蹴文修記

2003年06月29日(日) 鹿島メモリアルフェスティバル(結果のみ)



茨城県立カシマサッカースタジアム 観衆:34,595人 天候:晴

アントラーズジャパン  0 前半 2   アントラーズブラジル
            2 後半 1

           得点(アシスト)
51分:柳沢 敦        7分:トニーニョ・セレーゾ (ジーコ)
59分:平瀬 智行 (鈴木 隆行) 40分:ビスマルク (エウレル)
              57分:エウレル

アントラーズジャパン

古川昌明 GK 1
入井和久 DF 24
大野俊三 DF 15
奥野僚右 DF 4
賀谷英司 DF 16
本田 泰人 MF 6
杉山誠 MF 17
古賀聡 MF 22
石井正忠 MF 14
黒崎久志 FW 9
長谷川 祥之 FW 11

SUB
千葉修 GK 29
曽ケ端 準 GK 21
名良橋 晃 DF 2
秋田 豊 DF 3
相馬直樹 DF 7
池内 友彦 DF 20
内藤就行 DF 12
中田 浩二 MF 5
小笠原 満男 MF 8
熊谷 浩二 MF 18
本山 雅志 MF 10
柳沢 敦 FW 13
平瀬 智行 FW 19
鈴木 隆行 FW 30

アントラーズブラジル

イッカ GK 1
ジョナス DF 13
ジョルジーニョ DF 2
サントス DF 4
カルロス DF 6
トニーニョ・セレーゾ MF 5
ビスマルク MF 7
レオナルド MF 9
ジーコ MF 10
マジーニョ FW 8
アルシンド FW 11

SUB
カンタレリー GK 21
クラウデシール DF 3
ジョアン・カルロス DF 15
フェルナンド DF 16
マルセーロ DF 17
アウグスト DF 19
リカルド DF 20
マリオ MF 14
エドゥー MF 18
エウレル FW 12

選手交代

16分:IN:千葉修
    (OUT:古川昌明)
16分:IN:内藤就行
    (OUT:入井和久)
25分:IN:秋田 豊
    (OUT:杉山誠)
30分:IN:曽ケ端 準
    (OUT:千葉修)
30分:IN:名良橋 晃
    (OUT:内藤就行)
30分:IN:相馬直樹
    (OUT:大野俊三)
30分:IN:小笠原 満男
    (OUT:賀谷英司)
30分:IN:熊谷 浩二
    (OUT:古賀聡)
30分:IN:本山 雅志
    (OUT:石井正忠)
30分:IN:柳沢 敦
    (OUT:黒崎久志)
30分:IN:鈴木 隆行
    (OUT:長谷川 祥之)
30分:IN:中田 浩二
    (OUT:奥野僚右)
41分:IN:平瀬 智行
    (OUT:本田 泰人)

7分:IN:エドゥー
    (OUT:アルシンド)
18分:IN:マルセーロ
    (OUT:ジョナス)
18分:IN:マリオ
    (OUT:カルロス)
30分:IN:アウグスト
    (OUT:マルセーロ)
30分:IN:クラウデシール
    (OUT:マリオ)
30分:IN:フェルナンド
    (OUT:ジーコ)
30分:IN:エウレル
    (OUT:エドゥー)
57分:IN:カルロス
    (OUT:トニーニョ・セレーゾ)
57分:IN:ジョナス
    (OUT:マジーニョ)



2003年06月28日(土) 川崎フロンターレ×サガン鳥栖(結果のみ)






2003Jリーグ ディビジョン2 第20節第1日

19:00キックオフ 等々力陸上競技場
【入場者数】7,973人【天候】曇 24.3℃ 85%
【主審】泉 弘紀【副審】二俣 敏明/東城 穣

----------------------------------------------------------

川崎フロンターレ  6   3 前半 0   3  サガン鳥栖
            3 後半 3

             18 SH 9
            3 CK 3
            23 FK 18

---------------------------------------------------------

【川崎F】 GK 17 吉原 慎也 【鳥栖】 GK 1 高橋 範夫
     DF 5 箕輪 義信      DF 6 鈴木 勝大
     DF 30 渡辺 匠      DF 5 宮川 悟
     DF 2 伊藤 宏樹      DF 3 三好 拓児
     MF 20 長橋 康弘     DF 16 中村 祥朗
     MF 8 久野 智昭      MF 23 ジュニーニョ
     MF 6 山根 巌       MF 27 佐藤 陽彦
     MF 4 アウグスト      MF 24 井手口 純
     MF 18 今野 章      MF 15 森 惠佑
     FW 26 中村 憲剛     MF 19 石橋 直希
     FW 9 バルデス       FW 7 佐藤 大実

