日々の泡・あるいは魚の寝言

2002年11月30日(土) お仕事状況2

アカネヒメ4は、52枚まで削れました。
ちょっと削りすぎたので、明日は肉付けの作業をして、月曜日に岩崎書店さんにメールで送る予定。

明日は…っと、仕事の案配を見つつ、YSLのカウンターに美容液を買いにいって、エスティのカウンターに限定品のパレットを引き取りにいければいいけど。
YSLの方は、たまたまもらった美容液のサンプルが、あまりにいい香りだったので、本体をほしくなってしまったのでした。

今週はアカネヒメのやりとりと、季節風の書評を書くので終わるかなあ?
いやいや、新シェーラの段取りまで進めておきたいな。で、東京滞在中にホテルでゆっくりかけるといいなあ。

それにしても、まつげパーマをかけたわたしの目って、プチトマトみたいで笑えます(笑)。ははは。

ここ数日の香りは、ロードトラント。
ガラスの卵に、金色の草の葉がかかったような瓶に入っていて、香りはキウイにバニラに、コーヒーに、少しだけバラの花。うっとりと甘いです。



2002年11月29日(金) お仕事状況

とりあえず、アカネヒメ、第1稿の70枚から、59枚と数行までには落としました。
あと、5枚分は減らしたいところ。さて、どこを削るか…。
いつもこういう作業する時に脳内によぎるのは、「ミステリー小説の書き方」(アメリカ探偵作家協会編…だったっけ?)にでてきた章タイトル、「削除、あなたは外科医? それとも肉屋?」という言葉だったりします。

それにしても、アカネヒメ、今回も悲しい話だ、と思いつつ、読み返してました。

ていうか、毎度、アカネヒメは切ないわけで、一度、どたばたギャグ調のアカネヒメとか書いてみたいとも思うのでした。
それと、思い切り長いアカネヒメも書いてみたいなあ。
…いや、思い切り長くなくてもいいから、せめて百枚(涙)。

今日は、夕方、JTBにチケット買いに行ったんですが、ならんでてこんでて大変でした。いやまいったまいった。でおくれちゃった。
もうちょっとでいけなくなるところだったかもしれない…。

疲れがとれないので、薬局に行ったら、なんだか葉緑素がいっぱい入ったような薬を勧められたので、いわれるまま買ってきましたが、これってきくのかしらん?
とにかく、朝目覚めた時に、まず感じるのが疲労感、という今の状況からは解放されたいと思う今日この頃。



2002年11月28日(木) 目限定で、峰不二子

杏実さんの原稿の添削が終わっていなかったので、今日はきっちりと終わらせて、郵便屋さんに渡してきました。あさってくらいにはとどくと思いますので、待っててね、杏実さん。
ちなみに、本日の仕事場はモスバーガー。テリヤキチキンバーガー美味でした。ちらしがあったシフォンケーキ、予約したいなあ。お仕事、なかなかはかどりましたけれど、アイスミルクティーをたのんだら、思い切り寒くなった…。

モスと郵便局と、我が家はお散歩で回れる範囲の近所なのですが、さらにその圏内に行きつけの美容室があります。今日は、お仕事のあと、まつげパーマをかけにいきました。ビューラーいらずの目になるために。
所要時間、一時間。
できあがった目は…そこだけみれば、峰不二子!
おお、ここまでまつげがあがるものか、と、受けてしまいました。
なんだか、わたしよりも、美容室の人が喜んでたし。

あれは昨日のこと。
同人誌の才能ある友人にして、外資系美容部員の過去を持つ女、菅野雪虫嬢が、電話をかけてきました。ときまさに、レトルトお茶漬けを食べるべく、お湯を注いだ瞬間だったのですが、あ〜と思いつつ、電話にでました。友情はお茶漬けよりも熱いのです…。ははは(涙)。

年末のわたしの上京と、季節風ファンタジー研究会の忘年会の日程をあわせられないかという、打ち合わせの電話だったのですが、用件がすんだあとも、楽しくお化粧の話などをしておりました。
そのときに、まつげパーマの話をしたら、「村山さん、きっとにあいますよ。顔立ちからいっても、着る服からいっても」と、太鼓判を押してくれたので、よいしょ、とまいてみたのです。

