空色の明日
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2001年11月28日(水) 雑記

今日ひさしぶりに梅田に行ったら抱えきれないくらい買い物をしてしまった。
爆発的に買い物をしてしまうというのは、精神状態として
あんまりよくないらしい。
確かに最近仕事に忙殺されんばかりの勢いで、ストレスはたまってる。

やりたいことをやりたいと思った時にできないということは
私にとってはすごいストレス。
めっちゃくちゃ贅沢言ってるのは解かってるけど(笑)

気分転換の為に香りを購入しようとオリジンズへ。
(最近香りも密かにマイブーム。実は店でのフライ油の匂いを
ごまかすためともささやかれているが。)
今日買ったのは、この前『Flower by KENZO』に負けて
購入してもらえなかったかわいそうな『GINGER』です。
やっぱり好きな香りは変わらないらしく、結局買ってしまった。

もともとすごい冷え性だからか、この香りを嗅ぐとちょっと
ほっこりした気持ちになって体も温まる気がする。
(生姜は体を暖めますからね)
かなり個性的だけど好きな香りです。
結構ユニセックスな香りなので、この香りつけてる
男の子とかいたらちょっと惚れちゃうかも・・・。
でもかなり甘いのでチャーミングな人でないとダメだけど。

KENZOは甘さをおさえた本当に花のような香りで、花好きの私には
かなりリアルな匂いが好きだったんですが、この前つけてたら
ある方に「ニベアの匂い」って言われた(泣)
確かに言われてみればニベアだ・・・。どーりで違和感ないはずだ(笑)

その後、梅田阪急の日変わりのおやつのコーナーの前を通ったら
とんねるずの食わず嫌いなどでお馴染みの東京恵比寿の
パステルのなめらかプリンを売っていたので、つい行列に並んでしまった。
(普段は並んでまでモノを買ったりしないのですが)
でも5分くらいで買えました。
どれだけのもんかとさっき食後のデザートに食べましたら
「失敗して固まらなかったプリン」でした(笑)
でも油分が少ないかんじでサラッとして美味しかったです。

今日はまとまらない・・。
もう1つ書きたいこと。
この頃BS-2で夜中に「ニューウェーブ特集」というのをやっています。
ニューウェーブなんて言葉を知ってる人も古い人間ですが・・。
80年代に流行った音楽ジャンルです。

ナレーションはジューシーフルーツのイリアでした。ナツカシ・・。
昨夜の特集はヤプーズ!!戸川純です!
しかも今年のライブです。まだ生きてたか、戸川純。
絶対早死にすると思ってたのに。
あいかわらず放送コードギリギリの危うさでした。
トークの時はブルブル震えてるし、歌はめちゃくちゃだし・・・。
どうやって今まで生命を維持しているのかさえ謎です。
あの人のすごいところは「安定してないところ」です。
3秒おきに変化するので見ながら「掴んだ」と思ったらスルリと抜ける。
それをずっと繰り返しながら最後までクギヅケでみてしまいました。
でも、間違いなくあの人はオカシイです。
若い時にありがちな「変わってるねー。個性的だね。」って言われたくて
いろんなことをやる人とは全然オカシさが違います。
生粋のキ○ガイです。
それを放送できるのも今のNHKらしいですが(笑)
やっぱりヤツらは「YOU」で育ってる。間違いない。

くだらないことダラダラかいてすいません。
明日からまたS嬢がやってきますので飲んだくれるかもしれません。
でもBBショーは午前らしいので夜更かしはやめるつもり・・のつもり。
土曜日は数ヶ月ぶりの1日オフだ!!
USJ行くもんね!ゆっくりのんびりするもんね!

