東南アジアサッカー調査メモ...ogaoga2k

 

 

白鳥野郎がナンボのもんじゃい - シンガポール - 2005年02月24日(木)

中国から来たSリーグの海外チーム、新麒FCの開幕前の目標が
載っておりました。


読んでみると…何故ここまでライバル心メラメラなんだ(笑)
というわけで、翻訳。


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■新麒、来シーズンに2つの目標を掲げる
 Sinchi's two targets for new season

By Jasmine Zhao (News Today, シンガポール)


2005年Sリーグ開幕を控え、新麒FCは2つの目標を掲げている。


この中国チームの目標は、まず1つはリーグ参加10チーム中6位以内。

そしてもう一つは、リーグ27試合中3度対戦する日本のアルビレックス
新潟Sに全勝することである。尚、3試合中2試合はアウェイとなる。



新麒FCは2003年、Sリーグ初の海外チームとしてリーグに参加。
だが、初年は12チーム中7位、2年目となった昨シーズンは下から
2番目という落胆させられる結果に終わった。


だが、今季は22名の選手を入れ替え、中国元A代表や五輪代表選手が
が加わることになった。

新麒FCは、今回掲げた2つの目標を達成できると確信している。



チームの副チェアマン、ワン・ジン・フイ氏は、このように語る。



「新麒FCは、これまでファンをガッカリさせてきた。

 もし我々自身を改善できないような状態で、そして
 6位以内には入れなかったら、我々は来期、Sリーグに
 参加することはないだろう」



新麒FCはSリーグ2005を来週迎える。

皮肉にも、初戦の相手は日本のチーム、アルビレックス新潟Sだ。
チームはアルビSのホームに乗り込む形となる。


「日本と中国は、世界のスポーツ界で争っているのです。
 
 シンガポールでは、アルビレックス新潟Sと競い合いたいと思っています。

 昨年、我々はいいプレイをすることが出来ませんでした。
 しかし、3試合中2試合を引き分けに持ち込めています。

 今年、我々はアルビSよりも良いプレイをせねばなりません」


新麒FCゼネラル・マネージャーのグァン・ミン氏はこう語った。



2005年の新麒FCは、中国超級・瀋陽金徳の監督の経験がある
ディン・ゼー(Ding Zhe)氏が指揮を取る。

チームは9人の選手を中国超級から移籍させた。チェン・ボ(Chen Bo)、
ヤオ・リ(Yao Li)と言った実力ある選手もそれに含まれている。


選手の平均身長は1.82cm。選手達が合流して1ヶ月程度だが、
プレシーズンマッチでは比較的良い状態だ。

ディン監督は


「チームの選手全員は、中国の北方のクラブから移籍させた。
 ファイティング・スピリットが高い選手達で揃えている」


と述べた。


- Sinchi squad:
 
GK: Sun Minghan (age 31)
Qin Xiao (24)
Li Zhuo (21)
 
DF: Li Zheng (23)
Chen Bo (30)
Song Wanfeng (23)
Meng Lingzhong (27)
Luo Tongliang (25)
Wu Hao (22)
Wang Wei (27)
 
MF: Qiu Li (23)
Tong Di (23)
Zhang Jiang (27)
Xu Wenbin (22)
Jiang Feng (34)
 
FW: Pei Mingzheng (24)
Bai Guanghai (27)
Leng Bing (25)
Han Jianye (22)
Yao Li (27)

Total Football Forum Index > S.League 2005

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いや、あんた

 初戦引き分けたら、もう目標達成できないじゃないっすか、

というツッコミはさておき、思うにこれは日中間のプライド
云々じゃなくて


" 海外からの参入チーム"としての、アルビSという新参者へのプライド、


ちゅー方が実は地元の見方では強いんじゃないかなー、と思いますが、
その辺、地元民じゃないからワカランす。


シンガポールのメディアは、どっかのクソTV局のように、国を絡めて
煽るようなことよりも、結構両チームとも、サッカーチームとしての
見方をやってくれているようなので(ビジネス絡みの話は多いけど)。



あと、確か新麒は去年も「前シーズンより成績悪かったらリーグ
脱退も考えとるワイ!」と言っていたので、多分再来季もやって
いるでしょう(笑)


でも、とりあえずリーグ6位以内ってのは、なかなか現実的な
目標…だと思いますです。はい。



...