結果。たしかに、似合ってる…と思う。
さすが、元BAの雪虫ちゃんなのだった。
これはかけてみてよかったです。
それにしても、電話で聞いた、昔のお化粧の話が面白かった。
「今は下地とかに、パールが入って、キラキラしてるでしょう?
昔は、パール入りは売れなかったんですよ〜」とか、
「昔は本当に、お客さんが地味なメイクばかりしたがってたんですよ」とか。

雪虫ちゃん、東京であったら、またいろいろ話してね。アドバイスしてね。

…でも、彼女には、「コスメの魔法」なみの大変身を期待されてるんで、ちょっと大変だったりもするんですが(笑)。彼女とあう時は、すごいかっこうをしてないといけないらしい。「ビューティーコロシアム」の再登場シーンくらいに(笑)。

しかし、お化粧は面白い。
こないだのチャットで、Merlinさんが、「わたしはつねに好奇心がいっぱいで、知りたいことがあると止まらなくなるので」という意味の発言してたんだけど、わたしもそうですね。知りたいこと、勉強すること、知識を蓄えること、それ自体が面白くてたまらない。
当分は、お化粧の研究に燃えそうです。

あ、ちなみに、レトルトお茶漬けは、その後、もう一度お湯をかけ直して食べたら、充分、美味でした(^^)



2002年11月26日(火) へろへろしてます

疲れの極地の時に、美容室に行ったら、さらに疲れるのは当たり前でした…。
あー頭が働かない。だるい。おまけに、舌炎がひとつ!

いま、この日記に、子どもとネチケットについていろいろ書いて、アップしたものの、なんだかうまく書けてないので、削除しちゃったりもしました。
疲れた時は、きちっとした文章は書けないですね。
脳が疲弊してるんだろうなあ。

昨日は、「一理ある」という言葉が、一瞬でてこなくて、真剣にこれはやばいのじゃないかと、青ざめたものでした(笑)。

今日は一日、あったかいミルクティーでも飲みながら、寝ておこうかな…。
もう、無理をせず。

昨夜は、「アルジャーノンに花束を」をみて、シナリオうまいなあ、と、再度思ったりしていました。
それにしても、わたしは、あの教授、好きだなあ(笑)。
親近感を感じる。親近感といえば、エリナ先生の彼氏の人にも感じますが。
まわりから偽善者と呼ばれるタイプの人の苦しみって、あるよなあ、と。



2002年11月25日(月) 血液検査とアカネヒメとクリスマスコフレ

今日は、血液検査の結果のでる日でした。
とりあえず、今回も癌じゃなかったので、ほっとしました。

でも、肝機能が落ちちゃったので(これは飲んでいた薬のせい)、しばらくは無理せずのんびりと生きていかなくては。

アカネヒメ4を今朝方に書き上げたのは、結果が悪かったら、書けなくなる自信があったからだったのですが、まあなんともなくて、よかったなあ、と。
でも実は、今回、だるさと疲れとめまいの中で、「こりゃもうやばいかも」と思いつつ書いていたので、話がせっぱつまっているというか。
とある若い女の子の夢を、幽霊や妖怪(&アカネヒメとはるひ)が、バックアップして叶えてあげる、という話なのですが、どうしたって、気分は、ゆうれいの側に同調しちゃって。その分リアルなせりふがかけたけど。

……なんていうか、ハードな仕事でしたわ。

でもとにかく、大丈夫だったので、病院にいったあと、複合商業施設に行って、アルビオンのカウンターで、クリスマスコフレ買って、ハーバルフォーミュラ買って、新製品のファンデ、アクアミネラルとかも買っちゃって、限定品のラメマスカラも買っちゃって〜♪
合間に、ポプラのNさんとメールで打ち合わせ。
そう、もう、クリスマス会出席のための旅行準備の時期なのですものね。

通信講座のお弟子さん、杏実さんの作品を拝読しました。
また明日読み直しますが、相変わらず映像的で、いい感じ。でも今回は、前回までと全然違う作風できましたね〜。共通する要素はありますけれど。
明日は、きちんと添削をして、そのあと、郵便局の近くにある美容室に行く予定です。髪がもうばさばさで、色はげちゃってるので…。



2002年11月24日(日) 停電の夜のように

昨夜は、定例チャットの夜でしたが、まさにその最中に、サーバがダウンしました。
チャットそのものは、およそに避難して、そのまままったりと続けられたのですが、風の丘に一時的にアクセスできないような状況になっていたので、心配なさった方もいらっしゃるのでは、と思います。すみません。

で、のんびり会話した言葉。
「停電の夜みたいで、なんか楽しいねえ」
イレギュラーな出来事も、たまにはいいものです。

今日の香りは、ニナ・リッチのベルドミニュイ。



2002年11月23日(土) いろいろと短く

なるべく睡眠をとるようにして、ビタミンを大量にとっていたら、風邪は収まったようです。このままなんとか、書き上がるまで持ちこたえていたい…。
しかしまあ、お肌も荒れちゃって、もう、という感じです。
これもビタミン剤で治るかなあ?

