へそおもい

2010年09月30日(木) 竹やぶ

竹やぶでころんだ。

竹のがさがさした
小枝が
むきだしの膝にあたって
ちくちくする。

さわさわした
地面にたおれこむ。

地面が
あたたかく
イキモノみたいに
感じる。

おおきな
イキモノみたいに
感じる。

竹やぶは
しずかで

ただただ
さわさわと
風の流れる音が
する。

真昼間なのに
すこしくらくて

おちつく。


そうか。

わたしは
こわいのかもしれない。

なにも
こわくないものを
こわいと
おもっているのかもしれない。

ちゃんと
むきあいたい。

もうすぐ
死んでしまうかのように
今の今を
たいせつに
あじわいたい。



2010年09月29日(水) 海の底でまっている

濁った海。

唇の太い魚が
果敢に生きている。

マォウマォウと
魚はなく。

マォウマォウという
その鳴き声は
嵐にかきけされ

バラバラにとびちって
鉛色の空に消える。



この世界に
何が必要ですか?



穏やかに眠ること。

海の底の一番深い
砂にもぐって
すやすやと
眠ること。

一番
深い深い場所に
もぐって。


そうすれば
じきに

そこから
太陽がのぼる。


けっして
あせって

嵐と
たたかっては
いけないよ。

自分の力で
なんとかしようなんて
考えては
いけないよ。



*今週末はライブ*

ソラネコのライブです。
心をこめてうたうから
あそびにきてね。

■10月2日(土)『明顕寺アコースティックイベント「こうえん」』
*場所:明顕寺境内(兵庫県相生市陸本町6-30/JR相生駅徒歩5分)
*時間:14時開演 入場無料
*出演:ソラネコ/ヤッホーズ/ちんどん通信社/井澤聖一(from モケーレムベンベ)/メロディキッチン
*問い合わせ:080-3790-3244(内藤) myouken0809@yahoo.co.jp

初めての相生、しかも、お寺でのライブです。
海の近く街のお寺っていうだけで、ちょっとテンションがあがります。
すてきな方々とも御一緒できて、たのしい一日になりそう。
おまつり旅気分でいらしてください!


■10月11日(月・祝)『おとむすびコンサート-おとをつくろう♪おとにさわろう♪おとでむすばれる-』
*場所:メイシアター・レセプションホール www.maytheater.jp
*時間:昼の部 14-16時/夜の部 18-20時(入替制)
*出演:THE BIG ROAD/ピーターパン/チチノマ/ソラネコ
*参加費:1000円(ドリンク込/介助者1名無料)
*申し込み:otomusubi.web.fc2.com/ 06-4860-8766(自立生活センターFREE 担当ハナモト)

久しぶりに、近くでライブをします。
おとむすび…だから、どんなむすびにしようか考えてしまいます。
鮭おむすび、梅おむすび、やっぱり、リボンむすびでしょうな。
お近くの方、ふらりとあそびにいらしてください。



2010年09月28日(火) しゃっくり

しゃっくりが
とまらない。

よっぱらいすぎたの
かもしれない。

きのうつくった
サンキャッチャーが
こっちをみてる。

だいすきな
サンキャッチャー。

***

…と
ここまでを
昨夜かいていたみたいで

記憶がない。

南風で
よく笑って
よく飲んだ。

三年後に
西アフリカにいく乾杯をしたな。

子どもができていようが
みんなでいけば大丈夫

みんなで
子連れで西アフリカに!

サル―!

