空色の明日
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最近「店員さん」がとても苦手。 その「買ってもらおう」オーラがとてもしんどい。 物欲に満ち溢れていた頃は、店員さんの言葉がキラキラと輝いて聞こえ、買って帰ったものもキラキラして見えたのに、物欲が全くない今は、どんなものも魅力がなく、店員さんの言葉が「売ろうとしている」風にしか感じ取れなくてとても苦痛。
新しい街に来て、また新しい美容院を探さないといけなくなり、ネットで検索したところ、大阪に住んでいた時に結構気に入った美容師さんに出会えて、その人のいたお店の支店が近くにあることを知ったので、まぁ、何かそのぐらいのとっかかりでもないとお店選びなどできないので行ってみたら、なんとその美容師さんが異動でそのお店にいました! 嬉しくてすぐその人を指名しました。 以前から、とても良心的に接客してくれるその人。 最近、やたら「カラーしろ」だの「パーマしろ」だの面倒な美容院が多くてうんざりしていたのですが、彼女は「今はまだいいです。2ヵ月後になったらそろそろやばいのでやりましょうね。」と損得じゃなく、本当のことを言ってくれる。 そういうところが信頼になると思う。 前述のようなことで店員さんにうんざりしてた時の彼女の「プロ」らしい接客がとてもとてもかっこよく思えました。 そしてこれからも彼女のところに通おうって思いました。
そういえば、春ドラマは結構ちゃんと見ています。 一番好きなもの。「セクシーボイスアンドロボ」。 濱マイクとかすいかとか私の好きな日テレドラマの匂い。 ゲストとかも。 今日のゲスト、もたいさん、ともさかさん、小林さん。 あぁ、なんてゴージャス! かもめ食堂とすいか合体!です。
松山くんって弟萌えキャラですぅ。かわいい♪
今期はこれと時効警察2だけがずば抜けて生き残り。あとは挫折。 あいかわらず、人気ドラマが退屈(笑)ばんびーの。
先日、仕事帰りの電車でのこと。 隣に立ってた60歳ぐらいの背広のおじさん。 ビジネスバッグと書類がいっぱい入った手提げ袋を提げて「仕事帰りに一杯飲みました」風にちょっとほろ酔いなかんじでした。 ふとその手提げ袋を除くとクローバーを編んだ冠が入っていました。 通勤電車に五月の風がそよりと吹きました。
GW、順調に予定通り家の片づけをクリアしていく毎日。
ウチの庭は昭和の植物がいっぱい。 当然クリスマスローズとかそういう最近流行の植物はなく、ヒバとかサツキとか笹とかマサキとかそいういうものが植わっている。 ここに来る前はこいつらを一掃して素敵な庭にしようかとも思ったけれど、実際毎日芽を出す草たちがあまりに懐かしい感じのものばかりでふと「そいういえばこういう植物は世間の庭先から消え行く植物たちなのだなぁ」と思うとますますこいつらをフューチャーしてやりたくなってきたわけです(笑)
ユキノシタやシダの美しい葉っぱが足元を覆っているそんな庭の手入れをしながら、なんとなく自分と同じように年齢を重ねてきたこの庭と一緒に気取らずゆったりと年をとっていきたくなりました。
バラバラと咲き始めたマーガレットを花瓶にさして晩御飯の支度をします。 窓からさやさやと夕方の風が入ってきます。 畳の上で洗濯物をたたみながら、ふと思います。 いろんなところで暮らしていろんなことをしていた自分の想い出はまるで別の人のストーリーを見ていたようなそんな気持ちになるのです。
ここは静か。 この静かな日々がいつまでも続くとは思わないけれど、なるべく長く1日でも長く続くと良いな。
安藤みかげ
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