ばたばたしている間、いろんな人たちに、気遣ってもらったり、声をかけてもらったり、さりげなく心配してもらったりしました。
そのどれもがうれしかったんですが、いつも上手にお礼が言えなくて、ごめんなさい。わたしは照れ屋で口べたなのです。

ありがとうございました。



2002年11月22日(金) やはり短い日記

アカネヒメ4執筆中。

毎度執筆中は、内容がない日記ですみません。
どこにもいかないなにもみない状態になってしまうので。

原稿はいま、明るいゆうれいのみなさんが、わいわい騒いでいるというシーンを書いているのですが、元市場のお化粧品やさんのお姉さんのゆうれいと、いじわるアイドル歌手のゆうれいのふたりの掛け合いが、楽しくていいです。
いや楽しいんだけど、そこはゆうれいなので、悲しい話も少しあるけど。
それで、同調してしまって、プチ鬱気味です。まいった。

フォア文庫の新刊がとどいたのですが、帯の「次回新刊」に、新シェーラの予告が。……原稿、書かないとなあ。
話もキャラもできているから、書けばすぐだけど。
アカネヒメのあと、すぐに始めないとでしょうねえ。
まあ、これは、楽しみな苦労ではある。

今日の香りは、ミッシェル・クランのアンソムニーO2。
水とお茶の香りがします。くつろぐ香りのオゾン系。



2002年11月21日(木) いまだ短い日記

昨夜はさすがに長時間ねてみました。この時期、風邪をこじらせたら悲惨なので。
今後はあまり無理しないように書こう。

昼頃起き出して、銀行や郵便局などの用事をして、あとは紅茶を飲んだりしつつ、お仕事を少々。
夕食(今夜はサーモンどんぶり!)を食べたあとからが、今夜の本格的な仕事になりそうです。

夕べはねながら、アカネヒメ4をよりタイトにするべく構成の建て直しをしていました。でもやはり長くはなりそうなので、とりあえず、70枚くらいで書き上げて、あとで派手に削ろうと決意。

今日は、猫二号りやの2才の誕生日です。
このアメショー娘は、好物がエビオスくらいしかないので、お誕生祝いのしようがないのですが、せめて、思い切りなでてあげようかと思っています。
(しかしそれをすると、アメショーは毛が抜ける抜ける(^^;)

アカネヒメの第一稿が完成したら、新しい猫おもちゃでも買いに、街に出てみましょう。赤いコートを着て。クリスマスの飾り付けになっている街に。



2002年11月20日(水) 短い…

風邪引いちゃった〜
しまった、仕事する速度が遅れる〜

無性にサーモンのお刺身が食べたくなったのは、なにかその中の成分を、今のからだが求めているんだろうなあ…。

あー、頭いたい。



2002年11月19日(火) 短い日…

今日の香りはプルミエ・ジュールです。けっこうすっきりした香りなんですが、寒い季節でも似合う感じ。
「初めての日」という意味のこのフレグランスは、ちょっといま書いている作品のイメージに合わせてつけていたりします。
ミュージカル女優志望の女の子が、前に向かって一歩踏み出す物語なので。
生まれ変わった第一日目、という感じで。

アカネヒメは、結局、キャラクターの数を三人ほど削るという荒技をいまやっているところです。ストーリーも微妙に変わりますが、まあ仕方ない…。
当初考えていたキャラクターを全員登場させると、原稿の枚数が百を超えるのはまず間違いなさそうな気がしたので。
しかし、五十枚代というのは、わたしには少し短くてちょっと辛いなあ。
せめて六十あれば…。

毎日夜明けまで働きつつ、お肌の手入れは欠かさないわたしですが(そんなことするより寝た方がよっぽどいいのはわかってるんだけどさ)、最近、クマを治すために、エスティ・ローダーの、アンサークルという目の下用美容液みたいなものを塗り塗りするのが楽しくて。
だってこれ、「鮫の軟骨」の成分入りなんですよ(笑)。
魔女っぽいなあと思って、楽しいんです。なんとなく(^^)