っていって
乾杯したな。




よく飲んだ割には
今朝は
二日酔いにも
ならず

カラダがちょっと
だるいくらいで


今日のいちにちが
はじまっている。




月曜日は
サンキャッチャーをつくったんだ。

ラモシオンのみんなに会って
はなうたさんで
おいしいごはんを食べて

10月の
わきカスタワークショップの
うちあわせをして

それから
なんだか
ほわほわとした気持ちで
サンキャッチャーをつくったんだ。

いろんな色の
いろんなカタチの
石やビーズが
たくさんあって

好きなのをえらんで
好きな場所に
とめていく。

カットのはいった
ガラスの玉は
光をうけると

いろんな色の
いろんなカタチに
キラキラと
ひかる。

キラキラしたものが
こんなに
すてきだったなんて
初めて知った。

これまで
ついつい影や闇に
魅かれる人生だったのだが

キラキラしたものも
いいもんだと
気がついた。


この9月は
みつりんハウスに
太陽さんが
すみつきはじめた
記念すべき月だ。



みんな
だいすき
ありがとう。



2010年09月26日(日) ガラスのカケラにうつる中

ピカピカのお天気の日に
ピカピカの黄色い車で
海にでかける。

これからの未来は
わくわくに
うめつくされていて

自分は
なんでもできるような
なにもこわくはないような

そんな気持ちで
海をながめる。

それは
ガラスにうつっていた
いとおしい世界。

そのガラスの
われたカケラを
ポケットにいれて

ときどき
ながめては

その世界にいる自分を
信じこんでみる。


***


ひさびさに
カラダで
うたをうたえた感じがして

うれしい。


仕事のモードから
うたをうたうモードに
きりかえるのが
とてもタイヘンで

うたう感覚を
みうしない気味だったので
とても
さみしかった。


でも
これは
わたしが選んでいること。

両方を並行して
本気で
つづけていきたいのならば

毎回やってくる
きりかえの分の
エネルギーを
なんとか工夫していかなければ。

それも仕事のうちのひとつ。

だれよりも
自分を楽しくさせる技を
たくさん知っておかなければ。



2010年09月25日(土) なんて美しい日

しずかでとうめいな
ゼリーのような
海の底。

まもられているような
あたたかさ。

なつかしい
におい。

まるで
茶色の色鉛筆で
描いたような
地味な線の自分。

背景と自分が
しっくりなじんで
心地が良い。

この絵を
わたしの
生活の場所に
かざって

ずっと
ながめていたい
気持ち。


***

友だちが
息子をつれて
近所のプールにきていたので

早起きして
会いに行く。

ひさしぶりで
とってもたくさん
口をうごかして
おしゃべりをした。

外にでて
車にむかう間も
おしゃべりはとまらなくって

結局
お寺まで
お散歩した。

空が真っ青で
風がとうめいで
光がきらきらしていて
なんて
美しい日なのだろうかと
おもった。




この
美しい日の
夕方に

ひとりで
めちゃくちゃオドリを
していたら

ひらめいたことが
あった。


守ること
つながること
通すこと
動くこと

この4点に
かこまれた四角の中に
自分をおくことができたら

きっと
進みたい方向に
すすめる。



2010年09月24日(金) 祝福

青い空に
花びらがまっている。

やわらかい
うすピンクや白の
花びらが。

結構
風は強い。

はらはらと
まっている。

祝福だ!


おもう。

手をのばして
太陽の光を
つかむ。


新しい
はじまりだ。


***

嵐のあと
寒いのがやってきた。
急に。

いろんなことがあった。

いま
めざしているのは

自分をいつも
楽しくうれしい状態に
し続けること。

これほど
ムズカシイことは
ない。

けど
これができたら
すごくよさそう。

自分を
よろこばせることに
もっと敏感になろう。



2010年09月22日(水) 十五夜お月さん

風が強い
緑の草原。

一面の草原。

今にも雨が
ふりだしそうな
曇り空。

ここは
どこ?

海の香りがする。

でも
こんな天気じゃ
舟にものれないね。

もう
いいや。

ここにいよう。

風が強いけど
ここにいよう。

ふきとばされて
困るもんなんて
なにもないし。

雨がふっても
いいや。

雨にあたって
ずぶぬれになって

そうしたら
ちょうど
いらないもんも
ぜんぶ

流してくれるかも
しれないし。

このまんま
ここにいて

晴れるのを待とう。

必ず
晴れる時が来るでしょう。

晴れるのを
待とう。

待とうね。


***

十五夜なので
お月見団子をたべた。

うさぎの背中みたいな
かたちだったので

うさぎですか?


