痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2011年04月30日(土)  わるしゃわ

ううん、薬効いてるわー。
リンパばりばり働いているわ。

しかしそのせいで、体調はポーランドなのね。
キュリー夫人たすけて。
こんど寒い日は椅子をしょってみますから。

いや、体調ワルシャワといっても、自転車で本屋さんに行ったりはできますよ。
しかし このワルシャワは、携帯でメールを打つときに、
体調わる で勝手に予測変換でTOPにでてきた奴で、
ワルシャワだったので、訂正するのも面倒でそのまま送ったという、
自分しかしらないエピソードから、気に入ってまだつかっているという・・・

GWボランティアがたくさん東北に向かっているみたいですね。
行きたいけど、ジジイは今のところ体調管理して、
できるだけ働いてものを買ったり、
できたら旅行したりが自分にできる精一杯かな。

うう、あと2〜3日の辛抱だ。
キュリー夫人。



2011年04月29日(金)  雛みつからず

かわりに植木いぢりに黄金週間第1日目をついやしたジジイでした。

あしたは熱がでなければお仕事いきます。
このターンは蜂の労働の結晶をかすめとったナニのせいか、
落ち着いていけそうです。



2011年04月28日(木)  黄金週間?

それどころではないのです。
東京から小鳥屋さんが消えた。
街の中、熱帯魚専門店はむかしよりアチコチに増えたように思うのですが、
子供の頃、どこの商店街でも、ピチュピチュピーピーいっていた
零れた餌めあての雀や鳩がたむろしていた小鳥屋さんがないのです。

今思えば、あんなに簡単に文鳥やインコの雛を手に入れることができたのが信じられない。
ブリーダーさんや数少ない小鳥専門店に予約しなくてはいけないのかい。
ハゲチョロのよたよたした雛が欲しい、欲しいよ。

夕べ懸命に検索したうちから自転車でいけるお店にいた仔は、育ちすぎでした。
だめだもっと禿げていないと。
小桜かボタンのお目目も頭もまんまるい雛が欲しいよ。
あしたも探索だ。
池袋方面に足を伸ばしてみます。

薬 3ターン目はじめました。



2011年04月26日(火)  ソースにおぼれて

堪能 堪能しました
ヤキソバ お好み焼き もんじゃ2種
全身 ソースのかほり

帰ってソッコウお風呂に入って髪を洗いました

よい誕生日でした

あしたは会社&送別会
今頃?と思われるでしょうが、地震があったのでこの時期に改めてというところも多いのでは

おめでとうメッセージありがとう
でもどうしようもなく眠いので、あしたお返事します
LOVE


あ、背景を凛々しいタロウ君にしました



2011年04月25日(月)  なにをかくそう

ニポン語の不思議。
カナで書くと、

何を隠そう(か)
と、企んでいるのか

何を隠そう
と、暴露しようとしているのか

ニュアンスが分かんないですね。
漢字で書いてみてもそうでした。

今回は暴露です
なにをかくそう、明日 お誕生日なのです。じじいの。
ふぉー じじい頑張った。
すーちゃんの10コ下だ。
いま休薬期間中のため、ブラジルのハタラキ蜂達の毎日の労働の結晶と
自分の免疫力だけで戦っているためか、
眠くてたまりません。
昼ねと夕ねと本寝を足して毎日12時間以上寝ています。
ネコだ。
いや、単に春のせいかな。
そういや毎年暖かくなると眠くてたまらなかった。
? 結局よくわかりませんでした。

とにかく自分誕生日を祝うために、これから一緒にいきていくパートナーを探しにいきます。
ネコか、インコちゃんか、ウサギさんか、ニンゲンか、
出会ってみなければわからない。
そして夜は、もんじゃパーティー。
なんだかんだいって、生きているのは楽しいことです。



2011年04月24日(日)  うさんくさーい話

今日はお仕事日。忙しかったー。
皆さん、サイドブレーキは引いてくださいよ。
でなきゃ、ギアをニュートラルに入れてください。
それから後方確認は2回して下さい。
それだけで交通事故なんか2/3になるのに。
事故件数が少なくなれば保険料も安くなる(ハズ)のですよー。

今日の朝は眠くて正直会社に行きたくなかったのですが、
行ってよかった。
やはり面白いことは家をでないと見つかりませんね。

お仕事帰りに一服しようと西日暮里のどとるこひーに入りました。
すると喫煙ブースでデカイ声で話しているオッサン二人。
いやデカイ声をだしているのは一人。
もう一人に向かって せんせい! と呼びかけています。
いきなり書類を出して、わたしの言う通り書いて下さい。
いいですか。

「次回ノーベル賞に一番近い!!!」

いきなりなんだ。

「大地震、大津波 原発の放射能の問題もすべて解決できます!!!」

すごい大風呂敷だ。

「東北の被災者、世界の難民を救うことができる!!」

ははん、発明か特許の話だな。

「天井まで5m!!! 圧迫感がありません!!!」

??? 5m? 仮設住宅にしては巨大すぎる。仮設避難所?

