ビー玉日記
きのう  もくじ  あした

2004年09月29日(水)  潤い

濃厚な一日だった。

お昼に同じ部署の女の子と二人でいろいろ話をして。
夜は長い付き合いの友人たちと会っておしゃべりをした。

最近、話と言えば、仕事のことで上司と話すばかりでそれ以外の会話をあまりしてなかったような気がする。
(ランチタイムにゴハンを食べながら多少話はするけど)

久しぶりに会話したって感じ。
内容はとりたてて高尚な話ではないけど、純粋に楽しかった。
よく笑いました。
ホントに5年ぶりだったっけ?
とにかく、みんなが人生を謳歌してるのはなによりだねー。



MEMO

日本人に見られない話。一体何が基準で日本人と判別されるのだろう。
自分の国の人じゃないとか大体どの辺の国の人というのはわかっても、「絶対●●人」という断定の仕方は普通できない。その逆の「絶対日本人じゃない」という決め方の根拠は一体なんなのか。

マレーシアの英語。「Can, can」というのは確かに聞いたことがある、と会社の女の子が言ってた。

2004年09月28日(火)  理想的な働き方

先日、たくさん読む本があると言いながら、まだ「織田信長」を読んでいるのだった……。
5巻あるからね。って言い訳だけど。
結構こまめに読んでるんだけど、なかなか終わらない。
つまらなくて読み進められないのではなく、私にしてはかなりじっくり読んでいる。
(普段本を読む時、時々どうでもいいところはさっと飛ばすことがある。
本によっては一番最後のシーンをちらっと読んでから中に戻ることも。)

前に読んだ時と印象が違う。
間に何年かあけて繰り返し読む本はいつもそう。
その時の自分の状況や心理で感想は違うものだ。
今、「信長」を読みながら、周り中敵だらけの四面楚歌の状況で先の先まで考えた上で問題をてきぱきと片付けていく信長の仕事っぷりに、「そうか。忙しい時はこういう風に働かないとだめだよねえ」なんて妙な納得をしてしまう。
一つの線を見失わないようにして、目の前の問題だけを見るんじゃなく、いかに効率よく仕事を片付けるか。
難しい問題だ。簡単にできてりゃ苦労はないのだ。

2004年09月22日(水)  初・仙台上陸

今日は仙台出張。

実は仙台には行ったことなかったので、初めの一歩でございました。
翌日が祝日とは言え、行きも帰りも上司と一緒で観光はまずありえないし、行き先も観光地とはまるで無関係のところだったので、駅で「萩の月」買って帰れればいいなー、程度に思っていた。

ところが。
お昼は、近くの市場で仕入れたらしきおっきなさんまの焼いたもの。
夜は、仙台駅の中の牛タン屋で、牛タンと長ナスの漬物と赤イカの刺身。
グルメ三昧な出張でした。
夜ゴハンは地元の方にご馳走になってしまって、貧乏人には実は涙の出るくらいありがたいことでした。
私の家計はこうした方々の善意にどれだけ助けられていることか。
この場を借りてお礼を申し上げます。
こんなことじゃいけませんね。そろそろそんな年でもないし。反省します。

酒の肴は、上司とその方の知られざる昔話。
私はひたすら相槌と飲み食い。
昔は考えられないようなカリスマの方が揃っていたらしい。
会議で怒りに任せて灰皿を投げる人がいるから禁煙になったとか。
お偉い方が地方巡業に出ると、必ず犠牲者(失職者)が数名出るとか。
ちょっとありえないなあ。そういうイメージない会社だけに、びっくり。

仙台には年内ちょこちょこ通うことになりそう。
来月は再び名古屋に、九州。
全国展開で徐々にバタバタしてきた。
これでいいんだろうか。いいんだよねぇ?
まあ、適当に。ひっそり息継ぎしていこ。