10 minutes: ドラゴン、キウィと共にラ式蹴球を観る - 2005年02月21日(月)

大分病気も回復に向かい、仕事もひと段落しそうなので
なんとか3月からはまともに更新できそうです。


さてさて、ひょんなことから知り合いの知り合いのNZ人が、
日本に来ていて暇なんだぁ、とかボヤいていたので


「たしか、ラグビーのジャパン・チャンピオンシップのセミ・
 ファイナルズがトーキョーである筈なので、観にいく?」


と聞いたら



「日本ラグビーのチャンピオンシップがあるのかハァハァ!」



と萌え萌え(この辺の感覚は凄く理解できる)だったので、
連れて行くことにしました。


(ちなみに当方は、生涯でこの試合を含め、2試合しか生で
 観たことがない)


とりあえず、S席にしとくべ、と思ったら、3千円で素晴らしい
価格であった。




そんで、場所は秩父宮。

ラグビー専用!しかも東京のど真ん中である。

なんてウラヤマシイんだッッ!!




秩父宮とは、エンペラーのファーザーのブラザーという人物で…
と一応調べていったら、何も聞かれずにちょっと悲しかったのだが、
カードはTOSHIBAとTOYOTAという、外国人には非常に
わかりすい対戦であった。

入り口では、トヨタがやたら太っ腹で、ポンチョを配りまくっていた。
どーやら従業員とかがもらえるらしいのだが、なぜか当方も貰えた。
(当日はクソ寒い上に小雨だった)




ブツ自体はかなり使えるので、等々力で緑のTOYOTAポンチョ
着てたら、それは俺(笑)


中に入ると、"いふーどぉどぉー"と、おそらく「ゆず」が歌っている
らしき曲が流れており、日本ラグビー協会の旗がはためいていた。


うーむ、ゆずに関してはどーでもいいが、ラグビー協会のマークは
ヤタガラスと同じくらい素晴らしいデザインである。

コレ



2003年の豪州で行われた、ラグビーW杯では、地元でも日本代表は
結構人気があって、みんな日本代表を「サクラ」と呼んで応援して
たんだよ、とキウィさんは言っていた(キウィさんは、NZ出身の
シドニー在住。)


ちなみに、サクラのラグビーのスタイルも、イングランドみたいな、
一人が突進するようなのと違って、NZみたいにみんなが動くスタイルで、
僕は結構好きだったナァ、、と言っておりました。



どーもイングランドというのは、サッカーでもラグビーでも、独特の
スタイルがあるらしい。頑固故に、スタイルを守り続けるのだろうか。




んで、何よりも秩父宮で俺が感動したのは、多分アウェイ側のゴール裏
である。イングランドの2部チームのような、倉庫系屋根つきだったの
である。


なんとなく歴史というか、伝統というか、英国のカホリというのであろうか、
そーいう感覚がプンプンして、非常にウラヤマシイものであった。

ついつい、ロベルト本郷が持っているウイスキーボトルでゴクリと一杯
やりたくなる、そんな感じの場所であった(やったことないが)




んで、席はどこになるんじゃ、と思い、係員のおねーちゃんに聞いたところ、

「あー、今日は雨が降っているから、屋根がある後ろの方を開放しています」

と、スーパー太っ腹なことを言ってくれたのであった。



早速トヨタのポンチョに着替えて、試合開始を待っていると、キウイさんが


「どうも、地位がある女性や男性が来ている印象があるのだが、君はどう思う?」


と聞かれたので、周りを見渡すと、たしかにJリーグのファンよりも年齢・地位
的にも高めの人が多そうである。



「うーむ、僕はサッカーしか行かないからよく分らないが、確かに
 サッカーよりも、あなたの言うとおり地位の高い人々が来ているように
 I THINK SO。

 僕のように貧乏臭い格好の人々は、確かに居ないね(HAHAHA)


