株式会社JOYWOW
椰子の実日記【JOYWOW】
椰子の実日記 INDEXPASTwill

2007年02月28日(水)


今朝のニュースから

今朝は時間の余裕があったので、ホテル自室
に寛(くつろ)ぎながら、テレビを見ていた。
面白かったことをメモ。

●NHKニュースから

伊勢志摩ではウツボの養殖をやっている。
全国でも珍しい試みらしい。ウツボという魚は
まだ謎が多く、生態がよくわからないため、
試行錯誤の繰り返し。

ウツボにえさとして魚を与えると、ちょうどマンガ
で描かれるような、頭とシッポだけが残って、間
の骨だけがきれいに残る。ウツボは魚の食べ方が
きれい。

●はなまるカフェから

浜崎あゆ

・地方のホテル宿泊の折

myベッドマットを持参して常に同じベッド硬度
をキープ

加湿器10台

・自宅
靴専用の部屋があって、そこでは専用の照明が
あって、ライトアップされている

あゆ、さすがアーティストだけあって、不思議
な雰囲気をもっていた。

スタッフが30人以上スタジオに来ていた。
これだけでも大変な経費だろう。タクシーに
乗ったら一人1万円としても、一回あたりそれだけで
30万かかる。さすが「大企業」あゆ。

 

2007年02月27日(火)
娘とビーチで遊ぶ




毎晩、瞑想する。写真は、昨夜ホテルで瞑想中に浮かんだ
イメージ。あわてて備え付けのメモに描いた。

4〜5歳の、日本人の女の子がぼくの娘で、ぼくは
「目線のみの出演」なのだが、波打ち際で嬉しそうに
遊んでいる。メモに描いてあるように、髪は黒、
オレンジのワンピースを着ている。

さて。
これは一体何を意味しているのだろうか。

瞑想がすんだあとも、目鼻立ちまでくっきりと
「娘」の顔立ちがイメージできた。

会えるのはいつだろう。

 

2007年02月26日(月)
賢治にハマっています

今日から長期の出張だが、移動中も、賢治に
ハマっている。

ナンセンス
シュールリアリズム
ホラー

いやらしい寓話的教訓のない味わいが、とても好みだ。
出張にやさしいのは、文庫で読めるから、荷物が軽く
なること。でも、その分、仕事用のパソコンや書類、
参考書は変わらないので、結局大きいスーツケースを
転がすことになるのだが。

賢治、すごい! いまさらながら、その天才ぶりに
感動している。

 

2007年02月25日(日)
賢治の、時代をまたぐパワーの理由

『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『クラムボンは跳ねてわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』

水底で蟹の2疋の子どもの会話。物語の冒頭から、
ぶっ飛んだ書き出しだ。

ご存知、宮沢賢治。
このたび、初めてわかったのだけど、賢治は
霊媒体質だったようだ。賢治の作品に漂う、
不思議な異次元の感覚は、それゆえに非常に
現代的なのだが、考えてみると大正時代の文学
なのだ。賢治の現代性、先進性は、即ち
「時代を超える力」のゆえなのだが、では、
なぜ時代をまたぐだけのパワーを持っている
かというと、そのスピリチュアリズムなのだ。

小学生のとき、何かのご褒美に、担任の先生から
賢治の伝記をいただいたのだが、当時は興味を
もてずに、読まなかった。今思えばもったいない
ことをしたと思う。

ここのところ、読む本、見るテレビ、あらゆる
ところで賢治に出会う。きっと天が読め、と
いうメッセージをくださっているのだろう。

賢治をしばらく、集中的に読もうと思っている。

 