あー。「萩の月」っておいしいね。

2004年09月17日(金)  読書の秋到来

ふっふっふ。
思わず笑いが……。

なぜかというと、今週末は読む本がいっぱいあるのだ。
読む本、というか、読みたい本。

ここ一週間、山岡荘八の「織田信長」にはまっている。
もう何度も読んでるんだけど、ちょっと読み返したらまたはまってしまった。
他の人の書いた信長と、山岡版は一味違う。私はこれが一番好き。
事実と寸分も違わない、とは思わない。
フィクションっぽい部分が多いし、違うだろうなあ、と思うところもある。
あれやこれや想像するのが楽しい。

それが読み終わらないうちに、ハリーポッターの新刊上下巻もゲット。
あと、人から借りている本(これも長編で上下巻)もある。

この連休中に読み終えられるかな。
一日中本だけ読んでるわけじゃないから厳しいことは厳しいんだけど。

あー。眠るのがもったいない。
ドラえもんで昔見た、眠らないで済む薬、売ってないかなあ。

2004年09月14日(火)  時間に追われすぎ症候群

職場ではOutlookを使っている。
予定表を見て、ふと気がついた。
明日15日が祝日になっている。
「あ、明日は休みだったのか」
と一瞬思った。

……いや、これは間違い。
敬老の日は来週の月曜にシフトされたのでした。
Outlookの設定がどうも古いままだったようです。
わたくし、世の中の動き(?)についていけてません。
「9月はうまくすれば1週間休めるね」などと遅い夏休み推奨派だったくせに、すっかり忘れておりました。

そんなちょっとまぬけな気付きのあった日の午後。
上司に「明日の会議、何か資料要りますか。必要なら用意しますけど」と言った。
上司はあわてて、「え、明日だっけ。そうだな、何かあるかな」とそわそわと自分の予定表を見る。
「なんだ、明日じゃなくてあさってじゃない」
上司の言葉に再度自分の予定表を見る。
「あっ。今日は火曜日だったんだ!」
水曜日だと思ってた……。

「大丈夫? なんかおかしいよ。さっきは明日は休みとか言うし」
と上司に笑われたので、私も笑った。
「いやー、ちょっとはしょっちゃいました」
「勝手にはしょらないでよ」
「なんか一日得した気分ですよ。猶予が与えられたみたいでよかったー」
やることいっぱいあるしねー。
今週に限っては1日増えた(?)のはもうけもん。

2004年09月11日(土)  空港はどこですか。

珍しく弟から携帯電話に着信があった。
弟は客商売をしているため、私とまったく生活パターンが違う。
実家で暮らしていた時も一週間顔を見ないようなことはよくあったが、今となっては同じ東京に生活しているとは言え、年に一度会うかどうかの珍獣である。

私の方では用がないので親に頼まれでもしなければ電話をすることもないが、向こうからコンタクトがある時は決まって何事か私に頼みごとがある時である。
頼みごととは、お金の無心であり(食事の誘いもこれに当たる)、店の商品の売り込みであり、疑問の解決である。
姉弟というのはこういうものなのだろう。

暇に任せてかけ直す。
「なんか電話した?」
「したした。ちょっと教えてほしいんだけどさぁ」
やっぱり。
「成田空港の第1ターミナルって、どっちの駅?」
「は? 何、これからどっか行くの」
「うん。今、成田エクスプレスに乗ったとこ」
行き先くらい決めて乗れよ。
毎度ながら適当&急なやつだ。
(以前、海外出張出発3時間前に羽田空港の行き方をきいてきた男である。)
「どこの国行くの?」
「アメリカ」
「あほか。9・11なのに何でわざわざ今日なの」
「何、9・11って?」
「……んで、何航空?」
「ユナイテッド」
「へえ。ちなみに聞くけど、アメリカのどこ?」
「ニューヨーク」
「ふーん」
そりゃあ空いてたでしょう。安かったでしょうとも。
貧しい弟がプライベートで行くはずもなく、仕事なのはわかる。
別にもう過去の話だし、同じ日だからって何もないんだろうけど、普通避けないか?
ま、いいけど。
「ユナイテッドだったら第1でしょ。共同運航便じゃなければ」
「うん」
「だったら、終点だよ」
「終点ね」
「大体さー、その辺に貼ってない? 何航空がどこの駅なのかとかさー」
「え? ほんと?」
「もういいよ。んじゃ、気をつけて。いってらっしゃいー」
「あいー。どうも」