 ラグビーはユニバーシティーのスポーツとしても有名であると聞いている。
 特に伝統的にWASEDAとKEIO間は盛り上がる。


 この2つの大学は名門である。そういったことからも、大学を出た
 知的層にラグビーというのは、比較的親しみがあるスポーツであると
 I THINK SO。」



というと、キウィさんは、



「そうか、それはイングランドや豪州と同じだ。しかし、NZはそういった
 層の断絶はなく、誰もがラグビーを愛しているんだ」




とひどく納得していた。

恐らく俺の言ったことが誤解されてしまった(あるいは俺が間違っている)感も
あるが、まあ、Jリーグの去年まで2部リーグにいたチームよりも、ファンは
みんな金もってそうだし、行儀が良さそうな気がしたので、それはそれで
いいような気がした。




試合が始まると、キウイさんは丁寧に色々説明してくれて、しかもいい
プレイには大声を上げて喜ぶ。まるでESPNを聞いているようだった。

周りのファンも、応援しっぱなしではなく(トヨタはそーでもなかったが)、
盛り上がるところで盛り上がっている雰囲気を感じ、みんなピュアに
ラグビーが好きなんだなぁ、と感心した。



また、野次も歌舞伎スタイルで、通がココゾ!というときに出している
感じ(何とか屋!みたいな感じ)であった。

機械的にぶぅーというJのブーイングよりもキップが良くて素敵であった。




あと、驚いたのは、審判の反則を放送で説明してくれるところである。
なんて親切なのだろうか。俺は凄くありがたかったぞ。


それと、メンバー表に会社での所属部が書いてあったので、キウィさんに
伝えると結構面白がっていた。外国人選手は人事部が多いというのが
少し気になったが、まぁ、そんなことはどうでもいい。




んで、なんとなく、東芝の方がいいプレイをしていると感じたが、結局
負けてしまった。マスコットも東芝の方がイイ出来だと思っていたのだが、
非常に残念だ。



でも、サッカーもラグビーも、点数が入りそうで入らないところに悶えたり、
スパッと抜けるところに魅力があるもんなんだなぁ、、、とか思ったりした。

さすが同じフットボールなだけはある。



というわけで、東南アジアン・サカヲタが観るラグビーというのは、多分
トンチンカンなことばかりに感動していたと思うが、是非また観てみたい
もんである。


何だかんだいって、どんなスポーツでも生で観るというのはイイモンだ。

次はロベルト本郷のウィスキーボトルを持って、ゴール裏に行って見よう、

うん。


...

津波と戦うサポーターその2 - インドネシア - 2005年02月09日(水)

さて、昨日のメールの続きです。

>>は、僕の返信のコメント。

今回はサッカーのお話が多いです。


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>> Jリーグじゃ、選手がシーズン・チケットを購入して、それを恵まれない
>> 子供達に配ることがあるんだ。
>>
>> それを僕がアチェのチームにやってみたいんだけど、どうだろう?
>>
>> もちろんそこから余ったお金を、アチェを助ける団体に寄付するってアイディアだ。
>>  
>> 僕は君みたいに人を助けるスキルはないし、インドネシア語もわからない。
>> (ジャパニーズ・ブロークン・イングリッシュなら話せるけどね!)
>>
>> でも、サッカーファンとして支援するなら、出来ればサッカーに関わった
>> ことで支援がしたいと思ってる。