あ、ハンドクはじまる。見なくちゃ。
そして今夜のニューウェーブはP−MODEL。


2001年11月26日(月) 痛み

日記のネタがどんどんリンクしていく日記仲間さん。
ジブリネタが巷でちょっと流行っておりまして、私も
便乗して書かせていただきます。
(っていうかはじめに「紅の豚」で火つけちゃったの私ですけど)

「魔女の宅急便」が好きか嫌いかというお話。

私の中のジブリランキングは
1位 紅の豚
2位 風の谷のナウシカ
3位 千と千尋の神隠し
4位 天空の城ラピュタ
5位 魔女の宅急便

それ以外は、はっきりいってあんまり好きじゃありません。
(ごめんなさい高畑さん。現実味のあるやつダメなの。)
しかも5位にランキングされてる「魔女の宅急便」はギリギリ
ランクインという感じです。

キキやジジのキャラクターはかわいいし、ストーリーもいい。
それはわかるのですが、どうも見ていて痛いのです。
心がズキズキ痛くて、見ていられなくなる。
初めて世間に出た時の世知辛い思いをどんどん上塗りされていく
あのストーリーに、私の意外にも繊細なハートは耐え切れないのです。

そういえば、子供の時「アルプスの少女ハイジ」の再放送を見てた時も
ハイジがクララのお屋敷に行った途端に見るのをやめて、
お山に戻った頃に「そろそろかな?」とまた見始めていました。
ハイジがロッテンマイヤーさんにいじめられるのが、とても
見るに耐えられなかったからです。
もちろんはじめから終わりまで不幸続きの「母を訪ねて三千里」や
「フランダースの犬」なんか、1話以降見たことがありません。

もしこれらの作品を平気で見られる子供だったら、きっと
もう少しタフで頑張り屋の大人になってたかもしれませんが(笑)

きっと今もハッピーな音楽とかそういうのばっかり求めてしまうのは
「不幸慣れ」してないからだと思います。
悲しすぎて耐えられないのです、人の中のいやな部分とかが。
両親に愛されて育った証拠ですね(笑)

おばあさんのパイを「これ嫌いなのよね」っていう孫のセリフなんか
もう心は血まみれです。
大人になってから見たから、言いたいこともわかるし、それなりに
共感もできますが、私にはスプラッター並みに見ているのが辛い映画です。

あの映画を平気で見られるようになったら、もうちょっとタフで
大人らしい大人になれるんでしょうが、そんな人になりたいような・・・
なりたくないような・・・

へなちょこな大人でいつまで通用するでしょうかね。
通用しなくなったら、私もこの世界がイヤになって豚に変身するかも(笑)
あ・・だから1位は「紅の豚」なのか。


2001年11月25日(日) チャーミングな心

自分自身が嫌いになってくると読む、三代目魚武濱田成夫。
彼の「自分を称える言葉」はカラッとしてて好き。

彼が以前「男は心にミッキー1匹くらい飼ってないとあかん」
みたいなことをインタビューかなんかで言ってました。
つまりね、チャーミングな心って大切ってこと。
ま、別にミッキーじゃなくてもウッディーでもいいんですけど(笑)

いくつになってもチャーミングな人って素敵。
男に限らず女もね。

私の周りの素敵な人たちはそれぞれ心にかわいいキャラを飼ってる。
キュリアスジョージだったりスヌーピーだったりドナルドだったり・・・。
だから、ちょっと私がやんちゃしようなんて誘うと必ずのってくれるんだな。
(ウォーターワールドで頭から一緒に水かぶってくれたりね)

そういうキャラが顔を出すとこっちまで心から笑顔になっちゃう。
「かわいい」のって嫌いって思ってたけど、そういうみんなの中の
キャラの「かわいさ」ってとても愛しいくらい好き。

だから、つい私はいい大人に対して「あのコ」とか平気で言ってしまうのです。
たぶんそれはその人よりも、その人の中の「キャラ」に向かって
言ってるんだろうな。

みんないつまでもチャーミングでいようね!
「かわいい大人!上等!!!」


2001年11月23日(金) ルーツ

ちょっと前まで渋谷系サウンドとかってのが流行ってましたが
あれを初めて聴いた時「ああ、同じように育った人がとうとう
出てきたな」と思いました。

例に漏れず同じような音をやってたんですが、ちょうど私より
ちょっとだけお兄さん達世代がYMO全盛期で育った人達。

今日NHKのトップランナーに田中知之さんが出てて、
やはり同じようなルーツで「こんな人日本に一体何人ぐらい
いるんだろう」と思ってしまいました。
それくらいYMOってすごいレール引いたよなと思う。