「ロシアのチェルノブイリは60キロ圏内、福島は20〜30キロ圏内が!!!」

放射線物質もカットできるのかな。
まあ もういいや。
さて、このものすごいナニカが 次回のノーベル賞をとれるのか。
世界中の難民を救えるのか。
未来をお楽しみに〜



2011年04月23日(土)  シュウマイとオフィサー

またまたバンマスが掲示板に写真をUPしれくれました。
見てね〜
じじいは、操舵室と海図に興奮。
航海士さんかっこいい・・・
乗り物乗りのかっこよさでは、飛行機のパイロットさんと迷うところですが、やはりわたくしとしては
一等航海士 を一番にあげたい。
オフィサー オフィサー!!!
オフィサーとボースン。
船長はね、はじめと終わりとパーティーと危機の時にでてくればよいのですよ。

さて わたくしは今後の余暇を インコちゃんの飼育と屋上庭園づくりに燃えることにしました。
うちには荒川の花火の日以外は、誰もあがらない屋上があるのですよ。
小さい水鉢もおいてメダカも飼っちゃうぞ。
楽しみ〜。


で、題名のシュウマイですが、ふと高校一年のときの合宿を思い出したのです。
演劇部の。
母校には山梨にOB会が持ってる別荘というか研修施設があって、
そこで夏休みにOB・OGも集まって合宿をしたのです。
残念ながら2年生になったら部員が3人になってしまったので1年の時にしか合宿はできなかったのですが。
合宿といえば肝試しと怪談。
当然どちらもやりました。
今思えば、青春アニメみたいだ。
肝試しは、怖くなかったな。山の中でなんにもないんだもん。
懐中電灯をもって、山をおりてまた登っただけだった。
山の下に自動販売機見つけたのは嬉しかったけど、
合宿所から徒歩20分くらいのところだったので、練習に忙しくて結局ジュースを買いにいくことはできなかったのだった。
そして夜中は、OB達による怪談大会。
みな元演劇部なのでやたら話が上手い。
しかし、当時は 恐怖の味噌汁 など駄洒落系・驚かしたら勝ち の怪談ブームまっさかりの頃だったので、
リアル霊チックな話は少なかったです。
んで、有名な、蓋をあける度に一つずつ姿をけしてゆくシュウマイの話をその時はじめて聞いたのですが、
よく考えれば怖くもなんともない話なのに、その時の話者であったOBがものすごく噺の上手いひとだったので、
初心な1年生はみな死ぬほど驚かされたのでした。
蓋の裏には・・・・

というわけで、崎陽軒のシュウマイが食べたいです。



2011年04月22日(金)  エンターテイナー

バンマスが、インド洋から掲示板に画像をUpしてくれました!
群青の海ですね。
そして 日本丸。
じじいは、乗り物オタクといってもスペック等に興味がないので、
乗り物好きからやや乗り物大好きレベルなのですが、
やはり日本の船は 丸がいいですね。
号とは違うのだよ。
マルシップ。
響きもかわいいし、ローマ字が読めればどこの海にいっても日本の船と分かる。
マルシップ。
大好きなことばなのでもう一回言ってみた。
そしてバンマスの名札にある肩書きがエンターテイナーなこと、
三味線の名取名の成衛門でなく、グラシャス・坂井なところに
クスっと笑いつつも五十路の安定感に感服いたしました。


本日は通院日。
もう毎月 民事裁判に通っているような気持ちです。
本日も調停は不調。
つまり、進行はしていないけど小さくなってもいない。
弁護士費用は薬代。
調査費も別途にかかります。

しかし先週の検査は 骨転移を疑われての精密検査だったので、
そこはシロとわかりちょっと安心しました。
どうしたら免疫力が上がるかなあ。
生き物を飼ってみようか。
じじいは小鳥好きなので、またインコちゃんを雛から育てようかな。
しかしよくみる夢で、どこか遠くに行っていて、家に帰ってみると
餌は殻だらけ カゴは糞だらけの鳥かごに、
よく よく 生きていてくれたね という羽がボサボサになったインコちゃんがいる
すまぬ すまぬ と目が覚める 
というのがあるので乗り切れない。
猫 猫は一度も飼ったことがないのでぜひニャゴニャゴしてみたいのだが、
十年とか長く生きる生き物は年をとると病院代が馬鹿みたいにかかるので、
自分の治療費で精一杯かなあ、と二の足を踏んでおります。