たまたま今日はうちに母が来ていた。
すぐ母に電話の内容を告げると、脱力していた。

でもまあ、それくらい緊張感がない方が世の中身軽に生きていけるのかもね。

2004年09月06日(月)  元気が一番

いつも元気な隣の部長さんが、このところ病気ですっかりおとなしくなっていた。
7月末くらいから急に「健康、健康」と言って煙草もすっぱりやめて食べすぎ飲みすぎに気を使っていたので、健康診断で何か言われたんだろうと思っていたけど、実は入院と手術の必要な大きな病気だった。
先日は、手術後に短期間の入院で職場復帰して食事も普通に食べられると聞いたから完治したものと思ったら、どうした拍子にか患部から出血して貧血で仕事中に真っ青になって再入院してしまったので、びっくりした。
体が大きくて声もでかい人なだけに、弱っているのを見るのは驚きだし、なんとなく淋しい空気になる。

今日は快気祝いのような感じで、会社帰りによく行くお店で食事。
受験生なのと今月は既に家計が厳しいので本当は参加せずに帰ろうと思ったのだが、結果的にお店の方にご馳走になってしまい、私としてはものすごく恩恵にあずかってしまった。
かれいのから揚げ、イカの刺身、うに、子持ち鮎の塩焼き、ひじきの煮物、ポテトサラダ、お味噌汁。
贅沢三昧だった。
おいしいものをおいしく食べられるって、幸せ。心からそう思う。


今年はみんななんだか病気付いている気がするけど、うちの部署の女の子もアレルギー系の内臓の持病を持っていて、この夏はずっと不調。
一見元気なのに実は結構重い病気って、難しい。
「やろうとする気持ちはあるのに体がついていかないのが悔しい」と彼女は言う。
自分の体験してない病気、周囲にそういう病気の人がいたことがない場合、そのつらさを理解してもらうのは難しい。
私も病気の時、具合悪くても人にわかるほど表向きの症状が出ないので、つらい思いをすることがある。
以前病気をした時、我が愚弟に病院に連れて行けと頼んでいるのにもたもたしていたことを後で文句をつけたら「もっと痛がればよかったのに」とかむちゃくちゃなことを言われた。
下手な芝居で本当に痛みは伝わるとでも言うのか。
必死で一芝居うつのを笑って済ましたら許さないぞ。

「自分にできたことが人にできないことはない」という考え方をする人もいるけど、人間は誰でも自分と同じと考えてはいけないよなあ、と思う。

今の状況だと体力的には私もきついけど、元気でいられるだけ幸せだと思ってもうひとふんばりしておこうか。

2004年09月05日(日)  Rain Like Cats & Dogs

昨日の夜は、まさに「バケツをひっくり返したような」土砂降り。
東京でこういう雨は珍しい気がする。
休みだし特に急ぐ用事もなく、私などはおもしろがっていられたけど、天候に左右される仕事や特別な行事のあった人にはさぞかし災難だったことだろう。

英語で土砂降りの雨のことを「rain cats and dogs」という表現がある。
犬と猫が降ってきたらたしかに大騒動だな、とか、犬と猫が喧嘩した時の騒々しさに例えてるのか、と勝手な想像をしておもしろがっていた。
ところが、調べてみたらちゃんといわれがあることがわかった。

雨が土砂降りに降る
rain (like) cats and dogs
〔〈語源〉北欧神話で、猫は雨を降らせる力があり、犬は風を起こす力があると信じられていた〕
『英辞郎 on the Web』

犬や猫にそんな力が!!
びっくりですねえ。
一つ賢くなったよ。(ムダ知識。5へぇ)