シンセサイザーがまだまだ何百万もする時代で、しかたなく
みんなギターとかベースとかやってたんだけど
結局「こんなことやっててもやりたい音には辿り着けない」って
思い始めてて、そうしてるとパソコンが普及してきて、次々みんな
Macとか買って、そうしてるとシンセサイザーも安くていいものが
どんどん出てきて、やりたい音が家で、しかも1人で作れるようになっていく。

私も初めはギターとかベースとかドラムとかいるバンドを
やってたんですが、そのうちだんだん違うなって思ってる時に
完全打ち込みのバンドに勧誘されて、即加入。
キーボードとギターと私の3人でのライブなんか、ひどいもんです。
全然演奏しないんだもん(笑)
カラオケを作っておいてDATで流してそれに載せて気が向いたら
ちょっと演奏するけど、歌う私以外の2人ははっきりいって
踊ったりしてるだけ・・・。
所詮それだけのサウンドをステージで再生すること自体不可能なので
開き直ってやってたんですが。
だからライブってあんまり好きじゃなかった。

はじめの頃はすごい偏見あってバカにされてましたが
今ではそんなライブ当たり前になりましたね。
それもこれも全て渋谷系のみなさまががんばってくれたからでしょう。
何も汗かいてドラムとか叩かなくてもいいんです(笑)

こんなルーツで育った人たちのサウンドが盛りあがってるのも
もう少しできっと終わっちゃうんでしょうね。
そして私達はオールディーズファンになっちゃって、化石になっちゃって
アナログシンセを「お宝アイテム」なんて見せびらかして
そんな年寄りになっていくのでしょうか・・・(笑)


2001年11月22日(木) ハッピー中毒

「楽天的だ」と人からも言われるし自分でも自覚してたんですが、
どうもそれが病的なものじゃないかという気がしてきました。

楽天的というよりも「楽しくないと死ぬ」みたいです(笑)
つまり「楽しくない」恐怖症に近いのです。
仮に向こうから不幸っぽいことがやってくると、大回りして
その事柄から逃げまくってるらしいのです。
逃げまくってむりやり楽しい方向だけ向くのです。

今日も店で困った事があって、だんだん目が三角になってくのが
自分でもわかったので「よろしく」って抜け出して
USJに行ってしまった。(自営の強みだ)
この頃ただでさえ仕事漬けで自由な時間がとれないので
ちょっと時間があるとすぐUSJへ逃げる(笑)
ショー見て笑って元気になって、もとの顔に戻ったなと思ったら
店が気になって、また慌てて帰る・・・。

よくこんなんで会社勤めできてたなと今更ながら思うけど、
秘書は秘書で、それなりにいろいろオイシイこともあったので
それでなんとかなってたんだろう。
(新地でお誕生日会とかなんとかいってドンペリあけて貰えたり。
今時芸能人でもそんなことしないだろう・・・バブリーだった)

でも人って逃げ場が必要だと思う。
追い詰められたらまともな頭じゃ考えられなくなる。
クールダウンできる場所をひとつかふたつ持ってないと。

だからといって逃げてばっかりもどうかと思いますが。
楽しくないと死ぬとか言って、どんなに忙しくても遊び時間は
削ろうとしない私を「やっぱり生きいそいでる」と友人が笑った。
いや、だから楽しかったら死なないから(笑)


2001年11月21日(水) 絵本

子供の頃どんな絵本を読みましたか?