ほんとの気持ちは タロウ君2号 を飼いたい。
タロウ君のことは一度も夢にみないなあ。
15年の人生を生ききったからかな。



2011年04月21日(木)  すーちゃん

歌うまかった。
声が好きだった。
芝居も好きだった。
三人のハーモニーが今でも好きだ。

そうか、すーちゃんも20年もガンと共に生きてきたのか。
じじいも、あと15年は・・・
長いなあ。


今日の大きな余震。
じじいは、ビール片手に湯船の中でした。
船酔いしました。
まだまだ来るぞ。
油断めされるな。
しかしパンツははいていたいものじゃ。



2011年04月20日(水)  期間限定

昨日の日記であるサイトの募金の期間が短すぎる。
1ヶ月かよ!?
ということを書いている時に、ふと頭をよぎった。
最近似たようなことを全然違う次元で思ったような気がする。
なんだっけ。
わからん・・・

で、先ほどお風呂で思い出したのさ。
ゆりいか!

お風呂で食べるアイスはサイコウなので、ビールもサイコウなのですが、
最近はアイスなのであって、
それというのも激しい恋に落ちてしまったアイスがあって、
7のつくコンビニで売っている 正式名称は忘れてしまったが、

ガツンと超濃いモモ

とかいうアイスで、ドールの期間限定桃ジュースが大好きなんだけど、
こいつはまさにそれ。
おまけに真ん中の少しクリーミーな部分には冷凍桃と思われる物体も入っているのです。
うまい うまい よ・・・
7のつく店に行くたびに買っているのですが、
これが 期間限定アイスなのです。

くそー 桃果汁の商品はことごとく期間限定なのは何故だ。
いくらなんでもフレッシュ桃ジュースを使っているわけではないでしょう。
オレンジなんか一年中あるじゃないか。

しかし桃の価値は、季節感によって高められているのかもしれない。
でも日本はこれから暑くなるのよ。
ますます氷菓がうまい季節がやってくるのよ。
どうか ガツン桃アイスの期間がせめて6月までありますように。

・・・・ 買占めしようかな・・・・・



2011年04月19日(火)  とあらん?

これってなんでしょうか?

とあらん。

都営荒川線のマスコット(わたくしの心の中ではちんちん君)の正式愛称です。

ええっー?!?!?!?!?!

数秒考えてわかった。

と(えい) あ ら (かわ)(せ) ん 

なんじゃそれは。
とても名称とは思えない。ただの文字の繋がりじゃないか。
せめて とらん君 ならば トラムちっくだし呼びやすいのに、
どうしても 荒川 の あ を入れたかったのか。
なんかもう、震災以来最大のショック。


バンマスが昨日豪華客船の旅に行かれました。
といっても毎日、ジジババの いえお客様のために、ラウンジで三味線を弾くお仕事です。
横浜から船は出たのに、出発早々 邦楽でもないだろうということか、
なぜかシンガポールまで飛んでそこから船の旅。
ジジババはエジプトまで行かれるそうですが、楽士はなぜか南アフリカで降ろされてしまい、
そっからは自力で帰ってこい なのだそうです。
きびしいねえ。
掲示板になにかUPされるかもしれないので楽しみに待っています。


ちょっと ×× 義捐金募集を締め切るの早すぎるんじゃないの。
毎日ポイントを貯めるために見たくもないサイトを見ていたのに。
せめて1年はやれよ。



2011年04月15日(金)  うららら

暖かい!
自転車でどこを走っても、どこからか桜の花びらが舞ってきます。
桃・連翹・ゴールドマリー・パンジー・たんぽぽ・ブルズアイ
どこを走っても、ピンク・黄色・オレンジ・ブルーの花花花。
自転車でどこに行くかっていうと病院なんですが。
なんという春爛漫。
新聞もテレビもみなければ、1ヶ月前になにもなかったかのようです。
でもまだ何十万というひとが寒い体育館などで避難生活しているんですよね。
都内を歩いていて、どんな小さな寺社でも見かけると門前で小さく魂鎮めのためにお祈りをしています。
それから赤十字の方はコンビニ小銭募金に限定し、ピンポイントの募金先を選んでいます。
いま考えているのは あしなが基金。
生き残った子供たちを社会全体(なんかこの言葉いやなんだけどとりあえず代わりの言葉が思いつかない)で育て、選択肢のある未来をあげたい。
それから信州の山村の被災地もぜんぜん復興の手が届かず大変みたい。
少しずつ少しずつだな。
わたくしも俄然、あと5年は生きなければとやる気を出して自分の免疫に叱咤激励をしております。
検査の結果なんかわかるまで考えないぞ。


