虹色過多想い
2005年03月30日(水)  千切れても千切れても愛

【君恋ふる心はちぢにくだくれどひとつも失せぬものにぞありける】
------和泉式部『後拾遺和歌集』

あたしの好きな短歌に、上のひとつがあります。
平安時代の歌人和泉式部の歌。

------あなたを恋しく想う心は千々(バラバラ)に砕けてしまっていても、その欠片はひとつもなくならないでいて、やっぱりあなたが恋しいままなのです・・・って意味。

初めてこの歌を知った時に感動した。
あぁ、本当にそうだなととてもとても共感した。
千年前の人の想いに共鳴できることに感動した。

好きな人への想いはいつも真っ直ぐでありたいと思うけれど、時々悲しくなったり、傷ついたりしてその愛は、心はボロボロになる。
ぱりぱりと割れる。
そんな時、もう嫌だと思うの。
こんなに痛いのは嫌だと。
苦しいのはもうごめんだと。

でも、好きな人を想っている心の欠片はひとつもなくならない。
もう嫌だと想っても捨てられない。
だからまた、その人のことを真っ直ぐ愛せるようになる。
千切れた心はそのまま、ここにあるから。

千々に砕けた心の小さな1ピースでもどこかへ行ってしまったら、もうその心は完璧なハートには戻らない気がする・・・。
だからあたしは何度傷ついても、砕けた心を全部拾い集める。
どんなに嘆いても悲しんでも変わらないの。
愛する気持ちはずっとずっとここにある。


2005年03月29日(火)  さようなら永遠のように感じた冬

今日も毎月恒例の小樽遠征。
たぶん今日で最後かな。
来月からあたしは大学生。
勉強とバイトで小樽のおばあちゃんの家を定期的に訪問することなんてなくなるんだろうなと思う。

おばあちゃんの家に着いて、お掃除を終わらせて、バスでショッピングモールに出かけて買い物をした。
11800円のVIVA YOUのスカートを80%OFFで購入。
センスはなくてもお買い物上手なのです。
おばあちゃん家に帰ったら、ママに「往復400円かけて行って、2000円の服しか買わなかったの!?」って言われちゃったけど・・・。

どうしても欲しい黄色のボレロ風なカーディガンが見つからない。
ボレロカーデは流行っているからよく見かけるんだけど、これだ!っていうのがないの。
色もデザインも、あたしが頭に思い描いてるのに出会いたいんだけどなぁ。

あまりショッピングモールに長居しなかったのは、甲子園のテレビ中継を見たかったから。
今日の第3試合が駒大苫小牧だったの。
負けちゃったけどね。
ヒット1本しか打てないって・・・トマホーク打線はどこいったんだ。。。

いつも通り温泉に入ってから札幌に帰ってきた。
温泉に入ると顔がツルツルになって気持ちいい。


2年間まったりと過ごしてきた。
そんな日々に終わりを告げる。
長い長い冬だったなぁ。
とてつもなく寒くって、冷たくって、それらが怖くってコタツの中に潜り込んでいたような。

冬が終わってよかったねと、春が来てくれてよかったねと、コタツから出られるようになってよかったねと、自分の膝を抱えて想う。



2005年03月28日(月)  春物探しのショッピング

今日はママと妹とお出かけ。
目的はホテルアーサーのデザートバイキングで、正午からオープンするので、その前に札幌駅でお買い物をした。
妹は東急デパートの子供服売り場にあるレインボーパークに行くと言うので(子供服ブランドが固まってるところですよ。メゾピアノとか、デイジーラバーズとか子供服とは思えないほど高い値段のものがいっぱいのところ)、ママと妹と別れてあたしは地下街でお買い物。

3つのお店で、キャミを2枚と、タンクトップとカーディガンの2点セットと、キャミとチュニックの2点セットと、短い頭から被るタイプのボレロを買った。
うわー、全部カジュアルだー。
大学生っぽいー。
重ね着思考だわーとか思いながら。

大学生らしい服装を目指してるあたしだけど、周りのみんなに「何か違うんだよねぇ」って言われる。
センスがないってこと・・・?