お店の人にきいたら

サトイモです。
豊作を願って。


教えてくれた。


玄関に
すすきをかざって

夜ごはんは
サトイモを
炊いた。

なんか
こういう
ちいさなお祝いが
好き。

流れる雲の間から
ちらりとみえる
お月さんに

いそいで
ごあいさつ
した。



2010年09月19日(日) とりのかたち

とりのかたちって
すきだ。

すきなバリ島も
とりのかたち。

まるっこくて
手におさまる
あのおおきさも
すきだ。

目を閉じても

きょうは
なにもみえない。

目をこらしていると
やっと
とりのかたちが
みえた。


とりのかたちが
なんびきも
なんびきも
群れをなして
とんでいるだけ。

その中の
一匹が
枝の上で
毛づくろいをはじめて

空をみあげて
ないている
だけ。



***


ひさしぶりに
だいすきな
ナイヤビンギで
ゆっくりする。

自然の野菜の
おいしい
ランチをたべて
5時間くらい
ゆっくりした。

お店をでると
もう夜で

虫たちの声が
両耳から
ぶわーっとはいってきて

石畳の坂道を
ぽてぽてとおりる。

桜の木の葉の
間からみえる
街の夜景がきらきらしてて

このあたりに
小さな隠れ家がほしい
とおもった。



2010年09月18日(土) おはよう

つむじ風が
ふきぬけた

楽しい音楽
美味しいごはん
鳥の声
会えてうれしい顔
月のひかり
わくわくかくれんぼ
あたたかい明かりとビール
だいすきなパン
広い空

きらきらと
光る要素をちりばめた
つむじ風は

くるんくるんと
まるまって
とびさっていった。

胸が
あったかく

ひさしぶりに
朝寝した。


***

つくり人展!
ありがとうございました。

新しい出会いと
なつかしい顔に会えて
うれしかった。

つながりの不思議。

ありがとう。




葦船のうたを
うたったのだけど

おわったあとに
おじいちゃんがやってきて

日本は昔
豊葦原(とよあしはら)の国とよばれていたのだよ

と教えてくれた。

今河原に葦(よし)が多いが
あし…というと、わるいから
よし…という風になったのだよ

と教えてくれた。

調べてみると
日本神話では
高天原と黄泉の国の間の国
つまり日本の国土のことを
豊葦原中津国
と読んでいたそうである。

葦船といえば
チチカカ湖。


おもっていたけれど
日本も葦の国だったのか。

なんだか
いまとむかしと
日本と世界と
すべてがつながるような

そんなイメージがわいて
ぞぞぞっとした。



2010年09月17日(金) おにいさんトカゲ

お風呂場と家の間のところで
トカゲにあった。

しっぽの長い
おにいさんトカゲだった。

用心深くて
すばしこくて
きょろきょろと愛嬌があって

手ですくって
あいさつしようとおもったら
ちょろちょろっと
縁の下に入って行った。

尻尾の途中から
ちょっと色がかわっていたので

危険な目にあって
尻尾をきったことが
あったのだろう。

トカゲは
頭から尻尾の先まで
一本筋がとおっているので
安心感がある。

見習いたいものである。


***

カステラブームである。

両親が長崎にいって
長崎のカステラを買い。

実家の近くのカステラ屋のカステラと
あわせて
三本送ってきた。

食べ比べをするためである。


うれしい。


左から
別所文玉堂(金沢)
福砂屋
文明堂


みかけは
金沢の文玉堂だけ
あきらかに
洗練されていない。


味は…?