      GK 28 相澤 貴志     GK 21 藤川 康司
     DF 32 岡山 一成     DF 4 川前 力也
     MF 11 伊藤 優津樹    MF 8 小石 龍臣
     FW 16 黄川田 賢司    FW 9 服部 浩紀
     FW 27 我那覇 和樹    FW 28 ジェフェルソン
     監督 石崎 信弘     監督 千疋 美徳

--------------------------------------------------------------

【得点】 07' 今野 章    【得点】 51' 佐藤 大実
    32' 今野 章        65' 森 惠佑
    41' 中村 憲剛       87' 三好 拓児
    55' バルデス
    68' 今野 章
    71' バルデス


【交代】 61' OUT 中村 憲剛  【交代】 45' OUT 中村 祥朗
      IN 岡山 一成        IN 小石 龍臣
    69' OUT 伊藤 宏樹      45' OUT 石橋 直希
      IN 黄川田 賢司       IN 服部 浩紀
    77' OUT アウグスト      68' OUT 森 惠佑
      IN 伊藤 優津樹       IN ジェフェルソン

【警告】 03' アウグスト    【警告】 14' 中村 祥朗



2003年06月18日(水) 川崎フロンターレ×アルビレックス新潟


いやいや。。。

サッカー観戦歴それほど長くないけど、こんな試合を観たのは初。
黄紙が11枚ってのはリーグ記録タイらしいから当然か。
荒れてない試合が審判の判定により荒れ始め、そして試合が壊される。

厳格にジャッジをする。これは当然のことで、反則は反則。
しかしレフェリーは試合を円滑に進行させる役割もあるはず。
選手に注意を促し、マッチコントロールをすることも必要だ。
カードに値するファウルを犯した選手をかばう事は出来ないけど、
ファウルをさせないのも審判の仕事だと思うのだが。

選手と審判と観客が一体になり、好試合は演出されるものだ。
目立つ審判はいい審判とは言い難い。
前半で1枚カードをもらっている選手に、何のためらいもなく
数分後に2枚目を出す(出させるプレーをさせてしまう)。
せっかくのJ2屈指の好カードが台無しになってしまった。

しかし、今日久しぶりの敗戦を喫した川崎フロンターレにも
落ち度はあった。前半の好機を決められなかったこと、荒れている
審判を逆に利用できなかったこと、後半途中から集中力が切れて
しまったこと。。。など。

さすが反町監督、山口素弘。ツボの抑え方を知っていた。
突破が怖いジュニーニョにはスペースを与えず、アウグストには
しつこいディフェンスを繰り返し戦意喪失させる。
攻めに関しても、従来の川崎の弱点と言われていたミドルシュート
を放っていく(実際今年もそれをやられていた)のではなく、
3バックの一番弱いところである岡山を狙ってきた。
岡山のサイドで突破を狙い、不安定なクリアボールを狙う。

策士が策におぼれる時は勝手に転んでくれるんだが、
今日は策士の策にまんまとはまってしまった。

審判が不可解なジャッジを行うのはよくあること。
ワールドカップクラスの審判でも勝手に荒れてしまうこと
(ドイツ×カメルーンみたく)がある。
でもそれを上手く利用して勝ち点を重ねていかないと、
チームとしての成熟はあり得ない。

退場者が出ても、不可解なジャッジが続いても、集中力を
切らさないで最後まで戦ってほしかった。サポーターは
諦めちゃいなかったし、審判は相手にも何枚もカードを
切っていたんだから。

次の試合、2人が出場停止(悪ければ2試合)となる。
ここで踏ん張らないと、広島と新潟の2強状態になってしまう。
幸い、匠のいない試合は今年既に体験済みで、茂原のいない
試合はよくあること(苦笑)。確実に勝って離されないように。
まだまだJ2は長い。

ところで、今日もカレー食べたのだが。。。
カレーを食べると負けない記録はついに途切れてしまった。
こんなものはいつか終わるんだろうけど、1年くらい続いて
いたもんな。。。悔しい。次からは何にしようか。
でも美味いから変える気もあんまりないんだけど。。。