オガ、すごくいいアイディアだと思う。でも、アチェのチームは来期リーグに
参加できないんだ。スタジアム、施設、クラブハウス、そして多くの選手を
失った。

PSSIはアチェに支援を送ると同時に、降格はなしってことにした。

他のインドネシアのクラブチームも募金したそうだ。

そして、PSSIの友達から聞いたんだけど、FIFAがアチェにスタジアムを
作ることを支援してくれるんだってさ。



あ、そうそう、PSSIのダリさんが君にヨロシクってさ。
君がタイガーカップに昨年来たのかって聞いてたぞ。




おっと、ここからが本題。インドネシアのサッカーについてだね。
(これがなきゃ、人生は本当につまんないからね)



君が注目してたボアズ・サロッサだけど、彼は今インドネシアで最も
ホットな選手だ。噂によると、アストン・ヴィラとウォルソール
(※共にイングランド)が彼にコンタクトしてきたそうだ。

でも、ボアズは断ったそうだ。彼はパプアを離れたくないみたいで、
次のシーズンはプルシプラでプレイすると思うよ。彼の兄弟の
オルティザンはプルシジャに行ったけどね。


バンバン・パムンカスとエリ・アイボイはマレーシアのスランゴールに、
クルニアワンはプルセバヤからプルシジャに移籍した。



そしてオガ、僕を含め、多くのインドネシアのサッカーファンを
ガッカリさせる出来事があった。

PSSIは来期プレミアディビジョンを28チームにまで増やし
やがったんだよ!昨シーズンは18チームだよ!?

PSSIはクソだ!


あ、あと、わがアレマ・マランは来期に向けていい補強が出来たよ。
アレマはまさにレアル・マドリッド状態だね。今最も金満クラブだ。
チェアマンは既に150億ルピアを使って、選手と契約したよ。

そんで、グンダ・ドニ、フィルマン・ウティナ、ワルシディ、アレックス
・プラロと、外国人選手のフランシス・ヨンガをプルシコタから
補強した。



アレマは再来季のACLを狙えるよ。

僕はカミさんに貯蓄するように言っておいた。だから、アレマが
日本に行ったら、僕はサポートできる状態にあるってわけさ(笑)



あと、今季のVCD作ったから、早くジャカルタに来てくれよ。
すぐに渡すからさ!!

その時はピーター・ウィズ監督を紹介するよ。彼は素晴らしい人物で、
そして優れた監督だ。イヴァン・コレフよりもね!


それと、これも噂なんだけど、アレマが日本人選手と契約するかも。
もしそうなれば、日本のスピリットを見せて欲しいよ!!


------


アチェのチームがリーグでどうたら、と言う話はインドネシアの新聞に
載っていたのですが、津波被害のせいで参加できない、ということ
だったんですね。


ボアズ、は僕もビデオで見たんですが、妙にプレイできる空間が広く、
とてもU20とは思えない個人技でビシビシ抜くし、シュートも強烈
です。

彼にはマレーシアのチームも目をつけていたのですが、メールでも
あったように、地元から離れたくないとのことで、これも断っていた
ハズです。兄弟もインドネシア代表選手ですね。まさかイングランドから
目をつけられてたとは。クラブ名から考えると、ピーター・ウィズ
(英国人)がらみか??



リーグは、結局1リーグ制から2リーグ制&プレイオフ、という昔の
方針に戻ってしまいました。2002年当時、メールをくれた彼は
1リーグ制になるのはイイことだ!と言っていたのですが、やっぱり
怒っていますね(怒りっぽい奴だったけど)。


アレマの補強は、ナカナカいいとこ突いてるんじゃないかなー、と
思います。みんなインドネシア代表でみたことある名前ばかりですから。




最後に、今になってもコレフ監督をボロクソに言っているところを
見ると、まー、元気でやってるんだなー、とちょっと可笑しかったり
します。



でも、俺が生きている間に、ACLでアレマに、そしてアチェの
チームに、等々力で会える日が来ますように!!

(三ツ沢か横国では会いたくない



...

