へそおもい

2017年12月18日(月) ソラネコのこと

わたしは、関西に暮らした18年間、
ソラネコというバンドをしていました。
すごくいいバンドだったと思います。

3年前に、わたしが島に移住し、
大きな出会いがあったことがきっかけで、
今、ソラネコは活動していません。

ソラネコと、ソラネコからはじまった沢山のつながりは、
私の20代からの18年間を支える、とても大きなものだったので、
その質が変化したり、なくなってしまうことは、
私にとって、実はとても悲しくやるせないものでありました。

でも、自分がきっかけを作った結果であるし、
ソラネコというバンドは、もう、
そういう時期だったのかもしれない、という思いもあり、
何かを決めることもできず。
そっとおいたまま、新しい暮らしに、新しい活動に、
エネルギーを注ごうとしてきました。

しかし、ふとした時に、
亡霊のようなものが私の暮らしの中に忍びこんでくるのです。
それは、言葉で簡単に説明できるものではなく、
心の奥深いところでの、矛盾した気持ちや葛藤、混沌の渦。
自分を小さくかたく縛りつけるようなものでした。

この冬、一緒に暮らしていた猫の楽太郎が亡くなりました。
心の中でいろんなことが起こりました。
10代からつけていた日記や、思い出の手紙、写真など、
ほとんど捨てました。

私が、新しい場所に踏み出すためには、
ちゃんと向き合って弔うことが必要だと、
気がつきました。

自分の心の内から外、向き合って、
とことん味わって、しっかり弔いをして、
私は、また、次の新しいステージで、
私だけの人生を創っていきたいです。

つながってくれているみなさま、
ほんとうにごめんなさい。
どうもありがとう。

この事を、こういう風に
言葉にするのが、こわかったです

わたしは、うたうことが好き、
創ることが好き、あそぶことが好きです。

マイペースに一歩ずつですが
自分に正直に耳をすまして
すすみゆこうと思っています。

これからも
どうぞよろしくお願いします。

あおきさとみ
2017年12月18日

読んで(立ちあって)くださって
ありがとうございます。。。

追伸
押入れには、
ソラネコの在庫CDやLPがまだたくさん残っていました。
いいうたがいっぱい入っています。
その当時のソラネコたちが心をこめて創ったもの。
買ってくださる方がいらっしゃったらうれしいです。
ご興味のある方ご連絡ください。



2017年12月08日(金) 王国の主になれ

言いたいことを
言えない雰囲気がある場所。

そこでは、
言っても無駄だよ
仕方ないよ
というような
よからぬ呪文が蔓延しやすい。

その呪文をかけられると
知らず知らず
無力感や
自己肯定感の低さが
植えつけられる。

自分の本当の感情や感覚を
みないようにして
隠すようにして
ちょっとずつちょっとずつ
小さな我慢をためていく。
明るい笑顔や正しいことの下に
闇がたまっていく。

それは
とてもコントロールしやすい集団になる。

それは
幸せじゃないし
平和の対極。

そうやって
闇にのまれている風景を
目にすることがある。

わたしにとっての平和活動は
まずは
自分の感覚に正直であること。
それを出すか出さぬかは
判断はいるが、
自分で自分の感覚に
開き続けていけるように。

なにができるかを
考えていくこと。

それが
ここでの
今のわたしの修行だ。

蔓延している
「仕方ない」
ということばは
使わないことにした。

あと
目にみえぬエネルギーを
意識することの大切さが
身にしみる。

念や思考はエネルギー
それは
その源へ
跳ね返す強さがほしい。

自分の世界は
自分だけのもの。

人の世界は
その人だけのもの。

責任を持てるのは
その人本人だけだ。

すべての人が
王国の主になればいい。



2017年12月05日(火) 再会

トンネルの中で
突然現れた。

久しぶり!

と挨拶した。

いつもそばにいたよと
教えてくれた。

もう
どこにもいかないと
しっかりと
手をにぎった。

集落にもどると
月がレモン色で
息をのんだ。

夫を呼び出して
浜におりる。

夫の魂は
やわらかくてかわいらしい形だと
おもった。

月と海の風景が
おくりものみたい。

涙がでた。


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はたさとみ [MAIL]

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