実家の両親も
我が家のふーふも

第三位は同じ。
文明堂。

有名な割には
あまい…という印象だった。


第二位と第一位が
ふた手にわかれた。

第一位を
文玉堂にしたのが
わたしと母。

福砂屋にしたのが
相棒と父。


福砂屋も
上品で卵の香りが
フンとして

一緒にあそんで
たのしい友だちのような
イメージだった。


金沢の文玉堂の
カステラは

そぼくな
いなかのおばあちゃんのような
あたたかな安心感があったんだ。

ほわんと
鼻にぬける
たまごの香りだった。



*あしたは三重でライブです*

■9月18日(土)『つくりびと展・参 -つなぐ- 』
*ソラネコの出演:18日 14時-14時半(会期:9/15〜9/19)
*入場無料
*公式ブログ tsukuribito.mie1.net/
  場所:有形文化財 油正ホール(津市久居本町1538)
*お問い合わせ 059-293-0175(松尾表具店)

会場の油正ホールは、
もともと醸造のための米蔵兼精米所だった場所のようで、
文化財になっているほど、とっても格好いい建物です。
そんなすてきな建物の中で、
たくさんのつくりびとの方々の展示があり、
そこでソラネコも演奏させていただくことになりました。
手づくり魂を活性化させたい方、
新しいものに出会いたい方、楽しいこと探している方、
ぜひぜひ遊びにいらしてください。