津波と戦うサポーター - インドネシア - 2005年02月08日(火)

スマトラ沖の地震で、多くの人々が被害にあったのは、ご存知かと
思いますが、インドネシアの国内リーグクラブのサポーターは、
そういうことがあると、すぐに飛んでいって支援する文化があります。

そんなサポーター兼ボランティアとなった、アレマ・マラン
(プルシック・クディリのすぐ近くのチーム)のサポーターから
メールが届きました。

-----

オガ、募金してくれてありがたいよ。必ず役に立つものだと思う。

君は募金しか出来ないって言ってたけど、一番重要なのは、
君が他人を思いやってくれたことだよ。


さて、アチェの実情を書こうと思う。


僕がアチェに来た時、ボランティアの多くは泣いていた。

津波は凄まじい破壊力で、すべてを破壊してしまった。ほとんど
の建物がない状態なんだ。

ユニセフによれば、70%のインフラが津波で破壊されたとの
ことだ。



知っての通り、死体が街のいたるところに転がっている状態
だった。道路に、川に、そして椰子の木のてっぺんにまで
あったんだ。

津波の一週間後のその臭いと言ったら、もう思い出したく
ない。

それに僕は何体の死体を収容したか、もう忘れてしまったよ。
あまりにも多すぎてね。




僕は初めて死体を収容した時は、本当に気分が悪くなって
吐きそうだった。その死体は、赤ん坊だったんだよ…。

気分が悪くなると同時に、もう僕は泣きたい気分で一杯だった。
突然、ジャカルタの家に置いてきた僕の娘・息子を思い出してね。


その赤ん坊はひどい損傷を受けていて、全身が傷だらけ、
顔が顔と分らない状態だったんだ。

それに彼の体内からミミズみたいな虫が飛び出してきた。

なんとか吐かずに彼を収容したら、次からは僕自身しっかり
気を持って収容することができるようになった。

(とはいうものの、あのひどい臭いはこれまでの人生で一番
 イヤな臭いだけど)



あと、身元不明の死体は、1つの穴に入れられてた。
多分100体はあったと思う。




本当に色々な体験があって、ここじゃ書ききれないけど、一番
覚えていることは、何人もの水や食べ物を求めて泣きついてきた
子供達や、両親と離れて泣いている子供たちを難民キャンプに
連れて行ったことかな。


そうそう、僕は潰れた家から3人の子供と2人の女性を救出
したんだ。5日間も閉じ込められてたみんなが生きてたなんて、
本当に奇跡だよ!

でも、そのうちの子供と女性の2人が足と手を切断することに
なりそうだ。




アチェじゃ、多くのインドネシアのクラブのサポーターと
出合ったよ。アレマニアだけじゃなくて、ジャックマニア
(※プルシジャ・ジャカルタのサポータ集団)、そして
ボネック(※プルセバヤのサポーター集団)にもね。

ボネックはいつもは最低な奴らだけど、そこじゃ皆を助ける
為に協力した。みんなユニを着ずにね。




だから僕はセナヤンで行われたタイガーカップの準決勝、決勝を
生で観られなかった。

でも、バンダ・アチェの市役所でアチェの人々とボランティア
たちと一緒にTVで見たよ。



僕らは結果が本当に悲しかった。

アチェの人々の為に、インドネシア代表はプライドを賭けて戦い、
勝利して欲しかったんだ。

でも、インドネシアは次回、いい結果を残してくれると信じてる。
僕らには、ボアズが居るし、そして素晴らしい監督がいるからね。




ところで、アチェじゃ多くのサッカー選手が死んだんだ。その中の
一人、イルワンシャ(IRWANSYAH)はプルシラジャのキャプテンで、
94年から96年にかけてのインドネシア代表の選手だった。

僕らは彼の亡骸をまだ見つけることができない。


それに他の多くのプルシジャラ、PSSB、PSSLの選手もまだ
見つけることが出来ない。だから彼らは来期、リーグに参加できない
と思う。

でもPSSIは各チームを支援するとのことだ。




あ、この前、自衛隊(Japanese troops)のメンバーと話をして、
日本の多くの人がアチェの出来事に関心をよせているって聞いたよ。

日本じゃ「地震に負けるな」ってスローガンがあるんだってね。
そして他の日本人が、多くのスポーツで津波被害に対してチャリティー
マッチが行われるってことを聞いたよ。

