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乗り越えるべき壁と、次の課題 - 2001年07月30日(月)

久しぶりに、1人で行く出張です。
場所は、東京。
「東京」と一括りにしても、私とあの子が良くあっていた場所とはまったく違うところでの仕事です。

ある意味、今日は山場になる気がしてました。
いつかは、乗り越えなければならない。
この仕事をしている限り、東京に来ることは何度もある。けれど、それを拒否することなど、もちろんできるわけない。

あの子に会わない、一人の「東京」。それは、本当ならもうとっくに乗り越えているはずの、乗り越えなければならないはずの、壁でした。
私にとって。

仕事自体に不安はありません。いつも通り、手順を踏んで行けば、大丈夫。
慣れから来る怖さもあるのだけれど、今日はそれよりも、「一人でいる東京」のほうに意識が向いていたから。

今日は、日帰りです。
まだ、一泊する勇気はありません。
一人で、東京の夜を過ごす自信はありません。これは、私の次の課題です。

でも、大丈夫。少しずつ、少しずつ、手順を踏んで行けば、いつかは乗り越えられる壁だから。
そして、それはきっとすぐに来るのだと思う。



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大切 - 2001年07月29日(日)

今日は、何をしていたかと言うと、ほとんど寝ていました。
ここ最近、ずっと出かけることが多かったので、久々に「ぐうたら」した休日でした。

何をするでもなく、ただウトウトとするだけでも、頭をよぎることは変わらない。
それも、まあ仕方のないことでしょう。

こんな日も、大切。


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宮崎映画 - 2001年07月28日(土)

今日は今年結婚した友人と遊びに行きました。
といっても、映画を見に行っただけですが。

見た映画は「千と千尋の神隠し」です。
一番、見たかった映画です。ちなみに友人の希望は「A.I」でしたが(笑)。

宮崎駿さんの作る映画が好きです。
「ナウシカ」も「ラピュタ」も「もののけ姫」も。
確かに、メッセージ性はあるのに、それが押し付けがましくないところが、好きです。
「もののけ姫」は、私は大好きです。周囲の評判はイマイチでしたが。

彼が作る映画を見ると、いつも「この時代に生きていて良かったなあ」と思います。
どうしてだか分かりませんが。

今回の映画は、とてもメッセージ性はあるのだけれど、それ以上に、幼い頃に冒険小説や、推理小説を読んでいる時のような、ドキドキ感を感じる映画でした。
「ハリー・ポッター」を読んでいる時に似たような感覚に陥りましたが。
「映画」なのに、まるで小説を読んでいるような、「このページをめくったら何が書いてあるんだろう」と思うのと同じように、「この先はどうなるんだろう」と思います。
途中で、子供がふたりほど「こわいー」といって泣き出しましたが(笑)。

映像の綺麗さ、ストーリーの緻密さ、そして何より、創り手の押し付けがましいメッセージを感じることなく、あくまで見る側の意思を尊重しているかのような雰囲気。
どれをとっても、一級品だと思いました。

もう一度、観たいと思うくらい。きっと、ビデオが出たら、真っ先に買うでしょう。

友人とはその後、地元に戻り、旦那を呼んで3人でカラオケに行きました(笑)。なかなか楽しい日でした。




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ブルーを感じない日 - 2001年07月27日(金)

いよいよ、ラストスパート、という感じでしたが、実を言うと、夕方前にはもう終わっていました。自分ができるところは。
よくやったなあ、と自分でも思いますが・・・。

仕事の後、今日は2ヶ月に一度ある新人(その範囲の定義がイマイチ統一性がないのですが)勉強会です。
今回のテーマは「デザイン」。各自、自らの資料を提出しますが、堅苦しくなく、という前提の下、あまり事前の資料など、役立ちません。

今回は、ここ最近、ヒット企画を連発している、私の同期の上司がゲストです。
今まで参加していたメンバーとは少し変わった変則的なメンバーのため、最初は少し不安でしたが(別に私が幹事ではないのですが・・・)結論を言えば、かなり楽しい勉強会となりました。

「デザイン」というテーマから外れることはしばしばあったものの(それはいつものこと)、「会社」「編集」「企画」さまざまな視点での話しは、今までの中で一番深められた勉強会だったように思います。

二次会の席では、引き続き仕事の話をしているグループと、日常の話をしているグループに分かれていましたが(笑)。私?私は日常の話のグループです(笑)。

楽しかった。
久しぶりに、ブルーを少しも感じることのない日でした。



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課 - 2001年07月26日(木)

どれだけやっても、仕事があります。というより、終わらない(笑)。
今思えば入社直後、今の編集部に配属直後に「仕事がない」と同期同士で話していたのが嘘のようです。
「仕事がない」というよりも、「できる仕事がない」という表現のほうが正確だったのでしょう。

