へそおもい

2018年04月18日(水) まんまるのゆたかなにおい

暮らしのことを
まいにち
へそおもい
に記録していこうと

おもって
最近は
まいにち
ちょこっとずつ
かいてきた。

この新月から
一か月間は
自分にとことん
むきあってみようと

ノートに描く日記を
新しくはじめたら
へそおもいまで
なかなか
手がまわらない。

とにかく
次の新月までは

ノートに描く日記と
毎日5分間
おもいのままに
おどることを
きめたのだ。

だから
へそおもいは
すこしになるかもしれない。

今朝のおひさまは
まんまるだった。

なんとなく
ぽっかりした心に
風がやってきて

だいじょうぶ
わかりにくいだろうけど
このままでいいのよ

といってくれた。

しばらく
外に発信することは
へるかもしれないが

内側にとことん
耳をすまして
ゆこうとおもう。

その場所は
とても
豊かな
においがする。



2018年04月16日(月) ざわざわ

久しぶりに
雲がきれて
朝陽をおがめた。

畑の師匠と
うどんとおもちを
交換した。

海によくでる集落の方に
ティラダももらった。

ご近所さんちの
わんちゃんが
ゴロンとお腹を
みせてくれた。

最近
お酒を
飲みたいと
そんなに
おもわなくなってきた。

きょうは
ざわざわ
する日。

わたしは
台所が
好き。



2018年04月12日(木) すてたい癖

木曜日は草ラボの日。

アダン葉で帽子をつくりたいね〜
という話を以前からしていて

いよいよ
アダン部が始動。

アダンの葉を
ひとかかえ収穫し

みんなで
筋をとって

火をおこして
ぐつぐつ煮て
干すところまで。

あっという間に
時間がすぎる。

ものを
つくりあげることも
うれしいが

みんなで
こうしてする作業の
過程のひとつひとつが
わたしにとって
よろこびの時間。

これまで
生ききた日本の社会の中で
わたしは
時間に優先順位をつける癖を
身につけてきた。

プロセスよりも
結果が大事とか
練習よりも
本番が大事とか。

その癖から
もっと自由になりたい。

生きている
すべての
時間が命の時間だから
すべての時間を
味わいつくしたい。



2018年04月11日(水) 畑修行

すごく早起きして
片道一時間かけて
出勤したのに。

今日は
午後出勤の日だった。

午後まで
随分あったので
帰宅することにする。

帰りに
古仁屋によって

ピーマンとオクラと
青紫蘇とバジルの苗を買う。

集落についたら
畑の師匠である
お向かいのおばあが
玄関の掃除をしてる。

時間を間違えたというと
大笑いされる。

苗をみせると

「今から植えろ」

という。
今日は午後から雨だから
今植えるとちょうどいいという。

そうだ。

自然は人間の都合では
待ってくれない。

休憩しようと思っていたが
ちょっとがんばって
植えることにした。

師匠がやってきて
いろいろ教えてくれる。

支え棒は
枯れた固いすすきの茎。

カラスよけに
ソテツの葉っぱを
両脇にたてて
苗を守る。

かわいいねえ!