あたしってはまると1つの色とかにこだわっちゃうからなぁ。
最近緑色がいいなーと思ったら、緑のアイテムばっか増えてる。
カーデもキャミもコートもスカートも。
あとは黄色も着々と増えてます。
せっかくピンク病から脱出したのに・・・。
ちなみに今日、ショップのお姉さんにピンクのキャミだとかピンクのカーデをものすごく薦められた。
あたしが黄色のキャミを選んでると、「ピンク似合いそうですよー。ピンクにしましょうよー」って。
お断りしたけど。
恋人がピンク着ると嫌がるんだもん。
恋人曰く、ピンクは可愛い子しか着ちゃいけないそうで、あたしには似合わないんですって。
よくピンクのイメージって言われるのになぁ。
まぁピンクの服が多過ぎたから丁度よかったけど。
その代わり緑が増えてきてるんですけどね・・・。
緑は好きってわけではないのに、なぜか最近よく目に付く。
今まで持ってない色をと思って、緑を買い始めたら、どこへ行っても緑を選ぶ癖がついちゃって・・・。
バカの一つ覚えなんでしょうか?

そんなあたしがボレロを買う時はがんばりました。
茶色とベージュの2色があって、茶色があたしのものすごーく好きな感じの茶色だったの。
その茶色は薄過ぎず濃過ぎず、やわらかい感じの茶色で、いろんな茶色の中でもこの茶色はいい色だなぁって思うくらい。
でも、店員さんがベージュを薦めるんですよ。
春だから、軽い色の方がいいって。
あたしはベージュはあんまり着ないんです。
なんだかぼやける感じがして。
すごく茶色に心惹かれたけど、店員さんがベージュを押すので結局ベージュを買いました。
家に帰って黄色のキャミと合わせるとすごくかわいかった。
茶色では黄色にここまで合うことはなかったかも。
店員さんの言う事聞いて正解だったなーと思いました。

妹はレインボーパークでPON PONETTとかいう子供服ブランドのバッグを買ってた。
それを選ぶのにすごーく時間がかかって、ホテルに着いたのは結局12時半。
ホテルのロビーはすごい人でした。
今、春休みだから子供が多くって多くって、1時間半ほど待つと言われたので、諦めて帰ってきました。
水曜日に出直すことにして。
3月は苺とバナナのフェアだからどうしても食べたいんだもん。
4月になったら意味ないんだもん。
苺だから行きたいんだもん。

2005年03月27日(日)  ラブレターの宛先は必ず君で

恋人と付き合い始めてから今日で丁度7ヶ月が経った。
7ヶ月前の今日になったばかりの深夜1時過ぎ、電話で付き合うことを決めたあたしたち。
言葉で言い表せないほど、ここにうまくまとめて書くことができないくらいいろいろあって、やっと恋人同士になれた7ヶ月前。
あの日の日記をあたしは記さなかったけど、あの日の電話、あの日のメール、あの日のあたしの気持ち、全部全部憶えてる。

記念日にはラブレターを渡すのがお約束ではないけれど、お決まりのようになっていて、待ち合わせの前に書いた。
約束ではないんだからもうそろそろやめてもいいんじゃないかと思ったし、記念日に書くなんて定義しないで書きたい時に書くってスタイルだけでもいいかなぁと思いながら便箋を開いたんだけど、書きたいことはいっぱいでてきて、先月や先々月と同じように便箋3枚分のラブレターが出来上がった。
毎月ラブレターに書くことは、あたしが恋人をどれだけ好きかってこととどれだけ必要としているかってことと、どれだけ必要とされたいかということ。
先月のラブレターと同じような内容なのかもしれないけれど、今月は今月の、3月27日に想ったことなの。
「愛してる」とはどこにも書かなかったけれど、「愛してる」以上の気持ちをいろんな言葉に詰め込んだ。