この後に及んでも、〆切を守らない先生がいます。
電話で話しをしても、わかっているのだか,わかってないんだか・・・。
それでもなんとかなっていくのが、不思議といえば不思議なのですが・・・。

私が所属している課は、今すべての編集部が忙しい。
というわけで、他の課が帰っても、私の席の周りはにぎやか(笑)。まるで、「家族」のようです。
私が入社した当時から数えて、今で私は3つ目の課です。担当雑誌が変わっているわけではありません。課の編成が変わっているというだけです。
それでも、私は今の課が好きです。
一番最初に配属された当初の課も、アットホームで好きでした。でも、今考えると、当初に配属された課で、今も残っている人というのは、かなり少なくなっています。

どの同僚も、好きです。
いろいろな経験をしている人が沢山いて、そんな話を聞くのが私は好きです。だから、もっともっと、話をしたいと思う。
いろんな話を聞きたいと思う。

時々、焦ることもあるけれど、私はまだ、この会社では何もしていない。


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久々の会社 - 2001年07月25日(水)

久しぶりの、出社です。
別に仕事をサボっていたわけではありません。会社には3連休の初日に出社してきたけれど、同僚に会うのが、約5日ぶりです。どことなく、懐かしい(笑)。

朝会社に来ると、机の上には、回覧と、校正原稿と、そして贈呈される他社の雑誌が山積み・・・。午前一杯、それらの整理と後片付けで追われてしまいました。

後3日です。3日で、このせっぱ詰まった状況から、開放される。先が見えてくると、ヤル気も沸いてくるというものです。
隣で仕事をする上司には応援は頼めません。上司は、上司の仕事があるから。きっと、ここを乗り切れば、私も少しはまた、前進できるのでしょう。

忙しい、という状況に救われることも、あるのです。


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名古屋出張2日目です - 2001年07月24日(火)

名古屋出張2日目です。
はっきり言って、この二日目はかなりきつかった。
いつもなら、会場が二つくらいあって、そこを行き来したりするのだけれど、目いっぱいの演題を1会場に詰め込んだプログラムなため、朝から晩まで座りっぱなし。2時間30くらいあったりして、かなり集中力的にきつかった・・・。
話は面白いものが多かったのだけれど。

二日目は、日本人の姿はほとんどなく、ドクターの姿もあちこちで見られた。
昨日にも増して、英語ばかりのプログラム・・・。久々に全神経を集中して取材をしたという感じでした。
心配なのは、写真の対象と私の記憶が一致するかどうか(笑)。
早めに記事を書いたほうがいいかもしれません。

長い、長い一日が終わって、二人とも、ぐったりです。
それでも、楽しい学会だったと思います。

明日らからは責了前の怒涛の週末が始まります。






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名古屋出張です - 2001年07月23日(月)

今日から1泊二日で名古屋です。
まずは午前中は病院での取材です。
はっきり言って、今まで一番「中途半端」な施設でした(笑)。

全然何もしているでもなく、何かをやっているでもなく・・・。ちょっと、記事を書くのが不安になる施設でしたが、それでも、ひとりひとりに聞く話、そして、それを話してくれる人たちの顔は、みな生き生きとしていました。
なんとかなるでしょう。

そして、午後からは、学会の取材へ。
私にとって、初の国際学会です。学会の内容は、世界各国の移植コーディネータのための学会。
この学会は直前までバタバタしていたのでないようがほとんど把握できないままでの取材となってしまいました。
先に取材に行っていた同僚からもらった朝のメールによると、とりあえず抄録(もちろん英語)と、同時通訳はあるらしい、ということがわかったのでとりあえずは安心。

会場には割とちらほらと日本人の姿も見えましたが、やはり、国際学会。インターナショナルな様子です。
ああ、もっと真面目に英語をしておけばよかったな、もっと上手に英会話ができればよかったな・・・などと思ってしまいます。

一日目の内容は、コーディネーターが、どのように家族、患者に介入して行くかという点に重点が置かれていました。
しかし、一概にコーディネーターと言っても、世界各国で立場はまったく変わります。国から認められているもの、州単位で認められれているもの、病院単位で認められているもの、
給与体制や勤務体制にしても、移植コーディネータ専属でしている人もいれば、他の業務と兼務でしている人もいます。

「科学」を根拠にする医療のはずなのに、それを支えているのが「習慣」と「ボランティア」だというのが、この業界を見てきてまだ日が浅い私の感想です。
それでも、これから良くなって行く、良くなろうとしている、そして何より、現場の人たちが良くしようとしているのが感じられる内容で、一日目は終了しました。

