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発売日は水曜日とはいえ
近所のDVD屋では、昨日からすでに出ている。 なのに、わたしの元にはまだ届かない 「ロード・オブ・ザ・リング コレクターズ・エディション」──────! 2作目「TTT(二つの塔)」の予告編の 長いヴァージョンをネットで見て、 ちょっと今興奮気味です。 暗黒の塔バラド・ドゥアに浮かぶ闇の眼 ヘルム渓谷で果敢に闘う戦士・アラゴルン 彼に恋するマークの乙女・エオウィン 過酷な旅に疲れ果て沼に倒れんとする指輪所持者・フロド ファラミアがいる、セオデン王がいる 白のガンダルフが、蛇の舌が────── うっわ〜面白そう。どうしよう、待ちきれない〜。 原作の「二つの塔」には全く登場しないけど リブ・タイラー扮するエルフのアルウェンは 映画では ばんばん登場しそうです。 アルウェンは 「指輪物語」及び「LotR」の 主人公の1人とも言える アラゴルンの婚約者で アルウェンの存在が、 彼の道行きの原動力の 1つともいえるキーパーソン。 でも原作ではアルウェンは 「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」の3部を通じ 殆ど登場せず、アラゴルンの婚約者だということすら 明記されてないくらいで むしろアラゴルンに恋して フラレる王女エオウィンの方が よく描かれているくらいです。 映画では追補編に、その馴れ初めが 詳しく描かれている 「アラゴルンとアルウェンの物語」 を盛り込んで、 ラブ・ストーリーという側面を よりクローズ・アップするつもりなんでしょうかね。 その辺り「スター・ウォーズ エピソード2」を 意識しているのかもしれない…。 それにしても「TTT」予告編(注・動画)はも〜すっばらしい映像でした。 日本サイトにある予告編とは質が違います。 人物のアップはまるで西洋中世の宗教画を見ているよう。 でも哀しいかな、英語なのでよく分かりません。 …と思ったら英語字幕付写真があった〜(;。;)。 うーん、これを見ると どうやらエルロンドは、娘アルウェンを 「アラゴルンも中つ国もたぶんもうだめだ。 彼の事は諦めて、一緒に西方へ行こう」 と諭しているのではないか?。 ひっど〜い(^^;)。 ちなみに「旅の仲間」ラストで離散した 旅の仲間たちは「二つの塔」において ・モルドールへ指輪棄却に向かうフロドとサム ・オークにさらわれたホビットのメリーとピピン ・メリーとピピンを追うアラゴルン・レゴラス・ギムリ と、大まかに3つの組に分かれ もっとも過酷で辛いフロドとサム組は 途中出会ったゴクリ(ゴラム)を交えた3人の 道行きとなり、この3人のやりとりが深く 読んでいて心に訴えるものが多い気がします。 映画で、ここの描写が深ければ アカデミー賞なんかにアピールするのでは…。 反面同じく過酷で辛い道のりだけど 戦闘シーンが多くドラマティックで 変化に富んでいると思われるのが アラゴルン・レゴラス・ギムリ組。 CGをふんだんに使ったりして スペクタキュラーに盛り上げられそうな予感。 そして、1番のんきでおとぎ話風なのが メリー・ピピン組。 他2つが苦労と苦悩を積み重ねている間の 良い息抜きになると思います。 なんだかわたし、まるで誰かに 説明しているように書いているけど こんなん読んでる人いないだろうなぁ(^^;)。 ま、思い切りネタバレだし、自己満足だからいいんだけど…。 |
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鼻と喉の調子がおかしくて