2010年09月16日(木) ワニのすみか

スパークリングワインを
最後にのんだ。

ワインのなかには
ワニがすんでいる。

まだ
子どもの
ちいさなワニが。

わたしたちの
話をききながら
およいでいた。

つらいことが
あったけど

そのおかげで
こうして
飲むくらいに
親しくなれて
よかったと

ひとりがいった。

そうだった
つらいことが
なければ

こんなに
親しくならなかったの
だろうな。

つらいことに
感謝しようと
おもった。

そうおもってから
ワニ入りの
スパークリングワインを

いっきに
ちゅるんと
のんでしまった。




2010年09月15日(水) はっぱハカセ

雨がふって
ますます空気が
とうめいになった。

ヨガをして
カラダも
軽くなった。

カラダがゆるむと
ゆるんだすきまから

どばーっと
疲れが表にでてきて

急に
不機嫌になって
しばらく
ぶったおれていた。


窓の網戸には
ゴーヤがからまっていて

そのあいだから
風がふきこんでくる。


葉っぱのかたちが
かわいい。

はっぱには
いろんなカタチが
あるなあ。

ぶったおれながら
いろんな
葉っぱのかたちを
研究しようと
おもった。

紙のきれはしに
おもいつく限りの
葉っぱのかたちをかいて

壁にはる。

新しいカタチのはっぱを
みつけたら

またかいてはる。

そうして
はっぱハカセに
なろうとおもった。



***

ヨガでおそわったマントラは
ちんぷんかんぷん。

欲張らずに
すきなフレーズ
4行だけ
おぼえることにした。

わたしの好きな
破壊と創造の神
Shiva神のマントラ。



夜は
長電話をして
バリの旅のイメージが
みえてきた。

またまた
大切な節目の旅に
なりそうだ。



2010年09月14日(火) ラクダのまばたき

ラクダが
ねむたそうに
まばたきした。

ばさばさと
音がした。

もうすぐ
夜の妖怪が
やってくる時間。


***


昨夜はねむれなかった。

カラダがドキドキして
朝方まで
ねむれなかった。

仕方がないので

絵をかいたり

日の出前の
キリリとした空気の中で
体操をしたり

した。

いろいろな
場所に
想像旅もした。

だから
きょうは
1時間ほどしか
ねてないのに

そんなに
つかれていない。


よく飲んで
よく食べて
よくしゃべって
またよく飲んだ。


わたしは
みんなに
支えられて
いきているよ。

いつも
ありがとう。



2010年09月13日(月) ミルフィーユの世界

沼。

密度のこい
泥の沼。

ぴかぴかの魚が
およいでる。

密度の濃い沼で
育った魚は

筋肉がついて
身が締まっていて

さぞ
おいしいことだろう。

釣り人は
沼のふちで

釣り糸をたらして
空をみあげる。

空には
かわいい形の
まるい雲たちが

ポンポンと
おどっている。

空と
釣り人と
沼の中と

三層の世界が
そこには
同時にあって

ミルフィーユみたいな
すてきな
歯触りを
かもしだしている。


ミルフィーユの
世界も

もうすぐ秋。


とうめいな
風が吹く

秋が
やってくる。


***

実家からもらったかぼちゃを
炊きたいのだが

あまりに
かわいすぎて
料理できない。

料理しようと
おもってから

かれこれ
数週間も
たってしまった。

どうしよう…。



ひらめくかぼちゃん




うたうかぼちゃん



*ソラネコライブのお知らせとおたずね*

《おたずね》
2010年11月14日(日)に奈良県御杖村で
『ファミソラ祭り』を開催します。

天然酵母パン・カフェ・和太鼓・落語・大喜利・ファミソラ音頭と、
楽しいおまつり企画がもりもりだくさんなのですが…
日帰りで公共交通機関できていただくのがムズカシイ場所なのです。

そこで、ただいま、名張駅からの温泉&食事つきのバスツアーを、
組むかどうか思案中です。

バスツアーがあれば、ぜひ参加したい!という方
ぜひともご連絡ください☆
よろしくおねがいいたします。

solaneco☆sun.zaq.jp←☆を@にかえてください



《ライブのお知らせ》

■9月18日(土)『つくりびと展・参 -つなぐ- 』
*ソラネコの出演:18日 14時-14時半(会期:9/15〜9/19)
*入場無料
*公式ブログ tsukuribito.mie1.net/
  場所:有形文化財 油正ホール(津市久居本町1538)
*お問い合わせ 059-293-0175(松尾表具店)

会場の油正ホールは、
もともと醸造のための米蔵兼精米所だった場所のようで、
文化財になっているほど、とっても格好いい建物です。
そんなすてきな建物の中で、
たくさんのつくりびとの方々の展示があり、
そこでソラネコも演奏させていただくことになりました。
手づくり魂を活性化させたい方、
新しいものに出会いたい方、楽しいこと探している方、
ぜひぜひ遊びにいらしてください。


■10月2日(土)『明顕寺アコースティックイベント「こうえん」』
*場所:明顕寺境内(兵庫県相生市陸本町6-30/JR相生駅徒歩5分)
*時間:14時開演 入場無料
*出演:ソラネコ/ヤッホーズ/ちんどん通信社/井澤聖一(from モケーレムベンベ)/メロディキッチン
*問い合わせ:080-3790-3244(内藤) myouken0809@yahoo.co.jp

初めての相生、しかも、お寺でのライブです。
海の近く街のお寺っていうだけで、ちょっとテンションがあがります。
すてきな方々とも御一緒できて、たのしい一日になりそう。
おまつり旅気分でいらしてください!


■10月11日(月・祝)『おとむすびコンサート-おとをつくろう♪おとにさわろう♪おとでむすばれる-』
*場所:メイシアター・レセプションホール www.maytheater.jp
*時間:昼の部 14-16時/夜の部 18-20時(入替制)
*出演:THE BIG ROAD/ピーターパン/チチノマ/ソラネコ
*参加費:1000円(ドリンク込/介助者1名無料)
*申し込み:otomusubi.web.fc2.com/ 06-4860-8766(自立生活センターFREE 担当ハナモト)

久しぶりに、近くでライブをします。
おとむすび…だから、どんなむすびにしようか考えてしまいます。
鮭おむすび、梅おむすび、やっぱり、リボンむすびでしょうな。
お近くの方、ふらりとあそびにいらしてください。