お仕事早く一段落させて、来月の旅行のための準備をしなくては…。



2002年11月18日(月) 短い日記

流星群の季節なんですね。
願い事のある人たちのために、一瞬でも、空が晴れますように。

今日の香りは、ベルドミニュイ。
甘いコーヒーとクッキーとお酒の匂い…。
こんなこっくりこってりとした香りが似合う季節になりました。

あー、仕事、まだ半分しかできてない。
今夜は徹夜しようかなあ…。なんとかしないとなー。



2002年11月17日(日) 早めの短めの…

毎度仕事が忙しくなると、部屋の掃除をしたくなるのはなんなのかなあ?
現実逃避の一種かしら?

部屋においてあるワゴンの一つがごちゃついているのが気になって気になって、結局、積み重ねられていた本を、いるものいらないものにわけるという作業をしてしまいました。えーい。仕事が済んだら、古本屋さんに直行だ!
ついでに、古いテレビゲームあたりも、一気に売っちゃうぞ!

さて。仕事の続きをしなきゃ。

今日の香りは、サンプルをいただいた、シスレーのオードゥソワ。
「いかにも仏蘭西〜」な、懐かしいような香りです。でもいい香り。
ジャスミンがかなりきいています。



2002年11月15日(金) そして今日も早めの日記

☆「魔女の血をひく娘」(セリア・リーズ著 亀井よし子訳 理論社刊)の書評というか、紹介記事を書いて、産経T記者様に送った。
自分が属している共同体と相容れない、魔女と呼ばれる少女のお話で、ちょっとニューエイジなノリのある歴史ファンタジー。
読んでいて、「スリーピー・ホロウ」や、「Xーファイル」が脳内をよぎるというか、そういう雰囲気の児童文学。
書評、いろいろかき込みたかったんだけど、字数制限があるので、ほとんど内容紹介に終わってしまったところが心苦しい。再来週あたりに紙上にのると思います。

☆お友だちから内祝いのお菓子が届いた。
お野菜にお砂糖まぶしたお菓子とか、お赤飯みたいな和菓子とか…
見た目はお弁当なのに、実は和菓子なの。
疲れた脳にしみる甘さでした。美味〜♪
ありがとうです〜Tさん。
(内祝い以外のおみやげも、もちろんうれしゅうございました)。

☆通信講座のお弟子さん、杏実さんから新作が到着。
いままさに、到着!
おお! タイトルが今回は娯楽ものしてますね。期待しています!
少しだけ、時間をくださいね。

☆アカネヒメ4,続行中。



2002年11月14日(木) 早めに短めの日記

アカネヒメ4、ひきつづき執筆中です。

今日は、病院にいって、いろいろ検査などしてきました。
定期検診というか、そういうものです。
血もちゅーっと抜かれましたが、でが悪かったらしく、看護婦さん二人がかりで、「あら、でないわ〜」「ちょっとそのへんしめて」というやりとりの末、やっとこさ、わたしの血液は、袋詰めになったのでした。

その後、エコーで、問題の卵巣様の画像を見たり、子宮筋腫がほどほどに育っている画像も見たり、明るい女医の先生の「あのね、筋腫ってね、タマネギみたいにできてるのよ〜」という解説を聞いたり、と、楽しい時間を過ごしました。

病院にいくのは、わりと好きです。
なんだかんだで、あの病院にも一年も通っているし、なじみの客、もとい、患者というか。
ただ、無意識のうちに、お医者さんと看護婦さんに受けをとろうと思ってしまうので、病院をでたあと、疲れてため息をついたりもします。
…ねっからの芸人なのね、わたしって。

さ、今日も元気で(いやなにかが違うか?)、お仕事お仕事〜♪



2002年11月12日(火) ひきつづき短めの日記

来週までの締め切りの連続を、どうこなしていけばいいかと思案中。

今日は姪三歳の七五三でした。ドレスを着た姪の、おすましぶりが愛らしかった。大きな鏡の前に座って、写真館の人にメイクしてもらうわけですが、そのとき、表情が、一種独特のきりっとした表情になっていって、興味深かった。
なんていうのか、「ドレスを着る」ことによって、日常とは違う別の人格に移行してゆくのを、本人が意識しているような。お姫様になってゆくような。
これって、一種の変身だよなあ、と思ってみていました。