私は子供の頃からインドア派で、家でずっと本を読んでるのが好きでした。
叔母が幼稚園の先生をしていたので、いい絵本をいっぱいくれたし
叔母の家に行ったときには一日中絵本を読みふけっていました。

「この人気が合うな」と思う友達とたまたま子供の頃の話を
した時に、昔読んだ絵本が同じだったってことが発覚しました。
それでしばらく絵本がマイブームになって、好きだった絵本を
買い集めていた時があります。
絵本展などにもよく足を運びます。
行くと半日くらいいても退屈しません。

最近どうも気持ちがガサツになっていたのでちょっと一息いれようと
絵本たちを取り出しました。

文字があんまり読めない小さな頃に読んでいたのは
「ももいろのきりん」
「きみなんかだいきらいさ」
「おおきなおおきなおいも」

もう少し大きくなってからは
「さむがりやのサンタ」
「シナの5人きょうだい」
「キスなんてだいきらい」
「元気なマドレーヌ」
「エルマーとりゅう」
などなど・・・

子供の好きなものと大人のいいと思うものは違います。
母が与えてくれる本よりあきらかに叔母がくれる本の方が魅力的だった。
さすがプロ。
今同じ本を見ても子供の時そのページのどの部分を集中的に見ていたか
思い出せるのがすごいです。

とくに私はこの頃からすでにひねくれ屋さんだったのか、
「キスなんてだいきらい」とか「さむがりやのサンタ」とか
「きみなんかだいきらいさ」とかどれもしかめっつらの主人公が
最後にちょっとだけ笑顔になるものが好きでした。
だからうちの絵本ライブラリーは全然かわいい色の絵本がありません(笑)

もちろんこれは子供の時の好みのものを集めたものなので
子供の私が集めていても同じコレクションになっていたと思われます。
人の好みというのは恐ろしいですね。
幼少の頃からこの調子だったらしいです。
「擬似死体写真集」を将来買うこともこの時から決まってたかもしれません(笑)

絵本を集め出したことを知って、母が永遠のベストセラー絵本
「おやすみなさいフランシス」を誕生日にくれました。
でも残念ですが私はその本が嫌いでした・・・(笑)
彼女とはいまだに好みが合わないようです。


2001年11月20日(火) 初恋

小学2年生の頃のことです。
小さい時から音楽好きだった私はピアノ教室に通っていました。
近所の団地(あの頃はまだ団地って言葉があった)の一軒が
先生のお宅で週に1回のレッスンに。

その頃から完全文化系だった私が密かに好きだった同じクラスの
男の子は勉強大嫌いだけどサッカーがめちゃくちゃうまい
おサルさんみたいに身軽な子だった。
彼はそのピアノの先生と同じ団地だったので、レッスンが終わって
団地の階段を降りてくると彼がサッカーボールを蹴っていた姿を
よくみかけた。

でもそれから1年して彼は転校して、その1年後に私も転校した。

それきりだったけれどその彼と数年前再会する。
彼はJリーガーになってた。
友達がそのチームの追っかけをしていて、チームの人たちと一緒に
撮った写真の中に彼が写っていた。
ガリガリのおさるさんが筋肉のしっかりついたスポーツマンになってた。

今、そのチームの練習グラウンドが近所にあって時々メンバーの方が
買い物に来てくれる。
だけど、彼はケガをして引退したらしい。
もう一度会ってみたかったけど、会わないままだから初恋の思い出は
綺麗なまま・・・なのかもしれない。


2001年11月17日(土) ある土曜の昼下がり

結局昨日も午前3時までウダウダと飲んでしまう。
それでも今朝は10時に心斎橋でちょっとしたお仕事があったので
2日間みっちりUSJで遊び疲れてるはずのS嬢を無情にも
8時に叩き起こし名古屋へ帰らせる。←鬼
(ま、エルウッドにも会えたことだしよしとしてもらおう)

で、私は私で朝っぱらから会議みたいなことをして12時に
心斎橋ど真ん中に放り出される。
久しぶりだ!昼の心斎橋!(いつもお花とかで夜にしか来ないので)