先週はあたしが熱を出したり、恋人がお仕事の用事がたくさんだったりして、1度も会わなかった。
1週間振りに見た恋人は春用ジャケットを着ていて、とてつもなく素敵だった。
特別端整だというわけではない顔に見とれてしまうし、際立って何かが、どこかがいいってわけではないのに、全部全部好きだなぁと恋人の車の助手席で想う。
こんなに変わらないものなのかな。
好きだと初めて想ってからたくさんの時間が経っても、両想いになってから何度唇を重ねても、恋人同士になってから長い時間を一緒に過ごしてきても、こんなにこんなに好きは溢れるものなのかなぁと少し不思議に思う。
ときめきもドキドキも安心も穏やかさもこの人といると全部感じられるなぁと思う。
ドキドキしたいとか、安らぎたいとか、どっちかではなくって。

7ヵ月はしみじみと長いなぁと思った。
ラブレターにも書いたのに、恋人の体温に触れていると自分の口から伝えたくなって、恋人の腕の中でラブレターに書いたことと同じことを口にしていた。

 ―ねぇ、あたしは君がいなきゃだめなんだよ。君のためなら何だってできる気がするし、君のためになら強くなれるけど、君じゃなきゃだめなの。他の人ではだめなの・・・。




2005年03月26日(土)  はじめの一歩は軽やかに

今日は来月から通う大学で、学生主催のオリエンテーションみたいなのがあったので行ってきました。
自由参加だから迷ったんだけど、半分以上の人は参加するってことなので、先週参加に○をつけて出したのです。

今日になってやっぱり嫌だなぁとか思ってたんですよ。
正確に言うと昨日の夜から緊張して眠れなかったんですよ。
案内には「入学式前にお友達を作る大チャンス!」とか書いてあったし・・・。
作れなかったらどうしようって心配になってきて。
あたしは友達作るの苦手な方だと思う。
声をかけるのも苦手だし、友達になった後も微妙な距離を感じちゃったりとか・・・。
だから本当にドキドキでした。

でも行くからには誰かと仲良くなりたくって、頭の中で妄想とかシュミレーションして大学に向かったの。
友達になれそうな子を見つけたら「隣いいですか?」作戦でいこうと思ってたのです。
だけど、あたしが受付済ませた時間がけっこう早くって、「隣いいですか?」なんて詰めて座る雰囲気じゃなくって、あたしの妄想失敗・・・。
でも、最終的に教室が混み混みになって、隣に座った子に声をかけて、ナンパ作戦を決行したのです。
そして成功!!!!
段々話が弾んで、名前も聞けて、ケータイ番号とアドレスも交換できたー。
しかもすっごくかわいい子で、見た目も中身もかわいくって明るい子で、お姉さんは一気に好きになってしまったのです。
あたしが2個上なこと話すと、さすがにびっくりしてたけどね。
「見えないー。あたし、2つ年上のお姉ちゃんいるんだよ!すごい不思議な感じ!」とか言われちゃったけど、その後もフツーにタメ口で、年齢関係なくしゃべれた感じがした(少なくともあたしは)。

その後、もう一人他の子が話しかけてきてくれて、3人でお昼食べたりとか自由見学したりとかしてました。
もう一人の子もめっちゃいい子で、話してて楽しー。
あたしの不安や期待以上に、新しいお友達と仲良くできた感じ。
これで入学式にはもう不安がないよ。
ふたりとも今時の子って感じで、あたしがついていけるかどーかちょっと心配だけどもっともっと仲良くなりたいな。

少しずつ大学生活に希望が持ててきた。
今までは期待とかより不安の方が大きかったから。
せっかく自分が選んだ道なんだもん。
やりたいことをやろう。
やれることをできるだけやろう。
できるだけ楽しくって幸せな日々を送れるように。