日記お休みの間は、会社にいったり自分ちのお仕事のお手伝いをしておりました。
薬のせいかあんまり頑張ると疲れて翌日眠ってばかりになってしまうのでほどほどに。
でも仕事する、って稼いでいるという実感と社会の一員である実感とで、
とても精神的に救われます。
たぶんどこかで誰かの役にたっていると思える。
わたくしがここしばらく尊敬している仕事人が二人いるのですが、
ひとりはいつも新御茶ノ水の駅で、工事中のエスカレーターの前に立っている警備のおじさん。
もう一人は病院にいく途中のホームセンターの駐車場管理のお姉さん。
どちらも基本、立っているだけなのです。
でも、おじさんは誰かが階段にさしかかると
(新お茶の水駅は一日中ひとが交差しているのでつまりは一日中)
必ず片手をあげて誘導するのです。
そんなのエスカレーターが使えないのは封鎖してある状態をみれば誰だってわかるのに、必ず階段をお使いください、と片手をあげるのです。
それだけでなく、目があえば必ず軽くお辞儀をしてご面倒おかけします、と小さく口にするのです。
わたくしはそれに気付いてから無視できなくなって、
出社で新お茶の水駅を通るたびに、軽くお辞儀というか相槌を打ちます。
そのおじさんは、一人ではなく交代制のようなのですが、皆そうなのです。
ホームセンターのお姉さんは、基本は駐車場に出入りするお客さんの車と搬入出のトラックの誘導をしています。
同時に通りかかる人間の安全を見守っているわけです。
お姉さんは店のまえを通るひとみんなに声をかけています。
お店に入るひとでなくても、歩道を通りかかったひと全員に。
こんにちは お気をつけ下さい (車の通行を待ってくれて)ありがとうございます。
いつでもです。
警備というのは法律で決められた、こういうところには警備員を置かなくてはいけない というなかば義務からいることが多いです。
立ち仕事で暑くても寒くても決められた時間そこに立っていなければいけない。
退屈で肉体的にもきつい。
でも おじさんやお姉さんはそこになんとかやりがいを見つけようとしたのではないか。
それはみしらぬ他人とのコミュニケーションなのではないか。
はじまりは一方的で無視されることがほとんどでも毎日続けることによって顔見知りが増え、積極的なひとは声をかけたり、
ありがとう と言われることもあって続けてきたのではないでしょうか。
わたくしの中でとってもピカピカしている人たちです。



2011年04月11日(月)  1ヶ月

あれからもう一月たったなんて思えない。
しかし 今日は盛大にゆれました。
プレートさん、1ヶ月記念なんて空気読まなくていいから。
あ、また揺れている。

今日はコンタクトを新しくするため池袋へ行きました。
平日でしたが池袋はあいかわらずの人出。
サンシャイン通りへの交差点も地震前と変わらない混みようでした。
オタクなまんが専門店もね。
宮城県のアンテナショップもお客さんがたくさんでした。
笹カマボコとずんだ餅を買いました。

少し前にネットで、
原発がまだこんな状態なのに、TVバラエティーを見て笑ったり、
普通に仕事して子供を学校にいかせている東京人はおかしい 理解不能
といったニュアンスの海外ブログ(フランスだったかな)を読みました。
自室のネットが繋がってすっかり地震速報以外はTVを見なくなっているので、
どんだけ民放でくだらないバラエティーをやっているのか分かりませんが、
わたしだって、マンガ読んだり コージーミステリーで暢気な殺人事件を読んだり、
動画サイトで懐かしのアニソンを見て一緒に歌ったりしている。
ガン患者だって一日中、自分の病気のことを考えているわけじゃない。
そんなのやってられない。
でも誰もが一日中、現実から逃避しているわけじゃない。

ほとんどの日本人は、逃げるところなんかどこにもない。
一千万の東京人や、もっと多くの関東の人間がどこに逃げるの。
九州? 四国? 海外?
ここにいるしかないのだから、発表される数値を信じて
明日も、来年もその後も暮らしていくために、仕事をして
子供たちは学校へ行く。
どこがおかしいのか、理解できないのか分からない。
捻くれた見方をすれば海外ブログの文章の作者は、ある程度の日数、旧植民地にでも避難したり、
いっそ移住してでも仕事を続けたりできる立場のひとなのかもしれない。

ここにいるしかない よりむしろ ここにいたい。
どうしようもなくなるまでは。
今日もかなり雨が降ったので、明日の数値はまた上がるでしょう。
海の向こうの半島では、雨が降ると学校を休みにしたり 家から一歩もでないひともいるというニュースも見ました。
離れているからより不安で、マスコミも煽っているのでしょう。
今日の夕方、池袋からの帰りに雨に降られて、
私はさすがに傘を買いましたが、
ずぶぬれでバスに乗ってくるひともたくさんいました。
これも海外の人から見ると、信じられないことかもしれない。
でも、家に帰ったらシャワーを浴びて服を着替えればいい、
という数値を信じることができなければ 鉛のシェルターの中に飢え死にするまで閉じこもっているしかない。