2004年09月04日(土)  お休みの朝

朝8時45分。
がーッという音で目覚める。

……お向かいの家が工事をはじめた模様。
ドリルがコンクリートを削る音だった。
この時間まできっとドリル使うの遠慮してたのね。
続いて「トントントントン」と鼓膜を震わせるトンカチの音。
休みだからっていつまでも寝てるなと。そういうことか。
あきらめて起きることにする。

最近涼しくなったので、風通しの悪い我が家でも窓を開ければ充分過ごせる気温になってきた。
ああ、それなのにー。
仕方ないけどさ。

この週末に来週金曜日の試験の勉強をしなくては。
どうしても気になったら窓閉めるしかないねー。

2004年09月03日(金)  平成浦島伝説

あれっ、もしかしてもう金曜日?

早いー。考えてみたらもう9月なんだ。
……考えてみない方がいい、そんなこと。

相変わらず時間の早さについていけてない。
このままだと本当に、箱を空けたらおばあちゃん、ということになりかねない。

2004年09月02日(木)  怠け者のススメ

ちょっと愚痴っぽいけど、思うことなど。


引越しをしていろいろと足りないものとかあって、別件で来た総務部の人に「この件はなんとかならないですか」と言ったら、「こっちは私の管轄外だから」と逃げられた。
管轄外、って便利な言葉だけど、不親切だ……。
「じゃあ連絡しておきます」とか「聞いてみましょうか」とか「その件は私はわからないので○○さんに聞いてみてもらえますか」とかちょっと一言言うだけで印象違うのに。おんなじ部署じゃん!

うちなんか管轄外のものばっかり持ち込まれてその対応に苦労してるくらいなのに、一度くらい「あ、それ管轄外」って言ってみたい。
ま、いいけどね。


仕事がたまってどうやって片付けようか悩むところなのに、小さな話が上司によって範囲拡大されそうになったので、「いや、そこまで大事にしなくても……」と少し消極的に言ってみたら、「きみらしくないことを言うじゃないか」と言われた。
あの、私、怠け者ですから……。
私らしいってどんな回答を期待して?

しかも、同じ部署の子が体調崩して休んでいるため経費の処理とか諸々の事務仕事を今までどおり私が全部やっていることについて、
「くだらない仕事はやめて早くいい仕事やってもらいたいんだよ」って。
くだらない仕事、って言われても。
別に私が望んでやりたいわけじゃなく、言わば家事みたいなもんで、会社生活上欠かすことのできない処理作業。他にやる人いないんじゃやらざるをえない。
体の弱い子を拾っちゃって困ったな、みたいな顔しないでよー。
しょうがないじゃんか。

私のことをどういう人間だと思ってるのか、怠け者の私としてはちょっと不安。
キャリアウーマン目指して頑張ってるわけじゃないし。
そこそこ稼いで生活していければいいや、なんて思ってる、申し訳ないくらい不真面目な人間なので、お願いだから下手に期待しないでください。
もうちょっとやる気なさげにだらだらしてないとダメかー。

今日は若干冷戦気味でした……。

2004年09月01日(水)  ラストシーン

先月アメリカ出張に行っていた人が、向こうで週末に映画を見に行った話をしてくれた。
「何を見たんですか?」
「『ヴィレッジ』」
「おおー。おもしろかったですか?」
「なんかね、『シックスセンス』とか『サイン』の系列の映画、っていうのをWebで事前に調べて行ったんだよね」
「ちゃんと調べていったんですね」
「そう。それで、最後に大どんでん返しがあるらしいんだけど」
「ん?(らしい……?)」
「ここが大事なシーンっていうのはわかるんだよ。何か大事なこと言ってる、というのはね」
「はあ」
「でも、何が大どんでん返しだったのかわかんなかったんだよねー。英語わかんなくてさー」
「じゃあもう一度日本で見なきゃいけないじゃないですか!」

言葉遊びが多いとか台詞で謎解きするような映画は、外国語だけで見るのはかなり厳しい。

ところで、浅間山が噴火したって。
こういう知らせを見ると、そういえば日本は火山をたくさん抱えた国だった、と思い出す。
自然の前には人間とはなんとちっぽけな存在か。


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