ビー玉日記
きのう  もくじ  あした

2004年02月29日(日)  Wish our happiness

※どうでもいい愚痴の記録。書き留めてるだけなのでだらだら続く。

休日出勤をして、もしも早く終わったら買い物にでも行こうと思っていたんだけどやはりそううまくいくはずもなく、適当なところで切り上げて会社を出た。
確実に休日出勤していそうな前の会社の同期に電話をかけてみると、予想に違わず仕事中だった。

「やることあるから出てるっていうのに、今日中って仕事を押し付けられた。ありえない」
友人は怒っていた。
「ちょっと私たち働きすぎじゃない?」
「働きすぎだよ」
「最近気付いたんだけどさ、ルーティンワークだけで十分残業できる量なのに、それ以外のプラスアルファの仕事もどっさりあるってどういうことなのかって」
「おかしいよ」
「でしょ? でもさ、休みじゃないと仕事が捗らないっていう事情もあるんだよねー」
「ああ、そうそう。わかる」
「誰かいると経費清算頼まれたりとか、ソフトの使い方とかわかんないとすぐ訊かれたりするしね。いやじゃないんだけど、意外とそういうところで時間とられるんだよね」
「うんうん」
「この前なんかさー、他の部署の人がちょっと相談したいことがあるんだけどいいですか、っていうから折り入って何事かと思ったらさ、Accessでこういうのってできますか、どうやってやればいいですか、って。ヘルプデスクじゃないってのに」
「あるねー。うちなんかさー、文字を打ってテキストでくれって言ってるのにワードでよこすんだよ。変換しなきゃなんねーだろっつーさー」※注:Macユーザー
「大体なんでわざわざワード使ったんだろ?」
「あほだよね? というか他にも頭にきてんだけど、会社が退職金を積み立ててる保険会社が危ないとかで解約することになってさ。とりあえず今までの分を支払われることになったんだけど、中途解約だから安いし、これからまた一から積み立てるなんて言ってんだよね」
「は? もうさー、早く辞めちゃいなよ。正社員のメリットなんもないじゃん。退職金もらうために働いてんだからさー」
「だよねー。定年の時の退職金の率がいいとか言っちゃって、バッカじゃないのって」
「定年まで働く人が何人いるかっていう話じゃない?」
「いないいない。大損だよ。○○さんなんか勤続30年とかじゃん。300万近く損してるらしいよ」
「よく耐えてるよ」
「かといって、例えば今、××さんと□さんが会社辞めて保険金なしで退職金を払うことになったら、払えないって」
「まあでもよくもってるよ。自転車操業もいいとこ。これを機に退職しちゃってさー、フリーで高い料金で仕事請けてやったら?」
「フリーはできないよー」

「あー、もうやめて帰っちゃおうかな。飲みに行こうよ」
「いいけど、終わるの?」
「これから今日やる予定だった仕事にかかるべきか、否か」
「手を付けない方がいいんでないの?」
「そうだよねー。でも飲みに行ったら明日絶対ヤバイってわかってるしなあ。あー。行きたいけどダメだぁ」
「うん。私も明日、朝早めに行って今日の続きやるし」
「じゃあまた今度」
「うん。がんばって……っていうか適当に。健闘を祈る」
「うん。ばいばい」

世間は休みなのに遅くまで働いて、しかも翌日のことを考えて飲みに行くことすらあきらめるなんて。
涙ぐましい話。
でも、何のためにそこまで?

こんなに頑張る理由なんか実はない。
別にキャリアなんかほしいと思わないし、子供養ってるわけでも、親に仕送りしてるわけでもないんだからそこそこお金が入ればいい。
上の世代みたいに愛社精神があるわけじゃなし、「会社のために」なんて考えない。
会社がつぶれたら他を探せばいい。
不況といっても、最低ランクの会社を経験している私たちにしてみれば、よほど理想を高くしなければどこかしらマシな就職先は見つかるものだ。

何のために。
時々考えてしまう。
考えたって答えはないことを知っていても。

せめていい子にしてたらいいことあるよ、って大人になった私たちにも誰かが言ってくれるといい。
働き者の私たちに幸多からんことを。



だからがんばって 残りの仕事を
全部やっちゃって 夢のひととき
そのために そのために
やすらぎのために

一度にできないし 体が心配だし
お肌によくないし な事を言えるわけがなし

いまだ立場弱し ストレスどんどん増し
暗く涙流し なくらいならがんばる方がまし

大きくなっちゃって おかげで私も
世の中を わかってきたよ
勝つために やるために しあわせのために
生きるだけなの あなたの私の愛 まだ遠いよ

(PUFFY 夢のために)