みんな盲目的に、大本営発表を信じているわけじゃない。
何を信じるかは自分で選ぶしかない。
より楽天的なものを信じたいひとが沢山いるからといって、
その人たちが愚かなわけではないし、
悲観的な最悪なことを信じるひとたちが、理性的で利口なわけでもないし、
また愚かなわけでもない。

ほんとうは、わたしだって怖い。
よく明け方に、新聞の一面見出しに、
『1号機が爆発』
と書いてある夢をみて、しばらくするうちに これは夢だ と分かっても、
目を覚まして、TVをつけてみたら本当かもしれないと
起き上がるのが嫌で、布団の中でグズグズしていることがある。
大きな余震がおこるたびに、自分の家やオフィスが壊れる心配はしなくても、
津波は、原発は、とそればかりが気になる。
そしてTVをつける。
今ところ一番情報が早いのはやっぱりTVだから。
でも速報をみて、しばらくして消す。
そして他のこと 仕事 家事 日常のこと 趣味 読書 をまた始める。
そうじゃなきゃ人生なんてやってられない。



2011年04月10日(日)  満開

選挙にいって、ついでに神社の桜の写真をとってきました。
うちの公民館は神社の境内にあるのです。
神様は須佐之男命です。
山岡鉄舟自筆の祭礼のぼりがあるらしいのですが、見たことない。
いや、祭りには立てているのかもしれないが、これだ、と認識したことない。

こんなに見事に咲いているのに、2〜3日で散ってしまう。
ので、ジジイの誕生日までは背景を桜にしました。
いやいや 桜ばっかり贔屓してしまいましたが、もちろん他の花もどんどん咲いておりますよ。
木蓮はもう終わりかけ。
山吹は満開。
うちの小さな花壇の山吹は5年越しでやっと花を咲かせました。
とっても根付きが難しい木なのです。
桜草も満開だなあ。
雪柳はおわって、小手毬はこれから。
ハナミズキは、柔らかい新緑が芽吹いているところです。

しかし 投票場にいつもきっちり背広をきて並んで座っている見届け人のような爺さん達は何者なのだろうか。
たぶん選挙管理委員会かなにかから委託されているのだろう。
町会の長老たちなのだろうか。
でも正体は知りたくない。
選挙のときだけ現れる、ノームのようなものだと思っている。



2011年04月08日(金)  太鼓

今日 ジジイは、新宿に民謡バンドを聞きにいったはずなのに、
いきなりアフリカ ガーナの太鼓だったのでびっくりしたぞ。
でも歌のような呪文のような会話のような、唄とともに大きく小さくひびく太鼓は気持ちよかった。
イメージしやすいアフリカンミュージックのように地を跳ねて踊りだしたいというより、
細胞がタムタムと動き出して、じんわり身体が熱くなってくるかんじ。
ジジイの太鼓浴。

これはうちのバンマスが三味線で参加している民謡バンドのバンマスである
太鼓打ちさんが、バークリーに留学する壮行ライブだったのが、
チャリティーライブになったもの。
ガーナのテテさんが、
募金箱 100円じゃだめよ こんな大きな被害1000円いれなきゃ
と言っていましたが、そうだよな。
長い時間をかける支援だから無理はできないけど、
今までの生活はそのままで、お釣りの小銭を箱にいれてるだけじゃ遠い他人事。
ま、それも毎日やるのも大事だけどね。
でもどう考えても日本より収入の少ない海外のひとが、一日分の給料を募金したというような話を聞くと、
痛い、と思うくらい アレを買うのは今回は諦めよう と思うくらいの額を定期的に募金しないとなあ。
増税でもいいけど、そうすると又経済が冷えるかなあ。

それはともかく、後半は民謡ライブ。
ジジイはこのバンドの第1回のライブから見てますが、
太鼓 三味線 尺八 ベース に 謡。
かみあってきたのう バイブレーションじゃのう 太鼓打ちさんが帰国したらまた聞きたいものじゃのう。
うちのバンマスの幼馴染 バークリーの先輩であるサックスさんも混じって、
よい緊張感もあり すごく楽しかった。
生まれ変わったら 民謡歌手もいいなあ。
庄内おばこがいかった。

バンマスも深夜にビーフシチュー食ってたから、退院後の体調も良好のようです。



2011年04月07日(木)  余震

日記を更新しようと思ったら、久しぶりの大きな余震。
すぐTVをつけたら、宮城で震度6強。
津波がきませんように。
直したライフラインが壊れませんように。
作業している方に怪我がありませんように。
死者が増えませんように。

