空色の明日
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2016年07月24日(日) マイナスイオン

ドライヤーが壊れて新しいのを買いに行きました。

ここ何年もショートカットな私。
ドライヤーといっても髪を洗ってそれを
ガサガサ〜っと乾かすだけの利用。

こんな私なので正直乾けばなんでもいいのです。

電器店へ行くとナノイーとかイオンとか
いろんな名前がついてる商品がいっぱい。
考えていると旦那さんが一言
「ウチ、マイナスイオンでいっぱいの中で暮らしてるやん」。

おっしゃる通りです。
山から川からマイナスイオンたっぷりの風が吹き込んできます。
そう考えたら、何?マイナスイオン出るドライヤーって。

結局、特に何の機能もないシンプルなものを購入。

やっぱりおっさんやわぁ、私。



ドラマ「奇跡の人」と「とっとテレビ」がギャラクシー賞。
おめでとうございます。
間違いないわ。
先月までこんな素敵なドラマを週に2本も見てたもんだから
今期はなんか物足りなすぎて脱落しまくり。




2016年07月18日(月) 蝶はばたく

アリスインワンダーランド観てきました。
IMAX3Dで。
4Ⅾってのもあった。
17時30分から1回と主婦には中途半端な時刻だったので
ま、いっかと3Ⅾにした。

っが!!途中から
「時間を作っても4Ⅾにすればよかった!!」と後悔。
あんなに4Ⅾにピッタリな映画はないわぁ。
特に後半。
残念。今週の金曜で終わりなの。
仕事終わってからでは間に合わないの。
もし土曜までやってたらもっかい見に行ったのに。4Ⅾで。

3600円払っても2時間アトラクションに乗れると思えば
決して高くないと思う。しかも好きな映画なのだから。
17時30分という時刻設定も食事前の空腹時にしてあるのだな。
下手すりゃ乗り物酔いするもの、4Ⅾだから。


1話よりも展開がわかりやすかった。
あいかわらずジョニデやヘレナさんの演技力はすごい。
ヘレナさんのチャーミングなこと。
彼女の今まで演じた役の中でもあの役はピカイチだ。

1話もそうだけどティーパーティーのシーンの面白さは
英語がわからないと翻訳ではちんぷんかんぷんだと思う。
あそこは翻訳家泣かせなシーンだと思う。
英語の韻を踏んだ長台詞で、ストーリーも巻き込んでるから
どう訳したって無理が出てくる。
1話はそれが長かったから1話を見た人が2話を見なかったのかも。
なんだかよくわからなかったから。
でも2話はそこが短かったからわかりやすかったので
どっちかというと2話のほうが見やすかったと思う。
俳優の皆さんの面白さも2話のほうがさらにパワーアップしてたし。

そして、アラン・リックマンの声。
まさか蝶になってるとは。
芋虫から蝶になり、そして羽ばたいていってしまったアラン。
あの声を聴くだけで涙が出た。
唯一無二の声。
あの声が大好きだった。
これが最後の聞き納め。


さ、次はファンタスティックビーストです。
またIMAX3Dでみるぞ!
でもね、3Dってなんか脳が情報処理をいっぱいするからか
なんか記憶に残りにくい。
それが難点。

あの主役の人、私には佐藤隆太くんに見えてしかたないが。


2016年07月17日(日) 週に1本ぐらいのかんじで映画

連休初日の昨日はカラリと爽やかな日でした。
しかし、まだ全然出かけたくてウズウズするような
そんな気力が体の中から湧いてきません。

予定を立てず気ままに歩いたり立ち止まったり
休んだり疲れたから帰っちゃったりできるような
そんな一人歩きはできるのだけど
人と約束すると無理してしまうことが怖くて約束できないかんじ。
近場なら「ちょっと疲れたから帰るわ」といえるけど
遠くは不安な気持ちが勝ってしまって出る気になれない。

まぁ、これも体から発信してるメッセージだろう。
放っておいても自然とウズウズし始めたら
元気になった証拠だろうと思って安心して出かけるようにして
今は心に従って無理をしないようにしよう。

ということで近場に一人で映画を見に行くくらいが
今の私の一番ちょうどいい娯楽。
昨日は「海よりもまだ深く」を見に行く。
樹木希林さんを見に行く映画だと思う。
「あん」もすごくよかったがこっちの希林さんもすごくよかった。
だが、とにかくダメな夫は見ていてうんざりする。
働かない人とギャンブルする人は私の中では論外だ。
だからちょっとあの家族には感情移入できない。
おばあちゃん以外は。

この前見に行った「セトウツミ」はあんなに短い映画なのに
関西人にはたまらん映画だった。
あれ、夜中のドラマで週に15分くらいでやったらいいのに。
いや、5分でもいい。
あの売れっ子キャストをそれだけにしばるのは無理か。
ってか、関西でしかウケないか。

そんな私は今も毎朝「紙兎ロペ」を見るために
6時45分くらいから「めざましテレビ」をみる。
ロペの前に今どきの10代〜20代前半ぐらいの女子にウケそうなものを
紹介するコーナーで毎回「○○がかわいいです!」と
新人のタレントさんがやってるのを
関西の女子がどれだけ白々と観てるのだろうか。
私だけじゃないと思うが関西の女子はかなりの確率で
「かわいいです!」では興味がわかないものだ。
「超便利です!」とか「お得です!」が好きだ、関西女子。
若い時から合理的だ。おばさん予備軍として。
おじさんアナがディズニーキャラに「かわいい!」と言ってるのとか
もうありえないと思ってる。
これは関西の男ならほぼ9割に近いと思う。