このチャンスにこの前、ある方から「『鉄コン』のバッジを買った」と
教えてもらったアメ村(アメリカ村ってやつ)のお店へ行く。
キャラグッズってあんまり買わないほうだけどこの「鉄コン」シリーズ
だけは別扱いなので、そのバッジも血眼になって探していたのだけれど
やっぱりその店でも売り切れてた(泣)
しかたなくアメ村のヴィレッジヴァンガード(VV)に行くもやはり売り切れ。
「もう入ってきません」とキッパリ言われる。
どっかで聞いたことあるセリフと思ったら、この前から私が連日
小学生の母親たちから「ベイブレードは入りませんか?」と聞かれて
同じようにきっぱり言い放ってるのと同じ・・・バチがあたったか?

それにしてもまだ一度も現物をみたことがない幻のバッジ・・・。
誰か売ってるのをみかけたら即教えてください。

しょうがないのでちょっとくだらない携帯ストラップとピンバッジの
セットを買ってしまう。
(ピンバッジはいいけどストラップがバカっぽい。
しかもクロが売りきれててシロしかない。1人ぼっちでシロ可哀想)

一緒に松本大洋の載ってるStageって雑誌と夏木マリの
ヴィデオクリップ集を購入。
相変わらず私を手ぶらでかえさない恐るべき店、VV。

それにしても何回行ってもアメ村には慣れない。
雑然を通り越してゴミってかんじ(笑)
少なくとも半分以上私のいらないものなので整理したくなる・・・。
まだブームがくる前に南船場を歩いて「ああ、ここなら歩ける」と
思ったくらいだからやっぱりアメ村は大阪でも特別な街だ。
VVもアメ村になかったらもうちょっと行けるのに、あのエリアに
入っていく事自体が苦痛だ。
大阪の子は平気なのかと思って店の子たちに聞いてみたけどやっぱり
みんな実は逃げる様に帰ってきてるとわかって少しホッとした(笑)

アメ村でエネルギーを吸い取られてグッタリしながら、それでも
仕事が待ってるので急いで帰る。
短い短い私の休日(っちゅーかやっぱり3時間くらいしか自由時間なし?)


2001年11月14日(水)

私のフラワーアレンジメント修業ももう4年近くなる。
習い始めた当初は、みんなから
「安藤とお花?なんか繋がらない」と言われてた(笑)
でも私の習うお花は正座して剣山に刺すようなものではもちろんなく、
いわゆる「今時の花屋」みたいな最新型のお花。

もともと仕事でフラワーアレンジメントスクールを開講し、
今習っている先生と出会い、どうしても自分も習いたくなって
直接先生の教室へ習いに行くようになった。
もう先生のセンスに惚れ込んでの弟子入り。

それまでは、人にお花をあげる時も花屋まかせだったのが
今は好みの花を扱うような花屋をちゃんとみつけて
そこで花をセレクトして買い、自分でアレンジや花束にして
プレゼントするくらいには一応成長。

役者をしている友達の公演を見にいく時とか、お見舞いとか
ちょっとしたお土産に自分で作った花を持っていく。
ケーキと同じで花をもらって喜ばない人はいない。

大好きな人達に大好きな花を贈る。
その人に一番似合う花を。
贈る相手の顔を思い浮かべながら作った花束を抱えて街を歩く時の私は
ちょっとだけ背筋が伸びてるかもしれない。


2001年11月13日(火) 払うべきお金

GREEN DAYのベストアルバムが出たというCMを見たので
その足で近所の使えない某大型CDショップへ走る。
(夜10時まで開いてるって意味ではかなり便利)

ああいう売れ線のものを探すにはとても便利な店だね。
そして例によって1枚買うはずがいつのまにか3枚手に持ってる・・。
今日の獲得品についてはギャラリーで。

さて、前にも書いたかもしれないけど私はレンタルCDを一切利用しない。
これだけ音楽が好きでレンタルを利用しないとなるとCDへの投資は
並々ならぬ額でありますが、それでも絶対利用しない。

