空色の明日
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2020年02月28日(金) 自宅待機

ウイルスの影響でいろんなことがとん挫。

仕事で輸入品を売っているので
商品が全然入ってこなかったりして
新年からこっちごたごたしてたけど
いよいよ政府が重い腰を上げたので
いつも通りの生活リズムを続けている私には
電車やお店の込み具合にも劇的変化を感じます。

仕事柄テレワークとか無理なので
マスクして電車通勤を続けていますが
車で来てもいいんだよと言われても
果たしてウイルスと私の運転スキル
どっちのほうが危険かと天秤にかけたら
あんまり変わらないっていう困った現実。

ついに宝塚歌劇もUSJもディズニーランドも
上野動物園もアドベンチャーワールドも休園だ。
こうなってくるとさすがの外出の鬼も
自宅でおとなしくしなきゃと思えるものである。

とりあえず明日は家でおでんをゆっくり作って
このところずっと買うだけ買って読んでいない本を読んで
スマホの中の整理をしたりしよう。
家の中も片付けよう。

とにかくマスクの消費を少しでも減らすには
家を出ないことが一番だと思う。

ここ1年ほどやたらに外出や旅が多かったので
それまで何をしていたのかなぁと思ったら
家で上野パンダライブをずっと見てたんだった。
シャンシャンが生まれてからずっと。
パンダライブがあれば自宅待機も全然苦にならないのに。
あの頃は休日はほとんど家で過ごしていたように思う。
まぁ、2回も手術して自宅療養も長かったし。
その反動で去年は家をどんどん飛び出して
新幹線であちこち出歩いていたのだった。

たぶん今一人暮らしの私なので
このままだとあちこちまた放浪するだろうと
誰かが強制的に自宅待機させようとしてるんじゃないかとさえ思う。
たぶん頭の上にいるご先祖様たちの仕業だ。

とりあえずやけっぱちに株を買ってやるとしよう。
今できることはそのくらいだ。


2020年02月23日(日) 一人暮らしと弟

一人暮らし10日目。
もう慣れてきた。
慣れてきたらものすごく好き勝手な時間に
好き勝手に起きたり寝たり。

帰ったらすぐ誰も待つことなく晩御飯をすぐ食べて
お風呂も順番待ちすることなくすぐ入って
そしたら9時ぐらいにはもうみんな終わってしまって
家は寒いのでそのままお布団に入って
うだうだと音楽聞いたりスマホ見たり本読んだり
そうしてると必ず途中で寝てしまって
気付いたら灯りつけっぱなしで夜中の1時とかで
そこからまた消して寝たり。
そして朝は7時くらいまで寝てられるのに
いつもの時間に起きてしまったりして。

今までは職場で1日一人でも帰ったら喋る相手がいたけど
今は本当に何日もずっと一人なので
なんだか人と喋るのが苦手になってる。
仕事の電話はものすごい量を受けてるのに。
こちらから話しかけるということが極端に億劫になる。

あぁ、一人暮らしだな
っと思う。

気楽ではあるけれどやはり私は一人暮らしに向いていない。
絶対に寂しさに負けてしまう自信がある。
期限付きの一人暮らしぐらいがちょうどいいのだろう。



「仕事でいろいろ呼び出されたくない」という理由で
恐ろしいほどかたくなにガラケーから変えなかった弟が
最近ついにスマホにしたのですが(家族全員すでに変えてるのに)
さっき奴から
「今ラジオでナニワサリバンショーやってるで」って
LINEが来たのだが、そこからお互いに家で聞きながらずっとLINEしてる。
今までずっとショートメールで2行以上やりとりしたことなかった
そんな奴とも、うかれこれ1時間以上ずっと。
ガンガン画像とかスタンプとか送ってくる。
こんな奴だったっけ?
彼は時々音楽のスイッチが入るとこういうことになる。

たぶん共有する相手が私くらいしかいないのだろう。

そりゃもう生まれた時から同じ音楽をずっと共有してきたからな。
私も影響を与えたし彼も影響を与えてくれた。

例えば私の音楽好きの部分を恋人や夫と共有しようとは
全然思わないのである。
それはもう長い歴史があってもう誰とも共有できるとも思えなくて
もちろんそれは弟とも趣味が違う部分もあるのだけど
一番多くの部分で共有できるのが奴だけだから
その役割は奴以外に求める必要もないと思ったからだと思う。

だからミュージシャン以外の人と付き合うときに
必ず「君の音楽の趣味はわかってあげられないけどいいの?」と
聞かれたものだが「そんなことは求めてない」と
毎度毎度答えてきた私である。

それもこれもきっと奴がいたからかもしれない。
ここ数年、年に1〜2度奴からLIVEのお誘いがある。
「今度○○が来るけど行かへんか?」と。
若い時には絶対一緒に行くことなんてなかったのに。

この歳になって姉弟でLIVE行くとかありがたい話だ。

3連休の真ん中に病院にお見舞い行ったりして
結局何もすることないなぁって家でぼんやりしていた夜だけど
弟居てよかったと思った、そんな夜。


2020年02月10日(月) 誕生日

今年の誕生日は休日でしたが
たくさんの人たちがメッセージをくださったり
古い友達と古い先輩がご飯に誘ってくれて
美味しいご飯をご馳走になりました。

こんな歳になってもちゃんと覚えててくれて
ちゃんと祝ってもらえるってありがたいです。
とくに病気とかいろいろあってからというもの
「あぁ、また1年ちゃんと暮らせたな」と
ありがたい気持ちになります。


去年階段から落ちた鉄の男が
やっぱりずっと肩が痛くて治らないので
手術することになり入院しました。

手術自体はそんなに大袈裟なものではないですが
術後にずっと固定しなければいけないので
3週間の入院予定です。

さっそく家に帰って一人でご飯を食べるのが
もうすでに寂しくて全然食欲がわきません。

普段「今日は晩御飯いらないから」と言われて
一人で食べるときに「楽ちんだな」と気楽に思うのは
今日も帰ってくるという前提がある安心なんだなと
今更ながら強く思います。
3週間くらいでこんなことなのに
あぁ、私はこの人がいつか死んだら
どうやって暮らしていくのだろうと思います。
こんな時子供とかがいればもうちょっと分散されたのかしら?
いや、同じ悲しみや心配が倍増するのでそれはきっと
プラスでもマイナスでもないな。

食欲はわかないけれど、好きなことは料理をすることなので
一人なのに作り置きをしてしまいました。
なるべく温かく食べられるスープのようなもの。
心が寂しいと体の中がものすごくひんやりする。
一人暮らししたときに味わったあの感じが再び。
なるべくたくさん美味しいもの作って
朝昼晩ちゃんと食べないと。

今月は自分の誕生日だけじゃなく
旦那さんも親友もその他好きな人たちの大勢が誕生日。
1年で一番短い月なのに。
なんか不思議。
みんなちゃんと今年も生きててくれて
「おめでとう」言えて嬉しい。

あ、誕生日って「おめでとう」って言われる側だけじゃなく
言う側も嬉しいものなんだね。


安藤みかげ