2005年03月25日(金)  いつもいつも背中を押してくれる子

今日は大親友のじゅんちゃんが札幌に帰ってきたので、デートしてきました。
じゅんちゃんは東京の大学に行ってるから会うのは4ヵ月振り。
本当に大好きで、尊敬できて、嫌なところがひとつもなくって、あたしたちは友達を6年以上やっているけど、一度もケンカしたことなくって、とにかく大好きなのです。
お茶してー、ショッピングしてー、晩ご飯食べてー、プリクラ撮って帰ってきた。
あたしとじゅんちゃんは塾で知り合ったから、共通の友達ってのがいないんだけど、何時間話してても楽しいの。

あたしは買い物はひとりでしたい派で、友達とショッピングなんてほとんどしないんだけど、じゅんちゃんととするのだけは昔から好き。
ふたりの服の趣味が合うとかじゃないんだけど、すっごく楽しく買い物できるんだよね。
今日は前から欲しかった黄色いパンプス(蝶々結びされている紐がついてて超かわいいの)を買って、あとはトップスを2枚とちょっと変わったカーディガンっを買った。
大学生っぽい若さ溢れるお洋服が欲しくって、今日は今まで行ったこのないお店ばかり回った。
最近のあたしはちょっとお姉系を目指しすぎてたのです。
ミニスカートにアンサンブルとか大好きだったから。
これからは通学用にもっとふんわりとしていてカジュアルな感じの服を増やしていかなきゃーって思ってるんだけど・・・なかなか難しいなぁ。

じゅんちゃんは東京に行ってからかなり変わってしまった。
変わったというか成長なのかもしれないけど、こっちにいた時とすごく考え方が変わってしまって、あたしは少し淋しくなるの。
でも成長したじゅんちゃんもやっぱり尊敬できる素敵な大親友だし、ずっとずっと好きでいたいし、好きでいてもらいたい子なんだ。

じゅんちゃんが北海道で生活することはもうないんだろうし、あたしたちが会える頻度はどんどん少なくなっていく。
それでも絶対生涯友達。
絶対なんてこの世にはないのかもしれないけど、あたしとじゅんちゃんの間に生じさせたいの。

電話して「今、暇してる?」って感じで遊べる友達が今のあたしには少ないけど、それがあたしの友達の形であって、それはそれでいいんだって思えるようになった。

「たった2年を何でそんなに気にするの?2年の遅れなんてこの先に何にも関係ないよ」
じゅんちゃんが今日くれた言葉。
ものすごくほっとした言葉。
2年遅れの大学進学が決まってもね、あたしはまた不安になってたんだ。
最近他の友達に「今更大学行ってどうするの?短大でよかったんじゃない?」って言われたりしたの。
今のあたしには「そんなことないよ。だって・・・」って言える強さもなくって、あぁそうだよなぁって思ったりもしてた。
だからじゅんちゃんの前でもちょっと卑屈な言い方しちゃったり・・・。
あぁ、でも本当にあたしはじゅんちゃんの言葉に救われたよ。
あたしは自分が目指してたところに着くのに2年遅れちゃったけど、だから不幸とかじゃないんだ。
毎日には幸せが溢れてるし、未来はまだまだあるんだし、これから4年もある大学生活にそんなに悲観的になる必要はないのかもしれないってやっとやっと思えたよ。
ありがとうじゅんちゃん。

2005年03月24日(木)  もっともっとふんわりと

昨日は久しぶりに高熱が出て、精神的にも落ち込んでた。
昨晩の熱は38度。今が37度4分だから昨日よりは楽になったみたい。
あまりに体が重いし精神的にも穏やかでないし、少しの間サイトの更新を休もうかなと思って、それを記そうとパソコンを開いたら元気になる言葉を見つけて一気に気持ちが上昇気流に乗って何か記したいなって気持ちになった。
一晩寝て、大分昨日より気持ちが落ち着いたってのもあるけど。

あたしは一時期(本当は一時期と言うほど短い時間ではないかも。1年以上だからけっこう長いなぁ)不眠症でした。
不眠症っていうのは寝たいときに眠れなくって、夜を寝ずに明かすことが多かった。
それが何かやりたいことがあってならいいんだけど。
今もたまに明け方4時までとか起きてることはあって、でもそれはどうしても読みたい本があってとかなのね。
以前夜をずっと起きてたあたしは今のあたしと全然違ったのです。
何もしたくないのに、休みたいのに、眠れない、そーゆうことでした。
だからお薬とか処方されてたんですけどね。