頭が朦朧とする日々が続く… 昨日は風邪だと思ったけど やはり花粉症なのかもしれない。 とんと分かりません。 ハリウッド・スターのインタビュー番組で ダニエル・ラドクリフのインタビューをやってました。 ダニエル・ラドクリフは、 魔法学校に通う魔法使いの男の子を主人公にした 映画「ハリー・ポッター」シリーズで 主役ハリーを演じている男の子です。 英語なので微妙なニュアンスとかは 分からないんだけど なんだかすごく緊張して 言葉を選びながら 話しているような雰囲気でした。 それがなんだかいい意味で 背伸びしているようで とても好感が持てました。 このインタビューは1作目の公開時に収録された ものだと思うんだけど、ラドクリフくんは 映画よりだいぶ大人っぽくなってました。 でもまだ青年には追いつかない微妙な年頃。 日一日と変化して、こういう時期は あっという間に過ぎてしまうんでしょう。 いわゆる漫画家・竹宮恵子さん的世界でいうところの 「飛ぶ少年」の時期。飛ぶ少年、永遠の少年。 でも、人は心の中に 「永遠の少年」の要素を 抱えているものなんだそうです。 …ということをなにかの本で読みました。 (河合隼雄の本だったと思うけど…。) そして特に日本人には その傾向が強いんだそうです。 永遠の少年は ギリシャ神話のイカロスのように 太陽(父性)を求めながら 大地(母性)を飛び立つけれど やがては母性に引き寄せられ 海に堕ちてゆくのだそうです。 わたしの思う典型的な永遠の少年といえば リヴァー・フェニックスと アルチュール・ランボー ではないかと思っているんですが…。 本によると、「星の王子さま」の サン・テグジュペリもそうだということらしいですが 永遠の少年であることの是非はともかくとして ──────って何の話だったっけ? ラドクリフのインタビューの話か。 そう「ハリー・ポッター」 「ハリー・ポッター」と 「ロード・オブ・ザ・リング」と 「スタ・ウォーズ」はよく比べられます。 「LotR」の関係者や ファンの人の中には、 「ハリー」も「SW」も あの「指輪物語」を原作にした「LotR」には 足下にも及ばない、みたいに 思ってる人もいるかもしれないけれども まあ…原作も映画も それぞれにそれぞれを 好きだっていう人がいるんだから それでいいんじゃないかと思う。 映画の公開時が近いし みんな次作を控えているのだから 切磋琢磨していい映画を作ってくれれば 。 実際「LotR」の監督は 「SWエピソード2」のヒットに刺激されて 「TTT」の内容を練り直したと どこかで読みました。 ところで今日知ったんですが 「SW」の主役の アナキン・スカイウォーカーの 日本語吹替の声をやっている声優さんは 「LotR」のフロド役をやっている人でした。 おまけに「ネバー・エンディング・ストーリー」の 主役・バスチアンの声もされていました。 すごい偶然〜。 |
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最近、急に寒くなって…
日中は長袖だとまだ汗ばむのに夜は寒い。 なのに掛け布団を使わなかったので 見事に風邪を引いてしまいました。 鼻にきたので最初花粉症かな? と思ったんだけど、こりゃ風邪だよ。 鼻はしんどいな…。 今週末は休日出勤なのに こんなにはだがつばっでいだら、 じこうがでいじぢぢゃうよ゛う゛ー。 ところで、今日用事があって 朝まだ開店前の商店街を 自転車で通り抜けていたのですが その時ふと唐突に 「ああ、わたしはこの街が好きだな」 と思いました。 うちの街の商店街は年々廃れていて わたしは発展性のないこの故郷が 好きじゃないし、もっと都会に住みたい と常々思っていたのですが…。 なぜだか分からないけど、その時ふと ここは自分が生まれ育った街なんだな ということを感じとったんでしょうかね。 そういえばついこないだ 新宿のタイムズスクエアで買物して その都会っぷりに感激してしまったんですが 同時に外があまりに騒がしすぎて落ち着きませんでした。 都会の、便利で洗練されていて自由で 知り合いもいなくて干渉されにくいところは好きだけど 同時に、わたしには田舎の閑かな土地の方が 性にあっているのかもしれない。 とはいえ、自分がここに 生まれ育っていなければ やはりこの街を そんなには好きにはなれなかったと思う。 