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今日は花組公演千秋楽
2001年08月13日(月)

昨日の前楽ですが、ご贔屓のなおちゃんが出なくなったとたん
当たり始めた(^^;)花組友会抽選のおかげで、
タモさんのサヨナラショーを観ることができました。

初日間近に観たときよりも、
更に舞台が充実していたのはもちろん
もう最後なのだから、という
演じる側と観る側の集中力や気迫が
劇場という空間でしっかりと繋がっているのを感じました。
こんな時「ああ宝塚ファンしててよかったな」
って思います。

「づか屋敷」にも書いたんですけれど
「アジアン」の「♪今新しい日が昇る」
の沖縄エイサーのダンスから始まり、
「夜明けの序曲」の主題歌大合唱で
締めくくられたショーの作りは
「あ、そうか、タモさんってまさに
沈むことのないお日さまのような
トップさんだったな」と感じさせました。
時には温かく
時にはまばゆい程に
時には燃えさかるように
共演者や観る人を照らし出す
タモさんはまさにそんなトップさんでした。

ショーを観ている間は
ものすごく沢山の思いが交錯して
「どの場面も懐かしいな」
「タモさん最後で寂しいよ」
「なんでなおちゃんがいないの、哀しいよ悔しいよ(泣)」
「退団者の人もみんないい場面もらって良かったね」
「チャーリーさんが次のトップで良かった」
「樹里ちゃんもいい感じでサヨナラショーに出てくれたな」
「それにしても沢山退団するんだな、組替えもあるし」
「新専科が出来ても変わらなかった花組も
 とうとう変わるこの公演が"区切り"なんだなあ」
等々、本当に感慨深い時間でした。

翌日もお盆でお休みだったんですが
楽のチケットはさすがに取れなかったし
宙組バウの先着前売に挑戦してみよう
と思ったので帰ってきたんですが
ご贔屓のなおちゃんがあの場にいなかった
ということが、やはり消化不良で
なおちゃんが花組の舞台に現れるかもしれない
千秋楽の花束贈呈を確認するためだけにでも
立ち見・エスプリ、それがダメでもなんでも
とにかく大劇場に残っていればよかった
と後悔しました(^^;)。

そんな訳で、わたしは
本日の千秋楽の模様と
なおちゃんの動向が気にかかるあまり
さっきからずっとパソコンの前で
携帯を握りしめたままでおります(笑) 。

そして、
たった今入った情報によれば(^^;)
期待通り、退団する同期のノリちゃんへの花束贈呈は
なおちゃんだったそうです。

たぶん一言も言葉のない
横顔が見えるだけの
この一瞬の実現を
おそらくなおちゃんファンの人は
みんな祈っていたのではないでしょうか。
もちろん、自分が客席にいるいないに関わらず。

なおちゃんの同期のノリちゃんは、
いつもなおちゃんのお茶会の日には
「今日は用事があってゲストには行けないよ」
みたいなそぶりをしているみたいで、
でも必ずお茶会には顔を出されて
「あ、来れないってだましたな(笑) 」
という、なおちゃんとのやりとりがあるのですよね。
「あさき」のお茶会に来てくれたノリちゃんを
見送りながら、なおちゃんが
「専科になってね、…一番泣いていたのが彼女なんです…」
と言っていたのを思い出します。
感傷的になってる傲慢なファンの戯言として
テキトウに読み飛ばしてほしいんですが
ノリちゃんが退団されるにあたって
花束贈呈には、一番なおちゃんに来てほしい
って思っていたに違いないって、思ってます。
そして、出演者として出ることの
できなかったなおちゃんに
花組の舞台に立ってほしい
って思ってくれたんだと思います。
泣けるよ、、、。

新専科という制度の施行で
可能性が広がったことも確かですが
それまで当たり前だったいろんなことが
実現しがたいことになってしまいました。
けど、もしそれがなかったら今日のこの日は、
これほどまで重みがあって感動的じゃ
なかったかもしれないと思いました。



パラレル・ワールド
2001年08月04日(土)

いかんよ佳良乃。前の日記は暗すぎた。

今日は前から書こうと思っていた小話を書こうと思います。
宝塚の中村A先生はパラレル・ワールドな話が好きみたいですが
実はわたしもパラレル・ワールドが大好きなんです。

一種の現実逃避なのかもしれないけれど
今住んでいる世界と同時に
別な世界が進行している
という考え方ってワクワクする。
ファンタジーなんてまさにそうだけど
わたしの人生の中でたぶん
死ぬまで1番好きな本であると思う
「ナルニア国物語」もそう。
この世で生活している普通の子供たちが
不思議な力に導かれてナルニアという別世界に旅し
沢山の冒険をしてやがてまたこの世に帰ってくるんだけど
不思議なことにこの世ではまったく時間が過ぎていなかった
という顛末でだいたい終わります。(「浦島太郎」の逆か)

ナルニアシリーズの中の1冊
「銀の椅子」では
主人公の子供たちは、
学校の校庭からナルニアに行くという
当時小学生のわたしには
とても身近な設定だったので
休み時間になると自分も
ナルニアに行けるような気がして
密かに呪文をとなえていた覚えがあります。
いつか行けると信じていたし
時々自分は本当に行った事が
あるような気にさえなったなぁ。

パラレル・ワールドで
他に好きなのは
「はてしない物語」
これは小さい頃に読んだとき
家庭教師の先生が
「これは大人になってからまた読むと
きっと全然違う印象だと思うよ。
ちょっと怖いというか、考えさせられるというか」
とおっしゃったのを覚えていて
最近また読みなおそうと思ってベッドの脇に置いてます。

「銀の炎の国」「トムは真夜中の部屋で」も
どちらかというと暗めの話だけど好きです。
これはみんな童話なのかな。最近どんな童話が出ているのか
知らないけどそんな本がまだあるなら読んでみたいです。

映画では「ある日どこかで」
宝塚でも舞台化されて、
麻乃佳世ちゃんの演技に泣けた(ビデオでだけど)。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も
一種のパラレル・ワールドだし
「トータル・リコール」とか
ほかにまだあったかな…。

わたし自身の中での
パラレル・ワールド体験といえば
この間の父の日の出来事。
父が以前からずっと好きだと言っていた
オーソン・ウェルズの「市民ケーン」
のDVDを贈ってみたところ
「これは?」という顔をされたので
「今まで見た映画の中で1番だってずっと絶賛してたよね」
と言ったら「それは初耳だ」と返された(笑)。
そしたらわたしの中にインプットされてる
「『市民ケーン』はいい!」と力説していた
父の記憶はどこから来たんだろう。
父はオーソン・ウエルズのこともよく知らないみたいだった。
わたしも知らないけど、名前を知ってるのは
父に「市民ケーン」の話を聞いたからなんですけど。
いくら話してもかみ合わなくて
どうもわたしが勘違いしているわけでも
父がボケているわけでもないようなので
わたしはきっと知らない間に
「『市民ケーン』を好きな父」と
「『市民ケーン』を知らない父」
というパラレルワールドを行き来していたのだ
という結論を導き出しました。

そのくらいかな、わたしの中の不思議体験は。



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