2007年02月24日(土)
小の強みが出る時代

振り子が反対方向に振れ始めていることに気がつく。

どこか遠い街とか、場合によっては外国の都市に
あるオフィスのデスクで、顔も知らないアタマの
いいだれかが考えだした製品・サービスを購入
する。

100万個とか、1,000万個とか、同じ顔をした製品を
大量に陳列されているスーパーの棚から選んで、購入
する。

これが、「近代工業化」の結果ぼくたちが達成した
経済のありかた、購買行動のありかただ。

結果どうなったか。

いい商品(製品・サービス)は、店で買えなくなった。

経皮毒のない、無添加のEMしゃぼん玉石けんは近所の
スーパーでは買えないので、ネットを利用する。

ベストセラーではないが、必読の本、たとえば、
『がんが消えた』『あの世はあった 文豪たちは見た!
ふるえた!』(三浦正雄、矢原秀人著、ホメオシス刊)
といった良書も、近所の書店にはない。話題の小林
正観さんの、「ほんとうに面白い本」は、弘園社、
宝来社からの直販でしか買えない。

経絡をしっかり通してくれるぼくにぴったり合った
推掌マッサージは日本広しと言えど、都内某所に
ある某店でしか、受けられない。

おいしい無農薬野菜も、買える販路が限られている。

このほか、クリーニングサービス、医療サービス、
果てはおいしいお好み屋さんに至るまで、全国規模、
地球規模の企業では提供が難しいことに、みんな
気づき始めている。

いよいよ本当の意味での、商店街復活、中小企業繁栄の
環境が整った!

 

2007年02月23日(金)
店の上に住む

Judy Wicksが創業した、フィラデルフィア、ペンシルバニア
大学近所にある

White Dog Cafe(→)

は、「事業の成功と人生の幸せとを重ね合わせる」ことの
できている素晴らしい事例だ。

Judyは、

creative leadership
in combining sound business management
with social vision

を理由として、Business Enterprise Trust award他を受賞
している。「健全なビジネスマネジメントと社会的なビジョン
を結ぶ創造的リーダーシップ」素晴らしいよね。

Judyがいつまでも「自分にできる最良のサービスを提供し、
最良の自分になれる」ことを事業を通じて楽しめている
理由は、「店の上に住んでいる」からだ。

「今では、人々は生活を細かく分けて、家庭と職場で
異なる価値観をもつことができるようになっています。
ビジネススクールでは、『仕事に行くときには自分の価値観
を家に置いていきなさい』と教えます」(*)

しかし、「店の上」に住み、地域社会からの雇用者と
仕事を一緒にやっていると、「価値観は一本」で済む。

職場と住居とで価値観を分けること。これが一連の
企業不祥事の発端ではないかと思う。

今では日本のボディショップはイオングループの経営
になっている。伝説の創業者アニタ・ロディックは
98年に取締役会で解任されてしまっている。
株式公開しない選択、についても、これからの起業家は
充分検討するべきだろう。

*『グッド・ニュース』(中小路佳代子他訳、より引用)

 

2007年02月22日(木)
Things delivered today




向かって左から。

『あなたのTシャツはどこから来たのか』
本の上に乗っているものは砿物からの有機物質。
ソマチットを含有。
『グッド・ニュース』

Common themes running through all of things are
as follows;

・自然の中の人間としてのライフスタイル
・近代哲学・科学信仰からの脱却
・ホリスティック医学

『グッド・ニュース』の序文は辻信一教授による。
何と! スロー仲間なのである。

ぐるりと一巡りして、「スロー」に戻った感、あり。
猛烈な執筆意欲が湧くも、目の前の仕事の手が離せない。
面白い毎日だ。

 

2007年02月21日(水)
自然治癒の生々しい事例がここにある




寺山心一翁さんのことは、アンドルー・ワイル博士の
著書ほかで知っていたのだが、ご自身の著作に触れる
のは初めて。末期ガンと診断され、病院の言うことを
聞かない「問題児」だったため、「病院が気に入らない
なら自宅で死を迎えればいい(病院側の考え)」という
任意退院をした。それから寺山さんの人生が思いも
かけない流れを見せ始める。周到に練り上げられた
シナリオが存在するかのように(存在するのだろうが)、
ホーリスティック医学、フィンドホーン、チェロ、
などなどの舞台装置が動き出す。
そして、周囲のだれもが「まだ無理」と否定的だった
フィンドホーン行から帰国したとき、氏のガンは消滅
していたのである。