なんどでもなんどでも 恐怖をのりこえる力をあたえてください。



2011年04月06日(水)  ジジイの散歩

今日はお仕事日でした。
めぐり合わせの不思議。
今日はなぜかたくさんの九州の人々と交流したよ。
鹿児島のひととあんなに立て続けにお話したのは始めて。

そして昨日は晴天のなか、
神田明神から不忍の池そして根津とまわるお散歩をしました。
明神さまはものすごく久しぶりでしたが、あいかわらず赤くて綺麗。
松下幸之助翁の寄進した将門公の像もまるで塗りたてみたいに綺麗です。
ものすごく大きな(日本一だったかな?)石の大黒様もあるよ。
でも全体的には街中にあるこじんまりしたお社です。
このお社の三神 
大黒様に五穀豊穣 商売繁盛を祈る。
いっしょうけんめい働いて自分の国でできたものを食べなきゃね。
恵比寿様には、一番たいへんそうだけど、漁業の復興と海の汚染の小さいことを祈る。
将門公には、東日本の安寧と鎮守をお願いする。
裏手にあった水神さまの社にもお祈りをする。
祈りって、神頼みももちろんありますが、そのことを真剣に考える機会にもなるよね。
お守りはかっちょいい黒地の守り袋に 将門公の紋である繋ぎ馬 荒馬を繋ぎとめた形 の刺繍が入ったものを買いました。
ほんとにかっちょいいぞ。
それからお土産もの屋さんで、甥っ子のために鯉のぼりや金太郎の飾り物を買って、湯島を抜けて不忍の池へ。
今日は天神さまは素通りさしてもらって、まあこの辺であんまり天気がよくて汗をかいたのでコーヒータイム。
大好きなドトルでもよかったのですが、ここはジジイらしく喫茶店に入りました。
おお予想どおり、じいさんとおばさんばっかり。
雰囲気にのまれてアイスコーヒーと苺ショートのケーキセットなど頼んでしまった。
でも悔いはないよ。久しぶりにエンジェルクリームといいたくなるような、
軽いフワフワのほとんど甘くない生クリームを食べました。お店でホイップしたやつ。
スポンジも軽くて溶けるようでした。
さすが湯島の喫茶店。
新聞読み放題、たばこ吸い放題 満足じゃ。

そのまま湯島口から上野公園に入り、池の周りをぐるっと弁天堂へ。
蓮はまだ冬枯れのままで、池は緑がなくさみしかったけど桜は7分咲きくらい。日当たりのよいところの枝は満開。空は真っ青。
なかなかの人出ですよ。弁天さまの参道は平日でも屋台がいっぱい、人もいっぱい。
何を食べるか考えながらまずはお参り。
今度は、家族の幸福と自分の芸事と病気平癒を祈りました。
そして屋台へ!
でも失敗しました。必須の焼きとうもろこしを食べる前に、どうしてもじゃがバターを食べたくて並んだら、おまけだよ(わたくしの前の女子高生たちにおまけしたから)と、唯でさええ1個が手のひらに乗らないほど大きいのにもう半分乗せてくれたのです。
オニイさん、ジジイじゃなくておばさんにはサービスしなくていいから。
食べきれないから。
これは巨大鯉たちに分けるしかない、と池のほとりの石に腰掛けてモグモグしていたら、なぜか鳩ではなく鴎が近寄ってきました。
食べるかな、とイモを放ってみたら食べている。
鴎は目が精悍で体がムチッと締まっていて純白とグレーでかっこいいのです。こんなに近くにくるなんて、と嬉しくて
イモを食べ終わってもまだ近くにいるので、もう一塊なげてやったけど、さすがに今度は食べなかった。
肉食動物め。
そうして残りは貪欲な鯉たちに投げてやっていたら、近くの屋台からテキヤのおニイさんが池のほとりにやってきました。
携帯に向かって怒鳴りながら。
内容はよく分かりませんが、どうも弟分に なにをしているのか と。
35万はメドがついたのか と。
なんで黙ってるのか と。
今晩は家にいるのか と。
シノギは厳しいね。
この参道の屋台はのきなみ、被災地支援店 というステッカーを店先に貼っていたけど、どういうことかよく分かんない。
売上の何パーセントか募金するってこと?
それともおアニイさん達が、現地で支援する資金?
むふふ よくわかりません。

まあジャガイモのせいでお腹いっぱいになり、トウモロコシも蕎麦も食べられず、公園の真ん中を通って、昼間の花見を楽しむ人たちを眺めて楽しみ、
自粛のおかげで、いつものゴミと酒の匂いがないのがいいね
と芸大へ抜けました。
芸大と我が母校である上高の間にある大黒堂に寄ってまたまたお参り。
そして大黒堂の隣にあった母校の正門が改築の際に裏門に変わっていることにショックをうけ、しょんぼりしながら坂を下り
根津から地下鉄にのって帰りました。