夜は、同僚とご飯です。
ホテル近くの居酒屋で食事です。
私は、この同僚が大好きです。特によく話すというわけでも、ご飯を食べに行くというわけでもないのだけれど、彼女のもつ、人を楽しくする雰囲気が、私はとても大好きです。
そういうものは、その人独自のものだから。天性のものだから、私が欲しくても、手に入れられないものだから。

この時期に、彼女と一緒の出張で良かった。




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自分のための時間 - 2001年07月22日(日)

今日は、初めての部屋捜しに行ってきました。
とても、とても不安だったので、同僚についてきてもらいました。

一番最初に行った不動産屋で見せてもらった物件は、古いものが多くて、「こんなものばっかかなあ」とちょっと、不安になりました。
2番目に行った不動産屋では、そこの事務所は不動産屋ではなく、まるでちょっとした「組事務所」のようで、ある意味こわかった(笑)。見せてもらった物件は、阿多らしいものもあるけれど、どれも、狭くて、イマイチでした。
3番目に行った不動産屋は、事務所はかなり綺麗で、そこの責任者の人は、若くてハンサム。紹介されたところは、新築で、条件的にはかなりいい物件なんですが、如何せん、家賃が高い。仮契約をしたものの、やっぱり気になるのは家賃・・・。物件の条件はいいのだけれど、その家賃が自分には分不相応の気がして、かなり気になっていました。
結局、閉店ぎりぎりに行ったのが、4件目。
ここで結構いい物件を見せてもらった。で、そのうちの一つに、決定。
本当は、眠る部屋と食事をする部屋が別の方が良かったのだけれど、大阪の中心地に近く、地区浅、ということを考えると、そうそういい物件があるわけがありません。2DKに住むのは、もう少し、年齢を重ねて、それなりの自分の生活スタイルを確立してからかな。

何しろ、初めての一人暮らしです。
親の承諾も、何とか取り付けました。といっても、事後承諾に近くて押し切った形になってしまいましたが・・・。
自分が、すごく恵まれた環境にいたのだと、今更ながらに思う。

久しぶりの、「ひとり」です。
それは、楽しみでもあり、不安でもある。
でもきっと、自分にとっての「投資」になる時間だと思います。





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映画の基本 - 2001年07月21日(土)

今日は、早朝から起きてUSJに行きました。
朝8時から開園ということで、家を出たのは、何と7時過ぎ・・・。まあ、当日券を買わなければいけないということもあったのですが・・・。

実は、USJには、当分の間行かないだろうと思っていました。
こういうイベントモノ(?)系、実はあまり行きません。思えば、ディズニーランドに行ったのも、去年が初めて。USJも、こんな近くになければ、きっと5年くらいは行く事がなかったと思います。

しかし、今日は、暑かった。去年のディズニーランドも、結構暑かったけれど、あそこに比べてUSJには日陰の場所が少ない気がします。きっと、熱中症の人も出ることでしょう。

最初に乗ったのは、何と「JAWS」。
ホラーや、スプラッタ系の映画は割と平気な私が、唯一苦手なのが、この「JAWS」。
別に、パニック映画が苦手というわけではないんです。基本的に、「サメ」が苦手なだけなんです。
作り物だとは分かっていても、あの音楽と、水面下からの映像(つまり、ジョーズからの視線)がダメ。
それでも、この乗り物では(昼間だということもあって)平気でしたが。

次に乗ったのが、「ジェラシック・パーク」。
いわゆる、急流滑りを基本としたものだったけれど、これがまた迫力満点。びしょびしょになってしまうけれど、今日みたいな暑さじゃ5分もあれば乾いてしまいます。結構二人とも気に入り、予約券を取って、時間が来るまで他のところを見ることに。

そして、次が「バックドラフト」。
これは乗り物ではないけれど、火薬仕掛けのリアルな様子が見られてとても楽しかったし、何といってもその炎の迫力がすごい・・・。実際に映画に出ていた俳優たちの初回ビデオなんかも流れていて、この映画を見ていない私は、かなりこの映画にひかれました。

そして次に行ったのが、「バックトゥザ・フューチャー」
懐かしい映画です。高校の頃、大人気でした。
3D映像を組み合わせた座席と映像が連動した乗り物ですが、結構重力がかかって首が痛かった。

「ジェラシック・パーク」の予約の時間が近づいてきているため、次のアトラクションで待つ時間はないため、ちょうど始まるという園内放送で聞こえた「ウォーター・ワールド」へ。
この映画、実は見ながら途中で眠った映画でした。なので、最初と最後しか覚えていません・・・笑。
でも、このアトラクションはすごかった。
何がすごいって、俳優陣と、客席のテンション(笑)。
かなり楽しめる内容でした。