職業人の生き方、現代西洋医学に内在する問題点、
食べること、水、気持ちの持ち方、生活環境の重要性、
といった、ぼくたちに必須の重要ポイントが満載の
この本、年齢30歳以上の、日本語の読める人なら
全員必読の書。強くお勧め。

関連サイト(→)

 

2007年02月20日(火)
満足した生

先日たまたま知遇を得たHさん(ご本人に迷惑がかかる
といけませんので、お名前は伏せます)。

Hさんは世間的な職業名で言うなら「整体師」なの
だろうか。ただ、実際にHさんが行う施術は「生命治療」
の効果を持っている。何しろ、一旦あっちの世界に
行ってしまった人を蘇らせてしまうのだ。あるときは、

「せっかく気持ちいい場所に行っていたのに、どうして
このしんどい世の中に連れ戻すのだ」

と叱られたという。

とにかく不思議な人で、オーラを見ると、人間のそれ
ではない。地球人とは全く違うのだ。
カプセルのようなものに全身が包まれていて、その
ため、有象無象の邪悪(something evil)が寄ってきて
いるのだが、すべて跳ね返している。

Hさんは、ご自分の仕事を、こう定義されていた。

「私の仕事は、その人が、死ぬときに、満足して
死ねる、納得してあっちの世界に旅立てるように
すること」

たしかに。人は死んでも無にはならない。ボディが
なくなるだけで、魂や思いはそのまま生前と同じ
だから、たとえば何かに不満を持って電車に飛び込んだ
とする。しかし、ボディが壊れても、「気持ち」は無に
はならない。そのまま残る。自殺する人の多くは
「死んだら無になる」と思っているから、「自分が
まだ意識があるということはまだ死んでいない」
と考える。ところが、である。ボディがなくなって
しまうと、否、ないからこそ、思い通りのことが
できなくなるのである。するとフラストレーションは
そのままの塊りとなって、残る。いわゆる「成仏
していない」霊魂となって、彷徨うようになる。

長くなるので先を急ぐが、要するに、「納得した生」
「満足のいく生」を生きない限り、死んでも問題は
解決してはいないから、「胸のざらつき」は消えない
のである。

Hさんは天から与えられた能力を使って「納得した生」
が理解できるようにしている。

「いかに生きるべきか」

 は

「いかに死に臨んだ瞬間の気持ちをご機嫌さんにできるか」

ということなのだ。

 

2007年02月19日(月)
台湾企業家のスケールの大きさに驚く

横浜で、台湾の起業家R氏と面談。
氏はぼくの27歳年上。日本語ベラベラで、それも
そのはず、日本の大学の卒業生だ。
裸一貫から現在の企業グループを築き上げた
R氏の話は、事実の重みで、時間を忘れ、魅了された。
それにしても、中国の企業家のビジネスの規模は
気宇壮大だ。そのビジネスエリアは持って行った地図帳
一ページでは収まらず、何ページかをめくりめくり
ながら、話をおうかがいした。

中国では旧正月で、R氏、現在は休暇中。
その休暇も寸暇を惜しんで精力的に飛び回って
おられる。そのパッション、見習わねば。

R氏とのご縁に感謝。

 

2007年02月18日(日)
何を学ぶか

休日だが、机に向かう。

クライアントさんの新規事業のためのロゴマークを
ぼくがデザインすることになった。光栄なことで、
身がひきしまる。集中する。

『らくちん』メルマガ執筆。

『Discover』誌の遺伝子工学最新記事を読む。
The new genetics:DNA is not your identity.