                                       



2003Jリーグ ディビジョン2 第18節第1日

19:04キックオフ 等々力陸上競技場
【入場者数】6,079人【天候】雨 23.6℃ 85%
【主審】今村 亮一【副審】竹内 元人/安食 弘幸

--------------------------------------------------------

川崎フロンターレ  0   0 前半 1   4  アルビレックス新潟
            0 後半 3

             11 SH 9
            10 CK 5
            24 FK 29

----------------------------------------------------------

【川崎F】 GK 17 吉原 慎也 【新潟】 GK 21 野澤 洋輔
     DF 32 岡山 一成     DF 26 尾崎 瑛一郎
     DF 30 渡辺 匠      DF 17 安 英学
     DF 5 箕輪 義信      DF 2 丸山 良明
     MF 4 アウグスト      DF 19 三田 光
     MF 6 山根 巌       MF 8 山口 素弘
     MF 14 茂原 岳人     MF 6 秋葉 忠宏
     MF 20 長橋 康弘     MF 23 深澤 仁博
     MF 18 今野 章      MF 9 ファビーニョ
     FW 10 ジュニーニョ    FW 10 マルクス
     FW 27 我那覇 和樹    FW 11 上野 優作

      GK 1 浦上 壮史       GK 1 木寺 浩一
     MF 8 久野 智昭      DF 5 神田 勝夫
     MF 26 中村 憲剛     MF 12 宮沢 克行
     FW 11 伊藤 優津樹     MF 16 末岡 龍二
     FW 9 バルデス       FW 28 船越 優蔵
     監督 石崎 信弘     監督 反町 康治

----------------------------------------------------------

      【得点】       【得点】 44' マルクス
                   52' マルクス
                   82' ファビーニョ
                   89' 宮沢 克行


【交代】 50' OUT 今野 章     【交代】 79' OUT マルクス
       IN 久野 智昭          IN 船越 優蔵
    55' OUT 我那覇 和樹      86' OUT 深澤 仁博
      IN バルデス          IN 末岡 龍二
    69' OUT 長橋 康弘       87' OUT 上野 優作
      IN 伊藤 優津樹        IN 宮沢 克行

【警告】 19' アウグスト    【警告】 17' マルクス
    43' 渡辺 匠         26' 秋葉 忠宏
    46' 渡辺 匠         58' 安 英学
    57' 岡山 一成        71' ファビーニョ
    65' 茂原 岳人        81' 深澤 仁博
                  82' ファビーニョ

【退場】 46' 渡辺 匠     【退場】 82' ファビーニョ
    89' 茂原 岳人



2003年06月15日(日) 福田正博引退試合(結果のみ)



福田正博引退試合@埼玉スタジアム2002

浦和レッズ 4−1 浦和レッズ歴代選抜

得点者
浦和レッズ:12、72分田中、23分千島、80分福田正博
歴代選抜 :74分岡野


【レッズ】
GK都築
DFゼリッチ、室井、南
MF平川、三上、堀之内、鈴木、土橋
FW田中、千島

交代32分ゼリッチ→西村、39分平川→小林(宏)、
45分都築→山岸、75分千島→福田正博、84分田中→小林(陽)
SUB加藤

【レッズ歴代選抜】
GK田北雄気
DF田口禎則、ブッフバルト、井原正巳
MF渡辺隆正、広瀬治、ペトロヴィッチ、城定信次、バイン
FW岡野雅行、福田正博

交代29分田口→西野努、45分田北→土田尚史、
56分井原→堀孝史、68分広瀬→河合竜二、73分福田→池田伸康、
82分土田→西部洋平、バイン→岩瀬健



2003年06月11日(水) 日本×パラグアイ(結果のみ)

2003/06/11(水)19:20KO
国際Aマッチ 日本×パラグアイ @埼玉スタジアム2002

日 本   0    0 前半 0    0   パラグアイ
          0 後半 0
            得点  
            警告  
            退場  

日本代表

GK 1 楢崎 正剛
DF14 三都主
    アレサンドロ
 22 山田 暢久
 17 宮本 恒靖
 21 坪井 慶介
MF19 遠藤 保仁
 15 福西 崇史
→16 中田 浩二
(後半0分)
 10 中村 俊輔
  7 中田 英寿
FW20 高原 直泰
27 大久保嘉人

