ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2005年11月30日(水)
朝のお茶
毎朝、三杯のお茶を用意する。仏さまと家人、そして自分のため。 お湯を沸かす横で仏壇に供えている花の水を代え、茎を切る。 なんということはない日常の一コマであるのに 私にとってはある種、神聖な儀式になっているのだと気がついた。
おいしいお茶がいれられますように。 今日もいい一日が過ごせますように。 そんなことを考えながら台所に立っている時間は なんとも静かで気持ちがいい。
さて、最近のそのお茶はといえば。 先日頂いたものなのだが、とてもおいしくてご満悦。 加賀棒茶、一番摘みの上質の『茎』だけを使用した上品なほうじ茶。とても香ばしく、お茶自体に濁りがない。
いまさらながら、お茶にも多様な個性があることを知る冬となり。
2005年11月28日(月)
渋谷センター街で
夜、友人と渋谷で串揚げを食べる。 正しい待ち合わせ場所としてハチ公前を指定したわけだけれど、 人が多くてびっくり。あれじゃ探せない(汗)。 たつみはセンター街のはしっこに位置するカジュアルな店なのだが、清潔だし、意外においしくて気に入っている。
でもね、この年になると、若い子達がぶわ〜っと溢れている 渋谷の街に繰り出すのは少々難儀さが伴う。 ただ、先日読んだ本に載っていたヤマンバ少女たちのコメントが腑に落ち、(ヤマンバスタイルではなくなったが)そこにいる彼女たちが少しかわいく思えてきたから不思議である。なぜヤマンバメイクをするのかという問に「こうしているとこれ(ヤマンバ)でいいという人しか声をかけてこないから安心」だと答えているのだ。 なるほど〜と妙に納得してしまった次第。
ところで。 もう冬だというのに彼女たちは思いっきり首から胸元を開けて、 寒風にさらしている。中にはキャミソール一枚の子もいる。 渋谷モードの主流であることはわかっているのだが、真っ先に彼女たちの身体の冷えを心配してしまう私は、やっぱり彼らの母親世代なんだよなぁ。女の子の身体はね、冷やしたらダメなんだぞ!と、拡声器で叫んでみたくなる。
2005年11月27日(日)
素踊りを観る
歌舞伎座で「梅津貴昶の会」を観る。
勘三郎、染五郎、菊之助と名だたる歌舞伎役者が出演しているが、衣装もメイクもなしの素踊り。歌舞伎役者さんたちに踊りを教えたり、振り付けをしているのが日本舞踊・梅津流創流家元梅津貴昶さん。
「舞踊家は素踊りをすべき」という家元の信念から、夜の部出演者全員が紋服。春猿がノーメイクで女形の踊りをしても問題ないが、普段見慣れていない梅津さんがそうすると違和感を感じてしまう。
一言でいうなら、生で観る家元の踊り。 とはいえ、歌舞伎好きの私には少々高尚すぎなのだった。 幸いにも眠ることはなかったが、友人の向こうに座っていたご婦人はカクン、と音がするほど落ちていた。笑。
本日、もっとも興味を引いたのは来場者の方々。 普段の歌舞伎来場者とは一線を画する。まず着物人口が多いし、その着物も高価なことが一目瞭然、小物合わせや着方も美しい。可処分所得の多い奥様方もさることながら、所得と品位の高い観客が目立つのだ。梅津流のお弟子さんや関係者が多いのだろうけれど、物見遊山のうわついた空気が恐ろしいほど無い。これはこれでスゴイものがある。
余談。 すぐ前に座っていた熟年のご婦人が、膝においた鞄の上にポーチを乗せていた。なにかと思ったら手のひらサイズの猫三匹とネズミ一匹、計4体のぬいぐるみに舞台を見せていた!
2005年11月25日(金)
事故とみかん
先日話題にした友人の墓参へ。
いつも静かなその場所が、近づくにつれ騒がしい。 消防車、取材の車、警察、聞き込みに余念のない記者たち。 友人宅の2ブロック先のアパートでガス爆発が起こったのだという。 風圧で周囲20数軒の家で窓ガラスが割れたらしい。 亡くなられたおひとりの冥福を祈りつつも、 人に多く被害が出なくて不幸中の幸いだった。
友人のお母さんと話しをしながら、毎年頂いている庭のみかんを一緒に収穫。のどかな時間。来年もどうぞ元気でいてね。
2005年11月24日(木)
やっと見つけた!