来週のジジイの散歩は、谷中墓地の花見の予定です。

上野の桜の写真、掲示板にのせました。

ショック! 万歩計をつけていけばよかった。



2011年04月04日(月)  隠居宣言

もうわしは隠居ジジイのようなものです。
貯えはないので、週に2回くらい働きますが、
病院いって、図書館いって、花を手入れして、
今日は壊れた洗濯機まで直してしまった。

排水ができなくなった10年ものの二槽式洗濯機。
全自動は別にあるのですが、潔癖症気味で手のきかない母が、
「靴下や、足拭きマットなどは、別に洗いたい!」
と日々こぼすので、
ええいうるさい 誕生日に買ってやる!
と宣言したところ、はじめは喜んでいたのですが段々と
「もったいないなあ・・・ モーターは動くのに。水が抜けないだけなのに。きっと布ぼこりが詰まっているだけなんだけど・・・」
とグチグチ言い出したので、
ええいうるさい ならわしが見てやる!
と、洗濯槽に溜まった水をかい出し、プラのフィルターを外し、洗濯機をひっくり返して、排水パイプを外し、
そうしてみたところ別にどこも詰まっていない。
ICなどなにも使っていない少し昔のプラスチック洗濯機は、本体はとても軽くて女でも簡単に横倒しにできます。
構造もいたってシンプル。
モーター以外は機械の部分なし。
どこも詰まっていないしおかしいなあ と排水口の辺りを弄繰り回していると、またまた母が、
「もういいよ。やっぱり寿命なんだよ・・・」
と自分はなにもしていないのに、さっさと諦めているのに腹がたって、
ええい!うるさい!!! こんな簡単な構造、排水の仕組みが分かればなおせるんじゃ 黙ってみておれ! でなければあっちにいっておれ!!
と半ば怒鳴りつけて黙らせ、
意地になって排水口を弄っているうちに、ゴムパッキンの存在に気付きました。
これは何度も自分でびしょ濡れになって直した、水洗トイレのタンクの排水の構造にそっくりです。
トイレのタンクは水を流す前は排水口にゴムのボールがぴったりと嵌っていて、取っ手をひねると、取っ手からボールにつながったチェーンが持ち上がり、穴からボールが外れてそこから水が一気に排出されるしくみです。
たまに取っ手がうまく戻らなくて、ボールがぴったり穴に嵌らず、
水が流れっぱなしになるんだよね。
で、洗濯機の排水口もこれにそっくりなのです。
するとこのゴムパッキンを上に持ち上げたり、下ろしたりする仕組みの不具合なのではないか。
ゴムパッキンから繋がっているプラの棒みたいなものを辿っていくと、一番上に爪のようなものがあり、その上に輪になった紐状のものがぶら下がっている。
紐状のものの根元はカバーにかくれて見えないが、トイレタンクの構造からすれば、これはチェーンのかわりで、紐は取っ手すなわちスイッチに繋がっているはずだ。
このシンプルな洗濯機のスイッチは、洗濯と脱水・排水 の2つの切り替えしかない。
このスイッチをカチャカチャ切り替えてみると、やはり紐がぴょこぴょこ上下する。
勝った! わしの勝ちじゃ。
スイッチを脱水・排水に切り替えて紐を下に下ろし、パッキンに繋がった棒の上の爪にひっかける。
するとどうでしょう。
洗濯にすれば、パッキンが下りて排水口を塞ぎ、脱水・排水にすればパッキンが持ち上がり排水口から水がでてゆく。

勝者は静かに微笑み、母に洗濯機が生き返ったことと、
くれぐれもスイッチを乱暴に扱わず、紐がはずれないようゆっくり切り替えるのだぞ、と伝えたのでした。


隠居ジジイ(ババア)の嗜みは 寺社詣で。
明日は、関東 東日本の鎮守様 将門さまに除災厄除のお願いに神田明神に参ります。
ついでに不忍の弁天さまに芸事の上達もお願いして参ります。
そのついでに湯島か上野でなにか美味しいものを食べてまいります。
パンダはわたくしにとって昭和の生き物として完結しているのでいいです。
今のパンダは今の子供たちのものです。



2011年04月03日(日)  温泉

久しぶりに巣鴨のSAKURA温泉に行ってきました。
地震の3日後の月曜日にもいったけど、第1回計画停電にひっかかりそうで、
やるのかやらんのか誰もよく分かんなくて、
突然やったらやばい、とその日は3時で閉館してしまったのでした。
わたしたちは6時に待ち合わせて駅前でそのことを知り、
まあ当然か・・・ と肩をおとして地元の居酒屋に行き、大いに飲んだのでした。
遠い昔のことのようです。