そしていよいよ二度目のジェラシック・パークへ。やっぱり二度目もびしょびしょでした(笑)。

その後、「ターミネーター2」で3D映像を楽しみ、いよいよ、「E.T.」へ。
ここは、学生の頃自分がちょっと手伝っていたこともあり、かなり自分の中では楽しみなアトラクションの一つでした。
内容は文章で知っていたものの、実物を見た時はちょっと感動しました。
自分が翻訳していた文章が、こんな形になっているとは・・・。
物を作る時の楽しさ、といえばいいのでしょうか。初めて、自分が手がけた雑誌が「形」になってできてきた時の感動に、ちょっと似ているかもしれません。

そして、その後もいくつかアトラクションを回り、いよいよ最後に見たのが「ハリウッド・マジック」。
絵が動くようになり、映像となり、声がつき、カラーとなり、映画ができるまでの歴史を紹介しながら、歴代のハリウッド・映画の名場面画題スクリーンで見られるアトラクション。
きっと、往年のハリウッドファンも、最近の映画ファンもどの映像が何の映画かを思い出しながら見ることができ、楽しめるのではないかな。
このアトラクション、派手なものはないけれど、かなり私は気に入りました。
「映画」というものの本質、というと大袈裟だけれど、「エンターテイメント」としての「映画」の基本に、もう一度返った気がします。

自分で「映画」を作りたくなる、そんな気分になりました。

それほど期待をして行ったわけではないけれど、私にとってUSJはかなり楽しいものでした。
きっと、近いうちにまた行きたく奈留と思います。


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久しぶりではない友人 - 2001年07月20日(金)

今日は昼から昨日の会議の議事録作りのため、出社です。
月曜日から私は名古屋に出張のため、本来なら月曜日に作るべき議事録が作れないため、仕方なく、休日出勤です。
まあ、他にもやりたいことがあったのだけれど。

夕方からは、名古屋の友人が遊びに来るため、それまでに仕上げなければなりません。
去年の議事録をもとに、今年度の分を作っていきます。
議事録自体は、それほど難しいものではないのだけれど、単にメンドクサイだけ、かな。

とりあえず、今できることをして、月曜からの出張の準備をして、会社を出ました。

名古屋の友人とはGW以来です。なので、あまり変わりません。お互い(笑)。
とりあえず、ご飯を食べに行って、GW以来のお互いの近況報告を・・・といっても、メールのやり取りはしているのであまり取りたてて新しい話はないのだけれど。

とりあえず、明日のUSJに向けて、いつもよりも早めに帰りました。


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会議は踊る? - 2001年07月19日(木)

今日は、大切な、大切な、来年の一年間の特集を決めるための、会議。
週刊誌のように、時期ものではないけれど、それでも今の話題から逸らすことは、できません。
かといって、今はやりのものが、来年も話題になっているかというわけではない。こんな時、月刊誌の難しさを感じます。もっと身軽な雑誌がいいなとは思うのだけれど、自分が書くものではないから、書くことが本職ではない先生たちに無理をお願いするのも、難しい・・・。

会議は、朝イチにキャンセルになった先生が一人いたものの、無事終了。
去年ほど、トピックス的な話題で盛り上がることはなかったものの、充実した会議だったと私は思います。
こういう時でないと、先生とゆっくり話す時間がないから。

本当は、普段の特集を依頼する時に(上司がするのだけれど)もっと、先生と話しをしてもいいのではないかと私は思う。
上司は、遠慮しすぎるくらい、する人だけれど。
でもきっと、先生も自分たちが関わっている雑誌の売り上げや、人気を気にしているはず。中には、自分からイレギュラー物を上げてくる先生もいるくらいだから。

今の雑誌は、上司の雑誌になっている。
そのチーフのカラーが上手く出ていると思う。
その反面、どことなく私にとって「私」の雑誌だという思い入れが、まだないのかもしれない。



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忙しさを理由にすること - 2001年07月18日(水)

「忙しい」というのは、しんどいけれど、それがときには気を紛らす方法になることもある。
考えたくないことほど、頭から離れないから。「忙しい」を理由に、考えるのを拒否しようとする。
無駄な努力に終わることもあるけれど。

今日は同期と帰りご飯を食べました。
この同期とは、久々にゆっくり話すかも。
彼女は、よくクールに見られるけれど、私からすれば、私なんかよりはよっぽど喜怒哀楽を出しているほうだと思う。
早く言えば、きっと人見知りをするんだと思う。

ご飯を食べながら、彼女の話を聞いた。
彼女から、愚痴を聞くのは初めてではないけれど、それでも、「ああ、たまっているんだろうなあ」と思う。
私はちょこちょこと、聞いてくれる人がいるから、きっと助かっているのだけれど。
彼女は、周囲にそれほど話せる人がいないので、余計なのかもしれない。