ここのところ、使う&買うマウスにすべてはずれ、いら〜っとしていた。中途半端な値段(\2,000-3,000)のものを買うからいけないというのもあるし、無線タイプに惹かれてしまったのもいけないのだろうし、理由はいろいろある。いい感じで動いていたマウスもあったのだが、新しいUSB HUBを取り付けたとたんに動かなくなった。
で、今回は10月中旬に発売されたばかりの最新マウスを選んでみた。これよ、これ!と抱きしめたくなるほど使い心地がいい。長くPCで仕事していると、感触とか使い心地に微妙な好みを求めてしまうのだが、これは正解!
個人的見解だけれど、マウスに悩んでいる方、PALVOはお勧め。
2005年11月23日(水)
おいしいお蕎麦屋さんのご紹介
友人の石井さんが荻窪でお蕎麦屋さんをはじめたので、 仲間内で押しかけた。蕎麦うち修行が大変で・・・という話は 聞いていたのだが、なんと、とてもとても美味しかった。 酒好き、蕎麦好きな近隣の方、是非「ら志久」をご贔屓に。
下の画像は、この日にお祝いした友人のバースデーケーキに くっついていたマジパンの「キティーちゃんとアンパンマン」。 愛らしかったので、つい載せてしまうことにした。 もちろんその後このかわいい子達は、頭からぱっくり食べられちゃったわけだけど。
2005年11月21日(月)
今年も
亡母達の墓参をする。 先週はいろいろな事があって月命日に身動きがとれず、今日になった。考えてみたら、今日は私のとても大事な友人の命日でもある。
彼は中学一年生の時のクラスメート。19才の誕生日を迎えてまもなく急性白血病で帰らぬ人となった。とても強い人だった。あれから25年。現在の私は彼よりはるかに年上になっているのだが、それを感じることはない。年に一度、命日前後に今も彼の墓前に出向く。年々訪れる友人たちも少なくなり、今、墓参するのは私ぐらいだと聞く。
私にとってこの墓参は亡き友人への挨拶ではあるのだが、今となってはなによりご両親に顔を見せたいという思いのほうが強い。「忘れていないよ、私は元気にやってます」そんな気持ち。
近いうちに時間を見つけて会いに行こう。 これをしないと、一年が終わらない。
2005年11月19日(土)
○印な一日
仕事はすべて午前中に終え、ランチ以降は最近手がつけられなかった家事に勤しむ。
その1:アイロン ひたすらハンカチにアイロンをあてる。 たまるまでやらないこの行為、実はかなり好き。
その2:ミシン 一ヶ月前に買ったワークパンツがそのままになっていた。 裾上げ準備をしてミシンを出す→縫う。
その3:茶渋 茶器の茶渋を取る。ちょっと気になっていた。 表面がでこぼこの焼き物茶碗は、通常の洗いだけでは事足りず。
で、あっという間に夕刻。 メールではなく手紙を三通書く。それから晩ご飯の仕度。 溜まっていたTo doがかなり消化された一日。 嬉しいので、明日は遊ぼうっと♪
2005年11月17日(木)
ピアノ、その後
左人差し指の傷が完治してしまい、ついに両手でのピアノレッスンとなってしまった。右手だけならなんてことはないのに、ね。 かつ、左右別々のことをしろだなんて・・・(涙)
またもフリーズしまくりながら「ダイジョブ、きっと出来るようになる。ダイジョブ!」という私のつぶやきに「いや、心配していないから」といちいち先生がコメントをくれる。でも、これって、出来の悪い生徒を持った先生への言い訳や誓いではなく、たんなる自分への叱咤激励、ようするに独り言なのだが。笑。
考えてみると、近しい友人の中で流暢にピアノを弾く天才が6名いる。みんなこの茶飲話のピアノ騒動を読んでは、ほくそ笑んでいるらしい。
・・・・道は険しく厳しい。
2005年11月16日(水)
海辺のカフェ
「運転免許を取ったら、あの海辺のカフェでお茶をしよう」
18才前後の頃、私の地元友人たちはみんな同じように考えていたと思う。実際免許を取ってからというものは、誰かの車に乗って、あるいは自分で運転してそのカフェによく出かけた。生徒ではなく学生になっていく狭間、学生から社会人になるまでの背伸びした時間、大人のなんたるかを学ぶ社会でのさまざまな場面で。
今もその店は同じ場所にある。 出向けばいつも、きっと同じように青春を過ごしただろう客たちが海を見ながらおしゃべりを楽しんでいる。あの頃、あの時の、そのカフェがそこに存在する幸せと懐かしさって、確かにある。
2005年11月15日(火)
潔さに
朝見の儀で、両陛下の前に歩み出てお辞儀をされる紀宮さまの姿勢の美しさに見とれる。
親としての両陛下や紀宮さまの婚儀の映像を見ながら、うるうるしている自分に驚く。別にとりたてて皇室好きなんていうわけじゃないのだけれど、どうにも涙を抑えられず。紀宮さまの、なんというか、にじみ出る潔さのようなものに心の琴線が触れたらしい。
・・・これって寄る年波ってことなのだろうか?