2010年09月12日(日) あかい

花がさいた

あかくて
ひらひらの花

両手でつくったら
五本の指が
ひろがって
すごく
ムズカシイカタチに
なりそうな花。

花の中には
いま

一匹の蜂が
はいりこんで

うたたねを
しそうになっている。

夢の中で
いろいろな
人にあう。

肩甲骨が
やわらかく
うごく人

魚の口を
した人

ぶつかると
星が
きらきらと
とびちる人

足の爪が
黒く
よごれている人


風が
ふんわりと
ふいて

蜂は
目をさます。

目をさまして
うたをうたう。

おいしいごはんのうたを
うたう。

おいしいごはんのうた。

わたしも
うたいたいな。


***

今週は
よくはたらいた

ビールが
おいしくて

しあわせだった。


仙台にいってから

この
10年くらい
おっことしていたものを

また
ひろいなおした
感じがする。


久しぶりだね
大好きだよ。



2010年09月11日(土) 宇宙のモモ

宇宙から
モモがおちてきた。

ジューシーで
とっても美味しいモモ。

モモは手の中で
ほどよくやわらかく
うっすらと毛がはえている。

だれと
たべようか。

モモちゃんと
たべようか。

モモモちゃんと
たべようか。

それとも
モモモモモモちゃんと
たべようか。

やっぱり
ゲンちゃんと
たべようか。


だけど
ほんとうに
ジューシーで
おいしいのだろうか。

宇宙から
おちてきたのだから
ジューシーで
おいしいに違いないと
おもったのだけど

だんだん
自信がなくなってきた。


空をみあげると
星がくるくる
まわってる。

足もとでは
猫がないている。

モモは

家でねむってる
おとうさんと
おかあさんと
おばあさんと
おとうとと

あしたのあさ
たべてみよう。

あしたのあさまで
このモモは
あるのだろうか。

手のなかで
すこし
あたたかくなってきた

宇宙のモモ。


***

今週は仕事のある週末。

次の休日には
だらーんとした服で
ぺたーんとした靴で
くにゃくにゃした動きで

森に行って
滝にうたれて

夕陽にむかって
叫びたい。



2010年09月10日(金) ふきとばしておくれ

ゲロの川の川辺に
いるみたい。

ゲロのわりには
そんなに
においがしない。

小さな舟が一艘
ぷかりぷかりと
やってくる。

あ、
わたしが
のってる。

わたし
ゲロの川を
小舟でくだっていたのか!


人は
気づかないうちに
ゲロの川を
すすんでいるものである。

突然ゲロだと
びっくりするが

水が
いつのまにか
すこしずつ
ゲロになっているので

ふつうだとおもって
気がつかないのである。


気がついてしまうと
たまらなくなって


舟の上にたって
嵐をおこす。

くるくるとまわって
手をでたらめに
うごかして

雨がふって
風が舞う。

ごおごおと
ぐるぐると
ざあざあと

ぜんぶ
流されて
吹き飛ばされて

さいごには

美しい
水の流れだけが

そこに
のこる。


小さな声の
かすかな
言葉も

そこに
のこる。





2010年09月09日(木) ここはどこだっけ

ぐったりしている。

牢獄に
すわりこんでいるみたいな。

床の石のつめたさが
全身にひびいてくるよう。

でも
風が

いいにおいの風が
ふいてくるので

ここは
牢獄ではないのかもしれない。

へんな虫に
かまれたみたいで

足の指が
いたかゆい。

わたしのこれまで
であったことのない
へんな虫。

いたかゆい。


きょうは
とってもがんばって
カラダがすりへった。

働きながら
おばあちゃんの
声がきこえた。

あったかい声。

なにをいっているのか
わからないけれど

「大丈夫や〜安心しなね〜」

という
どっしり安心できる
ニュアンスの

あったかい声。

その声があるから
がんばれていたのかも
しれない。


きのう
みんなと一緒にいた場所から
随分と違う場所に

きょうは
きている。

その
ふれはばの広さに

めんくらう。

めんくらって
口から
せんべいが

ぴゃーっと
とびだしてくるくらいだ。

せんべいが
ぴゃーぴゃーぴゃーっと
3枚ほど

でてきてしまったよ。

いったい
ここは
どこだっけ。


***


少しすずしくなって
秋のにおい

うれしいなあ。

秋のライブのお知らせを
かかなくっちゃと
おもいつつ

きょうはもう
パソコンは
おしまいにしよう。



2010年09月08日(水) みつりん新月会

オレンジのうすぐらい電球
土くさいお香のかおり

旅の途中で
であい
かたり
笑い

また
それぞれの道を
あるいてゆく。

太陽のしたで
みんなあるく

ばらばらだけど
おなじ太陽のしたで

鳥がなき
川のせせらぎがきこえる。

やさしいカバが
あくびをしてる。

かばさん
かばさん
この道はどこへ?