僕はこの災害に関心を寄せて、助けの手を差し伸べてくれた日本人に
本当に感謝している。

僕らはもちろん違う人種で文化も違うけど、この点に関して
国境はないと思うし、同じ地球に住んでいる同じ人類なんだ。




ところで、僕は2月15日にはまたアチェに行くよ。今度は
インドネシア保健局がスポンサーになってね。

僕は浄水器に関しての専門家だから、彼らには助けが必要なんだ。
今難民キャンプではきれいな水を飲むことが出来るけど、浄水器を
直しさえすれば、状況はもっと良くなるはずだ。


アチェじゃ、多くの施設が破壊されていて、ひどいのは
学校、家、官公施設、病院だね。

多くの団体が子供達を学校に行けるように、今お金を集めているよ。


もし君の周りの日本人が募金したいなら、以下のところに送って欲しいと
伝えて欲しい。


1. Danisa MM, Jalan Pajajaran Raya 112 Perumnas III
  Banten, Tangerang hotline +62 21 5512162

2. BCA (bank Central Asia),account number 8990764356,
  holder PT Tri Arini

  Bank Mandiri cabang BSD, account number
  118.00.0467161.5, holder PT Tri Arini

Danisa MMはジャカルタにある、教育を受けられない子供たちを
支援する団体だ。彼らは今、バンダアチェに学校を作ろうとしている。


(※日本から送る場合、恐らく手数料が結構かかると思うので、
  当方で色々調べます)


取り急ぎ写真を送るよ。




それじゃ。
------

ここではあまり語りません(語れません)が、僕なりの支援の方法を
考えてみます。


参考:Yahoo! > スマトラ島沖地震・津波 義援金受付先


...

そろそろ白鳥の到来シーズン - シンガポール(アルビS) - 2005年02月02日(水)

私事で大変恐縮なのですが、年末頃からナカナカいい
ペースで更新できない日が続いています。

結構ナイスな資料をお蔭様で色々な方から頂いており、
早くアップしたいのは山々なのですが・・・。

当方に送っていただいた方々に、この場をお借りしてまず
お詫びしたいと思います。



さて、今日はシンガポールの現地紙が、アルビレックス新潟
シンガポールについての記事があったのでご紹介します。



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◆アルビレックス新潟S、新たな顔ぶれで来期Sリーグに挑む

 New-look Niigata for coming S-League season (By Tan Kim Han)
 <Feb 2, 2005/ The Straits Times(Singapore)>


日本のサッカーチーム、アルビレックス新潟シンガポール
(以下、アルビS)は、来月始まるシンガポールリーグに
多くの新顔を加わることになる。


昨シーズン、アルビSでプレイした新井健二, 山田将司,
中島ファラン一生らは所属しているが、今シーズンはメンバー
24名のうち15人は新たな顔ぶれで、監督の大塚一朗氏も
またその新顔の一人だ。アルビSの選手の平均年齢は20歳。


新顔の5名は、16歳から20歳で構成されるアルビレックス
新潟・アマチュアチームからの移籍で、他はJリーグのユース
チームからの移籍だ。


その一方、大塚一朗監督は、まだプロリーグでの監督経験はない。

昨シーズンのアルビSを率いた大橋浩司前監督は、日本サッカー
協会に戻り、女子サッカーの監督をつとめることになった。



大塚一朗監督は、日本のアルビレックス新潟は、ある種の
賭けに出ているということを自身で認めている。

2人の子供を持つ彼は、流暢な英語でこう語った。


「アルビSは大きなリスクを抱えています。なぜなら、私はプロの
 チームでの監督という経験は全くないからです。

 私は女子サッカーやキッズのチームで監督をしてきましたが、
 今回の経験で自分も成長したいと考えています。

 これは私にとって大きなチャレンジですが、楽しんで行きたい
 ですね。大きな転機でもありますから」



今季のアルビSは、大きな戦力が1つ抜けてしまった。

昨シーズン活躍したFW、末岡龍二(25)はSリーグで12得点、
そしてSリーグ年間最優秀選手にもノミネートされたが、今季は
J1のアルビレックス新潟に移籍(promoted)した。