もっと、声をかけて、話を聞いてあげるようにしたほうがいいのかな、と少し思いました。




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なにも - 2001年07月17日(火)

なにも、言いたくない。
なにも、聞きたくない。
なにも、見たくない。

そして、なにも感じたくない。

今は、それだけ。


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出会うことの意味 - 2001年07月16日(月)

人と、出会うということ、それ自体に何らかの意味がある。
そういう言葉にであったのは、いつのことでしょうか。
それが本当だとすれば、今日、私の元生徒と会ったのも、それは「偶然」ではなくて、「必然」だったのかもしれません。

帰りの電車の中で、疲れて眠っている私の足に、ポン、ポン、と誰かがかばんらしいものをぶつける。
目を開けると、私が座っている斜め前に日に焼けた高校生が笑っていた。

彼は、いつも、どこでも、私を見かけると「せーんせい」と声をかけてくる。
私と目が合うと、いたずらっぽく笑って「先生疲れてんなあ」(笑)。
彼は高校が楽しくて仕方ないのだという。
クラブでは陸上をしていて、今度熊本であるインターハイに出場することが決まったのだそうだ。走ることが苦手な私にとっては、もうすごいとしか言いようがない。

実は、私は彼はひょっとしたら高校を中退するかもしれないと思っていた。
けれど、彼はそこでちゃんと自分の居場所を見つけた。
自分で、打ち込めるものを、「楽しい」と思えることを、彼は自分で見つけた。「勉強は嫌いやねんけど、学校は楽しい」のだそうだ。
大学にも、行くつもりだという。どこかに行けるとは思うけれど、まだ自分が行きたい大学はないんだと、学校の先生は「勉強しろ」ばかりいうのだと、楽しそうに、一通り自分のことを話している。

「学生のうちに、思いきり遊んどき。そのうち、いやでも働かなあかんねんから」
私が、彼に言えるのは、もう今はこれくらい。
あれほど、怒ったのに、クラスで一番、手を焼いたのに、それでも彼は私を見かけると話かけてきてくれる。

彼を見ていると、あんなふうに笑えた自分がいたのだろうかと思う。
私も、あんなふうに笑っていたのだろうか。

今日、彼に出会った意味を、私は考えなければならないのかもしれない。













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考えること - 2001年07月15日(日)

今日は会社に行ってきました。
本当は、夕方から不動産屋へ行こうと思っていたのですが、仕事はやり出すととまらない(笑)。

いろいろと、グルグルと今は考えてます。
それは、考えていても仕方がないことではなく、きちんと考えれば答えは出ることかもしれません。



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つかれた日 - 2001年07月14日(土)

今日は仕事でした。
いろいろと感情の起伏の激しい日で、かなり疲れました。
いえ、仕事に関してではありませんが。

なので、今日はおしまい。



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ドラマ - 2001年07月13日(金)

久々に、ドラマにはまっています。
岸谷吾郎、和久井映見(こんな漢字だったかな)主演の「世界で一番暑い夏」。
この二人のカップリングが、実はかなり好きだったりします。
「妹よ」(この時は兄妹の役でしたが)も、すきだった。

どこか、頼りないような、でも優しくて、大切な人をしっかり守ろうとする男性と、守られているようで、実はしっかりと相手を守っていたりする女性、という構図が好きなんだと思います。

今のところ、少々脚本のアラが見えるところもあるけれど、見ている人を引っ張って行くだけの魅力のあるドラマだと、思う。

そう言えば、このドラマのエンディングテーマの作詞作曲は、「岸谷香」。今は岸谷吾郎の奥さんで、元プリンセスプリンセスでヴォーカルをしていた奥居香のことだと思います。
この二人のカップリングも、実世界では私は結構憧れます。

そう言えば、昔好きだったドラマのカップリングは、柳葉敏郎と、浅野ゆう子でした。
系統が似ているかも、知れません。






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夏が来る - 2001年07月12日(木)

私は、夏生まれです。
夏生まれだけど、夏は、嫌いです。

歳をとるのが嫌だとか、暑いのが嫌だとか、そういう理由ではありません。
ただ、夏が嫌い。

いつか、夏を好きになることがあるのかもしれないけれど。
それは多分、私1人の力ではないのだと思う。

今年も、また、夏がきます。


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定期 - 2001年07月11日(水)

今日、新しい定期を買いました。
今日までで、定期が切れるから。帰り、忙しいのを、しなければならない仕事を残して、急いで買いに行きました。

新しい定期を買うたびに、次の期限の日付を見るたびにその頃の自分を想像します。
一番最初に、それを意識したのは、多分去年だったと思います。
定期を買うと、その期限が、私が初めて東京に出張に行く前後でした。
「この頃にあの子と会えるんだなあ」
と思ったのが、最初。
次に、買った定期の期限も何度目かの東京出張の前後でした。