もう一冊、『U.S.News』誌 特集記事
Science and the Soul

これらを読みながら、再認識したことは、

「JOYWOWは現在流行の、いわゆる『スピリチュアルもの』
を売りたいのではない」

ということだ。あくまで会社ビジョンである
「JOYとWOWを世界に広げたい」、そのために「まっとうな
ビジネス、人として健全な人間」としての生き方を
しようよ、ということであって、「あなたのオーラ
は何色」「あなたの前世はなんとか」ということ
「そのもの」をビジネスの対象としているのではない。

あくまで3次元に生きるぼくたちが、いかにハッピーに
楽しく毎日を暮らすことができるか、が、重要なんだ。
たとえば、不思議なことが起こったとしても、大切な
のは、「その意味するところ」であり、「そこから
何を学ぶか」。人間的に成長するための磨き砂として。

 

2007年02月17日(土)
電子書籍もご贔屓に

ぼくの本は電子書籍でも販売されていて、『五感商品
の創りかた』は、リアルな紙の本よりも電子版が先行
発売されるという日本初の試みもなされ、当時話題に
なった。

ニュースリリース(→)

今日版元さんから書類が届いてわかったのだが、
電子書籍、じわじわと売れているようだ。ありがたい
ことである。

『スローなビジネスに帰れ』
『五感商品の創りかた〜スローなビジネスに帰れ2』

いずれもリアルな本が書店では入手困難だという事情も
あるのだろう。『スロビ』は『スロー・ビジネス宣言!』
というタイトルで日経ビジネス人文庫になっているので、
リアルな本がお好みの方は是非。ちなみに、『スロー・
ビジネス宣言!』もまた、デジタル版が販売されています。

『五感商品』は、携帯版も売れているのが面白い。
携帯ブラウザ画面であの本が読まれているシーンを想像すると
とても興味深いのだ。あの本には、バンドメンバー
Taizoも顔写真入りで登場する。Taizo、携帯デビューだよ!

出張から帰り、メールソフトを開くと、『CSR』またもや
増刷との知らせ。これで5刷だ。あのような骨太な本が
着実にロングセラーになっていることは、とても
嬉しい、幸せな気持ちだ。感謝感謝。

 

2007年02月16日(金)
マークス寿子さんの旺盛な批評精神に脱帽

マークス寿子『日本はなぜここまで壊れたのか』(草思社)
は非常に示唆に富む作品である。

・ゆとりのない社会
・東京の郊外化する地方都市
・なぜ犯罪は広がったのか
・少子化対策はお笑い草
・増えつづける、男のように生きたい女
・金がすべての世の中に
・遅れている国、進んでいる国

以上、全11章。

章タイトルだけでも魅力的だと思いませんか?

ぼくの仕事に関して言うなら、経営コンサルティングで、
働くモチベーション、採用、育成、女性の働く環境、
というテーマについて考えるための良きtipsをいただいた。

それにしても帯の文面、

「日本は、愛されたい男と情(じょう)のない女の
男女共同参画社会になってしまった!」

ここまで言い切ってしまうマークス寿子さんの勇気には
脱帽だ。いまのところ、ぼくはこれに対してコメントする
言葉を持たない。

 

2007年02月15日(木)
オムカレーで昭和を味わう




築地の豚ちゃん。オムカレーが有名だ。
カウンターばかりのお店で、写真の、のれんの
入口と、向かって右にある入口も、両方一つの
カウンターに中でつながっている。

カウンター内で迎えてくれるのは、ベテランの
職人さんと店主。昭和の香りが一杯だ。

オムカレーは990円。オムレツの上にカレーが
かかり、キャベツ山盛り、という、極めてシンプル
な昭和を演出してくれる。味も、昭和の食堂の
カレーであり、懐かしさ一杯だ。

カウンターの中から、看板娘であるおかみさんが
外に目を光らせていて、席が空いているのに外から
は見えず、お客さんが外で待ったままだったりすると、

「一つ! 空いてる!」

と、朝礼の運動場で先生が

「そこ! おしゃべりしない!」

というような口調で外に呼びかける。食べていて、
びくっ、とする。それもまたここの味わいなんだ。

 