その頃のあたしは「一晩寝たら落ち着くよ」とか、「一晩寝たら変わってるよ」とか、そーゆう言葉を受け入れられなかったの。
寝れませんでしたから。
一日には終わりがなくって、止め処なく流れている時間の区切りなんてわからなかったから。
あたしにとって、つらい時の流れってのが止まることなく続いてる気がしていた。

今のあたしは健康で(今ちょっと熱を出して風邪気味だけど)、一晩寝たら切り替わるってことがわかるようになったの。
昨晩すっごくいやーな気持ちになっても、朝起きて「あぁ、昨日あんなことがあったなぁ」って思っても、太陽が昇っていれば昨日は昨日って思えるようになった。
昨日と今日は同じ日ではないから。

あたしはまだまだ子供だし、ワガママな部分もあるし、いつも相手のことばっかり考えれてるわけじゃないけど、ちょっとはちょっとづつは大人になれてるかなぁと思うの。
例えば相手がぎすぎすしてたり、疲れてたら、あたしは穏やかな気持ちを持っていなきゃなぁとか思うようになった。
ふたりしてイライラしてたらどうしようもないし。ぶつかり合うだけだし。
ケンカしないために、ケンカしても早く仲直りするために大切なことは意地を張らないことだから、それを忘れずにいたいな。

最近恋人に「すぐ怒るー」って言われます。
そんなにあたし怒ってるのかなぁ。
「意地っ張り」って言われたことあるし・・・あれ、あたしってば思ったこと実行できてないじゃん。

なんだかいろいろ書いてる内に意味わかんない文章になってきてしまったけど、もっともっと大人な考えをしたいなぁってことかなぁ・・・。

2005年03月20日(日)  回り道が昔の道に繋がる

今日は高校の卒業式でした。
1年間通った(?)通信制の高校のです。
昨日の長距離ドライブで一晩寝てもクタクタなあたしは朝起きてのろのろとスーツを着て、10分ほどでメイクを終えて、学校へ向かった。
行きたくないなぁって思いながら。
通信制なせいか、うちの学校は卒業式が強制参加じゃないっぽいのです。

学校に着いても卒業生の友達なんていないしなぁって思ってたら、体育の授業で1度だけ一緒になって話したことのある子が声をかけてきてくれた。
その子はあたしよりひとつ年下なんだけど、専業主婦(今日まで通信制高校生だから専業主婦とは言わないのかな?)で、子供もいてあたしよりずっと年上に見える子。
1度体育の時間に話しただけだし、お互い名前も名乗りあっていなかったのにいろいろ話しかけてきてくれて、帰るときも「一緒に帰ろ」って言ってくれて嬉しかった。
今日でお別れだからメールアドレスも交換しないままバイバイしちゃったけれど。

たった1年間、その中で学校に行ったのは15日程度なんだから、卒業式で泣くことはないと思っていたのに、式が終わってHRで卒業証書をもらい、先生方の最後の言葉を聞いてる時に泣いてしまったよ。
友達がたくさんできたわけじゃないし、身になった授業を受けたわけでもないし、学校に特に愛着は湧かなかったけど先生にだけは恵まれた。
あたしの担任は体育教師で、体育が得意でないあたしはハズレた・・・と入学式の時に思ったんだけど(受験とかのことを考えるとはやっぱり英語とか数学とか国語の教師のがいいんだろうなと思っていたの)、あたしにすごくよくしてくれた。
それは英語や数学の先生が担任になるよりずっとよかったと思うようになるくらい。
今日も朝、黒いスーツを着てる人がたくさんいる歩いている階段であたしも同じように黒いスーツを着てる中、先生はあたしに気づいて名前を呼んでくれた(あたしは俯いて階段を上っていて先生に気づかなかったのに)。
あたしのことを苗字じゃなくて下の名前で呼んでくれる先生が本当に大好きだった。
たった1年の付き合いだなんて淋しいくらい。