そのあと、諏訪神社にゆき、お祓いを受けて、帰りは境内のうどん屋さんで、お昼を食べました。煮干しだしで美味しゅうございました。
で、夕食まで弟一家といっしょに過ごして、さっき帰ってきました。

ので、今日はお仕事できなかったから、いまからなのであります。

今日の香りは、ゲランのラブリーチェリーブロッサム。
女の子のイベント、ということで。
久しぶりにつけたけど、やはりすてきですね。品のある甘さで。



2002年11月11日(月) いろいろ

アカネヒメ4執筆中なので、短めの日記です。

☆中島みゆきの「心守歌」を聴いています。
…ああなんか、中島みゆきにとりつかれつつあるかも(笑)。
ところで、中に一曲、「夜行」という曲がありまして。
ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、これは、夜遅く街にいる人々(=帰る場所を持たない孤独な人々)は、ろくなもんじゃない、あやしい奴だと人はいうけど、ほんとは嵐に折れそうな野菊をかばうような、優しい人ばかりなんだよ、と歌う歌なのです。
最初に歌詞カードを読んだ時、内容からいって、これは「やぎょう」と読むのだと思ってました。百鬼夜行。妖怪変化のような感じで。
そしたら、「やこう」でした。まあ、当たり前といえば当たり前なんだけど。
…やぎょうのほうがおどろおどろしくて、怖くていいのに〜ぶつぶつ(笑)。
でも、やぎょう、じゃ、京極夏彦の世界になっちゃいますか(笑)。

☆鹿とまちがえて、競走馬を撃った人の話。
撃たれた馬の心理を考えると、鬱はいります。
馬は犬と同レベルの知能があるといわれていて、また社会的生活を営む(群れで生きる)動物なので、人間から危害を加えられたというのは、かなりショックだっただろうなあ、と。人間を疑うなんてこと、考えたこともなかったろうなあ、とか、銃を持った人を見ても、逃げようなんて思わなかったろうなあ、とか。
人間を信じている生き物が、人間から殺されるくらい残酷なことはないですよね。
ついでにいうと、わたしは猟銃は嫌いです。

☆年齢相応に年をとるということ。
お肌の手入れをしながら、いつも思います。「若作り」はいやだな、と。
人はその年齢なりの美しさがあるんじゃないかなあ、と思うので、「若返ろう」とは思わないんですよね。わたしはゆったりと美しく老いてゆきたい…。
でもそれは、いままでみたいに肌をほったらかしにするという意味ではなく、見苦しくないように、肌(=自分自身)と向き合いつつ、肌と会話しながら、年令を重ねて行きたいんです。
その年にふさわしい、きれいな人でいたいなあ。



2002年11月10日(日) これがうわさの…

わたしは顔色が悪い女です。

うつむき加減で暗がりにたっていれば、まるでお化け。
目をつむって寝ていれば、それは死体。
そもそも血流が悪く、呼吸もゆっくりめ。
低空飛行で、ひっそりと生きている女です。

そんなわたしが、手に入れたのは、究極のコントロールカラーこと、ニナ・リッチのバーズ・ニュアンセ。
これを化粧下地の上に薄くのばして塗るだけで、顔色がよくなるらしい。
…ま、お値段もよかったんですが。

先日、百貨店のエスティ・ローダーのカウンターに、わたしは予約していたクリスマスコフレを取りに行きました。美容液のキットと、かわいい黒猫のコンパクトです。
で。
やはりカウンターにいくからには、きれいにしていかないといけません。
できるだけきれいにお化粧していかないと…。
わたしは、その日届いたばかりのバーズ・ニュアンセを使ってみることにしました。

いつも使っている下地の上に、おそるおそるのばしてみると…
うわ。なんだか白い。白いというか、うす桃色…。
うひー、と思いながら、指先でのばしてゆくと、ふっとある瞬間から肌になじみました。するとなんとも肌に透明感がでたんですね。
へえ、と思いながら、リキッドとお粉を乗せると…。

すごい、と、鏡をのぞき込みながら、わたしはうめきました。
「これは、生きている人の、肌の色だ…」
それはある意味、生まれてから一番血色がよい肌色をした、わたしの顔だったかもしれません…。

うーん何回見ても、肌の色がいいなあ、と思いながら、でも自己暗示かもしれないし、と思いながら、わたしは百貨店のエスティのカウンターにいきました。
BAさんたちが、開口一番。
「今日は、お顔の色、すごく血色がよくてらっしゃいますね!」

客観的に見ても、死体の顔色ではなかったらしく…。

すごいぞ、バーズ・ニュアンセ。
さすがに、松田聖子ちゃん御用達。嶋田ちあきさん愛用の化粧品だけあるぞ!
わたしの顔に、血の気をよみがえらせてくれて、ありがとう!