2007年02月14日(水)
昭和の香り




打ち合わせで入った某喫茶店。
そこは昭和の香り高い店内で、マスターも、フロアスタッフ
の女将さんも、全身が「昭和!」という大迫力の店なの
である。
さて、写真の、ソース差しに入っている液体は
何でしょう。

答。

紅茶や珈琲を注文すると出てくるシロップです。
すごいよねえ。

夜は赤坂の北海道料理店にて、コラボプラン山本藤光氏、
コラボプランD&C大井正史氏と会談。新企画について
合意。楽しみが、また一つ増えた。

 

2007年02月13日(火)
ラビットと国語とエマーソンとゲーテと万葉

関根麻里さんは関根勤さんのお嬢さんで、英語堪能、
留学先のエマーソン大学は4年課程を3年の飛び級卒業
だが首席だった由(Wikipediaによる)。

とても好感のもてる、いいお嬢さんだなあ、と思って
いたのだが、今朝の「はなまるカフェ」でのお父さん
の話を聞いて、納得した。お父さんが麻里さんの
出演番組でチェックし、ダメ出しをするポイントは
「言葉づかい」だという。

関根勤さんは、ぼくもかねがね指摘している「なります」
が間違っていると熱く語っておられる。ほかにもいろいろ
お嬢さんに指摘すると、現場のテレビ局ディレクターから
の指示や、台本にある言葉づかいだったりする由。
それでも間違っているものはダメだ、と折れないそうだ。
素晴らしい。

携帯、ネットをはじめ、これだけコミュニケーションツールが
揃っていながら、現代ほどコミュニケーション不毛の時代も
またとないこと、前例がないと思うのだが、その原因は
国語教育の貧困にあると思う。企業の新人教育には
是非、「国語」を入れるべきだ。

ゲーテは北斎と同時代の人だが、ゲーテ時代のドイツは
まだドイツ語が整備されていなかった由。
これはおそらくヨーロッパ大陸の歴史が戦争の歴史だった
ことも一因だろう。既に国語が完璧に洗練され、はるか
万葉の時代からの美しい文学の歴史を持つ日本。

国語をもっと勉強しましょう。

話は戻るが、以前よりファンだった関根勤さん親娘、一層
ファンになりました。

 

2007年02月12日(月)
ハマってます

テレビ『電車男』『タイガー&ドラゴン』『木更津
キャッツアイ』いずれも2〜3周遅れくらいでハマり、
遂にはDVDまで買って何度もなんども観るように
なった。

さて、またもや周回遅れでハマっているものがある。
今回は5周くらいか。それは・・・何と!

『冬ソナ』

TBS『はなまるマーケット』を時計代わりに流して
いるのだが、そのままつけていると、昔のドラマ
をやり始める。そうそう、この時間で『花より男子』
とかも観たなあ。

「へっ、フユソナだってさ」

とナナメになっていたら

それが、ハマってしまったのである。

知らずしらずのうちに例のテーマソングを口に
してしまっている自分がこわい。

韓国ネタといえば、日本で大人気の例の韓国のり。
発端は日本人観光客が韓国に行って、「味付けのりは
ないの?」と訊いたことなんだって。
そこでロッテ百貨店の秋山英一氏が韓国風にゴマ油と
塩味をつけて販売したところ、爆発的な人気になった
んだって。昨日話した、韓国のバレンタインデーの
仕掛け人もこの秋山さん。すごいね。

 

2007年02月11日(日)
バレンタイン・ホワイト・ブラックと上司

バレンタインデーにチョコレートを贈る、
というのは、日本が世界で初めて始めた。

さて、そのバレンタインデーを仕掛けた人が
だれか、となるといろんな人がいろんなこと
を言っているし(一説には、ソニー創業者盛田昭夫氏)、
いまとなっては真相などわからないのだが、史実
として(そんな大層なものか(笑))1972年、
当時中学二年生だったぼくは同級生の日野さん
に手編みのマフラーをもらったことがある。

