空色の明日
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2009年02月28日(土) 小さな春

新しい仕事。
最大の難関は、引継ぎを1ヶ月でやらなきゃならないこと。
そしてその後は、他の営業所の人しか聞ける人がいないので
実質1人でなんとかこなしていかなければならないこと。
「開き直る」という手段で行こうと決意。
それさえクリアできれば結構居心地いい職場。


この前、歩いていたら前を父、母、息子の3人が
手を繋いで歩いていた。
普通この場合、父・息子・母と子供を真ん中に
手を繋いでいる図をイメージするけれど
その3人は真ん中がお父さんだった。
お母さんはお腹が大きくて、
その手を握るお父さんの手の結び目がとても温かく映った。
なんかすごくいい光景だなぁと思っていたら
やっぱり息子が両方と手を繋ぎたくて
結局真ん中に割り込んできた(笑)


同じ日、前から歩いてきた初老の男性と
譲り合ってぶつかりそうになって
「すいません」と言ったら向こうも「すいません」と言った。
当たり前なようで、そういうの、このところあまりなかった。
最近大人もそういう言葉がすっと出てこない。
何か気持ちがすっきりと心地よかった。
やっぱり言葉って大切にしていくべきだなと実感した瞬間。


2009年02月25日(水) PUNK'S NOT DEAD

金曜日から入社なのでその前に2日だけ自由時間をもらいました。
勉強づけだったこの3ヶ月ぐらいなので
仕事してなかったものの頭はずっとそのことだったから
本当に心から自由な時間は久しぶり。


朝寝坊して、ラフな格好で手荷物も少なく
「少年メリケンサック」を見に行きました。

実は私は中学生の頃パンク少女でした。
多感な第二反抗期にはぴったりでしょ。

クドカン作品に全面的に信頼をおいて観られるのは
生きている時間が同じだということと
たぶんそれゆえに観てきたものもかなり同じだということ。

今回のこの映画も正面からだけじゃなく
裏側からも側面からもものすごく体感的に理解できるものでした。

男ばっかりのライブハウスの殺気立った感じとか
パンクの人たちの実は意外となんにも考えてないかんじとか(笑)
体や心からじゃなく、体の回りの体毛ぐらいの部分だけの勢いで
ダイブしちゃうような、奮い立たせた部分だけで生きてるかんじ。

私はそんな部分で難しい中学生の苛立ちを紛らわせてました。
いや、正直には私は見てるだけで満足で
別に参加はほとんどしてませんが。


っで、そんな私が見た感想といえば
やはり佐藤浩市さんはちょっと微妙でした(笑)キム兄も。
まぁ、「おじさんになってしまった」という設定ですから。
ギャップがあってもそれはそれで、
その違和感があるから笑えるのかもしれませんが。

三宅さんと田口さんは、やっぱりホンモノですからね、はい。
三宅さんは♪君にジュースを買ってあげる〜〜 だけど(笑)
田口トモロヲだよ、「ばちかぶり」だよ、モンモノだよ、ですよ。
(これを読んで解る人が何人いるのか。。)

そんな田口さんがVo.だったからなんとか締まって見えたというかんじ。
河原雅彦さんとか、古田新太さんとかではだめだったのかな?
河原さんではおっさんには若く見えすぎか・・・。

田辺誠一さんがあんなことになってしまってたのも笑えました。
マツケン(松平のほう)に見えてしかたがなかったのは私だけ?

っで、映画の中では全然気付かなかったのですが
まさかあれが遠藤ミチロウ氏だったとは・・とか
HIKAGE氏だったとは・・とかアナーキーの仲野氏だったのかとか
そっちがすごかった。
みんな普通にいいおじさんになってる!
って、こういうところが、この映画の本当の主旨なのでありましょう。

途中のアニメも好きだなぁと思ってたらやっぱりSTUDIO4℃で
鉄コンや下妻をやってた人だった。
ここの仕事はなぜかいつも好きなテイストが多い。

っといった感じに映画の隅から隅まで堪能して来ました。
なんか、同窓会気分でした。


2009年02月24日(火) 繋がる

会社、とりあえず入社してみることにしました。
どうせ、ほかに雇ってくれるところもないだろうし、
パートになるならまだこっちのほうがいいかなと。
こんどは、林業関係のアイテムを扱う商社。

この前まで勉強していた簿記。
いままでに伝票など一切扱ったことのなかった
私にとっては即役立って、今回の仕事において
これはやるべきところだったのだと思います。
それがなかったらたぶん「行ってみるかな」という
軽い気持ちにはなれなかったと思うし。