卒業って言葉がどんどん身に沁みこんで、涙が出てきた頃に、恋人に会いたいなぁと思った。
昨日も会ったけれど。昨日はあんなに長い間車の中でたくさんお話してたけど。
それでも今日会いたくって。
一緒に帰ってきた友達と大通で別れて、恋人に電話をした。
「会いに行ってもいい?」と訊ねるあたしに、「今起きたばっかりだから、用意するまで待ってて」と応えてくれた恋人。
恋人の準備ができるまでひとりでポールタウンでお買い物。
大学生になるんだから服の趣向を少しずつ変えていかねねばとプリーツの長めのスカートを買った。
裾がゆらゆらと揺れてかわいいの。

恋人のお家の最寄り駅まで地下鉄で行って、そこから恋人の車でOWN WAY CAFEへ。
お腹がペコペコだったので、日替わりメニュー2種類を頼んで恋人と半分こ。
ここのパスタは本当においしいなぁ。
あたしは太麺好きなんだけど、ここのだけは細くても本当美味。
バニララテと食後のデザートにはフレンチトーストも食べました。
食べ過ぎで苦しいくらい。
今日もまったり2時間くつろいだ。
恋人と一緒に眺めていた「じゃらん」に昨日苫小牧で行ったジュナパパンが載っていて、そのもうちょっと後にはOWN WAYCAFEの記事が載っていて、またまたこれは運命だ!と騒いだあたし。
元々運命って言葉は好きじゃないはずなんだけど・・・。
でも特別だって言いたいから。
他の恋と違うって言いたくなっちゃうから。
だからそれらを定義するのに運命という言葉を使ってしまう。

あともうひとつすごいことがあって・・・。
前回あたしたちがこのカフェに来たときに来ていた常連さんな感じのカップルがあたしたちがご飯を食べている間に今日も来たのです。
常連さんって言ってもカップルで毎日来るわけないし、前回来たときは夜で、今日は夕方なのにびっくり!
そのカップルが入ってきた時に、恋人とふたりで目配せして、「この前来たときもあの人たちいたよね?」って話しちゃったもん。すごい偶然。

恋人に急に会いたくなってしまったのは、1番にありがとうを伝えたかったから。
昨日のドライブ中、恋人は誰よりも早く「おめでとう」って言ってくれた。
そんな恋人にお礼を言いたかったの。
あたしの通信制高校生生活を1番近くで見守ってくれていた恋人に。
何度も学校まで迎えに来てくれて、あたしがファミレスで定期テストの勉強をしている時も目の前にいてくれたのは恋人だった。

高校卒業するまで長かった。
中学を卒業してから5年もかかっちゃったよ。
恋人と初めて会ったのはあたしはまだ前の高校の制服を着ていた時。
2回目に会った時はあたしはその高校を休学中で、3回目に会った時には辞めていた。
4回目に会ったのが(あたしが彼に恋に落ちた時)通信制高校に通い始めてた頃。

恋人がいてくれたからがんばれたことがたくさんあって、恋人がこんなあたしを受け止めてくれて、傍にいてくれることにあたしは本当に感謝していて、それを早く早く伝えたかった。
恋人の車に乗り込んですぐに「ありがとう」って言って、帰りに降りる時も「ありがとう」って言った。
何度言っても足りない気がしたけど。
あたしの感謝の気持ち全てを伝えられない気がしたけど。
あたしが口にする「ありがとう」が何に対してのありがとうなのかちゃんと伝わってるか心配だったけど、車を降りる時のあたしの「ありがとう」の言葉の後に続いたのは恋人の「おめでとう」だったから、きっとわかってくれたんだよね。

2005年03月19日(土)  君と一緒なら笑顔溢れるから

恋人と冬の終わりのドライブへ行ってきた。
デートらしいことをしたくって目的地を水族館に決めて。
北海道の水族館と言えば小樽水族館だと思ってるあたしですが、今回は幼い頃から何度も行った小樽水族館ではなくって、登別にあるマリンパークニクスに行ってきました。
あたしはマリンパークニクスに行ったことがなかったから。恋人も行ったことないということだし。