ところで。
黒猫コンパクトですが。
眠り猫のデザインといい、黒い七宝といい、首輪のラインストーンといい、あまりにもすてきなので、毎日、なでなでしています。
…実は、兎のコンパクトも買っちゃったんですけどね(笑)。一目惚れして。

結局、今年、クリスマスコフレで買ったのは…
エスティ・ローダーのキット二つと、コンパクト二つ。
アユーラ美彩コフレ。ポール&ジョーのコンパクト…。
ふう。このへんで打ち止めにしないとなあ、といいつつ、仕事の合間に、ちょこちょこ手にとってながめると、すっごく幸せな気分になるのです〜。



2002年11月07日(木) いわゆるハリポタ現象の是非について

…ていうか。
是非も何も、わたしは、ハリポタが好評なのって、純粋に嬉しいですね。

わたし自身は、まだあの本のよい読者ではない(1巻だけしか読んでいない)のですが、ひとりの本好きとして、また日本の児童書作家の端くれとして、あの本が日本でどんどん売れて、どんどん読まれることって、大歓迎です。

まず、本好きとしては、こんなことを思います。
・ブームもいろいろあるけど、本がブームになるなんて、なんてすばらしい!
・これをきっかけに、いままで本を読まなかった子たちが、読書という行為を好きになってくれればなあ。
・家族でハリポタを読んでいる人も多いらしい。すてきだなあ。
・ハリポタブームのおかげで、絶版になっていた本が復刊されたり、海外の長編ファンタジーがどんどん翻訳されるようになった。嬉しいなあ。

児童文学作家としては、こう思います。
・長編ファンタジーの依頼が増えて、嬉しいなあ。
・ファンタジーを読む子どもが増えそうで嬉しいなあ。
・連鎖反応で、国産児童書の文壇におけるファンタジーの地位が微妙に上がりそうで、嬉しいなあ。
・日本中の子どもたちがわくわくしてシリーズものの刊行を待つ姿というのは、見ていて本当にかわいいし、愛しいなあ。

なんとか時間を作って、ハリポタマラソンをしてみようかと思案中。
できれば、愛読者になれたらいいなあ。
だって、年に一冊新刊が出るシリーズものの刊行を待つ、って、その年の葡萄酒を待つ気分と似て、とても楽しそうな気がするから。
それにね。本好きとしては、「話題作をみんなで語る」というのは、ぜひ、やってみたいことなんです。読んでいないと、参加できないものね。



2002年11月06日(水) 風邪気味〜

いろいろ外に出てしなきゃいけないことも多いものを…。
鼻がぐすぐすでてますよ。まったくもう。

とりあえず、今日はお布団で寝ながら、本でも読みましょうか…。
朝のシャワーはお休みです。あ、でも、腰湯はいいかも〜。

南のうお座さんとこの猫さんたちの写真を拝見しました。
どれもこれもかわいいんですが、「一眼レフにびびるみなみちゃん(小次郎くん)」というタイトルのが、かわいくてかわいくてもう。
腰が引けてる感じが、ぐーでした(笑)。

猫って、体が小さいから、人間には当たり前の道具でも、「それなにそれなに?」になるんですよねえ。
うちで最近かわいかったのは、猫二号りやが、手動の豆ひき機を初めて見た時の、ようすでした。テーブルの上においてある豆ひき機の、とってのさきのぐるぐる回すところを、手で、ちょいちょい、とした手つきがかわいかった。

でも、そのかわいいりやが、昨夜夜中に、ハンガーにつるしていたわたしのショールの先のかざりのポンポンで一人遊びほうけていたのは、かわいかったけど、困りものでしたわ(笑)。お気に入りのショールなので、とりあげて、ひきだしにしまっちゃいましたが。<いつまでもさがしていたりやでした。

さあて。
朝兼昼ご飯でも食べましょうかね…。
で、休もう。



2002年11月04日(月) 今日はのんびり

少し風邪気味だったので、パジャマの上にガウンを着て、焼きリンゴ作ったりしてました。思いつきで、チーズのかたまりも詰めてみたら、美味しかったです…。
大きなリンゴで作ったので、明日また食べる分があるので幸せ。