だから関西では「めざましテレビは」かなり視聴率が低い。
関西ローカル番組に挟まれてちょっと異色の存在として
興味本位の東京にあこがれる人々が見る番組というイメージだ。
そんな中あのロペ。
あの番組の唯一の毒がロペ。
こんなにめざましを馬鹿にしてる私でさえその時間に
チャンネルを合わせてしまうというこの力!
セトウツミとロペは似てると思う。

セトウツミの話がロペの話になってしまった。
菅田くんはネイティブだからいいにせよ、
池松くんの関西弁はすごい。
全然違和感なかった。
高校生の時好きだった子がまったくウツミ君にそっくりで
顔も池松くんに似た感じだったので
ものすごく高校生の時に感じた風を
スクリーンの中に嗅いでしまった。
夏休みに観たい映画だ。
そんなベタな映画を今をときめくエキスポシティの新しい映画館で観た。
初めて行ったエキスポシティ。欲しいものは何もなかった。

アリスインワンダーランドが評判悪いらしい。
まだ見に行ってない。
近くの映画館は3Ⅾは吹き替えだけなのだ。
ジョニデもヘレナもあの声で聴きたいのに。
ましてアラン・リックマンの最後のお仕事。
しかも姿は芋虫なのですからあの声を聴かないでどうする!
明日はアリス3Ⅾを求めてまたエキスポシティまで。


2016年07月02日(土) 日の本一のお芝居

「日の本一の大悪党」行ってきました。
いや〜、よかった。
のめりこんで観てしまった。

席がよかったのもある。
2列目だもの。
しかも小泉さんが一番よくいるポジションの真ん前だもの。
いいお席に感謝。

だけどね、席のせいだけじゃなく作品としてね、久しぶりに
「払ったお金以上に値打ちあった」と
そう思える作品でした。
役者さん一人一人のスキルがすごいから
演技力に圧倒されっぱなしだった。
役者っていう職業で生活してるんだな、この人たちって
観ていて納得しましたよ。
お金払うだけのもの観せてもらいましたもん。
全身全霊ってああいうことを言うんだと思いましたもん。
生業にしてなきゃあんなこと絶対不可能ってくらい
すごい演技でしたもん。

特に安田さん、今までドラマで変な人ばっかり見てたのに
今日はめちゃくちゃかっこよかったしめちゃくちゃ感動した。
きっと安田さんだからあんなに変化する役をやれるんだなと思った。
あのお芝居観れただけでも行ってよかったと思った。
まえにドラマで庵野さん役でウルトラマンの倒れ方をやってた
あの安田さんとは思えないよ。まぁ、あれはあれで好きだけど。
(そうそう、今度、庵野さんゴジラの監督するんだってね。
真っ先に安田さんの庵野さんを思い出しちゃったよ。)

山野さんや福島さんの演技も女ながらに表情や声から
セリフ以上に伝わってくるものがあって
どんどん感情移入してしまったし
浜谷さん、怖すぎてこっちを向かれると
目をそらしたくなるぐらいのすごいおどろおどろしさだった。

そして、演出ですよ!
小泉さんもっと演出やったほうがいい!
今までのいろんなお仕事で培われたものが
ものすごくいい形で表れてたと思います。
まず、テンポとリズムのすばらしさ。
舞台にありがちな間延びが全然なくて
まるできちんと編集された映画を見てるようだった。
そこはすごく大切に作られたんじゃないかと思った。
テレビも映画もライブもやった小泉さんならではと
そう思える演出だったと思います。

あんなに小さな劇場なのに奥行き感も感じられたし
高さも利用して平面的にならない仕掛けがいっぱい。
そして音の使い方もすごく効果的だったし
タイミングの設定もとても綿密になされてて
ふと我に返ってしまうようなちょっとした間延びみたいな
そういう瞬間が一つとしてなかったから
それできっと最初から最後まで引き込まれて
これっぽっちも気持ちがぶれなかったんだと思う。

たぶんお稽古、ものすごく大変だったと思います。
でもあれだけの役者さんたちだったから
きっとあそこまで作り上げられたんだと思います。
ほんとに行ってよかった〜。
しかも7月。
四谷怪談が似合いそうな蒸し暑い日。
帰りにず〜っと電車の中で放心状態だった。いい意味で。

さすがに2回連続ではみられないくらい放心状態だったが
そのあと自力整体して体と心を整えたら
あぁ、また見たい。すごい、私が2回も観たいと思うなんて。
さすがに明日は千秋楽だからチケット無理だけど。

そうそう、2列目でしたから暗くなっても
動きがだいたい見えるんですけど
小泉さん、いつのまにあんなものやこんなものを
仕込んでたんですか!
こんなもののほうは流れ上きっと次はこうなるだろうと
そう思ってみていましたが、ほんとにピクッとくらいしか
動いてないのにこんなことになるんですか!?魔法ですか!
昔からビックリさせるの得意だものね。
相変わらず、かわいい顔してビックリさせるぜ。


さて、今日は久しぶりの観劇なので
何を着ていこうか悩んで夏らしい水色の
マリメッコのプケッティのワンピ。
アジサイみたいなので北欧だけどなんとなく浴衣気分で。
あんまり暗いのを着るとお岩さんに乗り移られそうで。
水の音がその気分にぴったりだった。
今日一日で気持ちがいっぺんに夏に切り替わりました。
そう、ちょっとしっとりとした大人の夏に。
ほんとに久々にいい休日だった。。。



安藤みかげ