男女交際については厳禁だったうちのおかーちゃん
が、「マフラー」という現物には弱く、
「ええ子やなあ」と日野さんのことを褒めて
「いただけるものはいただく」方針をとったのは
見事だった。

さて、NYではバレンタインデーには男性が女性に花束
などのプレゼントを贈るらしい。2月14日は、マンハッタンを
花束抱えた男性が闊歩するらしい。らしいらしいで歯切れ
が悪いのは、ぼくはそういう場面に遭遇したことがなく、
又聞きだからである。

韓国にもバレンタインデーがあって、この仕掛け人は
はっきりしていて、ロッテデパートである。時は1980年。
最初は「日本の悪しき消費文化が侵略してきた!」
などと眉をしかめる人のほうが多く、売上はさっぱり
だったらしいのだが、いまではカップルの写真を
もとに描かれたイラストの入ったチョコレートなど、
日本より盛んらしい。

韓国では「付き合い始めて100日目記念日」とか、恋人
たちの間で記念日が盛んらしいので、バレンタインデー、
ホワイトデーはすんなり浸透したようだ。
面白いのは、「わし、恋人ができん! 淋しい!」
と、黒マメのタレのかかったジャジャミョンという
麺を食べる「ブラックデー」まであるらしい(4月14日)。

そういえば、日本で、「上司に贈り物をする日」とか
いう記念日があったような記憶があるが、当然といえば
そうなのだが、哀しいことに、消えてしまったなあ。

 

2007年02月10日(土)
へこんだときはギフト

冬は仕込みの季節だ。日本酒も、寒い冬があるから、
旨い酒になる。

へこんじゃった、落ちこんでしまった、

という心の状態は、冬が来た、と思えばいい。
つまり、へこんだときは、仕込みのチャンス。
暑くてたまらない夏や、こころウキウキする春には
勉強する気にならないが、冬はしっかり勉強できる。
孤独を楽しむことも、冬のメリット。

こころが寒いからこそ、文学がしみわたる。
音楽がたましいに響く。

へこんだときこそ、孤独を楽しみ、文学・芸術に
一人で親しむときなんだよ。

このときのインプットが、やがてやってくる春の
ための花になる。

だから、へこむ、という時は天からもらったギフト。
感謝して、大いにへこんで、いい。無理しない。
無理はしなくて、いい。

 

2007年02月09日(金)
FC EXPO2007の可能性




東京ビッグサイト「第3回国際水素・燃料電池展」FC EXPO2007
に行った。こういうエキスポはNYをはじめ、インターネット
関係のものしか参加したことがなく、こういう「理科系」
ばりばりのコンテンツは初めてだ。東京自動車ショーも
あるけど。

いやはや、結論として、「さっぱりわかりまへん」だった(笑)。
この、わからなさが、とても心地よい。ゲーテの言葉を
思い出す。

「予想というものは、いついかなる場合でも、その対象が
自分の才能と似通っている際しか及ばないものだ」

水素・燃料電池はぼくの才能とは似通ってはいない。
しかし、わからないことがビジネスチャンスに化けること
も、大いにあるのだ。わからないからこそ、幸運が
微笑みかけている、そんな気がしている。

 

2007年02月08日(木)
呼吸法で健康になろう

本を読んでいても、原稿を書いていても、書類作成を
していても、テレビを観ていても、新聞を読んでいても、
眠りについた直後も(家族の証言による)、
ぼくは無意識に呼吸法をしているらしい。
らしい、というのは、無意識だから。