昨日から降り続けてた雪は午前10時頃やっと止んで、青空が見えてきた。
あたし達は冬なのに絶好のドライブ日和だと言いながら出発。
札幌から登別まで片道100kmちょっと。
遠いけれど、今日は道路の雪が溶けていたので、スピードぐんぐん出せました。

途中、苫小牧の有名なクレープ屋さんくれよんに寄ろうとして案の定迷いました。
事前にネットで下調べして行ったんだけど、ネットの地図なんて略図だし。
住所メモって行ってもそこらに住所書いてないしで、30分ほど苫小牧をぐるぐるしました。
結局恋人が見つけ出して行けたんだけどね。
あたしは途中でクレープはあきらめようかと思ったよ。
恋人はあたしよりずっと方向音痴なんだけど、地図だけはちゃんと読めるんだよなぁ。
あたしは方向音痴ではないけど、地図を上手に読めないのです。
やっと辿り着いて食べたチョコバナナクレープはおいしかったわ。クレープ大好き。

苫小牧は昔行ったことがあるけれど、あんまり記憶になくって、あたしの想像以上に大きな街でした。すごく広かったし。
そんなんでなかなか登別に着けないので、途中海沿いに車を停めてお昼のお弁当を食べました。
お昼のお弁当って言ってもあたしが作ったサンドイッチと鳥のから揚げとごぼうサラダだけだけど。
目の前には太陽の光でキラキラ輝いている海があって(冬なのに海ってこんなにキレイなんだ!と感動)、右を向くと雪が積もった山があってすごく気持ちのいいランチを食べれました。

やっと登別マリンパークニクスに着いた時間は丁度今日最後のイルカショーが始まる時間。
今日はイルカを見に来たようなものですから、間に合ってよかった。
イルカショーは本当かわいくってよかったです。楽しかった♪
あとはペンギンを見たり、「ニモー」って騒ぎながらカクレクマノミの写真を撮ったり、触れるなんとかプールってのがあったので、生まれて初めてエイを触ったりしました。
普段のあたしならそんな場所があっても絶対に触らないんだろうけど、恋人が触っていて誘ってくれたので。
エイは裏側がかわいいですよねー。触ったのは表面ですけど。
あと大きなカニみたいなのも障った気がする。

帰りに苫小牧の洋食屋さんジュナパパンで晩ご飯を食べてきました。
このお店もネットで探して下調べをして行ったんだけど、またその地図が適当で住所と勘だけを頼りに行きました。
こっちは迷わなくって奇跡的!
あたしが食べたオムライスも恋人が頼んだドリアもすごくおいしくって、札幌にあったらいいのになぁって思うほどだった。

今回は目的地が登別なのに、その途中にある苫小牧で楽しめたりして、すごく実のある遠乗りになったよ。

2005年03月16日(水)  今年も一緒に四季を巡りたい

恋人があたしがプレゼントした手袋を会社に行くときもつけて行ってくれたりしてるみたいで嬉しい。
手袋はめるの面倒だなんて言ってたくせに。
だからあたしはほんのちょっぴりだけでも使ってくれればって思っていたのに。
春夏秋冬1年中ずっと身につけられているアクセサリーだとかもいいけれど、シーズンものもいいなぁって思う。
あたしは去年20歳の誕生日に今の恋人にバッグを買ってもらって(その時はまだ恋人ではなかったのだけれど)、一夏使って雪が降り始めた頃に押入れに仕舞った。
そして、雪が溶けたらまたそれを引っ張り出すでしょう。
なんだかそーゆうのもいいじゃない?
1年中使ってるわけでなくて、その季節が訪れたら使うみたいなのが。
だから恋人へ渡した手袋も、冬が終わったら使われなくなる。
そして今年が終わる頃、また冬が訪れたらその手袋を思い出して欲しい。