パラグアイ代表

GK12 タバレリ
DF 5 トレド
  2 マルドナド
 14 ダシルバ
  3 カセレス
MF10 モリニゴ
→17 イララ
(後半18分)
 16 ボネ
  8 A・オルティス
  6 ブリテス
→18 サナブリア
(後半0分)
FW 9 サムディオ
→11 バレイロ
(後半14分)
  7 クエバス
→19 ロペス
(後半40分)



2003年06月08日(日) 日本×アルゼンチン


ワールドカップ以来の長居スタジアム。
チュニジア戦で快哉を叫んだ地。
相手はそのワールドカップでまさかの
グループ予選敗退を喫したアルゼンチン。

ジーコ監督就任後、アルゼンチン代表と対戦
するのは昨年11月に続いて2度め。
外貨稼ぎとは言え、日本の相手をしてくれる
上位国としては有難い限り。

そのアルゼンチンは若手主体のメンバー。
とは言え、十分すぎるくらい豪華。おまけに
シーズンが終わり疲れ果てているベテラン
選手よりもモチベーションは高く、日本と
しては苦戦が予想された試合。

日本代表は、完敗した韓国戦の悪印象を
まだ払拭できてはいない。
たらればを言うとキリがないけれど、
東アジア選手権を戦えていたならば、
もう少しチームは出来上がっていただろう。

チームが出来て初期段階には、明らかに
実力が下のところと試合を行い、組み立てを
確認するなどの作業が必要。それも紅白戦
レベルではなく、国際試合という舞台で。

ランキングが下位の香港、少し上だけど
実力的には勝たなくてはいけない中国、
そしてライバル国韓国。この大会が中止と
なった悪影響は、チーム作りにおいてかなり
大きいものだと思う。

東アジア選手権は中止になり、韓国戦が
行われたものの勝つことは出来ず、強国
アルゼンチンを迎える。時間は経てどチーム
はほとんど出来上がっていなかったのだろう。

なんて前置きばかり長くなるけれど、実際、
アルゼンチン戦の試合内容は覚えていない。
明らかな個人的な実力差を突きつけられ、
グゥの音も出ないとはこのことか。

この試合を終え、代表にブーイングを送った
人たちがいると言う。それは間違っている。
叱咤激励の意味もあろうが、相手はアルゼンチンだ。
明らかな実力差があり、未完成のチームで挑んだ
末の惨敗。その結果を受け止めて、次につなげ
ないといけない。

アルゼンチン代表も確かに現段階では寄せ集め。
代表としての練習も短いものだっただろう。
でも彼らにはそのチームに適応出来る個々の
優れた能力がある。決まり事は最小限しか理解
していなくても、局面局面で個人の才能を存分に
発揮する術を知っている。

日本の選手にはその能力はまだない。
集められて、スタメン組まれて、なんとなく試合に
挑んでいるだけだ。個人の力で周りを鼓舞したり
局面を打開できる選手はまだいない。
中田英はその能力を兼ね備えた選手だと思うけれど、
まだ存在感だけでチームを引っ張れない。

この試合で唯一評価を上げた大久保。
途中出場の若者は、ここで目立たなければどうする。
極端な話、自分だけが目立って代表に定着できれば
それでいい。本当の勝負はそこからで、
この若者に過度の期待を負わせるのは危険。
過去幾人の選手がその期待感だけで消えていった
ことかを考えれば明白。

個人的には、この敗戦によって世界トップとの差が
やっと実感できたって感じ(遅いかな?)。
ワールドカップではそれが実感できなかった。
ランキング中位国としか戦ってないし、圧倒的な
実力の差を見せ付けられたのは久しぶりではないか。
2001年3月のフランス戦以来かな。

新たなスタートと思えばいいさ。
秋田がフランスで決められなかったゴールを
やっと取れたってことで。。。慰めとこう。


                               





2003/06/08(日)19:20KO
国際Aマッチ 日本×アルゼンチン @長居スタジアム

日 本   1   0 前半 2   4   アルゼンチン
         1 後半 2
秋田  豊(後半9分) 得点 サビオラ(前半30分)
              サネッティ(前半45分)
              ロメオ(後半34分)
              ロドリゲス(後半37分)
            警告  
            退場  

