読書の日記 --- READING DIARY
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 錬金術/マーガレット・マーヒー

『錬金術』/マーガレット・マーヒー (著), 山田 順子 (翻訳), Margaret Mahy
単行本: 319 p ; サイズ(cm): 20
出版社: 岩波書店 ; ISBN: 400115577X ; (2005/11/19)

内容(「MARC」データベースより)
教師に脅され、風変わりな女生徒ジェスの身辺を調べることになったローランド。幽霊屋敷のようなジェスの家を訪ねるうち、ローランドは驚くべき真実を、そして、自分が幼い頃からとりつかれている悪夢の正体を知ることに・・・。


2006年02月28日(火)
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 銀のキス/アネット・カーティス・クラウス

『銀のキス』/アネット・カーティス・クラウス, 柳田 利枝, Annette Curtis Klause
単行本: 222 p ; サイズ(cm): 19
出版社: 徳間書店 ; ISBN: 4198613303 ; (March 2001)
出版社/著者からの内容紹介
重い病気で入院している母、仕事と病院通いに追われる父、転校していく親友…孤独な16歳の少女ゾーイは、夜の闇の中で出会った、やはり孤独そうな美しい少年サイモンに惹かれていく。だが彼は普通の人間ではなく「呪われた種族」だった…。生と死、孤独と恋のときめき、現実の世界と信じがたい恐怖。さまざまな糸で織りあげられた魅惑的な物語。


2006年02月27日(月)
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 ラジオスター レストラン/寮 美千子

『ラジオスター レストラン』/寮 美千子 (著) ,小林 敏也
単行本: 340 p ; 出版社: パロル舎 ; ISBN: 4894190265 ; (December 1996)

カバーの折り返し
高原列車の小さな駅『十一月の町』。ペルセウス座流星群が降りそそぐ『星祭り』の晩、少年ユーリとイオは、流れ星を数えに禁をおかして神聖な『ギガント山』へはいる。そこで出会ったのは、滅びたはずの古生物『牙虎』だった。追いかけるふたり。行きついたところは、謎の博士がいる電波天文台。ブリキの玩具のような旧式のロボットが、にこやかにユーリを出迎える。「ラジオスター・レストランへようこそ」と。電波天文台のほんとうの姿は?謎の博士の正体は? 物質の記憶と輪廻転生をめぐる壮大なファンタジー。降りしきる時間のかけらのなかでくりひろげられるスピリチュアルな冒険。ぼくはかつて星だった、いつか恐竜だった。これは、いま生きているこの瞬間の自分と、未来の地球への、愛の物語だ。


2006年02月26日(日)
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 ネアラ(1)記憶をなくした少女と光の竜/ティム・ワゴナー

『ネアラ1 記憶をなくした少女と光の竜』/ティム・ワゴナー (著), 安田 均 (翻訳), 柘植 めぐみ (翻訳)
単行本: 445 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: エンターブレイン ; ISBN: 4757724683 ; 1 巻 (2005/10/28)

出版社 / 著者からの内容紹介
森の中で目覚めたとき、少女には記憶がなかった。唯一覚えているのはNearra(ネアラ)という名前だけ。3匹のゴブリンに追いかけられ、雌のグリーン・ドラゴンのSlean(スレアン)に食べられそうになったところを、白ローブの魔術師Maddoc(マドック)とその従者でレンジャーの少年Davyn(ダヴィン)に助けられるが……。魔法、神々、ドラゴン、騎士道、ダンジョンがフル登場の冒険物語!

内容(「BOOK」データベースより)
全世界5000万部、米ファンタジーの金字塔『ドラゴンランス』が満を持して贈る、少年少女から大人まで読める完全新作。記憶をなくした少女ネアラは、行く先々で導かれるように女戦士やエルフ、モンスターを仲間にする。しかし、そこには仕組まれたワナが…。威厳があって優しく、親しみのもてる銅竜、高圧的で残虐だがシニカルな魅力がある緑竜。エルフに黒ドワーフ、ミノタウロス、ゴブリン、オーガーなど、旅の仲間はもちろん、悪役ですら魅力的。大峡谷、古代都市が眠る地下迷宮、忘れられた神殿…。今、大冒険が始まる。

2006年02月24日(金)
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 トワイライト(2)血は哀しみの味/ステファニー・メイヤー