この道は
かわいた道
かばは
あるけないんだよ。

きみがいって
たしかめておくれ。


そうやって

かばのかわりに
あるきはじめた

このみちを

太陽の下
あるいてゆく。

旅の途中で
出会う仲間は

たいせつな
たからもの。

力をあわせて
それぞれの道を

ゆこう。

なるたけ
たのしく

ゆこう。



***

きょうの
みつりん新月会は
濃厚だった。

カラダが
動きたいように
うごいたり

色をぬったり

声をだしたりした。

玄米甘酒が
カラダにしみた。


みんなの祈りが
とどくとよいな。


みんな
ありがとう。



2010年09月07日(火) 猫のしごと

一本の境目がある。

まっすぐに
永遠に
のびている。

棒みたいに
ぽきっと
おれそうで

どうにも
こうにも
おれない。

わたしは
猫になって

その棒のうえを
いったりきたり

ぴょんぴょん
とびはねる

いったりきたり
いったりきたりして

棒の
あっちと
こっちの
空気をかきまぜる

白と黒の
月と太陽の
天と地の
昼と夜の
内と外の
上と下の
温と冷の
海と空の
アルとナイの
男と女の


ふたつの
空気をかきまぜる

いつも
境目にいて
かきまぜる

ぴょんぴょんと
とびつづけて

ときどき
棒の上で
昼寝をする。


尻尾はしまもよう
顔はぶち
身体は真っ白で
チョコがすき。

空気はあおくて
光がやさしい。




***

台風がきているみたい。

あしたから
早起きして
お散歩しようと
おもっていたのだけど

いけるかな?



2010年09月06日(月) つくろう

いっぱいつくろう
闇夜につくろう

ちいさな
星明かりのしたで
つくろう

あかいもの
ながいもの
さらさらと
ながれるもの
はばたくもの
つながるもの
ぽろぽろと
おちるもの
はじけるもの
あたたかいもの
つめたくてささるもの

つくりたくなったものを
ぜんぶ
つくろう

地平線のむこうから
太陽が顔をだし

小鳥が
なきだしたら

そろそろ
朝ごはんのことを
かんがえよう

あさごはんは
あの
大きな木のしたで

おいしい
パンを
たべたいな



***

きょうは
噂にきいた
占いをする人にあいにいって

ぽろぽろと
泣いてしまった。

うすうす
感じていた
痛いところを
ぐっと
つかれた。

そして
右肩の痛みも
あてられた。

痛かったなあ!

でも
意味あったなあ!



2010年09月05日(日) 木好き

仙台はいい。

自然の残されている大きな川が
街の近くを流れているところ
大きな木がいっぱいあるところ
人の歩く速さがゆっくりで
イライラした人混みが少ないところ
道路がひろくて空がよくみえるところ
なんとなくぽわんとしてるところ
空がくっきりと青いところ
刺身がやたらうまいところ
大阪と比べてチェーン店が少ないところ
窓から緑がみえる自分の部屋みたいな
静かな喫茶店がいくつもあるところ
自転車圏内で必要なものがそろうところ
車でちょっと行けば温泉とか高い山とか
滝とかでっかい自然を味わえるところ
おそばがうまいところ
東北弁で冗談をいうときのあったかい感じ。

あたりまえにおもっていたけれど
わたしはいい場所に
くらしていたのだなあ。


なつかしい人たちは
あいかわらず
あったかくって
おもしろくって

お世話になった人や
一緒に飲み歩いた仲間や
大好きな橋の上からの風景や
定禅寺通りのケヤキたちや
昔すんでたあづま荘や
よく行った喫茶店の味や
バイトしていたお店の味に
ふれることができて