あの瞬間に勉強しなきゃと思ったことは
こうして繋がるのだろうな。
また、仕事を覚えたら別の勉強をしたい。


2009年02月23日(月) アルバイト

日本の作品がオスカーを受賞しましたね。

「おくりびと」だけしか観てないのですが
去年見た中で一番好きな作品でした。
死の受け入れ方って人間すべてが気になるところなのですね。


映画といえば、「少年メリケンサック」のプロモーションで
クドカンがいっぱいTVに出てますね。
この前の「食わず嫌い」とか、「ボクらの時代」とか
出てるのを観るたび、やっぱり好きだなと思います。
きっと、あの控えめなとこがよいのです。
草食男子って感じですね(笑)


アルバイト行ってきました。
なんかよくわからないです。
何が嫌でやめるのか。
ちょっと気になってるとこはあるのですが。
辞めたい理由もないけどすごく行きたい理由もみつからない。
だからたぶん辞退はしないのだろうな。
難しい。神様が教えてくれればいいのに。


2009年02月22日(日) お受験

簿記2級、受験してきました。

前日まで、何回解いても計算間違いとかで
結局1回も完全解答できなかった問題が
なんと本番で完璧に解け
たまたま、得意な問題ばかりが出たので
自己採点では合格ラインでした。
長机に2人がけだったのだけど
隣の人がお休みで机独占のため
すごくリラックスして集中して挑めたし
ツイてるってこういうことだなぁと
久しぶりにツイてる自分を実感。

なんだろ、私。
学生の時には1つも資格を取らなかったのに
大人になってからこんなに勉強してる。
しかもすごい勢いで。
すごい早いスピードで猛勉強。


とりあえず終わったと思うと心がゆったり。
でも明日は、例のお試しアルバイトです。
ちょっとドキドキ。




2009年02月21日(土) プレゼント

ハービスエントにある本屋さんと雑貨屋さんの間のようなお店で
モーリス・センダックの絵本の特集に立ち止まってしまいました。

子供の時に、なにかとても親近感を感じていた
ちょっぴり素直じゃなくて、孤独な感じの
それでいて寂しがり屋なキャラクターたち。
一番好きだったのは「きみなんてだいきらいさ」。
大人になってから偶然本屋さんで再会して、嬉しくて購入しましたが
今回はとっても素敵なものを発見。
センダックの作品の小型本4冊がセットになった
小さな絵本箱。
今年の自分への誕生日プレゼントとして手に入れました。

ストーリーのへそ曲がりなとこも好きだけど
絵も大好き。
いろいろな絵を見ていてふと思ったのは
松本大洋さんの描く子供の表情と似ているなと・・・。
年代的にも同じくらいだし
お母様が童話作家をされているので
読んでいたかもしれないな・・・とふと思いました。

それにしても今見てもとっても素敵なセンダックの絵本。
この頃、昔の絵本のキャラクターグッズが時々発売されてますね。
たとえば「子猫のピッチ」や「はらぺこあおむし」「元気なマドレーヌ」など。
子供の時に、保育士だった叔母の家に遊びに行くといつも
本棚の前に座り込んで何時間も絵本を読んでいたのを思い出します。
その絵の繊細さや色にワクワクしながらページをめくる時の
あの気持ちは今のいろんな物事への好奇心と少しも変らないものです。

人って生まれ持った個性や感覚があるということを
こういうときふと実感します。

あんなに小さな時から同じ気持ちで物事を見ていたのだと。
そしてその気持ちはこんなにいろんなことを経験しても
やっぱり不動なほどに強く深く私の根底となって
私を築きあげる軸になっているのだと。


2009年02月19日(木) お仕事

小さな小さな会社の面接に。

面接してくださったのが所長代理という人で
この人はとても感じのいい優しそうな人でした。
とりあえずお試しに2日ほどバイトに行くことに。
でも私が引き継ぐ仕事をしていた事務さんが
2人いて2人とも辞めるというので
ちょっと何かあるのだろうなという感じ。
む〜ん。

まぁ、そういう意味ではお試しバイトさせてくれるだけ
親切と言うものかなとも思います。
やだったらそこで断ろう。

中途採用でいつも思うのは
前任者が何で辞めるのかというところ。

この前の会社はあきらかに上司が嫌だったというのが
はっきりわかるかんじだった。

その前の所は、前任者が「上司がいや」と言って
辞めていったけど、私は別に嫌だとはおもわなかったので
それは前任者が上司と相性が悪かっただけだと思う。

そういう価値観のずれで私には嫌だと思わない部分で
前任者が辞めていくのだったらいいのだけど。

こればっかりは、ずばり運しかないですね。


2009年02月17日(火) 梅と雪

春の陽気になかなか開かなかった梅がやっと咲きました。
っと思ったら今朝は雪がちらちら。
三寒四温となるのでしょうか。

といってもまだ2月ですからね。


暇を見ては職安に立ち寄ったりしてるのですが
本当にすごいです。混んでます。
おそらく一番混んでるであろう梅田のハローワーク、
便利なので私も何回か行きましたが
いつ行っても130台ぐらいあるPC求人検索が30人待ち。
そして当然紹介相談も同じぐらい。
この前も1時間ぐらい待って紹介状をもらいました。
不況目の当たりです。