そして、その次に買った定期の期限は、今年の1月。何をしていても、あの子を思い出していた月です。
もちろん、買ったときは、そんなことは想像していませんでしたが。

そして、1月に定期を買ったときに考えたのは「この頃にはもう思い出さなくなっているだろう」ということ。
もちろん、無理でしたが(笑)。

そして、今日買った定期の期限は、10月。
この頃の私は、何をしているでしょうか。
もう、あの子を思い出しても、胸が痛まなくなっているかもしれません。
平気な顔で、あの子に会えるようになっているかもしれません。

もしかしたら、次の恋をしていることも、あるかもしれません。




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時間のズレとなくしてからでは遅いモノ - 2001年07月10日(火)

時の流れと、自分の意識の流れのずれを感じるようになったのは、ここ最近のこと。
体力が落ちたことを感じるように、ふと、気付くと自分の意識の年齢と、実際の年齢に差があることに気付く。

実際の時の流れを思い出して、ふと、これから続く時の流れを考えると、どうしようもなく、孤独を感じてしまう。
このまま、時が流れて行くのなら、ただ、流れて行くだけなのなら、「私」はいなくても、いいんじゃないか。
そんな考えに囚われるときがある。

会わなければ、忘れて行く(薄れて行く)あの子への思いのように、「私」がいなくなっても、時間が経てば私の周囲は忘れて行くだろう。

そう、考えたところで、いつも私はいなくなった「あの人」のことを考える。
なくなってから気付いても遅いのだと、最初に教えてくれた人。
私がありがとうをいう時間すら、与えてくれなかったあの人は、やっぱりもう一度私に「なくしてからでは遅いんだ」ということを気付かせてくれる。




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出会いの確率 - 2001年07月09日(月)

今日は、午前中は会議でほとんど仕事ができませんでした。まあ会議も仕事のうちなのですが。

ここ最近は、とても時間の流れが速く感じます。
それがいいのか、悪いのか分からないけれど。
自分は変わらないのに、周囲だけが変わって行っているような、そんな錯覚すら、覚えます。

正確に言うと、「時間に気持ちがついていってない」、とでもいうのでしょうか。

単位で言えば、「ここ数日」というよりも、「ここ数年」。
将来、たとえば私が自分の人生を振り返るとき、ターニングポイントとしてあげるのは、おそらく、ここ数年、特に去年から今年にかけてでしょう。

今日、読み終えた本にこんな言葉がありました。

人生は出会いから始まる。だれといつ出会うかによって、その人の人生が決まる。

人に、自分の人生が左右されているように感じる文かもしれないけれど、だれといつ出会うかは、自分では決められなくても、少なくとも、出会ってからのさまざまな選択をするのは、自分。

だれに自分のことを話すのか、だれに自分を分かってほしいと思うのか、だれと食事がしたいのか、だれとお酒がのみたいのか、そして、だれを好きになりたいか。
全ては「運命」と片づけられるものでも、その出来事の後は、自分の選択だと、私は思っている。

まだ、短い人生だけれど、今まで私は絶妙のタイミングで、人に出会っているのだと思う。
今まで会ったすべての人、たとえ私が苦手な人であっても、少なからず私は影響を受けて、そして、今の私がいるのだと、思う。

そう考えると、すれ違うだけでも、出会ったことだけでも、すごい確率なんだと、感じる。




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美容室について - 2001年07月08日(日)

ストレートをかけました。
縮毛矯正だと半永久だといわれたけれど、飽き性の私が、半永久的にストレートの髪の毛でいられるわけがありません。

いつもは、友人の店でしてもらっていたストレートを、久しぶりに他の店でしてもらいました。
近くにできた美容室。
カットは、可もなく不可もなく、だったけれど、パーマはどうかな、というちょっとヤジ馬的な興味もありました。

結果は、やっぱり、可もなく不可もなく、でした(笑)。
ここの美容室は、若い人が多い。多分、ほとんどが20代(いても30代前半くらいだと思う)。
別に、年齢で言うわけではないけれど、どこか手つきが危なっかしい。そして、少し、手際が悪い。「慣れていない」というのは、お金をもらって商売をする以上は通用しないのだと、美容室を見るたびに思います。
もちろん、これはどんな「仕事」にも通用するものですが。

私が、以前行っていた美容室にいた、美容師の女性は、とても丁寧だった。
こっちがやりたいと思った髪型を提案しても、私の髪質、顔型、そして、毛量なんかで、できるかできないか、はっきり言ってくれる。医療用語で言えば、インフォームド・コンセントが、きちんとできる人でした。
ここの美容室が、気付いたらなくなっていたので、近所のところに行くようになったのですが。
そこに比べると、ここはまだまだ、という気がします。