わたしのカラダ中に
封印していたものが
ぷはーっぴかぴかと
表にでてきた。


わたしは
ほんとに木が好きだ。

街中に木がいっぱいあると
ひとりでいても
嫌なことがあったときも
守られているようで安心する。

大阪の生活をふりかえると
わたしの日常生活圏内には
木がほとんどない。

それがどれだけ
たよりないことか。

一本だけ
近所の一里塚にある
よく話をして
心のよりどころにしている木が
あるのだけれど

大阪では大き目のその木は
仙台にやってきたら
きっと小さく感じられるだろう。

わたしは昔
森にすむ種族で
木の力をもらって
いきる妖怪だったのかも。

全身毛だらけの
もけもけのまるい妖怪。

あんまり意味のある言葉を
しゃべらず
ぴょんぴょんはねたり
ふわふわゆれたり
いたずらしたりしながら
木のまわりを
動き回る種族だったのかも。

とおもった。



仕事がらみで参加した
ワークショップでは
まどがケヤキの緑でいっぱいの部屋で
たくさん絵をかいて
たくさんおどって
工作をした。


木に守られて
つくったものや
感じたことが

大阪に戻ってきたいま
腹の中で
熱をもって
ぐるぐるぴかぴかと
なっている。

これからの人生
どうやっていこうかな。

もっと自由に
ぱーっと手をのばして
めちゃくちゃおどりをして
いたずらもいっぱいして
好きななかまたちとともに
楽しく
味わっていきたいなあ。

何かにむかって
がんばることに
目がくらまないよう

いまあるもんを
過程を
じっくり
味わいつくしたい。



2010年09月02日(木) パプア熱

脳が
息つくひまもなく
一日が終わる。

なんか
大切なこと
わすれてる気がするけど
大丈夫かなあ…。

なにか
わすれていたら
連絡ください。


***

今朝の
ゲゲゲの女房では
娘のよっちゃんが

「妖怪が生きにくい世の中って
 人間も生きにくいよね」

っていったところで
ぐっときた。

ほんとに
そうだ。


来年の春は
パプアニューギニアにいって
精霊にあってこよう。

絶対に。


ああ
あしたと
あさっての
仙台は楽しみだけど

ゲゲゲの女房を
みれないことが
とても

ショックだ。



2010年09月01日(水) きみどり色の中で

やりたいこと
やらねばのことが
たくさんあって

胸の真ん中が
赤くなっている。

赤色のまわりは
黄色で
そのまわりは
きみどり。

わたしは
きみどり色が
大好きだから

それでいい。


***

仕事がらみの研修で
あさってから
仙台にいく。

それが
とても
たのしみで

考えるだけで
しあわせになる。

わたしにとって
人生で大切な時期を
すごした
第2の故郷。

ひとりぼっちーズの
仲間同士があつまって
朝まで飲んだくれたり。

飲んだくれた末に
木登りをして
木の上から
朝陽をながめたり。

飲んだくれた末に
河原の草っぱらで野尿をして
靴をなくしたり。

飲んだくれた末に
凍える地面にねっころがって
みんなで星をみたり。

暗い喫茶店で
何時間も
レコードをきいたり。

ケヤキ並木をながめながら
長い長い
手紙をかいたり。

そんな
青春の記憶が
仙台の街にはしみついている。

仙台は都会は都会だけど
街の真ん中から
ちょっと歩くと
木とか川とか草っぱらとか
空とか鳥とか
そういうものが
すぐそばにあった。

街中に
ケヤキ並木があって
その緑の色のうつろいを
感じるだけで
ほっとした。


あの頃は
まいにち通る
橋の上から
広瀬川をながめては

この街が
だいすきだと
何度も
おもった。

一生このままがいい
こんな自分
こんな仲間
こんな環境
こんな生活が
ずっとずっと続いてほしい

そう
おもったのは
あの頃以来
ないかもしれないなあ。

学生という身分も
あったとおもうが

まいにちが輝き
満たされていた時代だった。


気がつくと

いまは
いまよりも
もっとよくなりたいと
いつも
おもっていて

なにかにむかって
がんばっている。


それって
どうなんだろな。

いまが
いちばんいいと
おもいつづけられると
よいのにな。

なにか
そのための
なにかが

ひろえると
よいな。


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はたさとみ [MAIL]

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