そして今日は恋人が来年度も札幌でお仕事をすることが正式に決まった。
すごくほっとした。
ずっとずっと心の隅で引っかかってたものを一旦失くせた。
つき合う前から、恋人が来年度はどこか違う場所へ転勤になるかもしれないと知っていた。
だからつきあい始めてからはずっと不安だった。
一時期なんてそんな話ばかりしていた。
遠距離恋愛になるのはもちろん嫌で、でもそれ以上に怖いことがあたしにはあって・・・。
恋人の転勤先の候補には前の彼女が住んでいる町もあって、あたしは恋人がその町へ転勤になることをとても恐れてた。
恋人が前の彼女を好きなまま別れたこと知ってるから。
前の彼女のそばに行ってしまったら、あたしはいらなくなっちゃうかもしれないって。
すごく勝手かもしれないけれど、その町にだけはなりませんようにってずっと願ってた。
とりあえずあと1年はまた近くにいられる。
我侭でも欲張りでもあたしは恋人のそばにいたいよ。
1番そばにいたいの。

2005年03月13日(日)  ふたりの時を刻むものを手首に纏う

今日は恋人と札幌駅で待ち合わせ。
休日に札幌駅で待ち合わせするのは初めてだからドキドキだーと思って、待ち合わせ場所に向かう途中で恋人から遅刻するってメール。
仕方がないので本屋さんに寄って、秘書検の問題集と詩集を1冊買って、ドトールへ入った。
どうしても詩集が読みたくって。
吉井 春樹さんの新刊「ふたいち。」
あたしのサイトからリンクを貼ってるあの吉井さんですよ。
今回の詩集は全部恋のコトバで、読んでる最中に何度も胸がきゅぅっと締め付けられた。
すごい素敵。1冊目も素敵だったけど2冊目はよりいっそう素敵。
恋人は待ち合わせ時間より50分遅れで到着するらしい。
待つのは好きじゃないはずなんだけど、恋人のこと好きだからいいよ。
こうしてドトールの1番端の席に座って、恋人が上ってくるエスカレーターを眺めていられるし。
こんな時間は好きだなぁって思える。
だから3時からのデートの予定が4時からになったって平気。

恋人と会ってからLoFTの時計売り場へ。
ホワイトデーのプレゼントを買ってくれると言うので腕時計をリクエストしたのです。
2月に話した時点ではマリークワントのコスメポーチだったんだけど、最近マリクワのショップを覗いたら今出ているデザインで欲しいのがなくって、ずっと前から欲しかった腕時計に急遽変更しちゃった。
VEXCELのバングルウォッチを買ってもらった。
文字盤が白蝶貝で、バングルについてるお花にはアメジストが埋め込まれているもの。
3年前からいいなぁって思ってて、今まで何度か買う直前までいったことはあったんだけど、そんなに安い値段ではなくって買えないままだった。
この腕時計をあたしが初めて見たのは18歳の11月で、今の恋人と出逢ったのも18歳の11月。
だからこの腕時計と恋人とあたしは運命なんだわとか勝手に言ってみたり。

それからデパ地下巡りをして、恋人があした会社の人へ買うホワイトデーのお菓子の下見をして、最後にママへのお菓子を恋人が選んでた。
「妹とおばあちゃんにもね」って渡されたおっきなカゴに入ったお菓子たち。
申し訳ないほど恋人によくしてもらってるなぁ。

早めの晩ご飯を食べて、恋人はビールを飲んで、あたしはカクテルを1杯だけ飲んで、お店を出る頃、「どっかで勉強してく?」と、恋人。
「うん」ってあたしは答えたけど、頭にアルコール入れた状態で勉強って・・・。

ドトールへ入って(あたしは今日2度目のドトール!店舗違うけど)、向かい合って2時間お勉強した。
恋人は知っているのか知らないのかわからないけれど、勉強しているテーブルの下、お互いの靴がちょっと触れ合ってるだけでもあたしはとてもとても安心するんだよ。

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