故郷に限らず、 家族にしろ何にしろ つまり自分が今 置かれた立場や状況というものは なりゆき的なもので もしそうでなかったら それはまったく縁もなく 興味も沸かないものだったかもしれない。 それでも今、そこにいる、 そうであるということは 偶然そうなったとしても それはもうわたし自身の一部なんだ。 当たり前だけど、不思議なことだわ。 自分のことを もっと好きになりたいと思っていたけど それって自分自身だけじゃなく 自分のまわりも自分の歴史も ひっくるめて自分のいる世界を好きにならなければ いけないんじゃないかと思いました。 |
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最近日記の話題にはしてないけど
わたしは相変わらず 「LotR(ロード・オブ・ザ・リング)」に夢中です。 この連休前に出たレンタルビデオも早速借りてみました。 既に英語版のビデオを入手し毎日のように見ているのに 改めてまた日本語吹替版を借りてみて感動の嵐──────。 字幕版は全部借りられていたため 見ていないけれど 評判の悪かった映画公開当時の字幕に かなり修正が入り 分かりやすく改善されているようです。 どこがどのように改編されたのか 詳しくチェックされている サイトを拝見したんですが、 本当にかなり変わっていて驚きました。 「変えるべき」とされていた部分が 依然として変わっていないところもあるみたいですが 少なくとも変わっている部分は 改善されているみたいですし 作品を愛する人たちの運動によって 字幕がここまで改編されるなんて すごいことなんではないでしょうか。 「FotR(旅の仲間)」の ブリー村のシーン冒頭で ニンジンをかじる うさんくさいおじさんが映るのですが その人は映画を作ったピーター・ジャクソン監督なんだそうです。 そこを見るたびに「監督に似ているな」と思っていたのですが やはりそうだったのか(笑)。 他にも監督の娘さんや、 映画製作にも携わった有名な挿絵画家の人も 何気に出演しているとか。いいな〜。 原作を読んでから改めて この映画を見直すと 新たな発見があって楽しいです。 「FotR」のクライマックス アラゴルンとフロドの別れのシーンで フロドの手を取るアラゴルンの指が 大映しになりますが アラゴルンが奇妙なデザインの指輪を しているのが分かります。 それは、映画にはなんの説明もされてませんが 「バラヒアの指輪」といって アラゴルンに流れる王家の血筋に伝わる 古い指輪なんです。 中つ国の創世記的物語である 「シルマリルの物語」によれば サウロンの「1つの指輪」より更に遡る昔 バラヒアという人物がエルフから授かったのが その指輪なのだそう。 バラヒアは、ベレンの父親で ベレンは人間でありながら エルフの王女ルシアンと結婚した伝説の英雄です。 わたしの記憶に間違いがなければ 確かこのルシアンとベレンの孫が 裂け谷のエルフ・エルロンドの母親になるのかな。 (そしてそのエルロンドの双子の弟の子孫が アラゴルンになるのですよね?) ベレンはルシアンと結婚するにあたり ルシアンの父親であるエルフの王に 「奪われたエルフの宝 シルマリルの宝石を取ってこなければ ルシアンとの結婚は許さない」 という無理難題を押しつけられ 大変な冒険と苦労を重ねた末に ルシアンと結婚したという経緯があります。 その物語は、エルフの王女・アルウェンと結婚するにあたり アルウェンの父親エルロンドに 「ゴンドールとアルノール両国の王以上の 存在にならなければ アルウェンと結婚してはならない」 という厳しい条件をつけられて 荒野を彷徨うことになった アラゴルンに重なるものがあるのです。 映画では、エルロンドは 「その者(アラゴルン)は、 自らさすらい人になって 王ではなく別の道を選んだ」 と言っていますが、実はその反対で 王になるために武者修行に出たんですよね。 また映画のロスロリアンのシーンで 故国ゴンドールに想いを馳せるボロミアが 傍らのアラゴルンに 「あなたは(ゴンドールの首都にある) エクセリオンの白い塔を見たことがあるか?」 