愛なんか遠いねえ。かすんじゃうくらい遠いよ。(笑)

2004年02月28日(土)  When I was a student and Now

最近、GAPのCMでマドンナの曲を久々に聴いて、他の曲も聴きたくなって、ベストアルバムを買った。
高校時代に結構はまって何度も聴いていたアルバムだ。
当時は友だちにCDからカセットにダビングしてもらって聴いていた。
もう10年以上前の話だ。(がーん。)

以前はリズムが変わってるとかテンポがよくて曲調が明るいものとか歌詞がおもしろいものとかを好んで聴いていたように思う。
例えば、「LUCKY STAR」、「LIKE A VIRGIN」、「MATERIAL GIRL」、「VOGUE」など。
中でも一押しは「MATERIAL GIRL」だったかな。
(私自身はこの歌詞の女の子のようにはとてもなれないけど、なってみたいという願望だった?)
今改めて聴いてみると、それらの曲ももちろんいいんだけど、当時あまり気に留めなかった「CHERISH」、「CRAZY FOR YOU」、「EXPRESS YOURSELF」がいいと思った。
理由はやっぱり歌詞の中身。
これは高校時代には本当の意味で理解しきれるものではなかったかもしれない。
同じ意味ではカーリー・サイモンの「You're so vain」も、曲調で気に入ってたけど歌詞を理解してたとは言えない。
本当に誰かを好きになったり誰かに好きになってもらったりすることを、物語の中でしか知らなかったあの頃には。
今は、そういう意味では少しだけ大人になったということかな。
10年も経てばね。


Some boys kiss me, some boys hug me
I think they're o.k.
If they don't give me proper credit
I just walk away

They can beg and they can plead
But they can't see the light, that's right
'Cause the boy with the cold hard cash
Is always Mister Right

'Cause we're living in a material world
And I am a material girl
You know that we are living in a material world
And I am a material girl
(MATERIAL GIRL)


Who? You! Can't get away, I won't let you
Who? You! I could never forget
Cherish is the word I use to remind me of
...your love
Romeo and Juliet, they never felt this way I bet
So don't underestimate my point of view

Give me strength
Give me joy my boy
I will always
Cherish you
(CHERISH)


You deserve the best in life
So if the time isn't right then move on
Second best is never enough
You'll do much better baby on your own
Baby on your own

Don't go for second best baby
Put your love to the test you know, you know
You've got to
Make him express how he feels and maybe
Then you'll know your love is real
(EXPRESS YOURSELF)


Well, I hear you went up to Saratoga
And your horse naturally won
Then you flew your Lear jet up to Nova Scotia
To see the total eclipse of the sun
Well, you're where you should be all the time
And when you're not, you're with
Some underworld spy or the wife of a close friend
Wife of a close friend, and

You're so vain
You probably think this song is about you
You're so vain
I'll bet you think this song is about you
Don't you? Don't you?
(You're So Vain)


2004年02月27日(金)  生活向上活動

少しずつ、だけど、生活を見直そうとしている。
とにかく怠惰に手足が生えたような私なので、放っておくと本当に何をしない。
特に残業が続くと、生活はすぐに荒れる。
自分に甘いので、「まあ、いっぱい働いたから無理もないか」と自らに同情して全てを許してしまう。
でもこのままでは終電に乗りそびれた友のSOSに答えることもできない。
コンビニの買い食いは太るし栄養が偏って体に悪い。

部屋を散らかさないで済むような工夫を加えること。
(当然、日々、散らかさない努力も必要)
いらない物は捨てる。
できるだけご飯を作る。
朝からてきぱき動く。

……はあー。これだけ当たり前のことをなぜできぬのだ。
まあ、ちょっとずつね。リハビリで。

2004年02月26日(木)  たまには甘えの一言も

12月に今のオフィスに引っ越したばかりなのに、組織変更の影響で机を動かすことになり、午前中はちょっとした引越しだった。
幸い今回はそれほど大掛かりなことはしないで済んだけど、それでもやっぱり結構体力勝負。
重たいものを運んだりしてたら、男性社員が「そんなもの率先して運ばなくていいよ」とあわてて代わってくれた。
あら。そんな。
私もまだ「レディ」とみなしてもらえるのね。