『トワイライト(2)血は哀しみの味』/ステファニー・メイヤー (著), Stephenie Meyer (原著), 小原 亜美 (翻訳)
単行本: 253 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: ソニーマガジンズ ; ISBN: 4789726339 ; 2 巻 (2005/08)

出版社 / 著者からの内容紹介
ラブ&ブラッド! ヴァンパイア・ロマンスシリーズ第2弾。どこから来たの? どうやって生きてきたの?わからないことばかりだけど大好きなの。エドワードの正体を知ったベラは心を決めた・・・。


2006年02月23日(木)
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 トワイライト(1)愛した人はヴァンパイア/ステファニー・メイヤー

『トワイライト(1)愛した人はヴァンパイア』/ステファニー・メイヤー (著), Stephenie Meyer (原著), 小原 亜美 (翻訳)
単行本: 270 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: ソニーマガジンズ ; ISBN: 4789726029 ; 1 巻 (2005/08)

内容(「MARC」データベースより)
雨と霧の街フォークスに転校してきたイザベラは、異彩を放つひとりのクラスメートに惹かれていく。だがその美しいゴールドの瞳には、恐ろしい秘密が隠されていたのだった…。ヴァンパイア・ロマンスシリーズ第1弾。


図書館で延々と待たされた、ヤングアダルトものの『トワイライト』だが、ヤングアダルトの翻訳といえば、金原瑞人氏系が多く、これも例外ではなかった。そのせいで、ちょっとうんざりしてしまって、あまり進まない。原書でも難しくはなさそうな文章だから、これは絶対に原書で読んだほうがいいだろうなと。

この小説に限ったことではないが、最初に状況説明がだらだら書いてあるものは、やっぱり面白くない。とにかく、まず何かが起こってほしい。でないと、興味を持って読み進められない。特に何も起こらず、状況だけを説明しているのに、それでもなおかつ面白いというのは、ジェイン・オースティンくらいのものだろう。

しかも、ヴァンパイアものということで期待も大きかったので、ちょっとがっかりだ。さらに翻訳が金原氏系となると、これは個人の好みもあるけれど、この本の不運を嘆くより仕方がない。ヴァンパイアものの訳がおどろおどろしい必要はないけれど、あまりにも、あまりにも軽すぎる。

ヤングアダルト=金原氏系という出版社の思い込みも、いい加減にやめてほしいものだ。作者がかわいそう。それと、あのマンガね。あれもどうにもいけない。マンガしか読まない若者にも読んでほしいという考えなのだろうが、主人公のイメージも全然違うし、ああいう挿絵はむしろ邪魔なだけ。

ちなみに、2巻、3巻も予約してあるんだけど、どうしようかな・・・。1巻もまだ最後まで読んでいないので、もしかしたら面白くなる?かも?と、一応期待はしているのだけれど、あの口調でずっと行くのかと思うと、やっぱりうんざりする。

2006年02月22日(水)
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 少年アリス―三月うさぎのお茶会へ行く/長野まゆみ

『少年アリス―三月うさぎのお茶会へ行く』/長野 まゆみ (著) 
単行本: 61 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309007414 ; (January 1992)

内容(「MARC」データベースより)
ニッケル月が輝く夜、アリスは卵の殻に絵の具で色を付けていた。そこへシロウサギが通りかかり、アリスはウサギを追って不思議の国へ…。「少年アリス」の幻のイラストレーションとお話をカップリング。

2006年02月21日(火)
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 ナイトワールド(下)/F・ポール・ウィルスン

『ナイトワールド(下)』/F・ポール・ウィルスン (著), F.Paul Wilson (原著), 広瀬 順弘 (翻訳)
文庫: 385 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 扶桑社 ; ISBN: 4594013716 ; 下 巻 (1994/03)

内容(「BOOK」データベースより)
太陽の運行を狂わせ、無数の殺人虫を放って殺戮を繰り返すラサロムの前に、世界は大混乱に陥っていた。グレーケンは、ラサロムを滅ぼすための剣をふたたび手に入れるべく、仲間をルーマニアとハワイへ向かわせる。はたして、ラサロムが完全な成長を終える前に、剣を手に入れることができるのか?そして、太陽を失った「夜の世界」では、ラサロムとグレーケンの最後の決戦の火蓋が切って落とされようとしていた。『ザ・キープ』『マンハッタンの戦慄』『触手』の登場人物が総登場するウィルスン・ホラーの集大成。