日本代表

GK 1 楢崎 正剛
DF 6 服部 年宏
  3 秋田  豊
  4 森岡 隆三
  2 名良橋 晃
MF16 中田 浩二
→14 三都主
 アレサンドロ
(後半0分)
  5 稲本 潤一
  8 小笠原満男
→15 福西 崇史
(後半0分)
  7 中田 英寿
FW 9 中山 雅史
→27 大久保嘉人
(後半0分)
 11 鈴木 隆行
→24 永井雄一郎
(後半20分)

アルゼンチン代表

GK12 カバジェロ
DF 4 キロガ
2 コロッチーニ
6 プラセンテ
MF 5 カンビアッソ
14 カストロマン
→ 3 エインセ
(前半36分)
8 サネッティ
16 アイマール
→18 リケルメ
(後半18分)
21 ソラリ
→17 ロドリゲス
(後半31分)
FW 9 サビオラ
→19 ロメオ
(後半27分)
7 カジェッティ



2003年06月06日(金) 川崎フロンターレ×コンサドーレ札幌

先日参加した川崎フロンターレローソンカップの参加賞?
としてこの日のチケットがもらえることになってました。
まあ僕らは4ゲームスパックを買っていたのでその必要も
(他の日にしてくれよなぁ。。。)なかったのだが、その
恩恵を受けたのはコンササポのようこさん。

彼女とは去年のワールドカップ以来の再会。長居でセネガル
×トルコを一緒に観戦して、ウイークリーマンションに
同泊した同士なのだ。そのようこさんから僕の昔の会社の
部下にまで人脈がつながるんだから日本は狭いよなぁ。
(詳細説明は面倒なので省略)

ああ、敵に塩を送っといてよかった(笑)。

今日の一戦、開幕からの不調から脱して好調の波に乗ってる
(と思ってた)札幌と、第2クール首位の成績を残している
川崎との対戦で、コアなサッカー好きの注目を集めていた。
金曜夜だというのに6500人が等々力競技場に集まった。

しかーし、川崎には大車輪の活躍を見せていたアウグストが
累積で不在、札幌も怪我人続出で「席をお譲りください」
の横断幕が出ていたほど苦しい台所事情だったらしい。

試合はこう着状態がずーっと続いていた。

中盤省略形で放り込んでくる札幌に対し、川崎はいつもの
プレッシングサッカーを展開。札幌は箕輪の壁を崩せず、
川崎が放つシュートはいつものように決定力を欠く。

アウグストの抜けた穴は大きく、サイドからの突破力や
セットプレーに迫力を欠いていた。去年までは塩川の突破力
で満足(そりゃ物足りなかったけど)していたことを思えば、
今年のフロンターレは一段レベルアップしたかのような感あり。
でもそれはアウグスト頼み。必ず彼がいなくなる時があるので、
不在の時でこそみんな頑張らないと。

それが札幌戦でよかった。曲がりなりにも去年のJ1チーム。
シーズン当初は不調だったものの、このところ調子を取り戻して
おり、じりじりと順位を上げてきていた。だからみんな集中して
いたんだと思う。これが実力的に弱いチームだったら、油断
していてあれあれとなっていたかもしれない。

集中力を維持していた川崎に対し、審判へのクレームで注意力
散漫になっていく(特に監督が)札幌。一瞬の隙を突いたのは
今野だった。GKからのパスに前線まで詰めていった今野に対し、
札幌DF曽田の判断が一瞬遅れボールを奪われる。GKと1対1
となった今野は落ち着いてゴールを決めた。

今年は石塚の加入により出番がないと思われていた今野だが、
石塚が出遅れていることにより不動のトップ下となっている。
華麗なパス出しをするわけでもなく、ドリブル突破が出来る
わけでもないが、忠実に前線からのプレスを繰り返し監督が
目指すサッカーを具現する。

そんな下働き選手がもう一人、ボランチの山根。相手の怖い
ところをきっちりと抑え込み、ビタウを後半途中で戦意喪失
にまで追い込んだ。箕輪の身体を張ったディフェンスも健在。