まず、店に入ってから、今日のメニューを聞く人、パーマをする人、そしてカットをする人が別。
パーマをする人なんかは専門がいるのなら別にそれはいいのだけれど、最初に客の希望を聞く人と、もしその客が切るのなら、それをカットする人が別だというのは、どうかと私は個人的に思う。

そして、最初にメニューを説明する人が、頼りない(笑)。
例えば、どういう髪型にしたいかを、最初から自分のイメージでもって持っている人はいいのかもしれないけれど、何となく切りたい、どういうのが自分に似合うのかわからないから、美容師と相談したい、という人には向いていない美容室だと思う。

特に出来が悪いというわけではないのだけれど。
できあがりは、だから、可もなく、不可もなく。問題集を手本の解答通りに解いた、という感じです。

まあ、それでも不可、よりもいいのでしょう。


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七夕だから - 2001年07月07日(土)

一日、ゆったりと過ごしました。
今週は、土日とも、予定を入れていません。
結局今日は、ごろごろしながら、本を読んだり、ほとんど眠っていた一日でした。

夜、母親と近くにできた温泉の湧く銭湯へ行きました。
露天風呂のところにある、涼むための桧の板の間で壁にもたれながら、あの子と遊んだことを、いろいろ思い出しました。

東京で、出張のたびに会っていたこと、夏に、一緒に遊園地に行ったこと、あの子の誕生日に、電話をしようかどうか迷っていたら、本人から催促のメールが入ったこと(笑)、そして、今何をしているのかということ。

あれから、もう半年以上たっているのに、まだ、思い出します。
直後のような、自分が生きているという感覚さえないような痛みはなくなっていますが。
一ヶ月前、偶然見かけたことも、思い出していました。あんな人込みでも、まだわかってしまうのだということも。
そして、もし、今会ったのなら、どういう会話をするだろうかということも、想像していました。
あの子とのことで、未だかつて私の想像通りにことが運んだことはないけれど(笑)。

思い出しても、痛みが伴わないのは、吹っ切れた証拠ではなくて、麻痺をしているからのような気がします。
それでも、自分の中でどこかケリをつけている気配も、あります。
きっと、あの子はもう私とのことは「終わったこと」だと思っているでしょう。
私のことを、思い出すことも、ないかもしれません。

あの子のことを思い出すのは、泣きたくなるのは、きっと今日が七夕だからなのでしょう。


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イメージ - 2001年07月06日(金)

久しぶりに、上司がいない日でした。
ゆったりと仕事をしたわりには、結構できたと思います。

今日、会社に着て行っていた赤(というよりも朱色に近い)のワンピースは、母親の若い頃の服です。
物持ちのいい母は、自分がお気に入りだった服を結構残している。
その一つが、今日着た服でした。

「鮮やかですね」「カワイイですね」「明るいですね」という評価を聞きました。
いつもなら「眠たそうですね」とか、「だるそうですね」っていわれるのが、今日は「機嫌がいいですね」とか「何かいいことあったんですか?」と聞かれる(笑)。
色のもつイメージって、すごいなあと思いました。

久しぶりに雨が降ったけれど、気分が滅入らなかったのは、ひょっとしたらそんな「色が持つイメージ」のせいかもしれない。







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ずれた時間 - 2001年07月05日(木)

相変わらずの、暑さです。
梅雨だとは信じられないくらい。この分だと今年の夏は水不足かもしれない。

さすがに今日は、バーゲンには行かず、残業をしていました。
昨日けっこう買ったので、そろそろ節約しなければ、と・・・。

6月も終わり、とうとう7月です。
後一ヶ月もすれば、誕生日がきます。
私の方が、誕生日が早くて、良かった。去年も思ったけれど。
「おめでとう」のメールは、今年は来ない。きっと。
私の誕生日をあの子が覚えているとは思えない。
私は、あの子の誕生日を忘れることはないけれど。

今でも、2時まで起きているのは、それが、私とあの子との「時間」だったから。
あの子は異動して、もう以前のような時間での生活ではないはずなのに。
それでも、私は、私が知っている「あの子の生活時間」にまだ合わせている。
腕時計の針は、2分進んでいるのに、私の生活時間は、ぴったりと私が知っていた頃のあの子の時間にあっている。

いつになったら、この針はずれて行くだろうか。
腕時計の針を元に戻せば、ずれて行くだろうか。

もう、あの子との生活時間と、合うことなどないのに。


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嘘と視線 - 2001年07月04日(水)