というと。

かわいいベイビー
ハイハイ〜

と歌いだす師匠。

師匠がかわいい。


師匠のおかげで
我が家の裏が
畑らしくなってきた。

午後は
ちゃんと
時間通りに
出勤した。



2018年04月10日(火) 原点をおもいだす

今朝は
水平線から
太陽が
とぷとぷのぼった。

澄んだ空気に
美しかった。

久しぶりに
本棚にあった
松木正さんの本を読む。

アメリカンインディアンの世界観。

やっぱり
しっくりとくる。

ずっと続けている
表現アートや
フォーカシングとも
親和性がある。

また
タイミングがやってきたら
スウェッドロッジに
はいろう。

わたしは
まだまだ
すてたいものが
いっぱいある。



2018年04月09日(月) はるのつち

午前中は
畑にでて

新しく作った
「はるのつち」のうたを
録音。

くっきりとした
美しいお天気で
陽射しがさすと
暑いくらい。

できたてのうたなので
歌詞を間違えたり
タイミングを間違えたり
なんどもやりなおして
のぼせきった。

アサギマダラや
木登りトカゲや
クマンバチや
いろんな生き物がにぎやかで

はるがきたのが
わかる。

これから
陽射しに焼かれる季節が
やってくる。



2018年04月08日(日) はる市

はる市1周年の日。

きょうは
荷物運び係で
朝早くでて

軽トラを運転して
テントなど
みんなの荷物をはこぶ。

軽トラを
運転したのは
はじめてで
すこし農家のおじいちゃんの
気分になれた。

はる市は
餅つきなどもあって
にぎやか。

いろんな人に会って
わいわいあっという間に
おわった。

昨夜
突然
はる市によせるうたができた。

はるというのは
島の言葉で
畑のこと。

島の畑でできた
元気な野菜たちがならぶ
はる市。

畑の原器な土には
いきものがたくさんいて
命がめぐりめぐって循環して
ゆたか。

そんなふうに
わたしたちも
循環できたらいいなあと
おもいつつ
うたがうまれた。

うたというものは
ひそやかな
祈りのようなものだ。



2018年04月07日(土) 芭蕉の糸

冬に戻ったような風
ピュウピュウゴオゴオ。

加計呂麻島への
フェリーがとまる放送も
朝から流れる。

今日は多少の風でも走る
定期船で
加計呂麻へ。

芭蕉の糸で
織をしている友の案内で
芭蕉倒し。

芭蕉を倒して
その皮から
繊維をとる作業。

皮をはがして
結んで

鍋でアルカリで
ぐつぐつして

竹で作った道具で
糸をひいていく。

植物は
すごいな。

糸がうまれていくこの
気持ちよさ。

楽しい仕事。

この糸が
織られて

布が
できていくんだなあ。

きっと
はじめて
やってみて
糸がとれたときは
感動しただろうな。

最初は
あそびのような
気持ちだったんじゃないかな。

やっぱり
あそぶことは
大事だな。


芭蕉の真ん中の
柔らかい部分が
食べられるというので

持ち帰って
今夜は天ぷらだ。



2018年04月06日(金) じまめ植え

島ではラッカセイのことを
『じまめ』と呼ぶ。

お向かいのばぁが
はやく植えろというので

朝から
畑を耕す。

土をほじくり返して
根っこを取り除いている途中で
おばぁが来た。

もっとここまで耕せ
土が固いから砂をたくさん入れれ
トウゲ(唐鍬)で畝作れ
ほらほらそうじゃない
トウゲかせ

などなど
厳しい指導のもと
無事に
じまめを植えるところまで
あっという間に
おわった。

ありがたい。

お礼にできることないかなあ
と考えて。

ばぁのところにも
砂運ぶよ。

というと。

いらん!
自分のことは
自分でするから
いらん!

という。

おばぁだってわたしの
手伝ってくれてるじゃない。

それとこれとは
別のこと!

会話の中では
なかなか
手伝わせてもらえない。

こっそり
砂をもっていこうかねえ。

お昼をすぎたら
急に風が冷たく強くなり
雨がふりだした。

久しぶりに
カーディガンを
はおった。



2018年04月05日(木) 琉球バライチゴのジャム

草ラボの日。

きょうは
草ラボ仲間の
踊りのうまい妖精みたいな友と
ほかほかとすごす日だった。

彼女のことを
踊り子ちゃんとよぶことにしよう。

神社の岩や木にあいさつしたり。
草をながめながらお散歩したり
草を編んだり

この間
床みがきをした音楽室で
アートワークをしてみたり。

ぽかぽかあたたかな陽射しが
緑とまじって窓から入ってきて
美しい時間だった。

わたしは
節子の小中学校跡や
そこに集う仲間が
とても好きになってきている。

踊り子ちゃんと
絵を描いて
踊ったり跳ねたりして

わたしも
踊り子になったような
気持ちになった。

わたしは
自分の命がある
この世界で
あそべるだけ
あそびたい。

帰り
踊り子ちゃんを
古仁屋に送りがてら
ちょっと寄り道して
我が家に案内。

畑を散策した後
今朝つくったばかりの
琉球バライチゴのジャムを
試食した。

すっごくおいしい
と言ってもらえて

わたしも
すっごくおいしい
と思って

うれしくなった。

命の時間を
どうつかうかは

自分で
選べるんだなって
おもった。



2018年04月04日(水) 草とむきあう

朝から
畑の草もやしと
庭の草刈りと
草もやし。

草との戦いの季節が
はじまった。

2時間ほどで
終わらせるつもりが
草を浜へはこんで
燃やし終わるまで

結局お昼すぎ
13時までかかってしまう。

まだ
気温も陽射しも
ゆるいので
午後も動けるが

真夏であれば
午後はつかれて
使い物にならなくなっている
コースだ。

今年は
少しずつ
少しずつ
無理なく
でも
しっかり
草とむきあうのだ。

3年をすぎて
やっと
島の草との
距離感覚が
わかってきたような気がする。

お昼をたべたあとは
1時間ほど気絶して
身体を回復させ

午後は
【まほうの道具その1】
を創る。

おもいつくままに
いろんな道具を
つくってみようと
最近おもっている。

夏までに
いくつつくれるかな。



2018年04月03日(火) みそづくり

野鳥の声散歩と
日の出拝みの日課は
つづいている。

ひさびさに
おちついて
自分たちの暮らしに
もどってきたよう。

今日は
朝から集落のねえさんと
お味噌作り。

庭先に薪ストーブをだして
大豆をぐつぐつ。

朝10時半に火を入れて
夕方5時ごろに
やっと完成。

今年は
カオに火をたいてもらったので
とても安定した
いい火力。

火の勉強になる。

ぴかぴかの陽気のもと
おしゃべりしたり
おちゃのんだりしながら
ひたすら火をたく。

大豆がたきあがったら
塩とこうじをまぜて

味噌をつぶして
つぶした味噌も混ぜて
甕に詰める。

お味噌ができあがったら
なんだか
浄められたような気分。

やっと
わたしの
暮らしがもどってきたよ!

よし
あそぶぞ
つくるぞ。



2018年04月02日(月) あさりもらい

集落の
あさりとりの上手な方に
あさりをもらう。

上手な人は
わたしたちの
10倍くらい
とっていた。

バケツ1杯半くらい!!

今夜は
アサリの酒蒸し。

このところ
人に会いすぎだ。

ひとつひとつは
とてもたのしかったり
ゆかいだったりするのだが

洞窟に
ひきこもりたく
なっている。



2018年04月01日(日) あさりとり

加計呂麻から戻ると
随分潮がひいている。

春の大潮は
昼間にたくさん潮がひくので
貝ひろいにいい。

急いで
あさりとりに
いくことにする。

昨年は
隣集落で
拾ったので

今年は
自分たちの集落で。

2時間ほどひろって
わたしたちにしては
まあまあ
とれたのではないか。

おおきな一つかみずつ
ご近所さんに
おすそわけして

自分たちも
アサリの味噌汁を。

ひさしぶりに
家でゆっくり
ふたりでごはん。

日常を
とりもどしていこう。




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はたさとみ [MAIL]

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