全体的には面白くない試合だったけど、勝ち点3を積み重ね
られたのは大きい。こんなどっちつかずの試合を拾って
行くことが、シーズン終盤で大きな差になる。

あくまでも泥臭いサッカーだけど、みんなそれを忠実に行う
からこそ茂原の時たま見せるファンタジックなプレーが効率的
であり、ジュニーニョの突破力が生きてくる。先の話をすると
足元をすくわれそうだけど、18日の新潟戦がヤマだ。
苦手意識を持ち始めている新潟に勝つことが出来れば、
第2クールは首位が固いですな(笑)。でもそのためには
横浜戦でカードもらわないでねジュニーニョ、もうリーチ
かかってるんだから。何ならカードもらいそうになったら
バルデスに代わってもらえ〜。


                                       



2003Jリーグ ディビジョン2 第16節第1日

19:04キックオフ 等々力陸上競技場
【入場者数】6,505人【天候】晴 23.6℃ 60%
【主審】恩氏 孝夫【副審】木島 栄/浅野 正樹

----------------------------------------------------------

川崎フロンターレ 1   0 前半 0   0 コンサドーレ札幌
           1 後半 0

            18 SH 7
           2 CK 2
           24 FK 25

----------------------------------------------------------

【川崎F】 GK 17 吉原 慎也 【札幌】 GK 21 藤ヶ谷 陽介
     DF 32 岡山 一成     DF 25 西田 吉洋
     DF 30 渡辺 匠      DF 18 曽田 雄志
     DF 5 箕輪 義信      DF 5 佐藤 尽
     MF 15 塩川 岳人     DF 6 大森 健作
     MF 14 茂原 岳人     MF 19 中尾 康二
      MF 6 山根 巌       MF 8 ビタウ
     MF 20 長橋 康弘     MF 27 三原 廣樹
     MF 18 今野 章      MF 10 ホベルッチ
     FW 10 ジュニーニョ    FW 17 新居 辰基
     FW 27 我那覇 和樹    FW 16 堀井 岳也

     GK 1 浦上 壮史      GK 1 佐藤 洋平
     MF 8 久野 智昭      DF 14 西澤 淳二
     MF 26 中村 憲剛     MF 34 川口 卓哉
     FW 11 伊藤 優津樹    MF 20 和波 智広
     FW 9 バルデス       FW 11 相川 進也
     監督 石崎 信弘     監督 ジョアン・カルロス

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【得点】 58' 今野 章       【得点】


【交代】 69' OUT 塩川 岳人    【交代】 25' OUT 西田 吉洋
      IN 久野 智昭          IN 川口 卓哉
    82' OUT 我那覇 和樹       45' OUT 三原 廣樹
      IN バルデス           IN 和波 智広
    87' OUT ジュニーニョ       66' OUT ビタウ
      IN 中村 憲剛          IN 相川 進也

【警告】            【警告】 16' 新居 辰基
                   31' 曽田 雄志
                   62' 中尾 康二
                   89' 佐藤 尽



2003年06月01日(日) Frontale Lawson Cup


昨年12月に立ち上げたサッカーチーム、シエスタ・フットボール
・クラブはついに公式大会である川崎フロンターレローソンカップ
に参加することになりました。

まあよくぞここまで来たもんだ、と感慨深い一面もあるけれど、
運営の難しさも思い知らされております。立ち上げ当初から考える
と全然成功してるんだけどね。後は僕がいなくてもちゃんと運営が
続いていくように道筋を立てるだけかな。

別に自分が代表を辞めるってことじゃないけど、今は時間に余裕
あるから何でも出来るが、その内時間がなくなってくるのが目に
見えている(いや見えてないんだけど)。

以下はシエスタHPに掲載予定の戦記。まだ手直しするかもだけど、
とりあえず自分の日記にも貼っておこうっと。


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川崎フロンターレ・ローソンカップ
2003年6月1日@川崎球場

そして「シエスタ晴天伝説」は達成された。

季節外れの台風で中止の懸念まで出ていた川崎フロンターレ・ローソンカップ。しかしこれが初の公式大会参加となるシエスタ・フットボール・クラブにはそんな心配は無用だった。僕らにはお天気の神様がついている! なんと結成以来半年間、屋外で練習や試合を続けていたにもかかわらず、未だ雨に降られたことがないのだ。

朝方までの雨が上がった川崎球場に集まったシエスタのメンバー総勢15+1名。一部には徹夜に近い課外活動(マネージャーは徹夜明け)をこなして参加したツワモノもおり、目標の予選突破を果たすべく気合は十分。今日のカテゴリーはミックス、チームのカラーでもある女性陣の活躍に期待が高まる。そして午後1時のキックオフを迎えた。