と問い、それに答えてアラゴルンが 「遠い昔に、白い都を見たよ」 と答えます。 これについて映画は 特にフォローを入れてませんが アラゴルンはボロミアが生まれる前 ボロミアの祖父にあたる当時の執政に 素性を隠して仕えたことがあったんです。 アラゴルンは、ヌメノールという 人間の中でも長命な一族の さらにまた長命な王家の血筋なので 「FotR」の時点で既に80歳くらい。 20歳でアルウェンに一目惚れして 裂け谷を出て以来何十年 ある時は馳夫(ストライダー)と呼ばれホビット庄周辺を外敵から守り ある時はソロンギルと呼ばれゴンドールに勝利をもたらし サウロンの敵として闘ってきたわけなのです。 だから映画で、アルウェンがアラゴルンに向かって 「初めて出会ったとき、あなたにこんな苦労の陰は無かった」 と言うのですよね。 王家の末裔アラゴルンが ゴンドールの伝説の武将ソロンギルだったことは 映画では省かれても仕方ない細かいエピソードなのだけど ちゃんとこのようにさりげなく言及されているのは すごいです。 細かいと言えば ナズグルにやられたフロドを助けるために アラゴルンが薬草アセラスを探しに行くシーン。 その背景に見えるトロルたちの石像は 「ホビットの冒険」で ビルボが襲われそうになったトロルたちの なれの果てなのです。 その話は、映画冒頭の誕生パーティーで ビルボが子供達に語って聞かせるシーンで 軽く伏線が張られているので 「ホビット…」を読んでいない人でも 気づく人は気づくかもしれない。 細かい配慮だな…。 後にサムと結婚するロージーが サムの想い人として一作目から名前付きで登場する ところは、原作ですら張られていなかった伏線なので 本当に細かい…。 来週にはいよいよDVDが発売される…。 本編に加えて、メイキングなどの特典映像が付くのだそう。 いや〜もうそれを考えるだけで 嬉しすぎて頭がジンジンしてきます。 ちゃんとネット注文したのが届くと良いけど…。 それが終わっても冬にはまた 別ヴァージョンのDVDが出るのよ。 そっちは、本編が更に追加されて長くなった上 特典映像も更に増えるのだそうです。 最初からそれだけ出せばいいのに…商売上手だな。 でも世界に後駆ける(TT) 「二つの塔」日本公開まで きっと待ちきれないし こんな風に小出しにしてくれた方が 飽きが来なくていいかも。 冬にアメリカで公開される頃には カミング・スーンTV辺りでも 「TTT(二つの塔)」の映像や インタビューが流れたりするんだろうし まだまだ楽しむぞ〜(^^) 。 |
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こないだ法事があり
その間従姉弟たちとずっとおしゃべりしていたんだけど そこにいた同世代はみんな女ばっかりで 1人だけ男の子がいて その時の話題は、なぜか自然と 彼の日常の些細な悩み事相談になってしまいました。 思い返すと非常にとりとめのない しょうもない話なんだけど、書き留めておく。 彼の悩み ・今頃(夏が終わり少し肌寒い時)着る服は どんなものが良いのか。 この季節はすぐ終わってしまうので 買いに行く暇もなく 毎年服のないまま過ぎてゆく。 →私たちのアドバイス Tシャツにジャケットとか適当に羽織ってればいいんでは? ・一度裁判を見てみたいんだけど、 初見で分かりやすい裁判って なんなんだろうか? →刑事事件とかじゃない? ・集中力がない。体を動かす時のが好きなので 動いているときの集中力はあるけど じっとしている時の集中力を身につけたい。 →好きなことならゲームでもしたら? ・ゲームは引きこもりになるから避けたい。 →集中力を高めるアロマを焚くとか。 ・とても汗っかきで、脇の下とか濡れてしまって あとで冷えて寒くなることがあって困る。 →脇用のパットとか売ってるよ。 ・狭いところが苦手。特にエレベーターに誰かといる時 とても気詰まりでどうしたらよいのか。 →ふーん。すごい繊細なんだね。 ここで、小さい頃彼がものすごく恐がりだったことを 思い出し、彼の姉と私たち従姉妹とが 寄ってたかって怖い話をして やんちゃで強がりの彼を 怖がらせて遊んでいたことを 懐かしく思い起こした…。 わたしたちがいじめていたのは かれこれもう20年くらい昔になるというのに その時怖がらせるネタにしていた 「和室に置いてあった能面」のことを 彼が未だ密かに怖がっているらしいのは非常に興味深かったです。 うーむ。三つ子の魂百までですな(トラウマか…(^^;)?)。 ・(又従妹が法律の本を読んでいるのを見て) 僕はいつか将来あの子に裁かれるのかもしれない。 →あんた一体なにやらかすつもりなん? ・妹がすごくほしい。どこかに隠し子がいたとしても かまわない。もしどこからか妹が出てきたら本当に嬉しい。 →コワいくらい可愛がりそうだよね。 ちなみに彼曰く「もし妹がいたら、 門限を作って悪い虫がつかないように 大事に大事に育てる」らしい。 etc.etc.最後の方は相づちを打つだけで終わった。 別に悩み事相談というよりは、ただのネタだったのかもしれない。 しばらく見ない間に大人になって とても頼りがいのある竹野内豊似の青年に 成長したなあと感心していたのに いざ話していると、昔と変わらず可愛らしいのを 発見してちょっと嬉しかった。 従姉弟には幸せになってほしいです。 |
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星組公演「ヴィンター・ガルテン」を観た。
──────齋藤先生…… いったいどうしちゃったんだろう。 対照的な持ち味の若手男役朝澄&真飛主演 コスチューム&耽美さには慣れている星組公演 そして齋藤先生作・演出 ストーリーはナチスドイツとレビュー劇場が舞台 聞いてかなり期待していたのに、がっかり…(T.T)。 どうしてあんなに脚本が尻切れトンボなんだろう。 それがすごく気になる。 それまでの齋藤作品たってそりゃ矛盾はあったし 説明不足や不可解な部分もあるにはあったけど それを押しつぶす勢いの、 ハッタリの利いた演出で 圧倒的にドラマティックに 耽美的に仕上げていた。 それこそがまさにライブ的で 感動と迫力に満ちた齋藤作品の魅力だったのに。 今回に限ってなにがダメだったんだろう。 とにかく「なんでこの人はそういう行動をとるのだろうか」 という疑問が多すぎる話でした。 ざっとあらすじを述べると────── 第二次世界大戦前のドイツ、ベルリン。 高校生のクローゼ(朝澄)とクラウス(真飛)は 親友同士で、毎夜ヴィンターガルテン(劇場)で クラップやスゥイングに明け暮れて青春時代を過ごしていた。 2人は、不良少年でベルリンの風紀を取り締まる ナチス党員たちを軽蔑していた。 卒業後、クローゼは バレエダンサーを目指しモスクワに渡った。 一方クラウスは、姉の恋人で大使館員の 真中(麻園)を頼って日本へ行くつもりだった。 そして数年後 クローゼは名バレエダンサーとしての 名をほしいままにするが、 ある日突然その立場を捨て 傷を追ってヴィンター・ガルテンに逃げ込んでくる。 どうやら彼は、なにかの秘密を抱えて ナチスに追われているらしいのだった。 ヴィンター・ガルテンには アメリカ出身のショースター ジョゼフィン・ベーカー(秋園)や クラウスの恋人だった亡きヒルダの 双子の妹・レオナ(叶) そしてポーランドから亡命した ダンサー・カテリーナ(南海)らが 舞台を盛りあげていた。 一方、日本に行くはずだったクラウスは ベルリンでナチス党員として かつてあれほど軽蔑していた ヒットラーに忠誠を誓っていた。 彼は、ナチス諜報部員だった恋人のヒルダ(叶・二役)を なにものかによって殺されて以来心に傷を負っていた。 ヴィンターガルテンで久々に再会した クローゼとクラウスは、お互いの境遇の違いに 違和感を覚えるが、旧交を温めるのだった。 そしてクローゼは、クラウスに 自分が抱えている大いなる秘密を打ち明ける。 