またまたさっそく不採用通知をいただきましたが
最近はちょっと慣れてきてしまってへこたれなくなってきました。
ひとまず、今週過ぎれば簿記の勉強も終わりなので
それからじっくりと取り組もう。

この前ひさしぶりに「かもめ食堂」を見ました。
観ながら夫に
「こういうのを観るのは好きなのに自分ではしないんだね」
といわれ、
「お商売はもういいや」
と応えてしまった。
維持していくって、登ったり下ったりするよりも
ずっとずっと大変なことだと思うもの。


ドラマ。
VOICEが面白いな。
キイナはトリックが読めてしまうのだけどVOICEは
最後に必ず優しさとかが潜んでいて毎回じんわりさせられる。
ラブシャッフルは野島色が濃いな。
久しぶりに脳みそをピンポイントでつつかれる感じのドラマ。
作りこまれてて面白いけど、タラちゃんズとかああいうのって
どうなんだろ、「おやじギャグ」風な恥ずかしさを
おばさんは感じるわけですよ、年代的に(笑)
どうせならそういうとこだけ演出でもっと誇張したほうが
恥ずかしくない気がするんだけど、恥ずかしさも演出?


2009年02月14日(土) バレンタイン

バレンタインですが、昨日ダンナさんが日帰り手術と言う名の
軽い手術をし、日帰りといいながらやっぱり痛いので1泊し、
今日はお迎えに行ったり身の回りのことをしたり。
ある意味、愛情はたっぷりです(笑)

「日帰り手術で歩いて帰れます」というふれこみの
鼠径ヘルニア手術でしたが
とりあえずトイレまで自力で行けるとか
そいういう程度の歩けるということで
「ほんとはあんまり動かないほうがいいんだけど
仕事が休めないっていうなら仕方がないよね」的な
働き盛り向け手術という意味だということがわかったのは術後でした。
とりあえず、そんなことも予測して金曜日に
術日を設定してもらっててよかった。

こんなんで月曜日から調理できるんだろうか?彼は。
あまり大鍋を混ぜたりしないでいいことを祈る。


バレンタインとは関係あるようなないような・・・
この前のお誕生日に甘いものをいくつか頂いて知ったのですが
みなさん、私が口がこえてると思って
恐る恐る送ってくださったようなのですが
私は格付け評論家ではありませんので
ぶっちゃけ、何でも美味しいです!!(爆)

正直、自主的に食に貪欲だった時期を越えてしまって
最近あまり新規開拓をしてないので頂き物からの
新鮮な発見という感動はとても嬉しいものです。
私の美味しいという感覚は、トータルしたものではなく
食感とか、香りとか、そういう部分的な面白さからも
満たされるものなので、完成された
究極のモノでないと納得しないとかそういうことは
全くありませんので、どうかみなさま
恐れず私にいろんな美味しいものを教えてください。
お願いします。

この間から瑞花の「越後かきもちマカダミアナッツ入り」に
どっぷりはまってしまいお取り寄せしたりしてましたが
瑞花さんは送料サービスがないのでかなり高額なお菓子になってしまう。
今度、デパ地下で入荷をお願いしてみようかな。
それに比べ、播磨屋さんは、定額買うと送料サービスだし
商品はあいかわらず良心的価格だし、ついつい買っちゃいます、朝日揚げ。

バレンタインなのに、なぜかおかきの話ばかり。


2009年02月12日(木) 再スタート

誕生日には皆様からたくさんのお祝いをありがとうございました。
とうとう30代最後の年が始まりました。

たくさんのおめでとうに囲まれて今年もとても幸せな誕生日でした。
30代の締めくくりにふさわしい、おだやかな優しい1日でした。

20代もいろんなことがあったけれど
30代はもっといろんな人の気持ちを感じ取りながら
自分が大きく成長できた10年だった気がします。
ただぼんやりと生きていくのではなく
自分で生きることを捕まえながら生きていくというかんじの。

次のステップへ向けてちょうど方向を定めなおす
いい1年のスタートなのかもしれないなと
現状を考えてみたりしています。

40代への抱負は来年考えるとして。。。


2009年02月03日(火) ママといちご

映画のマンマ・ミーア!を観てきました。
以前に四季の舞台は観たことがあったのですが
舞台をきちんと意識した演出で、舞台を見た人も
2倍楽しめる映画でした。

けれどやっぱり映画はすごいです。
リアルタイムじゃないからできることがありますね。
ミュージカルを映画にするのは難しいと思いますが
成功すれば、舞台以上に盛り上がりを演出できるものです。
この映画はそのいい例じゃないかと思います。