今夜はこれから、古田足日先生の新刊「ひみつのやくそく」(ポプラ社刊)をゆっくり拝読します。古田先生の本は大好きなのです。今度もわくわく。
しかし、作家になって何がよかったかって、子どものころにファンだった先生たちと、お会いできたり、お手紙出せたりすることでしょうね。
わたしのように、子どものころから本好きで、そのまま児童書の作家になった人間には、夢のような業界なのです、ここは。

ええっと、あとは、産経の書評で送られてきた理論社の面白そうな翻訳物にも、少し手をつけておかなければ…。表紙見る限りでは、いけてそうな予感。
(「魔女の血をひく娘」セリア・リーズ)<新大陸における魔女がりの話かな?

明日には、連休明けの各出版社さんたちとのやりとりが始まります。
このごろ、すっかり夜更かしの癖がついてるんだけど、明日からは何とか、早い時間におきるようにしよう…。
(担当さんからの打ち合わせの電話で目覚める、なんてことがこのごろ多いので。ちょっとそれはなーと、思う)。

ところで、香水の話。
エタニティ・ローズブラッシュを、自分へのご褒美(の一つ…)として、入手したのですが、思ってたより、オゾン系なんですねえ。
雨上がりの庭で、大輪のバラの花が咲いている感じです。
オゾン系の香は好きだから、わたしはばっちりお気に入りですが、オゾンがだめな人はダメだろうなあ、と、思いました。

自分へのご褒美(これもその一つ…)の、PAUL&JOEの限定お粉のセットが、非常にかわいくて、一日に何度も手にとってコンパクトを開いたり閉じたりしています。コンパクトって、どうしてこんなにすてきなんだろう…。



2002年11月03日(日) 石になった人

長崎は、雨の日がつづいて、そのせいもあるのか、冬のような寒さです。
ので、今日は某スーパーに、スパッツやレッグウォーマー、お部屋用の分厚い靴下を買いに行きました。
冷え性で、なのに深夜机に向かうわたしには、その手が必需品なのです。死活問題。

で、ついでに地下の食料品売り場に降りて、昨日のチャットで話題になった(笑)、リンゴ焼きとイチジクのワイン煮とローストチキンの材料を買おうとしました…が、リンゴはゲットしたもののイチジクはなく、チキンは雨降りだったので、荷物になるから手羽身だけにしました(涙)。

レジに並んでいた時、前にいた親子がちょっといい感じでした。小学校高学年くらいの、「お母さんと買い物に着たのが楽しくてたまらない」って感じの眼鏡かけた男の子と、ちょっと忙しそうな、お化粧っけのない、でもさばさばした感じのお母さん。何話してるのかまでは聞かなかったけれど、いい雰囲気の親子だなあ、と思っていたら。
そのお母さんの番になったら、お母さん、顔から表情がなくなっちゃって。
つまりその、息子見てる時と、レジの若いお姉さんを見てる時で、表情が別人みたいに変わったんです、そのお母さん。
いままであふれていた笑顔はどこいった、という無表情。

レジの人は、にこやかに「いらっしゃいませ」とか一連のせりふを話すわけですが、その一言一言に対しても無表情。うなずきさえしない。目も合わせない。
っていうか、あごをくっと上に上げつづけて、いっそ傲慢な感じ。
傲慢なままで、表情が石のように固定されている。
わたしは心の中で、「あんたは死人か」と、つっこみ入れてました。

サービス業に従事する人とか、販売員の人に対して、傲慢に振る舞う人というのは、わたしはちょいと苦手です。
中年以上の男女に、たまにいますけどねえ。その手の人たち。
「お店」の人たちに、初対面なのに必要以上になれなれしい口をきいたり、見下した口調で話したり、信じられないような頼み事をする人々。
「お客さん」って、そんなに偉いものですか?