んー・・・そうかも・・・?
2005年11月14日(月)
ブランドに見合うユーザビリティー希望
そろそろ車の買い替えを考えているので、 サイトで検索してはカタログを取り寄せている。
届いたカタログを見てはあーでもないこーでもない、なんか違うと迷った挙句、ある日これかなと感じる一台を見つけ、早速サイトをチェックした。が・・・ものすごくユーザビリティーが悪い。 これまで検索した7社のうちの最悪。ポップアップウィンドウのサイズがへんてこに設定されているし、思うように欲しい情報が得られない。
なんだ、これ?? よくわかんないなぁ。 カタログもなかなか来ないし、ブランドのグレードが高い会社のわりにやることが陳腐。でも、その車への熱はまだ冷めていないので、試乗に行ってから考えることにする。
2005年11月13日(日)
つらつら
自室の整理をしながらぼーっと過ごす。
基本的に「物」が多い暮らしを好まないので、物は少ないのだが・・・それでも最適と考える以上のものは存在している現状。自分の部屋の中にウォーキング・クロゼット兼倉庫が欲しい。本や書類、年に数回しか使用しないけれど必要、そんなものを取り出しやすくストックしておける場所。
本日のBGMは1988年に出されたCoctou TwinsのBlue Bell Knoll。 美しい声とハーモニーがあまりになつかしかったので、Amazonで最近のCDをオーダーしてしまった。考えてみると、私は女性ヴォーカルが好みなのかもしれないなぁ。
2005年11月12日(土)
おいしいくうき
塾開催当日。 遠方から参加する受講生もいるので天気を懸念していたのだが、 昨夜から降り始めた雨は午前中に止み、空も晴れ渡る。
1-dayセミナーでありながら、同じ顔ぶれが参加してくれているので前回の続きセミナーの気がしてしまう(笑)。開催者としてはありがたく、かつ、いい意味でプレッシャーのかかる要因でもある。次回はもっともっとがんばろうという気持ちにさせていただく、という感じ。
いつものように楽しい時間だったのだが、なにより一番美味しいのは受講者のみなさんと一緒に作り出す空気なんだよね。 この空気、実はいろいろな条件が整わなければ出来ないものなので、私としてはほんとうにありがたいわけです。
2005年11月10日(木)
コトバトタワムレル
昨日、今日とPCと一体化した生活を送っている。 言葉をひねり出す作業。 これだ!とすっと出てくればいいのだが、一番厄介なのは 霞に包まれた本体の尻尾だけが頭上で揺らめく時。 見えそうで見えない、つかまりそうでつかまらない。 地団駄を踏む時間が流れていく。 自分に言い聞かせる。 「タイミングを逃しちゃダメだからね・・・」 霞がふっと晴れた時に言葉の尻尾をバッとつかまえる。
ストーブに手がいくほどじゃないけれど、寒くなってきたので 軽くエアコンのきいた部屋で独り言をいいながら、 コトバと追いかけっこをしている。 これもこれで、またオツなものってことで、続きをがんばる!
2005年11月09日(水)
美意識の原点
自分が心地よいと感じるもの。 五感に働きかけて心地よさを生み出すもの。 自分が好きな「もの」や「こと」に囲まれると満足感が充足される。
心地よさが美意識の原点なら 人によって千差万別。 大事なことは自分の感覚に自信を持つこと。 他人と比較したり、わからないと逃げないこと。 美と心地よいものをたくさんみつけて感じること。
2005年11月08日(火)
今日のヒット
交通量の比較的多い幅広道路を左折しようとハンドルを切ったら、左手横断歩道から75才UPの男性が手を上げてこちらに渡って来た。
あれ?歩行者用信号って今、青になるタイミングだっけ?と思いながら停止する。信号を見たら赤だった。でもこの人には関係ない。便乗でおばちゃんも渡ってくる。
赤信号で手を上げて渡る高齢者。 やるなぁ〜。笑。いいとか悪いとかそんなことじゃなく、 すっかり一本とられた。
2005年11月07日(月)
千両と小菊
昨日降り続いた雨のおかげで庭がしっとりじめって、 昼過ぎにはミミズの掘った土の山がいくつも出来ていた。 庭先でそんな観賞をしていたら、庭向かいの(かなり高齢な)お隣さんに声をかけられた。「これ、たくさん実がなったから少しだけれど」 と千両の大きな枝束をわけてくださった。 「ありがとうございます、仏さんに供えさせて頂きます」と柵越しにありがたく頂戴した。そこから、この話は始まる。
