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無理強いはよせ...FDN

 

 

ヤクルト−巨人戦 - 2004年09月12日(日)

今日は私の30歳の誕生日である。30歳、と言ってもあまり感慨が無いと言うのが正直なところであるものの、25歳くらいのときから感じている「子供の頃は25歳と言えば無茶苦茶大人と言うイメージがあったものだがなあ」と言う感情は継続してあって、今日を迎えてその類のものは感じている。

ところで、今日は誕生日より、野球観戦のほうが重要であった。彼女が私の誕生日と言うことで気を利かせて、東京ドームのヤクルト巨人戦のチケットを押さえてくれたのである。気を紛らすにはもってこいという感じで、観戦してきた。当初はストで中止の危機にあった試合であるが、回避されて無事に行われた。

本日は出社する気は無かったが、メールを見て出社しなければと思い、会社で用を済ませた後に横浜駅で待ち合わせと言うことにして、横浜から東海道線・中央線と乗り継いで、水道橋からドームに向かった。水道橋周辺は私の浪人時代からあまり風情は変わっていないものの、東京ドーム周辺はかなり様変わりした。東京ドームシティーとして、特に後楽園遊園地がレベルアップして違う遊園地になっているのが物凄い変化だった。全然スリル感を感じることが出来なかったジェットコースターは、物凄い高度を誇るコースターに変わっていたし、観覧車はセンターレスと言う、真ん中が中空になっている新しいモノに変わっていた。概観から唯一「かつてのまま」と言えるモノはパラシュートくらい。まあ遊園地の中には入っていないので、詳細はよく分からない。

特に寄り道することも無く、すぐにドームに入ったが、席は三塁側の内野席で、かなり良い席だった。中学生の時だかに一度だけドームで巨人戦を見たことがあるが、そのときは2階席で、あまり良く見えなかった記憶がある。当時の記憶も曖昧で、今日入って久し振りだと言うのは無かった。

入った時はヤクルトが練習をしている時で、我々も近くまで行ってヤクルトの選手の練習風景を眺めていた。と言っても、あまり物珍しさを感じなかったのは、多分高校時代にヤクルトの選手を目の前で毎日のように見ていたからだと思う(と言っても、今でも前線でプレーしているのは古田と土橋くらい)。むしろ巨人の選手の方が物珍しかった。ローズとか小久保とかは見たこと無いし。

それにしても野球観戦は久し振りだ。思い返してみたが、私が一番最近見た野球の試合は大学3年の春の早慶戦で、プロ野球となると中学生の頃まで遡らなければならないかも知れない。別にスポーツ観戦に興味が無い訳じゃないのだが、どうも見に行くまでは至らなかったようだ。今回も彼女が提案しなければ行こうとは思わなかっただろうし。

彼女がカンフーバットと言う、ヌンチャクのようなコンコン叩いて音を出す応援グッズを買ってきてくれた。東京ドームにヤクルトの応援グッズなど売っているのかと驚いた。だが、結果的にこのグッズは殆ど使わなかった。理由は三塁側なのに周りが殆ど(と言うか全員)巨人ファンだったからだ。

試合が始まった。今日の先発は巨人は林でヤクルトは石堂と言う、中々地味な対決だった。ただ、何となく林なら勝てる気がする、などとヤクルトファンとしては思いたいところだった。メンバーとしては土橋がスタメンに入っているのが嬉しかった。その他、巨人は清原や江藤は入っておらず、結局彼らは最後まで出てこなかった。

試合は昨日の巨人の圧倒的展開から一転して、中々ヒットの出ない淡々としたゲームとなった。石堂も林も速球と言うより緩い変化球を主体としたピッチャーと言う感じで、「こりゃ投手戦かな」などと思いながら見ていた。

試合が動いたのは双方の打者が一巡して以降である。4回裏に巨人が連打して1点を先取した。周りは大喜びだが、私は「あ〜、石堂大丈夫だろうか」と顔をゆがめた。一巡目は大過無く巨人打線を抑えていたのに、二巡目以降は何となく見切られたような気がしたのだ。因みに、打点を上げたのは7番の二岡。彼女が「応援歌が気に入らない」と言っていた二岡だが、私は巨人のスタメンの中でも清水と二岡はダントツで地味だと思っているため、この地味な存在にやられたことに若干危機感を感じてしまっていた。ただ、今日の石堂は実はかなり良かった。地味な存在以外の強力打線に対してかなり上手く抑えていた。特に巨人の小久保が今日何かダメだったのは、石堂のおかげだと思う。