この前の週末に、通販で頼んでいた棚が届いて、一人で組み立てて設置した。
靴箱によじ登って不安定な姿勢で天井に突っ張り棒を密着させる作業は割とハード。
この作業が終わって、棚にいろんなものを片付け、満足はしたものの。
私こんなに自分一人でなんでもやっちゃってていいのかなあ。
とちょっぴり疑問がないでもなかった。

子供の頃から家では怠惰で不器用な父を尻目になんでもこなしてしまう日曜大工好きな母を見てきた影響でもあるけど、私も自分でできることならつい手を出してしまう。自分にできることで人の手を煩わせるのが申し訳ないと思うし。
でもそれって女としては決して利口なやり方ではないということを今の会社に来てから気付いた。
この会社の男性は(部署にもよるけど)、女性に優しく、レディファースト的なことが自然にできる人が多い。
そんな中で人にものを頼むのが実にうまくて、見事に世渡りしている年下の女の子はたくさんいる。
そして結構男性は頼まれると嬉しそうだったりする。
ちょっとは彼女たちを見習わなくっちゃ。
(私の依頼を男性が喜ぶかどうかは別の話として?)


たまには「蛍光灯の交換、お願い」とか言ってみたいよねえ。
だってホントに大変なんだもん。
そう。私だってやらざるを得ないからやってるけど、苦労してるんですよ。

もうちょっと歳をとったら、自分でやるのがきついことは便利屋なんかをお金で雇ってやってもらうようになるのかな。
……怖いから考えるのよそう。

2004年02月25日(水)  二月考

このところすっかり暖かくなって、春めいてきた。
だけど考えてみれば、今はまだ2月。
この暖かさはまだこの時期に似つかわしくない。

2月は、もっとキンと冷えた冬の続きのイメージ。
遡れば、教室の石油ストーブ、廊下の冷たい空気。
カーテンの向こうの薄明かりに雪の予感。
街路樹の根元の霜柱。
薄曇の日々と久しぶりに晴れた日の太陽の温もり。
梅の花の赤と白とほのかな香り。
3月を待つ雛人形と桃の花。

寒いのは苦手だけど、ないと物足りない。
やっぱり温暖化なのかな。
最近、本当の寒さは、子供の頃に過ぎてしまったような気がする。



覚書
人、その友のために死す。これより大いなる愛はなし。(ヨハネ福音書)

「女の一生 二部・サチ子の場合」(作・遠藤周作)を読んでいる。
この前には同じく遠藤氏の「海と毒薬」を読んだ。
最近人の生死とか宗教観について考えるのはそのせい。

極限状態までいくと、私はどうなるだろう。
自分に甘い私なんかは「もう限界」と日々弱音を吐いているけど、これらの本を読むと、人間の限界ってそんな甘いもんじゃない、そもそもどこまでが極限なのか、と思う。
今日は電車の中でコルベ神父のアウシュビッツ収容所生活の最終章に至り、不覚にも涙腺を緩ませた。
理由はわからない。
私がそこで感じた感情は悲しみでも怒りでも哀れみでもない。
キリスト教の言葉を借りるなら、それが愛なのかもしれないけど、コルベ神父が示したような愛ではない。
それでも、そこから何かを感じ取れるものがちゃんと自分の中に存在していることがわかってよかった。

自分自身が追い込まれた状態にあっても、他人のために祈ることが私にできるだろうか?
人間の悲劇や愛憎にかかわらず、自然はいつも偉大で美しい。
その光景が頭の中ではっきりとしたビジョンとして見えてしまって、それが悲しい。
夕焼けに染まるとてつもなく広い空。
その下でどんなことが起こっているとしても、美しいものは美しい。

神様は、本当にいるのか。

「海と毒薬」でも「女の一生」でも出てくるテーマ的な言葉だけど、私の考えでは、宗教的な神様というものは一先ず置いておくとして、人間の想像を越えた大いなる力のようなものは存在すると思う。
言葉で例えるなら、奇跡とか運命とか、そのようなもの。
それを心の拠り所とすることはないけど、そういうものがあることは信じる。