それは好きであるからこそ、製作者に1円も入らないようなシステムは
利用してはいけないという思いからです。

好きなアーティストに次にもっといい作品を作ってもらえるように
ちゃんと誠意を払いたいのです。
ただでさえ、こんな不景気な世の中でスタジオも持っていない
弱小事務所所属のミュージシャン達は家でレコーディングしたり
涙ぐましい作業をしてるのです(泣)

映画も本当に見たいものは映画館に見に行きます。
(残念ながらこれに関してはまだまだ徹底してなくてWOWOWに
加入してたりしますが)

エンターテイメントっていうものはそれがなければ困る物じゃない。
だからこそ扱いがとても曖昧にされる。
だけどそれを作る人はやっぱりそれで生活をしてるわけで、
作っている人がいる限り、たとえ娯楽といえども軽視すべき物ではないのです。

楽しませてもらったお代は「払うべきお金」。
でもその「楽しませてもらった」ことの大きさをちゃんと実感して
評価する人はまだまだ今の日本には少ない。


2001年11月11日(日) 今日という日

大好きな堤監督がご自分のHPに日記を書いていらっしゃる。
最近メディアを動かす人々が同世代になってきたので、
私には堤監督ぐらいの歳の人の文を読むのが一番心にくる。

その中で「思い出せない日を作りたくない」と書かれてたのに
すごく納得する。
というか私は100の質問の座右の銘に書いてますが

素敵な昨日を懐かしむより
 素敵な明日を夢見るより
  素敵な今日を惜しみたい

なのです。
座右の銘を自分で作るヤツもめずらしいですが(笑)

毎晩「ああ、今日が終わってしまう」って思いながら眠りたい。
素敵な人に会ったり、素敵な言葉をみつけたり、素敵な時間を過ごしたり。

例え、誰とも会わないで仕事をしていた今日みたいな日でも
大好きな音楽を聴きながら少しのお酒を飲んで
秋の夜の温度を感じるだけで今日は綺麗に締めくくられる。

そんなふうに私の毎日を素敵にしてくれるアイテムを
いつもたくさん抱え持っていることも幸せの1つ。
引出しの中にそういうモノをたくさん集めておいて
こんな夜に引っ張り出してくる。

今夜私を幸せにしてくれたのは友達からのメールと
ボンベイサファイアとピチカートVの「モナムール」。
人生はやり方ひとつでいくらでもドラマティックになる。
ロマンティックでドラマティックが大好きな私は今日も幸せに眠ります。


2001年11月09日(金) 安藤の殺し方

坂本龍一がNYに移り住んだ理由は「東京は音が多すぎる」
からだそうで・・・。
街を歩いてもとにかく音楽という名の雑音が多すぎる。

この気持ち、すごくわかります。
TVの音も嫌いなので・・・。音楽使いすぎ。
好きじゃない音楽をダダ流しされるほどの苦痛はない。
音に反応しやすいので聞き流すということができない。

今日は仕事が忙しく、それでもバリバリとがんばって働いていた。
ところがある時間からものすごく気分が下り坂に。
なぜだろうとずーっと考えていたらとんでもないところに理由が。

それは店の有線!!!!
なぜかヘビーローテーションで流れる竹内まりや。

ご存知のように食べ物に好き嫌いはありませんが
音楽では、ものすごい好き嫌いがある安藤。

大嫌い!と以前から豪語していた「四帖半サウンド(ゆずなど)」よりも
さらに私の気持ちをブルーにするのが、なんとこの竹内まりやとか
松任谷由美などなどの『OLの教祖』と呼ばれる人たちだと今日気付いた。
(竹内まりやファンのLさん、ごめん)