だが、昨年英国のウエスト・ハムでトレーニング額を学んでいた大塚
監督はこのように話す。


「彼のことは以前知らなかったのですが、私がウエスト・ハム・ユース
 アカデミーのマネージャーを知っていることを知った彼が、連絡をして
 きましたね。"なにか手伝って頂けないでしょうか?"とね」


「彼は海外での経験を望んでいました。だから昨年12月に、彼に1ヶ月、
 ウエストハムのU18チームでトレーニングできるように取り計らって
 きたんですよ」


ロンドンでは、末岡は大塚氏の家族の元で滞在した。そして彼の息子達と
生活して英語を勉強し、ウエスト・ハムのユースチームでトレーニングを
していたという。



プロリーグでの監督経験はない大塚氏だが、目指す目標は高い。


「アルビレックスの幹部はアルビSの選手達をいい選手として、そして
 人間として育てることを求めていますが、私はその上で、タイトルを
 取りたいですね」


「若手選手の育成が成功すれば、結果はついてきますから。
 選手達にはタイトル獲得は可能だといっています。

 このチームは若くて、それぞれ能力も違っているかもしれません。
 でも、我々は、チームとしてのまとまりをしっかり出すことによって
 強くなれます」



始動するにあたって大塚監督は、3日に1度練習試合を行う予定だ。

昨日、NFLチーム(※シンガポールの下部リーグ)のタンピネス・
ローヴァーズSCとクレメンティ・スタジアムで親善試合を行い、
2−0でアルビSは勝利した。


「シーズン前に、J1チーム、ジェフ・ユナイテッドのオシム監督は
 かつて10日間に11試合行ったのです。

 もちろんコーンやマーカーを置いてのトレーニングは出来ますが、
 実際の試合では、相手は動いていますからね。

 試合を実際にこなすのが、若手選手が学ぶには一番いい方法です」


監督はこう語った。


アルビSはシンガポールU18代表と明日、土曜日にはウッドランズと
親善試合を行う。

http://straitstimes.asia1.com.sg/sub/sports/story/0,5562,298882,00.html?


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ちょっと気づいたことは、末岡選手のJ1アルビへの移籍には、
"promoted"(昇格とかそー言う意味)と現地のメディアに
書かれていることです。


僕は英語を流暢話したり書いたりは出来ないので予想の粋を出ない
のですが、やっぱりアルビSは現地でも"日本のアルビレックス
新潟"の組織、というイメージが思ったよりあるのかなぁ、と
思ったりしました(的外れだったらスイマセン)


あと、「なんでココで突然ジェフ市原の話題?」と思い、
大塚監督の経歴を検索してみると、


> 大塚氏は富山一高、法政大を経て、当時の日本リーグ、古河電工でプレー。
(北日本新聞、04/11/18)

つー古河つながりとか、スタッフや選手に元ジェフの人もことも
あるのかなぁ・・・。

ま、考えすぎな気もしますが、ちょっと練習よりも試合と言えば、の
代名詞的に指導者の中では有名なのかもしれん。ジェフ。



つーわけで、顔ぶれも変わったアルビSですが、自分の
変化も「楽しみたい」という大塚さんには、


 "If I Can't Change Their Mind, (Then no one will.)"
 (もし僕が彼らの気持ちを変えられなかったら、誰が出来るってんだ?)


と、ちょっとこの歌の替え歌を勝手に送ります。


個人的にアルビSは微妙に応援しているので。

本家には来シーズン勝ち点3貰うことになるがな!(ニヤリ)


で、Sリーグはもーすぐ開幕です。


...



 

 

 

 

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