※画像は原書 『Nightworld』


ホラーと思って読んでいた『ナイトワールド』。たしかにかなりスプラッターな場面もあって、怖いと言えば怖いのだが、結局これは、グレーケンという善なる存在のヒーローものではないかという感じ。

自分の務めはすでに終えたはずと思っていたグレーケン(『城塞 ザ・キープ』で)。しかし最後はやはり人類はグレーケンに頼らなくてはならなかったのだ。再び悪の存在ラサロムと対決するグレーケンに、ライアン神父や始末屋ジャックが協力していく。

感動的とも言えるラストでは、太陽の光があることが、もう当たり前とは思えなくなっている。グレーケンを始めとする人々の尊い自己犠牲によって、この世界は暗黒から守られたのだ。

これは、『指輪物語』とか『ドラゴンランス』にも通じるテーマだし、ホラーというよりファンタジーといってもいいんじゃないかという気さえしてくる。単に血まみれのホラーではなく、ちゃんと感動できるホラーだった。

人間が弱気になること、それが一番悪につけこまれやすい状況だということなのだが、とにかく諦めず、前向きに生きる姿勢が重要なのだということを強く感じた話だった。グレーケン、素晴らしいです。「指輪」で言えば、アラゴルンの役どころだろうか。面白かった!


2006年02月20日(月)
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 ナイトワールド(上)/F・ポール・ウィルスン

『ナイトワールド(上)』/F・ポール・ウィルスン (著), F.Paul Wilson (原著), 広瀬 順弘 (翻訳)
文庫: 407 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 扶桑社 ; ISBN: 4594013708 ; 上 巻 (1994/03)

内容(「BOOK」データベースより)
1941年、ルーマニア奥地の城塞で、光の剣の使い手グレーケンによって滅ぼされた「永劫なる魔性」ラサロム。しかしラサロムは驚くべき復活を遂げ、いまふたたび世界を恐怖と混乱のどん底へと叩きこもうとしていた。宿敵の復活を知ったグレーケンは、かつてラサロムと闘った〈始末屋〉ジャック、ライアン神父、バルマー医師らと共に、ラサロムの野望を阻止すべく立ち上がった。傑作『ザ・キープ』のグレーケンとラサロムの最後の対決を描き、伝奇ホラー六部作〈ナイトワールド・サイクル〉の掉尾を飾る超大作。
※画像は原書 『Nightworld』


昨年末から、F.P.ウィルスンの本を好んで読んでいるが、今読んでいるのは、<ナイトワールド・サイクル>シリーズの最後のもの。これまで<始末屋ジャック>シリーズと併せて何冊も読んできたけれど、これが一番面白い。

今までどうしても評価が★3つ(限りなく4つに近いのだが)止まりだったのだが、これは文句なしに5つつけてもいい。ただし、これだけ読んでも面白いのかというと、そうではなくて、やはり最初から読まないと面白さがわいてこないという代物。

私は途中の『触手(タッチ)』を入手できなくて、それだけが未読なのだが、それ以外のものを全部読んでいるからこそ、最終的に全部のピースが合わさって、面白くなっているんだろうなと思う。ここには、始末屋ジャックも登場する。ここでクロスして、以降は<始末屋ジャック>+<ナイトワールド・サイクル>が合わさった形になっていくらしい。

この中で、ニューヨークのセントラルパークに大きな深い穴が開き(悪の化身ラサロムの仕業)、そこから毎夜化け物が飛び出し、生きているものを殺戮しまくるというところがある。昼間のうちは化け物が姿を現せないので、人間が街をうろつくわけだが、市内のあちこちで略奪が起こる。

こういう場面は、実際に起こったこととしてまだ記憶に新しい。ニューオーリンズのハリケーン被害の時の、あの略奪騒ぎだ。あの時、あれは黒人だからだという声もあったが、私はそうは思わなかった。明日をも知れぬ命の危機にさらされた時、人間にモラルなどなくなってしまうのだと思う。白人だからとか、黒人だからということは、全く関係のないことだろう。皆が正気を失ってしまうのだと思う。

そんな中で、わずかながらの人々が、正義とかそんなことも念頭になく、ただ忠実に自分の職務を遂行しようとする人たちがいる。消防士だったり、警官だったり、市民だったり、それはさまざまだが、そういう姿に、ふと胸を打たれる。

2006年02月17日(金)
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 事件の核心/グレアム・グリーン