わたし自身は、どこでも「お店」にいけば、「お店の人」には敬語を使って話すのがすきだから、どうも、「お店の人を下に見て話せる人々」の心理が理解できない。ていうか、そもそもそれがお店でのやりとりにかぎらず、どんな場面においても、人の職業や年令によって、相手に対する態度を変える人々、というのがどうにもいやで…。
そういう人にかぎって、相手の職業が「いい仕事」だと、目に見えて態度を変えるからなあ。

わたしは作家になる前に、ほんのわずかな経験だけど、あちこちでアルバイトなどもしてきました。もうそのときは、キャリアもない、未来も海千山千の、田舎の小娘ですよ。そういう人間に対して、一部の大人たちがどんなふうな扱いをするのか、ごくわずかな経験ですが、してきました。
だからね。いま、夢が叶い、それなりに華やかな仕事をしていても、この先、客観的に見て「偉い人」になることがあったとしても、ずっとこのまま、他の職種の人や、若い人たちを見下すような態度だけはとりたくないもんだと思っています。
二十代の日々のことを、当時の思いを忘れないぞ、わたしは。

「お店」の人たちと、丁寧な言葉でやりとりするのは楽しいのにね…。
笑顔であいさつや、会釈をした方が、お互い気持ちがいいものなのに。

某スーパーのレジ係のお姉さんは、石の表情のお母さんにもたじろぐことなく(なれっこなんだろうなあ)、笑顔でてきぱき働いていました。
プロだなあ……。



2002年11月02日(土) 今後の予定

☆ポプラ社の「黄金流砂」(仮)は、担当Nさんにとても好評。めでたしめでたし。今後、書き込む方法で直してゆくことになりそうですが、それはわたしも賛成なので、いうことなし。
今日の打ち合わせで、タイトルをNさんにお任せでつけてもらうこととする。
(黄金流砂、というタイトルの本やマンガが、先行して複数存在しているので、やはりかえておきたいのです。で、いま現在わたしにはこれというアイディアがないので)。
今回の仕事は、担当Hさんの意見もきけそうなので、ちょっとまたにぎやかな感じで、楽しめそうです。

☆中旬締め切り予定で、岩崎の「アカネヒメ4」を書きます。
まっててね。岩崎Yさん。

☆それがすんだら、童心社単行本…の前に「新シェーラ1」かな?
小峰書店は、風のうわさによると、意外なものを書くことになるかもしれません…。ほんとかなあ? 本当なら嬉しいけど、体力もつかしら?

☆あと…積み残しの約束、なかった…かな?



2002年11月01日(金) 美容部員さんとか知らなかったこととか

今日はお休みということで、某百貨店の中にある某ブランドのカウンターにいって、予約していたクリスマスのキットを買ってきました。ついでに、前にきた時にサンプルでいただいていたファンデがよかったので、ファンデと、それと組み合わせるためのルースパウダーも購入。その他人気商品であるらしい美容液などなども購入。
たいそうな金額のお買い物ではありますが、まあ、自分へのご褒美ということで。
ここ数ヶ月、昨年遅れた分の仕事の遅れを取り戻すためにがんばった(当社比)ので。

で、カウンターで今日はかなり長い時間話し込んだのですが(ファンデの色選びとかもしましたし)、美容部員さんがふと、「わたくしは私生活の半分(の時間とお金)は、自分の肌のコンディションの維持のために使っています」と、いったのでした。「BAの肌が美しくないと、お客様に対して説得力にかけると思いますので」ですって。たしかに、きれいなお肌の人でした。
なるほど〜と、思いました。同時に、プロだな〜と、思いました。
どの職種にしたって、その道のプロは、見えないところで、自分の時間を犠牲にして、楽しみつつ、苦しみつつ、がんばっているのでしょう。
水鳥が、水面下で脚を激しく動かしているように。
そして、カウンターでは、にこやかにほほえんで。

しかし、どこのカウンターにしても、美容部員さんたちの日本語はきれいですね。とくに、外資系は徹底して美しいです。
話していて、ときどきはっとするほどです。それに、こちらが質問した時の、瞬時の受け答えが的確で見事だなあ、と、思います。
お化粧といっしょに、日本語の使い方も教わりたいなあ…。

…それにしても、お化粧について、知識が増えていくといろいろ面白いです。
ていうか、自分について知らないことが多かったので面白い。
最近、自分の肌が、ブルーベースの夏、というものだと初めて知りました。
「薔薇色やサーモンピンク、青や黒が似合うでしょう」といわれればたしかにその通り。
「クマが目立つのは、顔の皮膚が薄いからで、その上、血行も悪いから」といわれれば、そうなのかもしれない、と思い。
ううむう。
世の中、勉強すべきことは、まだまだたくさんあるようです。
とりあえず、お肌の乾燥を何とかしなくては。

ええっと。
風の丘通信、めだたく10万ヒットを越えました。
本当なの〜?という感じですが、これもひとえに来訪者のみなさまのおかげです。
ありがとうございました。今後も、のほほんと続けてゆきたいと思っています。


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