だいたい私は「共感できる曲」というのが嫌いだ!
その曲を聴いて感情移入できるような所帯じみた音楽には夢がない(笑)
あくまで音楽は夢と希望を与えるものでなければだめなのよ、私にとっては。
聞くことによって別世界に連れていってくれなきゃだめなの。

そんな私に、仕事でバテバテでただでさえ憂鬱になりかかってた私に
追い討ちをかけてくる竹内まりやヘビーローテーション。
地獄です・・・・。

もし私になにか恨みを抱いている人がいたら、私を拉致監禁して
竹内まりやを大音響で聞かせ続けたら3日くらいで、泡吹くか
舌噛み切るかして確実に死に至ります(笑)
っていうかそんな死に方が一番屈辱的です・・・。

帰ってから即オーディオのスイッチを入れ大音響で
les5-4-3-2-1を1枚目から順に聴いたのは言うまでもありません。
(les5-4-3-2-1って何?と思った人はギャラリーへ)


2001年11月06日(火) いろいろネタつなぎ・・・

とうとう買ってしまって、放置していた「スリーキングス」のDVDをみました。

前回レンタルビデオでみたのは半年くらい前だったでしょうか・・・。
その時はバカ映画だのと書いてしまったけど(たしかにそんなタッチだけど)
今回みてラストで感動してしまった。
本当によく出来た映画だ。
(安藤のこの言葉をあんまり信じてはいけない。人の価値観は違うもんだ)

なぜ半年でこうも見方が変わったか?
それはこの半年の間にアメリカがまた戦争を始めたからです。
この「スリーキングス」は停戦に入った湾岸戦争の頃が舞台。
スリーキングスとは3人の賢者という意味なんですが、これは
映画をみてのお楽しみ。

とにかくブッシュ(父)の名前は出てくるし、むこうは
ビンラディンじゃなくフセインなだけ。
全く今のアメリカそのものを感じさせる映画なのです。
しかも素顔の戦場ってかんじ。
「人が撃たれるとこ見た事ないんだよねー」なんて笑ってる兵士とか・・・。

半年前には全くの娯楽映画だったのが、まるでドキュメント見てる
気分にさせられてしまいました。
でもやっぱりバカ映画はバカ映画なんですけど。
ぜひ、今この映画を皆様にオススメしたい!

なんとWOWOWは先月もともとの予定からこの映画を放送したんだけど
ものすごいタイミングでしたよなーと今になれば思います。


話しは変わって、また髪型が変わりました。
パーマでふあふあにして、色もオレンジ。
これでまた、この前やっと顔を覚えてもらった姪や友達の子供に
「知らない人」と泣かれるだろう。
それにしてもパーマとカラーを1日でやるとほんっと疲れます。
今日も5時間かかりました。

専属髪切り人 大根田氏と「大阪って嫌い」って話しをする。
彼は関東の人だけど、独立する時てっきり東京に店を出すと思ってたら
「ボク東京嫌いなんです。なんかみんな流行を追いかけることに必死で
全然おもしろくない」らしい。
大阪に出てきた時もアメ村に店があったそうだけど同じ理由で
「大阪もやっぱり嫌い」らしい。
私も同じ理由で大阪が好きじゃない。
しかも「なにかが多すぎて何かが欠落しすぎてる」と思う。
神戸の人間はいい意味でも悪い意味でもマイペース。
自分がいいと思うモノは流行にあまり関係なくマイペースにやってる。
「そういう田舎っぽさがいいよね・・・」と大根田氏。

以前出身地占いで「神戸の女性は横浜や東京の男性と相性がいい」と
書いてあったけど確かになんとなくわかる気はする。
というか、よく「みかげさんって、本当にずっと関西?」と聞かれる。
言語は確かに関西なんですけど、あんまり泥臭くないらしい。
だって、いやなんだもん!あの図々しさとか!
神戸の人は「大阪の方ですか?」と聞かれると「いえ、神戸です!」と
絶対訂正する(笑)←かなりの確率で。
一緒にされたくないらしい・・・。