禅の本を読んでいたら、呼吸法は修行の基本、と
書かれていたので、大いに意を強くした。

永平寺を開いた道元は、「とにかく坐れ」と教えた
らしい。ただ坐るのではなく、呼吸をしながらが
肝心だ。

そこで今日は皆さんに、ぼくが実践している呼吸法を
おすそわけします。もう一つ、正心調息法も実践している
のだけど、今日は普通の呼吸法です。

息をゆーっくり鼻から吸います。
吸い込んだ息をへその下の臍下丹田に溜めます。
息が苦しくなったら、鼻からゆーっくりと吐き出します。

以上です。三つの動作(吸う、溜める、吐く)があります
が、すべてをゆーーーっくりと、なめらかに行います。

ぼくは

吸う  5秒
溜める 45秒
吐く  15秒
合計  65秒

で行うと、一番調子がいいです。
でも、これは人それぞれでいいです。無理のないように、
やってください。
結跏趺坐(けっかふざ)とか、半伽趺坐(はんかふざ)とか、
坐禅のスタイルがありますが、できる人はやればいいし、
無理な人は無理しなくていいです。普通に椅子に坐って
も充分ですよ。

 

2007年02月07日(水)
新開発!一発命中シャラバン




写真は、新開発男性専用用具のデッサンです。
縮尺が滅茶苦茶で、「シャキーン」後のほうが
本来はサイズが大きくなりますが、お許しを。

著作権、アイデア権フリーなので、志ある企業、
個人のかた、どうぞ自由に商品化してくださって
結構ですよ。晴れて商品化された暁にはサンプルと
共にご一報くだされば、一緒に完成をお祝いし
ましょう。

この商品、名づけて

「紳士のたしなみ・一発命中シャバラン」

男性のぞうさんに装着します。朝、着替える際に
着せてあげてください。普段は伸縮自在のジャバラ
構造であり、通気性もいいので、梅雨時でも快適
です。長さも自由自在なので、サイズによる
ストレスフリーです。

ところが、「いざ鎌倉」というか、トイレにて
用を足すときに、ボタンを押すと、シャキーンと
伸びて、きちんと「添え木」の役割を果たして
くれます。なぜこれが必要かというと・・・

えーっと、かなり表現が難しいのですが・・・(笑)

若いうちはそうでもないが、齢(よわい)を重ね、
それなりに顔にも年輪を刻むにつれ、ぞうさんに
「張り」がなくなってきます。それは仕方のないこと。

そうすると、トイレで立って用を足す折、へなって
しまったぞうさんが、あちこちに飛ばしてしまいます。
「発射」という命令が脳から出されても、ぞうさんに
到達するまでのロスタイム問題も見逃せない重要な
論点であります。

いずれにしましても、この命中率の低下問題は、
ご本人のみならず、たとえば外食産業における
清掃手間の増加、家庭内におけるおとーさんの
相対的地位低下などの問題を引き起こしてしまいます。
いずれ国際的な問題に発展する前に、あなたも、是非、

「紳士のたしなみ・一発命中シャバラン」

をご利用ください。

上位機種として、除菌タイプもご用意しております。

 

2007年02月06日(火)
チャイナブルーでサファリとアイヌとプリウスを語る

コンラッド東京

にて、中部マーケティング会議パネルディスカッションの
パネラー打ち合わせ。ぼくはファシリテーターで、今年
5年目、そして、今年で卒業だ。

今回のパネラーは

『月刊ソトコト』編集長小黒一三氏
鶴雅グループ阿寒グランドホテル社長大西雅之氏
トヨタ・プリウス開発プロジェクト小木曽聡氏。

このメンバーだから、当然、環境とビジネスがテーマ。
刺激的な会話に、時を忘れた。
小黒編集長は

ケニア・ナイロビのムパタ・サファリ・クラブ

経営者でもあり、ナイロビでビジネスをするご苦労(楽しみ?)
もいろいろお伺いした。興味は尽きなかった。

ポール・ホーケンから始まった、ぼくの環境への
関心、こういう展開を始めている。投げ出されたこのボール、
一体どんな風に転がっていくのか、楽しみに見守って
いこう。

それにしてもコンラッドの

チャイナブルー

の個室。三方ガラス張りで夜景が絶景。料理もおいしく、
堪能した。ありがたいことだ。

 