お隣「あら、仏さんいらっしゃるの?」 私「ええ、私と家人、それぞれの母がもう亡くなっていますので」 お隣「おかあさん?お二人とも?あらぁ、そうなの。じゃ、お墓の管理は?」 私「やってます」 お隣「自分たちで管理してるの?」 私「そうなんです」 お隣「あら、そうなのぉ〜。じゃ、ちょっと待って」 と、庭先に咲いている小菊を何枝か切って束ねてくれた。 お隣「たくさんあるからさ、いいからこれも持って行きなさいよね」
お向かいのお隣と、こんなに長い会話を交わしたことはこれまでない。頂き物をしたこともない。察するに、あまり家にいない隣人である私たちを「今時の洋風な若いもん」だと思っていたのに、墓守をしていると知り感動していただいたらしい。きっとお隣さんも墓守問題で思うところがあるんだろう。
親兄弟、親族で墓参や管理を引き継いでいく概念は時代とともに薄くなっている。お隣さんの気持ちの動きはわかる。
まだ月命日まで間があったが、急ぎ千両と小菊の束を携えて墓へ向かう。母たちも生きている時分には、こんなことを考えていた頃があるんだろうな。
2005年11月05日(土)
今宵の報告
大盛況なSurfin'10周年パーティーとなった今宵、 70名のご来場の皆様、お祝いのメールや花束を送ってくださった方々、本当にありがとうございます。
どうなることかとハラハラしていたにも関わらず、予想を覆す出来のbスクエア・ステージ。そのメンバーと、会場探し&運営、衣装調達を引き受けてくれた婦人会の面々には心から感謝です。
☆ ★ ☆
さて、パーティーはといえば。 ガムラン、踊りもすばらしく、料理もお酒も美味しかった。 会場にあふれる笑顔・笑顔・笑顔。しばらく会っていなかった人に会えるというくらい嬉しいことはないというのに、その上、遠く山形や大阪、名古屋から駆けつけてくれるなんてなおさら嬉しく、懐かしい話にも大輪の花がぽんぽん咲いた。
お世辞抜きに、去年のパーティーや夏のBBQの時より みんな素敵になっていたんだよね。
こうやってリアルに会える事、大事にしていきたい。 次の3年、そして5年、10年、変わらず笑顔で会える様に、そんなご縁をたくさん感じた夜だった。
2005年11月04日(金)
総仕上げの夜
明日はSurfin'10周年のパーティーが開催される。 仲間内に準備進行をお願いし、今日までいろいろ奔走してもらった。おかげで無事明日を迎えられる。
場所は赤坂、エスニックなお店で生ガムラン演奏に生舞踊付!ブラボーな演出である。といっていたら、みなさんをお迎えする私たちもバリニーズな衣装を着用することになった。 実は、PCに向かって日記を書いている場合ではないのだ。 スカートになる布に細工を施すためにアイロンかけなきゃ!
参加される皆さん。 明日の私たち、普段と違いますが、 日本語は通じますからご安心を。笑。
2005年11月03日(木)
新人ホテルマン
若いベルボーイをしている男の子と話す機会があった。 なんということなく、とりとめのない会話をする。
入社して八ヶ月だという。話から推察したことだが高校・大学は慶応らしい。一般常識的な皇居関連の話題を出したら「え?なんでしょうか?どんな漢字を書くんですか?」と返されてしまい、思わず苦笑しながら解説した。立派なホテルマンになるためがんばっているのだが、まだ若輩ですいませんとうつむきがちに伝えてくる。なんだか、親のような気持ちになってしまう。
サービスという仕事は、知れば知るほど奥が深いし、つまずくこともあるだろうけれど、素敵な仕事だからがんばってね・・・なんて、激励してしまった。まっすぐに目を見て「勉強します。ありがとうございました!」と答えてくれた彼には、輝く未来が待ち受けているにちがいない。
2005年11月02日(水)
おいしい時間
昨日今日と大忙しで仕事をこなす。 PC&携帯メールの返事もままならない。 夕刻になってやっと一段落し、友人との食事に向かう。 中華街で飲茶とリクエストされていたのだが、場所を考えている暇がなかったのでみなとみらいでお茶を濁してもらう。
二人きりで食事をするのが初めてというのが不思議なほど、 お互いにお互いがまったく壁を感じない相手。 とはいえ、彼女と私は同じタイプというわけではない。彼女のご主人と私が、そして我が家の家人と彼女がとても似ているのだ。笑。
下戸な彼女に付き合ったわけではないが、私も生ビール一杯のみで後はお茶を飲んでいたのだが、こういう食事は文句なく楽しい。仕事、プライベート、哲学、言いたいことを言って、意見し、笑って、時間の経過が惜しいほど。
やっぱり人生は楽しい!と感じるのは、こんな時かな。
|