CMを見ただけでも結構テンションがあがるのですが
映画はそれをグイグイと最後まで引っ張って行ってくれて
とにかくアゲアゲな映画です。
観ていてゾワゾワっとするくらい気持ちが盛り上がる。

キャストもみんなすごく素敵。
いい味だしてます。

ふと思いました。
ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキって
マンマ・ミーアとどっちが先なんだろうって。
調べましたが、かなり同時期ですけど
やっぱりマンマ・ミーアが先みたいです。
日本で上演されたのはもっと後ですけど。


2009年02月02日(月) 最近のこと

ともさかりえちゃんのHPで
大好きな播磨屋の朝日揚げがお子様のおやつになってた。
彼女のお気に入りアイテムは、結構関西のモノも結構多くて
(たぶん撮影で京都に行ったりされるからかな?
一保堂のお茶とか、たねやの栗きんとんとか
なんかウチの台所にありそうなものがよく登場します。

ともさかちゃん、離婚して今とてもしんどそう。
みんな同じ道を歩むというか、気持ち的には同じところを
通っていくかんじがするので応援したい。
気持ちの折り合いをつけるのはとても時間がかかるものだから
あせって元気になろうとしないでもいいんだよと
教えてあげたい。
しんどい時は「しんどいのだ」と自分を許してあげることが
とっても大切な時期だと思う。


最近の私。

朝ごはん
家事
勉強
昼ごはん
勉強
夜ご飯
ちょっと勉強
寝る

実に受験生風な毎日。
簿記も3級と3級ではボリュームが倍ぐらい違うので
今回はなかなか苦戦。
ある意味、こうやってじっくり1日中勉強できる時間が
あるということは、ありがたい。
8ヶ月の通信教育を4ヶ月半でやってしまおうというのだから
ヘビーなのは当然だけど、時期としてあのスタートは正解だったな。

でも一歩も家を出ない日がとても多い。
いけないと思い、週に1日は外出予定をいれるべく
カレンダーにしるしをつける。

久しぶりにチャイ子にメールして会う約束を入れる。
チャイ子、何年経っても10歳年下はかわらないけど
なぜか会いたくなる。
今は着物の着付けの仕事をしているらしい。

夫が鼠径ヘルニアっぽい。
ぽっこりと下腹部が腫れている。
最近痛むらしい。
日帰り手術も最近あるらしいけど
自分が休む代わりにヘルプを調達してこないといけない
職場のシステムでなかなか病院にも行けないことがネック。


2009年02月01日(日) 1月の観劇その2

今月は観劇月間か?

梅田芸術劇場にて「エリザベート」。
キャストは山口祐一郎さんと涼風真世さん。
宝塚歌劇でのエリザベートは見たことがあったのですが、
いわゆる男性の入った公演は初めてでした。

Wキャストということで、チケットを買う時にとても悩んだのです。
特にエリザベートは涼風さんと朝海ひかるさん。
どちらも好きだったので。
結局、歌がとても重要な公演だし、涼風さんのほうが
高音が伸びそうな気がしたのでこのキャストの日をセレクト。
しかしこの組み合わせ、相当に人気でチケットとるの大変でした。
でもその理由は観てわかりました。

涼風さんは以前から歌もすごく上手で好きだったのですが、
山口祐一郎さんには想像を超えるほど圧倒されました!
鳥肌たちました、久しぶりに。

山口さんはこの役をずいぶん長いことやられてるからか
目を閉じて声だけを聞いていても、演技が伝わってくるくらい
こちらに届いてくるのです、気持ちが!

以前にも別のミュージカルで山口さんの作品をみたことがありますが
今回の作り込まれ加減は半端ないなと思うくらいすごいものでした。
ひさしぶりに感動した!ほんとに。

高嶋政宏さんのルキーニも面白かったのですが、
ちょっとセリフのリズム感を意識しすぎているようで
ひとつひとつのセリフが聞き取りにくかったのが残念でした。

涼風さんは、少女の役から老いていくまでの過程を
見事に変化させながら1人で表現されていて、さすが!
やっぱりミュージカルが一番彼女の魅力を感じられると思います。
歌い方が、すこしスマートになっていて、
舞台なら昔のような少しクセのある歌い方でも魅力的なのにと思います。
とてもエリザベートが似合う人だな・・。
またこのキャストで見たいです。

それにしてもこの作品の音楽はどれもこれもすごくいいですね。
曲がいちいち頭に残ります。
歌うほうは、キーの幅も広くてとても大変でしょうが
それだけに歌い上げられる方の場合は圧倒されます。
また、再演されたら見に行きます。


安藤みかげ