2007年02月05日(月)
帝国ホテルexperience




所用あり、帝国ホテル宿泊。
部屋に『帝国ホテル 写真で見る歩み』という
写真集があり、時間を忘れるくらい、楽しい。
上の写真は、ライト館時代のメニューデザイン。
フランク・ロイド・ライトの建築モチーフをアレンジ
したメニューデザインの数々。

これぞ「ちゃんとしたホテル」だ。

価格や見かけだけが立派なホテルばかりが乱立して
淋しく思っているところで、このような歴史を
感じさせてくれるしっかりしたホテルの価値に
出会うと、とても嬉しくなってくる。

今夜は別のホテルでミーティングだが、さて、
こちらは若い新顔の、「ちゃんとした」
ホテル。どういう経験ができるのか、楽しみだ。

 

2007年02月04日(日)
EM-Xセラミックス パイプ




このパイプは、EM-Xを瀬戸の粘土に練りこみ、
独自技術で焼成したもの。
酸化を抑える力があるので、たとえば水やビールに
入れるとおいしくなる由だが、ぼくは部屋の結界に
使っている。四隅に置くと、不思議と目に見えない
something evilが近寄れない結界となる。
ホテルの部屋にはヘンな人たちが住んでいる
ことがあるので、出張時には欠かせない。
今日もお泊りなので、持参で出かける。
不思議だが、確実に成果のあるものって、
世の中にあるんだね。

 

2007年02月03日(土)
幻想的な夜景?




都内からの帰り、大国埠頭を過ぎたあたりで横浜の
幻想的な夜景が見えてきた。写真を撮ろうと携帯
を構えるがぼくの携帯カメラ操作能力ではうまく
いかず、結局、わけのわからない写真になって
しまった。

でも気分は最高で、「中央フリーウェイ」を
くちずさんでいるつもりがサザンの「秘密の
デート」内「だいこくふとうで・・・」
だった。ボケたかなあ。

 

2007年02月02日(金)
ファウスト、大傑作!

待ちきれず、『ファウスト』を仕事の合間、合間に
読み始めたのだが、これが滅法面白い。
どうしよう。仕事にならない。

やはり古典は、長く残るだけの理由があるのだ。
こんなにすごい知的エンタティメントだったとは!

大御所ゲーテが50年練り上げてきただけことは
ある。すごい!


 

2007年02月01日(木)
ファウストを翻訳する




今朝、天啓のようにやってきたメッセージなのだが、
老年にさしかかったらゲーテ『ファウスト』の
翻訳をやろう。

ドイツ語は大学の第二外国語でやったのだがその後は
全く手をつけていない。ただ、大学時代は原書のほうが
翻訳書よりも安かったため、原書を何冊か、読んだ。
カフカ、ヘッセ、マルクス、ウェーバー。
ちなみにフランス語も大学時代独学で勉強し、こちらも
翻訳書より安いので何冊か、原書を読んでいる。
愛読したのはサガンだ。いいにおいのする紙を使って
いて、さすがおフランス、と、あこがれた。
多分ドイツ語もフランス語も前世のどこかで話して
いたのだろう。簡単にできた。前世ではイギリスでも
暮らしていたらしい(ストーンヘンジで天文学を
やっていた)ので英語も得意なはずなのだが、
こちらは読めても、話す、聞くはいつまで経っても
苦手だ。

さて、実はゲーテを読むのは35年ぶりくらいである。
というか、読んだのは、かつてあった旺文社文庫所収
の『若きウェルテルの悩み』、これもたしか読了してい
なかった気がする。だから実質、ゲーテは初めてだ。

まとめて注文していた本が届いた。『ファウスト』
『ゲーテとの対話』。ファウストは池内紀先生の
翻訳を選んだ。池内先生、大好きだからである。

新しい読書の世界が広がる、そんなワクワク感が
あるのだが、当面は目の前の仕事に没頭しなければ
時間を取れない。読めるのは出張移動の新幹線
車内だな。こうして出張がまた楽しみになった。

 

Kei Sakamoto |株式会社JOYWOW