第一試合の相手はピエノ・デ・フィオーリ。濃紺に赤い縁取りのユニに身を包んだ相手のレベルはほぼ互角か? しかしながら再三訪れるピンチに対し、新加入GKのwestが好セーブを連発。傷だらけになりながらゴールを死守し、なんとか初戦はドローに持ち込む。いつもながら立ち上がりに実力を発揮できないシエスタであった。

アップもそこそこに試合に臨んだのが大きな反省点。しかしチーム全体の意識は高く、最悪の結果は避けられた。みんなの身体も暖まり始め、二戦目以降に期待の持てる内容だった。監督としては積極的な選手交代ができなかった点が悔やまれる一戦。GKの好セーブで事なきを得たけれど、カウンターに対する守備も再確認。

30分の休憩を挟んだ次の相手はFC遊馬。予選突破のためには必ず勝ちが必要な場面で、監督は思い切って攻撃的な選手をピッチに並べる。先手を取ってチームを活気付けようという作戦。その期待に応えてくれたのはチーム得点王のそういち。右サイドに流れてKのパスを受けたそういちが落ち着いてゴールにボールを流し込んだ。

そして試合はシエスタペースとなり、後半にはさかなが追加点。チーム1・2の点取り屋が結果を残してくれた。頻繁な選手交代にもかかわらず、交代で出た選手の守備意識も高く満足のいく内容だった。特に普通のチームでは前線に残り気味になる女性陣も、きちんと守備に帰っていたことも安定感を増した要因。

シエスタが振り分けられたグループは混戦となった。2試合を終えた時点で勝ち点4でシエスタとピエノが並び、3戦目で当たる泰和会が勝ち点3で続く。しかしシエスタは最終戦に引き分けでも自力で決勝大会に進める優位な立場だった。星勘定をする自分を戒めながら、目前の試合の勝利を目指し作戦を立てる監督であったが。。。

相手の泰和会は勝てば決勝進出、それ以外は敗退という立場。そのモチベーションの高さを読みきれなかった監督は、バランスを考えた選手起用に出る。攻めることなく守ることなく、と意思が見えない采配だった。メンバーも攻めに出るのか守り重視で行くのか迷ったのか、相手のきついボディコンタクトに惑わされる場面が目立った。

泰和会は子供たち(中高生?)が多く、次第に体力面でも押されてくる。前半6分にカウンターを食らいこの日初めての失点。気合を入れ直した後半2分に相手OGで同点に追い付いたものの、焦りからか後半6分に決勝となるゴールを許してしまった。スピードについて行けず、相手をフリーにしてしまっての失点だった。

フットサルという競技はタックルがファウルとなる。でも実情は、サッカー経験者が多いためコンタクトも多く、審判もそれをいちいち取っていたのでは試合が進まないのか甘めになる。シエスタにはサッカー経験者も多いが、年寄も女性もいるため練習中の激しいコンタクトはご法度。自分たちがルールを守っているのに相手は、審判は。。。

でもシエスタはそんな泣き言は言わない、でもじゃあ僕らも、と激しいプレーのお返しはしない。僕らは僕らの目標である「球蹴り好きが集まり楽しい時間を過ごす」ことをいつまでも追い続けていく。ケガしたら楽しい時間なんて言えないから、いつまでもボールを追いかけていたいから。理想を追って勝てれば達成感はもっと素晴らしいはず。

グループリーグ3戦を終えシエスタは勝ち点4のままで3位。予選敗退となった。ワールドカップで優位と言われながらグループ最終戦でまさかの敗戦を喫し、予選敗退という悲劇を自分たちで味わう結果になってしまった。全試合終了後、涙雨が川崎球場に落ちてきた。やっぱりシエスタが去ると雨が降るんだ。。。

結成半年という節目の大会で残念な結果だったけれど、考えようによっては全く知らないメンバーが集まり半年でよくここまでやってきたな、と思う。対戦相手の監督と話した時、一様に結成半年ということで驚かれる。これからもシエスタで、仲間たちと一緒にボールを追いかけていたい。

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改めて見ると長いな(苦笑)。全部載せてくれるのかな?



                               



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