『事件の核心』/グレアム・グリーン (著), Graham Greene (原著), 小田島 雄志 (翻訳)
文庫: 537 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4151200339 ; (2005/12)
内容(「BOOK」データベースより)
西アフリカの植民地で警察副署長を務めるスコービーは、芸術家肌で気まぐれな妻ルイーズに手を焼いていた。南に移住したいという妻の願いを叶えるため、彼は地元の悪党に金を借りて費用を作り、彼女を送り出す。間近に迫った彼の引退まで別居生活となるが、それが彼女の希望だった。だが、やもめ暮らしをはじめたスコービーの前に、事故で夫を失った若い女ヘレンが現われ…英文学史上に燦然と輝く恋愛小説の最高傑作。



このところ体調も悪いし、何かと落ち着かない中、あんまり読む気が起きなかったグレアム・グリーンの『事件の核心』。明日、図書館に返さなくてはならないので急いで読み終えたけれど、F.P.ウィルスンの『ナイトワールド』を中断しての無理やりの読書だから、はなから心ここにあらず。

「英文学史上に燦然と輝く恋愛小説の最高傑作」なんて書いてあるから、多少は期待していたのだが、特に面白いというわけではなかった。グリーンは、かなり昔に『情事の終わり』を読んだ記憶があるのだが、その時もあまり感銘を受けておらず、私には合わない作家なのかな、と。

でも、グリーンの名誉のために言っておくが、今回の私の状態では、面白いものも面白いと感じられないだろうし、内容をどうこう言えるほど読み込んでもいない。字面を追って無理やりページをめくっているだけで、中身が頭に入ってこない状態だったから、これで感想を言うのは憚られる。

だいたい、舞台がどこなのかもわかっていなかったくらいだから、いかに話に入っていなかったかということだろう。

倦怠期を迎えた中年の夫婦が、それぞれ他に思いを寄せる相手ができるという話だが、カトリックであったためか、主人公スコービーの人間性によるものか、よくわからないのだが、最後はスコービーの自殺という結末を迎える。

そんな事態を迎えながらも、淡々としているこの夫婦の姿は、私にはよく理解できなかった。理解するためには、もっとよく読みこまなくてはいけないのだろうが、会話部分の訳がどうしても馴染めず、昔の訳はだいたいこんなものだよねと思いながら(文庫新装版だが、訳は昔のまま)、これは原文で読まないと、うまく伝わってこないのではないかと思った。

では原文で読みたいかと言うと、そこまでの興味もわかなかったので、これはたぶん、このままになってしまうだろうと思われる。話のひねりみたいなものは、やはりモームのほうが勝っていると思うし、あえてグリーンを、とは今のところは思わない。新訳でも出たら、また読み直そうとは思うけれど。それと、植民地支配時代のイギリス人の話というのも、あまり好きではない。

2006年02月15日(水)
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 闇の報復(下)/F・ポール・ウィルスン

『闇の報復(下)』/F・ポール・ウィルスン (著), F.Paul Wilson (原著), 仁科 一志 (翻訳)
文庫: 338 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 扶桑社 ; ISBN: 4594019250 ; 下 巻 (1996/03)

内容(「BOOK」データベースより)
リスルを悪の世界に引き込んだ青年レイフは、かつてビルの教え子ダニーを惨殺した謎の女サラと瓜二つだった。それに気づいたビルは、レイフにサラとの関係を問いただす。だがレイフは冷笑を浮かべながら、一つの驚くべき事実を明かした。ビルが五年前に自らの手で埋葬したはずのダニーは、実はまだ生きているというのだ。―復活を遂げた『ザ・キープ』の悪の化身ラサロムと、『リボーン』のライアン神父との終わりなき闘いを描き、傑作『ナイトワールド』へと続くファン待望のホラー巨編、ついに登場。
※画像は原書 『Reprisal』

2006年02月11日(土)
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 闇の報復(上)/F・ポール・ウィルスン

『闇の報復(上)』/F・ポール・ウィルスン (著), F.Paul Wilson (原著), 仁科 一志 (翻訳)
文庫: 310 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 扶桑社 ; ISBN: 4594019242 ; 上 巻 (1996/03)