嘘は、ついた本人が認識していないものも、そう呼ぶのでしょうか。
偶然の重なり合いが「嘘」という結果になるのなら、そんな小さな偶然でできた「嘘」が人を左右することも、あるかもしれない。

たとえば、死んでしまうということとか。

優しさ、の結果。傷付けないように、という結果の「嘘」が人を傷付けることが、あるかもしれない。
それでも、どうしてあの人は笑えるのかは、私には分からない。
それが「大人」というもので、私は「子供」なのかもしれない。

いやなら、嫌だといえばいいのに。

帰りの電車の中で、そんなことを考えていると、私の斜め前に座っていた高校生くらいの男の子が、途中で乗ってきた同じ年くらいの少女を見かけて、笑いかけていました。

あ、きっと彼は彼女を好きなんだ

根拠はないけれど、彼の視線を見たときに、彼女を視界の隅で意識している素振りの彼を見たとき、そう感じました。
それが、かわいくて、誰かが、誰かを好きだという気持ちって、どれだけ隠そうとしていても、周りには伝わるものなのかもしれないと、思いました。

彼の恋が、うまくいけばいいなと、思いました。


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バーゲン - 2001年07月03日(火)

今日も早めに仕事を終え、行ってきました。バーゲン。
別に、バーゲン好き、というわけではないのだけれど、何となく欲しいような、欲しくないような・・・という感じでしょうか。

ま、今日は昨日みていたパンツとサマーセーターが(やっぱり)欲しかったから、と8月の舞台のチケットをとりに。

機能とは違う場所のバーゲンも見たかったのだけれど、残念ながら、明日からで、今日は店が閉まっていました。
明日も行こうかな(笑)。

最近、仕事がないというわけではありません。
先月の仕事の片付けとか、始まった今月分の仕事も徐々に進めて行くのだけれど。
先週が忙しすぎたからでしょうか。「早目に帰れるときは早めに帰っちゃえ」って感じです。
ただ、早く帰るのに、何となく後ろめたさを感じてしまうのは、私だけでしょうか。




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後輩 - 2001年07月02日(月)

今日からまた、1ヶ月サイクルの仕事が始まります。
新しく、何かを始めるのは好きです。古いものを踏襲するのも、好き。
今までのやり方に、自分なりのやり方を潜ませて、完成させる楽しさを、3年目にして覚えた気がします(笑)。

この間、ある後輩に聞かれました。
「月刊を1人でするのは大変じゃないですか?」
厳密に言うと、私の場合まるまる月刊を1人でしているわけではなく(上司が手放したくない原稿があるらしい)上司が2本ほどやっているのだけれど。その彼女の編集部がどういう振り分けでするのかは知らないけれど、彼女にとってその「初体験」は彼女なりに、不安に感じているらしい。
聞き方や、その言葉から、珍しく彼女が不安なんだということを感じたのと同時に、あ、彼女はもう「自分の仕事」として責任を感じるようになってきたんだなあと、感じた。

今までは、仕事のことを話しても、どことなく「他人事」という感じを受けることもあったけれど、この不安を感じているなら、きっともうだいじょうぶなんだろうな、と思いました。

私と、たった1年しか違わないけれど、全然しっかりしている彼女。
あまり、皆でする行事には参加しないのだけれど、それでも私にとっては彼女は可愛い。
妹がいたら、あんな感じなのかなと思う。

ちなみに、今日は5時ダッシュをしてバーゲンにいきました。
傘を買いたかったのだけれど、あまりいいのがなかったので、やめました。
黒のパンツも、ちょっといいかなと思うのがあったけれど、少し、迷ったのでやめました。
で、結局今日は何も買いませんでした(笑)。

明日もう一度、見にいってみようかと思います。


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何もしなかったこと - 2001年07月01日(日)

起きると、夕方の4時でした(笑)。
本当は、美容室に言ったり、買い物にいったりしようかと思っていたのだけれど、やはり「予定は未定」でした。
久しぶりに、家にいた休日だから、ということにしておこう。

起きてから、何をするでもなく、本を読んでいました。
借りている本を早く返さなきゃいけないのだけれど、なかなか読み進みません。
理由は、「面白くないから」(笑)。
まあまだ最初のほうなのでそう感じるのかもしれませんが。

一日、今日は外出をしませんでした。
夜は食事をした後、NHKでやっていた医療ミスに関する番組を見ました。

医療に関する仕事をしているけれど、基本的に私は素人なので、感情的には患者へ引きずられてしまいます。
それがいいのか悪いのかは分からないけれど。
医療側の状況も分かる気はするのだけれど。

番組を見ながら、やっぱり自分がやりたかったことを考えてしまいます。
一日、何もしなかったなかで、考えたことでした。



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