感じる。aとかeあたりが、どうも打ち込みにくいです。
おうちにパソコンが複数台あるひとむけの、ちょこっとおもちゃみたいな、文房具みたいな気軽なノートですね。
そういう意味では、満足しています。
キーボードがこれなので、気が短い人には向かないだろうと思いますが。画面も小さいので、さすがに見づらいですし。

☆ところでいま、カフェの近くの席の若いカップルの男の子が、彼女さんに向かって、笑いながら、「俺の夢は『プロジェクトX』にでることさ」と話していて、ほのぼのしてしまって、笑ってしまいました。
今も、「どうやったらあの番組にとりあげられるだろうか。偉業をなしとげんばね」と話し続けていて、なんかかわいいったら(笑)。あいづち打ちながら話聞いてる彼女さんもかわいいの。
がんばれ青年! 若いっていいねえ。

☆児童文学者協会の創作教室と通信講座の生徒募集のしめきりがそろそろきます。子どもの本の書き方を学んでみたい方は、お問い合わせになってみてはいかがでしょうか?
日本児童文学者協会
通信講座の方は、今年も私が先生の中に混じっていますよ、と、ちょっと宣伝(笑)。ただ、私につくことを希望してくださってもかなうかどうかわからないので、あまりおおっぴらには宣伝できなかったりします。

☆若い恋人たちの笑い声になんかいやされていたりします。ひとの幸せそうなようすはいいですねえ。



2007年03月03日(土) 略式なおひまさま

☆今年はちょっと略式です(笑)。
でも、こんな感じのおひなさまたちも、くつろいでるふうでたのしそうかな、と思ったり。
さりげなく、一番目だって、おでこちゃんたちがいます(笑)。

☆ここ数日、リアルな先生業にいそしんでいます。
ネット関係に、時間を割けなくてごめんなさいですが、じきに復活の予定。



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