温泉では義捐金BOXの隣に支援販売コーナーがあり、なぜか北海道のジャムを売っていました。
ハスカップミルクジャム・・・ 買っておけばよかった。
E姐は買っていた。
しかしうちには今もらい物のジャムが3瓶もあり、うちの家族はジャムをあまり食べないのだ。


あー 温泉はいい。
引越してから久しぶりの大きなお風呂でした。
家のお風呂と銭湯や温泉の大きなお風呂はまったく別のものですね。
しかし体はポカポカだけど、湯疲れとその後のビールですっかり眠くなってしまい
帰りの電車で眠ってしまいそうでつらかった。
これだから温泉は日帰りではなく、お宿に泊まりたいのだ。

夏には松島見物と温泉にいくぞ。
水族館にもいくし、お土産もいっぱい買うぞ。
茨城と福島の余震よ おさまってくれ。

補足)
テレビをみていて分かりました。福島や宮城のひとも、〜っぺ という語尾を使うのですね。
うむ、北千葉から茨城周辺より広い範囲だったのだな。
わたくしの世界が狭かった。
印象としては沿岸部 海の側っぽいしゃべりなのですが、山間部でも使うのかな。
ちょっと勉強してみます。



2011年04月02日(土)  桜

東京の桜も咲いてきましたね。
近所の公園で一番日当たりのいいところの樹は、3分咲きくらいかな。
夜、照明をつけてカラオケで大騒ぎするのは自粛するにしても、
仲良しや家族と昼間お弁当を持って、
お酒のみは缶ビールかワンカップくらいもってお花見するのはいいんじゃないかな。
春を寿ぎ、この地を暖めてくれる太陽を喜び、経済活動にもちょびっと貢献。
公園なんかではアコースティックなライブをやったり、バザーや募金もやればいい。
日が暮れたらおしまい。

でも明日からまた少し寒くなるらしい。
春はもともと強い風も吹き荒れるし。
でも毎日すこしずつ暖かくなる。
これは間違いない。



2011年04月01日(金)  本

図書館が再開されたよ。
とても嬉しい。予約していた本も入荷していた。
節電のため、当分は13〜17時まで。
今日は閉館時間を知らなかったので、17時ぎりぎりに行ったため、
じっくり本を選べず、さっき流し読みしたら2/3がはずれだった。
すこし前から思っていたのだけれど、
いわゆる学者さんが書いた、学術書ではない文明論とか文化論とか一般向けの教養書って、ほとんどクズだ。
よっぽどの古典や複合的な教養の持ち主でないかぎり、結局はお勉強バカから狭い専門分野の世界へのエスカレター組だし、
ほとんどの人が実業の世界を知らない。
専門分野を極めたひとからみる世の中の動き ってことで今でも需要があるんだろうけど、
ある程度年齢を重ねてみれば、
世の中ってあんたがいうようなことだけじゃないし、
どうせ専門の中のことしか実感を持って書くことはできないんだから、
もっと我田引水でひらきなおればいいのに、
変に 人間とは 社会とは 男女とは 情報とは とか大風呂敷をひろげたがるけど長年考察してきたんじゃないでしょ、
あんたの価値観でしょ、と言いたくなる。
比較だいすきみたいだけど、それぞれの違いのそれぞれの価値を見出すより、
批評のために比較対象を持ち出すことが多いし、
執筆時の世の中の表層の動きをすぐ書いちゃうから、
実際きょう借りた1993年初版の本は、例として持ち出した現象が
2011年の今となってはもう腐っているというか枯れている。
文章力が貧弱で言葉の選び方が雑なひとも多い。

あ〜 悔しいので、あしたはじっくり時間をかけて本を選んできます。

痛いほど選び抜かれた、このフレーズ この単語でなきゃだめだったんだよね、という文章。
なんという 想像力と構成力 という物語る力。
長く深い考察と対象への愛。

子供のころから本の虫で、目の前の文章はとにかく読んできたけれど、
もう最大限残された時間も見えてきたし、
古典から今日発売された新刊まで、
いろいろなジャンルで、本当の作家が書いた本をクズ本の中からみつけだす。
まあ好みや信条の違いはありますが、臭いと思ったら読むのやめる。
むかしは、もったいないと思ってイヤイヤ最後まで読んで、
死ね と叫んで、破いてゴミ箱に放り込んだりしていた。
若かった。

学校がはじまったら被災地にもたくさん本が送られるといいな。
すばらしい絵本や物語、ノンフィクションや学術書には、
心を現実からはるか遠くへ跳躍させる力がある。
本からもどってきた時には、
今の自分とは違う、知らなかった ひと・生き物・世界・価値感 への想像力とシンパシーと寛容を養ってくれると信じているから。


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