2004年02月24日(火)  国のイメージ

朝のラジオで、なんとなく効能のあやしい薬(絶対に髪の生える毛はえ薬とか足が長くなる薬のような類のもの)の紹介をしていて、それが「韓国政府も認めた」ものであるということを言っていた。
「それって科学的根拠があって公認なのか? やっぱりあやしいなぁ……」とつい思ってしまった。
別に韓国に対して悪いイメージをもってるわけじゃなく、日本も含めてアジアの国って、アメリカみたいに科学的に実証したものじゃなきゃ信じないということは必ずしもなくて、民間療法とかも割と信じる傾向があるイメージ。
インチキっぽい宗教の治療とかの映像って大体アジアのどこかでしょ。
日本もいかにもあやしい新興宗教が大きくなったりしやすいところだし。

国によって「だいたいこんな国だろう」というイメージというのは誰でも持ってると思う。

以前、ヨーロッパ出張で参加した会議は、ヨーロッパの各国の人が集合していた。
会議中、それぞれがあまりにもその国のイメージそのものの独特の個性をもっていたので、ついついじっくり観察してしまった。
会議風景を少し再現すると、イギリスの人が意気込んでプレゼンをしてるとフランス人が「でもさ、この場合はうちはこうだしこうだから……」とやたら長い意見(やや脱線気味)をさしはさむ。
隙を見せればドイツ人(オーストリアだったかも?)が痛烈なジョークでずばっと突っ込む。
日本人はおとなしく成り行きを見ていて、必要な時だけ発言をする。
お隣のイタリア人はノートPCの壁紙を指差し、家族の写真だ、とこっそり耳打ちする。
当然彼らにとっては私はいかにも「日本の女の子」だったんだろう。
こんなにいろんな人がいたら一つの地域としてまとめていくにも苦労するだろうな、とその地域の総監督である日本人に同情した。
私としてはおもしろかったけど。

あと、イギリス人とアメリカ人が来日していて、接待カラオケに付き合った時、やっぱりイギリス人の選曲はRolling Stonesでアメリカ人はBilly Joelとかアメリカのアーティストの曲が多かった。
これはちょっと国民性の話とは違うか。
アメリカ人にSpice Girlsのリクエストとかされたし、好みの問題だけども。

ある廃材を中国ではどう処理しているか、という問い合わせがあったので、メールで現地に質問したら返ってきた返事がこうだった。
「少しならその辺に廃棄してます。たくさんあるなら輸送費だけで済みます」
……環境に問題はないのか、中国。
わかりやすすぎ。

2004年02月23日(月)  近況と最近思うこと

今年はじめて、と言うにはもう2月も終わろうというのに遅すぎ。
まあでもぼちぼち。うん。ぼちぼちやりましょう。
(関係ないけど「ぼちぼち」ってちょっと便利。いろんな意味が含まれてて)

この1ヶ月、もう2ヶ月か、何かあったのかというと実は何もなくて、ただ時間に追いつくのに必死だったって感じか。
仕事が忙しいのはいつものことだし。
相変わらず週末にはお稽古事に通っている。
年末に終わっていた英語教材も再開。
朝晩の通勤電車の中では本を読んだり爆睡したりしてる。
時々夜遊びに出ることも、飲みに行くことも、いつものこと。

変わったことといえば。
なんだろ?
あ、角膜に傷をこしらえて2日くらい眼帯してた、とか。
どうでもいいですよー。(今更マイブームなフレーズ)

体力温存中っていうところなのか。
実はちょっと作成進行中の物語があって、それに自分の思いとか表現とか全部詰めてるから他の部分で文章を作ろうという気分にならないでいた、というのもしばらく日記を休んでいた一つの原因ではある。
嘘です。生来の怠け癖が出ちゃった、っていうのがホントのとこ。←90%。

あと、いろいろと深くものを考えて逆に考えすぎてテンションが下がってるっていうのもある。
これを読んだ人に心配されてしまうと困るのでお断りを入れると、物語の作成に入っている時は大抵そうです。あまりお気になさらず。
意識的に別の世界にいっちゃってるっていうか。
そんな何の腹の足しにもならない無駄なことをぼーっと考えてるこの頃の私です。

いつものことか。



ちょっと覚書。

「過去を追うな、未来を願うな。過去は過ぎ去ったものであり、未来はいまだ到っていない。現在の状況をそれぞれによく観察し、明らかに見よ。今なすべきことを努力してなせ。」『中部経典』

「生の意味を見つけさせるために死が我々に恵まれている」(金子大榮師)

浄土真宗やっとかめ通信 仏教の死生観と葬儀・遺骨について


こんな引用をすると、何を見てるんだろう、と思われそうだ……。
たまたまです。


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