新年明けましておめでとうございます。今年は…金杯はだめでした。幸先はよくありませんが今年も馬券、頑張りたいと思います。

　年末、体験版をダウンロードしてプレイした乙女ゲー花咲くまにまに。どうもビタミンXの翼さまの「好意をむにむにするな」という名言が思い起こされてしまいます。好意をむにむにかわいかったなあ････。で、まにまにの方は江戸タイムスリップ的なお話ですが、体験版時点（長めの序章）で攻略対象の倉間さんがクラマだし黒いしやけに初対面から親切だしで、どう考えても天狗か何か関係で江戸に連れて来られた原因に関与してるだろ、と。で、どうしても答え合わせがしたくて本編買ってきたんですけど････。最初倉間ルート開いてなくてじらされてウキウキしてたんですけど、とりあえず進んだ初エンド、和助ベストルートであっさり正体が判明。････えー････？もっと焦らしてほしかったのに！バレバレでも焦らしてほしかったのに！しかし問題は、私が幕末にあんまり興味なくて、しかも尊攘派とかもっと興味なくて共感もできず、どっちかというと幕府側のほうが共感できて同情できるというか････。どうせなら幕府側で幕府のまま、もしくはもっと軟着陸する形で近代国家への移行が見たかったのになあー。江戸時代においてもっとも外国の諸事情を仕入れうる立場が幕府だったわけで、実際、思ったより世界情勢に詳しかったっていう研究結果があるんですよね確か。そっち関係で適当な老中とか会津公とか慶喜公をイケメンに仕立て上げて、そっち攻略する方が断然燃えるのに！
というか、あんな特別な廓が存在してたなんて史実が主人公のいた後世にない以上、歴史の流れは主人公のいた時点までまっすぐ繋がっていないことは間違いなく、まあ、過去に連れて来られたというよりよく似たパラレルワールドに連れて来られたというか、連れていかれてたというか。どうせパラレルワールドなんだから、三国恋戦記みたいに経緯結末大きくいじっても良かったのに。
　すわ間者かと危うく口封じされかけた時には自分のいた世界に繋がってるかどうか怪しいパラレルワールドのどうでもいい出来事に望んでないのに巻き込まれ、茶を運んであげようという100％善意の行動の存在しない裏を疑われた挙句、ある程度仲良くなっているに関わらず口封じ目的で殺されそうになって、主人公ぶち切れていいぞ、と思ったものです････。あたい、命が助かってもその後はあの連中が怖くて怖くてたまんないと思うけどな…。現代日本を生きてきた17歳の女の子が、コイツ殺してやる！な空気にさらされりゃトラウマ間違いないだろ。仲良しと思ってた連中がコロっと態度変えてアレですから、もう奴らの笑顔なんて信じられないね。口でいくら言ったって潔白の証明は難しいわけで、ちょっとでも疑念が再発、もしくは疑念を払しょくできない誰かがいたらあっさり「小さな可能性でも危険は取り除くべき」とか言って口封じされるだろ。あたいだったら、怖くて必要以上に部屋を出ることもなくなるし、あの連中と会う時は出来得る限り第三者と一緒になるよう又は密室にならないよう気をつけるなあ。大義のために人を殺すことは罪じゃないし抵抗もないんだろ？時代が違うから感覚が違うってのは頭でわかってても･････ちょっとそういう心構えの人と一緒に暮らすのきっついわぁ････。寝てる間の殺人も毒殺も怖くて睡眠不足に食欲もわかずきっと見る見るうちにやつれていくんだ。そうしてビクビク暮らした揚句に謀殺される、三国恋戦記の仲謀ルート並みのデッドエンドが…もしかして存在してんのかしら？あのメンバーで信じられて頼りにもなるのは清菊姐さんと倉間さんしかいねえよ。もしそんな有様だったら倉間さんが動いてくれると思うけど。…そういう万寿屋何それおいしいの？な逃亡、駆け落ち倉間さんルートとかないですかね？あったら凄くスッキリするなあ。･････････････乙女ゲーという前提を無視し、私が攘夷派好きじゃないということからくるナナメ目線を下敷きにしたら･････和助はじめ他の連中のルート、主人公の好意ってストックホルム症候群じゃねえのかという･･･いや、乙女ゲーフィクションの御都合というフィルターさえ外したら普通に考えて･････。
もっとも、そもそも主人公、いくら床入り強制されないとはいえ廓勤めしようなんてこと自体…17歳だぜ？田舎のスナックやキャバクラ程度ならまだしも、17歳でいきなり銀座の高級クラブに勤めるってことだぜ？有り得ねえよ。あたいだったら、あのまま廓にはお世話にならず、何とか頼み込んで江戸飛ばされたゼロポイントである神社で下働きでもさせてもらって神社の由来とか調べるだろうなあ。そこからして万寿屋何それ？な倉間ルートとかもないですかね！？あったら相当スッキリするなあ。しっかし正直、倉間ルート以外だと長州尊攘派に共感できないというのはまずったなあ。いや、体験版時点で楼主の昔話の人物が吉田松陰で松下村塾なわけで官軍サイドなのは分かってたんですけど･････。遥か５もそういうもんにょりは感じつつもファンタジーに包まれてたせいか沖田君のかわいさのおかげかご家老のキュートさのおかげかアーネストの存在のおかげか最終的にはするっと行けたので･････そんなに危惧して無かったんですけど････。これから幕末ものはよく吟味しないと鬼門かもしれないな･････。

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