彼は、これから始まるであろう 第二次世界大戦における ソ連の軍事機密を記した 「ロマンツェフ・レポート」を 持っていると言うのだ。 その「ロマンツェフ・レポート」は クラウスの恋人であったヒルダが 何者かに殺される前日 突然クローゼの前に現れて 「クラウスに渡してほしい」 と言って託したものだというのだ。 しかし、クラウスは 「このレポートは、 今のナチスが持つには あまりにも危険すぎる代物だ」 と言って受け取らない。 クローゼはそのままヴィンターガルテンに止まり 身元を隠してダンサーとしてショーに出演することにした。 しかし、「ロマンツェフ・レポート」の行方を追う クラウスのライバルであるナチス将校リッケン(嶺)が クローゼの身元を見破り、彼を殺し 目障りなヴィンターガルテンごと 潰してしまおうとたくらんでいるのだった。 一方クラウスは、親しい人が 突然スパイの嫌疑をかけられて ナチスに殺されたことで ナチスを信じられなくなっていた。 それだけではなく、 姉の婚約者である真中が 「君の恋人ヒルダを殺した容疑者に クローゼが挙がっている」 と告げ、親友のことも 信じられなくなってしまうのだった。 一体なにを信じたらよいのか と彼が苦悩していると クラウスの目の前に 死んだはずのヒルダが現れて 「クローゼが犯人だというのは真実です。 誰を信じられなくてもわたしのことだけは信じて」 と告げる。 そしてクラウスはこの世にいないはずの 「ヒルダ」に夢中になって溺れてゆく。 ナチスがヴィンター・ガルテンを包囲する日 クロードはベルリンを脱出する。 傍らには、ユダヤ人の嫌疑をかけられ 同じくナチスに追われることになった カテリーナを連れて。 ヒルダを殺したのは クローゼではないかという疑惑に 身を蝕まれたクラウスは「逃げるな」と銃を向けるが クローゼは、 「信じてくれ。いつかまた再会するときに きっと話し合おう」 と言い残して去る。 そしてその数年後 クロードは亡命先のスイスで カテリーナと結婚し、一人息子のトーマを授かっていた。 そんなある日、彼らはラジオで懐かしい ジョゼフィン・ベーカーの声を聞く。 それは、ナチスの犠牲になった ヴィンター・ガルテンの振付師のために 1日だけヴィンターガルテンを復活するという知らせだった。 「ここにはいない愛する人に、この知らせを聞いてほしい」 というジェゼフィンの呼びかけに クローゼ一家は国境を越えてベルリンに向かう。 そしてヴィンター・ガルテン復活の日 再び劇場は、クラウス、リッケンらナチスの包囲を受ける。 「ロマンツェフ・レポートを渡せ」 と迫る将校リッケンに、クローゼは 「ナチスに渡すものはなにもない」 と告げる。怒ったリッケンはクローゼに銃を向け あざ笑いながら、自分こそがヒルダを殺した犯人であり 昔から、クローゼもクラウスも殺したいほど憎んでいたのだと告げる。 その場でクローゼに銃を向けていたクラウスは その真実に愕然とするが、今や彼の立場も危うくなっていた。 そんな時、突然クローゼの妻カテリーナが 美しい声でドイツの国歌を歌い出す。 そのメロディは劇場を包み 出演者全員がその調べを歌い出し、ナチスはうろたえる。 だか、銃声が響きクロードの胸を貫く。 銃は「ヒルダ」が撃ったものだった。 「ヒルダ」は、双子の妹・レオナが 姉になりすましたものだった。 彼女は、クラウスを愛し独占しようと思うあまり 亡きヒルダになりすまし クラウスが「ヒルダ」以外 信じられなくなることを 望んでいたのだった。 続いてまた銃声が響き 今度はレオナが銃弾を受ける。 それはリッケンが撃ったものだった。 半狂乱になったクラウスは、 愛するクローゼとレオナの 敵を討とうと、リッケンを殺そうとするが 「これ以上憎しみを憎しみで解決しようとするな」 とクローゼに諭され、2人で想い出のダンスを踊る。 固い絆で結ばれていた青春時代を思い出しながら。 ダンサー・クローゼの最期のダンスだった。 