内容(「BOOK」データベースより)
南部の大学町で孤独な生活を送る女性数学者リスルは、美貌と才能に恵まれた大学院生レイフと知り合い、恋に落ちた。選ばれた人間は道徳など無視していいと主張するレイフの影響で、徐々に人格を変えられていくリスル。彼女の数少ない友人だった用務員のウィルは、そんなリスルの姿を見て、ある忌まわしい記憶が甦ってくるのを感じた。それは、五年前、彼がまだビル・ライアン神父と名乗っていたときに起きた、悪夢のような出来事の記憶だった。巨匠F・ポール・ウィルスンが『リボーン』に続いて放つ鮮烈な心理ホラー。
※画像は原書 『Reprisal』

2006年02月09日(木)
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 アウト・オブ・サイト/エルモア・レナード

『アウト・オブ・サイト』/エルモア・レナード (著), Elmore Leonard (原著), 高見 浩 (翻訳)
文庫: 366 p ; サイズ(cm): 15 x 11
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4042692044 ; (2002/10)

内容(「BOOK」データベースより)
セクシーでタフな連邦執行官キャレンは、偶然脱獄現場に鉢合わせる。果敢に立ち向かうが、逆に犯人と一緒に車のトランクに押し込まれ、逃走に付き合う羽目に。男は、甘い声で窓口嬢を脅すという手口の銀行強盗常習犯、ジャック。闇の中で肌を触れあわせながら、いつしか映画の話などをするうち、あろうことか、二人はあらぬ気持ちを催してしまう。うまく逃げおおせたジャックと、彼を追うことになったキャレン。逃亡と追跡のせめぎ合いが激しくなるにつれ、二人の恋心も一層燃え上がるのだが…。スウィート&ビターな大人の恋が彩る、最高にロマンティックなクライム・ノヴェル。

2006年02月05日(日)
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 アゴールニンズ/ジョー・ウォルトン

『アゴールニンズ』/ジョー・ウォルトン (著), 和爾 桃子 (翻訳)
単行本: 382 p ; サイズ(cm): 21 x 15
出版社: 早川書房 ; ISBN: 4152086424 ; (2005/06/09)

内容紹介
<2004年世界幻想文学大賞受賞作>ヴィクトリア朝を思わせるドラゴンの世界を舞台に、今は亡き啖爵の遺産相続とその娘たちへの求愛をめぐって繰り広げられる、ユーモラスな異色ファンタジイ。


2006年02月03日(金)
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 Outlander/Diana Gabaldon

『Outlander』/Diana Gabaldon (著)
ペーパーバック: 627 p ; 出版社: Delta ; ISBN: 0385319959 ; (1998/09)

内容(「BOOK」データベースより)
第二次大戦終結直後、従軍看護婦だったクレアは夫とともにスコットランドのハイランド地方で休暇を過ごしていた。ある日、地元の人間に教えられてストーン・サークルを訪れた彼女は、突如異様な感覚に襲われ、意識が混濁する。気がつくと、古めかしい衣裳の戦士たちが眼前で戦いを繰り広げていた。逃げかけた彼女を捕らえた男の顔を見ると、夫にうりふたつ。こともあろうに、その男は夫の先祖だった。クレアは18世紀にタイムスリップしていたのだ!世界中で人気沸騰のロマンティック・アドベンチャー巨編、いよいよ開幕。

「…死が二人を分かつまで」クレアの誓いの言葉が静かなチャペルに響いた。奇しくも、そこは200年後に彼女とフランクが結婚式を挙げるチャペルだった。こうしてクレアは、18世紀のスコットランドで若き戦士ジェイミーの妻となった。極悪非道なイングランド軍大尉ランダルから逃れる手段としての結婚だったが、ジェイミーの魅力には抗しがたいものがあり、クレアにとっては心安らぐ日々がつづいた。だが、ある日ジェイミーの言いつけにそむいてストーン・サークルへ向かったばかりに、彼女はとうとうランダルの掌中に。

ついにクレアはジェイミーに真実を打ち明けた。自分が20世紀から来た人間だということを。ジェイミーは愛する彼女の言葉を信じてくれた。やがて二人はジェイミーの故郷を訪れるが、そこで聞かされたのは彼の姉にまつわる意外な事実。それを知ったジェイミーは姉の手を握り締めた…。しかし、平穏な暮らしは突如引き裂かれた。ジェイミーが敵に囚われたのだ。なんとか救出しようとするクレアに、ドゥーガルが言う―ジェイミーが助かる可能性はない!興奮と感動の結末。

2006年02月01日(水)
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