今シーズンはリードを奪われると負けが込んでいる、と言うイメージが個人的に強かった我がヤクルトであるが、今日は6回表でラミレスが2ランを打ってくれて逆転できた。ラミレスの当たりはラミレス自身が言う通り「ああフェンス直撃かな」と言う当たりだったが、巨人ファン満載の外野席に届いてくれた。私の席の周りでは私と彼女だけが拍手して喜んでいたが、巨人ファンとしては何となくやられたと言う感じだったのか、ヤジは飛ばずにため息が漏れていた。ラミレスの前の前にヒットを打って出塁していた岩村とホームでおなじみの掛け合いをして、ベンチ前でハイタッチをした後いつものパフォーマンスをカメラの前でやっていた。ああいうのを見ると、来年もヤクルトに残って欲しいと言うキャラクターであることを痛感する。

ピッチャーは6回裏から石井に代わった。5回に「今日何かダメ」だった小久保にようやくヒットを許してしまい、その後のペタジーニ(仕方ないとは言え我々からすると「裏切り者」感が拭えない強打者)に四球を与えてしまった時点で交代した。継投策については「若干代えるの早いのでは?」と思わせる若松監督であるが、既にこの前に巨人は林を引っ込めていたため、今日は「まあこの位のタイミングなのだろうか」と思いもした。ただ、今日の石井へのタッチは結果から言うと大成功だったと思う。6回は切れのいい140km代の速球で後続の高橋由伸をピシャリと併殺に仕留めた。

今日は乱打戦とならなかったが、ピッチャーが物凄かったと言う訳でもない。何しろ次の巨人のピッチャーは岡島。私の隣に座っていた女の子が「えー、岡島で大丈夫なの?」などと言っていた通り、8回には岩村がソロホーマーを放って、3-1と巨人を微妙に突き放した程である。が、その岡島に対して古田・ラミレスは凡退。一部を除き打者陣が若干疲れていたのだろうか。

さて8回裏。事実上この8回裏で今日の勝負が決まったのは、グランド上よりスタンドの方を見た方が分かりやすかった。8回裏を終わった時点で観客(巨人ファンの方)が帰り始めたのだ。サッカーアジア杯決勝で、日本が3点目を決めた時点で中国のサポーターが帰り始めた光景を思い出した。

8回は力投する石井に対し、巨人はクリーンナップであった。しかし、仁志・清水と言う巨人打線内地味系打者を比較的石井が簡単に抑えてしまった。次の巨人打線内派手系外様打者の筆頭と言うべきローズに豪快に一発を浴びたものの、今日一番のダメさ加減を見せた同じく派手外様小久保が凡退した時点で、巨人ファンは「今日の試合は決まった」と判断したのである。9回裏はペタジーニから始まり、最低でも高橋・二岡まで行くのだが、それでも巨人ファンは試合を諦めた。こうなったら9回裏は五十嵐亮太が出てくるに決まっているからだ。

しかし、五十嵐とは言え不安症のヤクルトファンとしては若干心配なので、9回表に2点くらい加点して欲しいと思っていた。ここで巨人は木佐貫を投入して来た。堀内監督は観客と異なり、勝負を諦めていないようだった。木佐貫は明らかに良くて、ヤクルトを簡単に三者凡退してしまった感じだった。

9回裏。予想通り五十嵐が出てきた。最初の打者はペタジーニだったが、ペタジーニへの投球で9回表の不安は消えてしまった。今日初めて見る150km/h台の低い弾道の投球で、ペタジーニを全く寄せ付けない(maxは155km/h)。高橋はフライ、二岡は内野ゴロっぽいので終わらせてしまった。五十嵐が投げるたびに周囲の巨人ファンは溜め息。試合終了前に巨人ファンの帰る理由が分かった。五十嵐じゃ無理だ。

意外と淡々としていて、9時過ぎには終わってしまった今日の試合。しかし勝って本当に良かった。今日巨人に負けたら中日のマジックが点灯すると言う試合だったようだが、中日のマジック点灯を阻止したより、二位巨人との差を縮めたより、四位阪神との差が詰まらなかったのが良かった、などとネガティブに思ってしまった。投手陣がイマイチで、前半は比較的長い間最下位を行ったり来たりしていた今年のヤクルト。何とかAクラスで行って欲しいと、ちょっと優勝から遠ざかりつつある最近のヤクルトファンとして、控えめなお願いが湧いてくる感じでドームを後にした。


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スーパースーパー銭湯 - 2004年09月06日(月)

今日は小田原に、温泉に浸かりに行った。って、小田原に温泉があるのかは判然としないが、今日行ったのは湯河原温泉から毎日タンクローリーで温泉を運んでいると言う、万葉の湯と言うところに行ったのだ。この万葉の湯はチェーン化がなされており、ウチの最も近所は町田にある。料金は色々付いて2400円と、スーパー銭湯にしてはかなり高めであるが、2400円だけある充実振りだった。来年みなとみらいにも出来るようだが、確かに現在建設中なのが見える。

夕飯は神奈川県に3軒ある天下一品のウチの一軒、小田原店に行こうとチャンレンジしたが、8時閉店でもう閉まっていた。早いよ、と思ったが、平日は午後3時で閉まるらしい。何故?


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