あー、話しがどんどんバラバラになっていく。
ま、今日はそんな一日。


2001年11月05日(月)

ドラマ「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜」を久しぶりに観る。
別にすごく面白いわけでもないけど「好き」なドラマ。
この「好き」について考えた。

ドラマ「アンティーク」は小物とか色味とかも好きだけど、やっぱり
一番ツボにくるのは「間(ま)」。
昨日は「バランス」について書いたけど、人生なんて全ては
「バランス」と「タイミング(間)」だと思う。

この「間」が私の場合全ての物差しになっている気がする。
堤監督作品も「間」が好きだし、音楽も曲の展開における「間」が
一番好みを左右してる。
きっと好きな友達なんかも「間」で選んでるんだと思う。

自分の中で「はい、キュー!」ってタイミングで返ってくる
人や物が「好き」に繋がるんだな、きっと。

しゃべる間、目を合わす間、話の途中でお茶を飲む間。
そういうものが自然と合う人とはやっぱりずっと長く付き合っている。

しかもこの「間」ってやつはだいたい少し話せばすぐわかる。
だから会ってすぐ「ああ、この人いいなぁ」と思った人はだいたい
いつまでも友達だったりする。
でも私とこの「間」が合う人が少ないですが(笑)

でも去年からこの「間」の合う人すごく多い!
たぶん今までで一番友達の増え方が半端なく多い1年。
しかもネット上から友達になったりしてる。
文って、実は結構「間」を表現するものだなってことが
これでよくわかります。

これを読んでくれてる人は安藤の「間」を感じてくれているのでしょうか?


2001年11月04日(日) 「整っていない」ということ

メル友さんが「Spotting」って雑誌に窪塚くんが
「鉄コン筋クリート」について少しだけしゃべってたというので
本屋を覗きに行った。
最近雑誌の名前を覚えてもすぐ廃刊して新しいのが創刊される。
「こんな雑誌しらなかったよ」とつぶやきながら手に取る。

サブタイトルは『「整っていない」ことの魅力』だそうで
その文字の横にこの頃久しく見せていなかった柔らかい表情の
窪塚氏の写真。
よくできた表紙だ!
はっきりいって私は窪塚くんの顔が好きだ。
どこが好きって「整ってない」とこ。
右と左が全然違うし一つ一つのパーツは個性的すぎる。
特に、視線がぜんぜん定まってないとこなんか最高だ(笑)

整っていないモノのほうが魅力的だということは知識としても
わかっているけど、確かに私は整ってなさ過ぎるぐらいが好き。
整っていないけど魅力的なモノというのは何で魅力を出しているかと
考えるとやっぱり「バランス」だと思う。
バランスってとてもナーヴァスで油断をするとすぐに崩れる。
だからこそそれを保ちながら魅力を発するということは、ものすごい
奇跡的なタイミングやエネルギーを必要とするわけで、その
運命的な感じにとても惹かれる。

と、ココまで書いて、この「Spotting」のコラムを
読んだら、すごくくだらないことが書いてあった。
カッコよすぎるより少し抜いてるくらいがいいみたいな、当たり前なこと。
大阪の人間はそんなの、10年前からやってるって。

最近まで気付かなかったんだけど私の顔もものすごく左右が歪んでる。
鏡だと平面しかみえないんだけど、三面鏡で見たら右の顔と
左の顔があんまり違うのでびっくりしてみんなに話したら
「え?今まで知らなかったの?」といわれた(笑)
確かに私は仕事は右の顔で、恋は左の顔でしている気がする。
たぶん脳の関係だろうな。
そりゃ顔も左右変わるはずだ(笑)
でもこれで少なくとも整った人の2倍の顔を持ってる事になる。
そういう意味では使い分けができるだけ得かもしれない。

バランスの話は顔だけでなく全てにおいて言える事。
バランスをとるのが上手な人は何をしてもスマートに収めるのが上手い。
整っていないけどかっこいい人。
そんな人に憧れる。


安藤みかげ