そして、クローゼは閑かに息を引き取り 哀しみに打ちのめされたクラウスは その場にいたナチス全員に向けて銃を乱射し 刑務所に入れられたのだった。 そしてまた数年後 ヴィンター・ガルテンの仲間は散り散りになり クローゼの一人息子トーマはジョゼフィンが育てていた。 トーマの母親のカテリーナは、すでに強制収容所で亡くなっていた。 ジョゼフィンは、ずっとクローゼに報われない愛を抱いていたが 今はこうして愛する人の遺児を育てることに喜びを見出していた。 やがて刑務所からクラウスが出所する日が来た。 外に出たクラウスが刑務所の塀の前を歩いていると ふと自分を呼び止める声がする。振り向くと 死んだはずのクローゼそっくりの青年が 自分を見つめていた。 「クローゼ!」 クラウスが叫ぶと、男はクラウスに銃を向け 「あなたを待っていた」 と言ってクラウスの胸を打ち抜いた。 「…父と母を殺したのはお前だ」 青年はクローゼとカテリーナの 遺児・トーマの成長した姿だったのだ。 致命傷を負ったクラウスは、 警察に捕まらないうちに すぐにこの場を立ち去るように、 とトーマをせかす。戸惑いながらも去ってゆくトーマ。 そして最期の息が切れる前、 1人になってつぶやくのだった。 「これでいいんだ…クローゼ、 お前のところにいくぜ…」 〈おしまい〉 うーむ。 あらすじだけ読むと、 他の齋藤作品のあらすじと比べて 特に見劣りはしないんだけどね。 分からない所 ・クラウス(真飛)は 日本に行くと言ったはずなのに なぜベルリンでナチスに入っているのか。 ・クラウスは なぜあれほどバカにしていた ナチスに忠誠を誓うようになったのか。 ・クラウスは なぜそんなにも簡単に親友クローゼ(朝澄)の殺しを疑うのか。 ・南海さん扮するカテリーナ(南海)はなぜ恋人のユーリ(彩海)と 喧嘩別れしたのか?自殺未遂するほど自分を追いつめたのはなぜか。 ・「ヒルダ」に化けたレオナ(叶)は、なぜクローゼを撃ったのか。 クローゼにクラウスを取られると思ったから、というのは 動機が弱すぎる。 ・真中氏(麻園)は、クラウスの姉ナイヤ(陽色)と 婚約したが結婚するつもりなど最初からなかったと言っているが じゃあ一体なにが目的でナイヤに近づいたのか? 日本に有用な情報を集めるためとはいっても クラウスはその頃ナチス党員ではなかったし ナイヤも特に有用な情報を持っていたわけではない。 ・トルコ系移民の少年達の説得力ない行動。 ナチに金を握らされた青年達が、ナイヤたちの亡命を手助けし お金を突っぱねたミヒャエル(綺華)だけがのちにナチス党員になる。 ・ミヒャエルは、ドイツ人ではなくトルコ系なのに、 あっと言う間にナチス党員になり 然るべき地位までもらっているというのはアリなのか? ちなみに一方で、ロシア移民でナチへの情報提供者だった ユーリ(彩海)は、見返りを要求した途端 あっという間にナチに殺されている。 ・なんで、トーマ(朝澄)はクラウスを殺すのか。 クラウスは、クローゼを殺そうとしたかもしれないけれども 実際には殺してはいなくい。それどころかクローゼを殺したリッケンを 殺して敵を討ったのだから、トーマの恩人とも言える。 トーマのこの行動は、クラウスとクローゼの友情を誰よりも知る ジョゼフィン(秋園)に育てられたとは思えない。 全体を通して 「秋…冬への前奏曲」を思い出さずにいられない。 ほかにも、「プラハの春」とか「リラの壁の囚人たち」とかも 思い出す。似てるだけならよくあることだし構わないけど そのどれもが「ヴィンタ…」よりもよく出来た話なのが辛いところかな。 あれだけ沢山の人が殺された谷作品「秋…冬」よりも「ヴィンター」の方が 無駄な殺され方をしていると思えるのだから(T.T)。 主要キャストはいい並びだと思うんだけど どうしてうまくいかなかったんだろう。 脚本のまずさを覆い隠す演出が今回は冴えなかったのか。 演出も追いつかないほど脚本がだめだったのか。 とにかく脚本が問題だと思う。 |
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