痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2007年03月29日(木)  自慢 完結編 

正直いって昨日の日記は自慢でした。
でも、子供と遊ぶのがうまい なんてたいして害にならない自慢だと思うので許してください。
昨日のわたくしは、とにかくなんでもいいから自慢したかったのです。
そんな本を読んでしまったのです。
図書館のリサイクル本コーナーにあったのです。
新しめのキレイなハードカバー。
南スイスアルプスの紀行文。
と、帯にあったのでもらってきました。
スイスは特急で通りかかったことしかなかったので、そしてその時にチラ見したアルプスの絵葉書そのままの風景に、
年をとったら余裕をもって行ってみたい、と思っていたので興味があったのです。
でも出だしからして何か変。
わたし(筆者)の旅哲学、いかにステキに旅したいか、ステキな服を着て、ステキな食べ物を食べ、
ステキな出会いをして、そうしてきたからこそ自分のしてきた旅は一度も失敗などない、
いずれも素晴らしい思い出である、
と、いきなり2ページに渡り書いてある。
わたくしの旅は失敗ばかり。それでもいずれも素晴らしい思い出だい、といじけた気持ちになりながらも、
やや顕示欲の強い、自分の価値観に絶対の自信を持つ作者なのだな、
アルプスの高級なヴィラに滞在し、社交しまくるなんてことは一生起こり得ないし、
考えただけでゾッとするけれど、だからこそバックパッカーの紀行文より面白いかもしれない、と読み進めました。
わたし(筆者)は、上流階級のひとではなく、普通にフランクフルトのオフィスで働く女性で、
ドイツ人と結婚している日本人だということはすぐに分かりました。
旅で出会う人達も、中流の人々です。
でも、なにか変。
たしかに、わたし(筆者)は精力的に山に(ケーブルカーで)登り、湖を船で観光し、
日帰りバスツアーに参加し、
仲良くなる人々は、ブティックのオーナー夫妻や退職した元教師のような人々なのです。
普通のひとの普通のヴァカンスなのです。
でも出だしから何か鼻につく。
まず、わたし(筆者)の話し言葉がぜんぶ
「〜ですわ。」
んー、丁寧なドイツ語で初対面の人と話すニュアンスを出しているのかな、と思いましたが、
その会話がですね、なんとも古臭いエスプリのきいたものなのです。
人間喜劇の洋画なんかでよくあるでしょう。
なにごとも一ひねりして投げ返す、そんなお互いの機智合戦、
おまえら頭の回転が速いのはわかったから話をすすめろ!
と江戸っ子なら誰でも怒鳴りたくなる、ちょっと洒落た会話。
あれを全部、「あら、それは〜ですの?」「あなたは〜な方ですわ。」で綴られる。
それから出だしの列車に乗るところ、食堂車のなか、すべての男性がわたし(筆者)に優しい。
出会うすべての人が、「学生さんでしょう。おおまさか信じられない!」と言う。
まあヨーロッパだから。それに女性の一人旅だし。
と、大目にみつつも、どことなく自分は特別扱いされているような記述も目立つ。
うむー、なんと顕示欲の強いひとだ、と思いながらも、アルプスにつきました。
なかなか文章のうまいひとなので、むーと思いながらも山々や自然の様子など読ませてしまう。
そうかー ババアになる前に、絶対いくぞ! と思いながらも、
その自然に感動する自分の感受性とそれを育んだ青春時代のくだりに又うへー。
ただ絶妙に すごいでしょ感を顕にしていないというか、自分で気がついていない風な顕示っぷりなのでまだ読ませてしまう。
ところが翌日からの観光で馬脚をあらわし出しましたよ。
とにかくナンパされまくる。
イタリアとの国境に近いところなので、イタリア男のナンパなのでそれはいいのです。
普通です。
なんだか変な部分はですね、その他の人々との出会いは、バスや電車やレストランの中なのに、
ナンパ君たちは全員、わたし(筆者)の前にどこからともなく車であらわれるのです。
万歩ゆずってこれもよしとしましょう。
イタリア男の わたし(筆者)への賞賛を「〜ですわ。」で軽くかわすくだりも百万ゆずって我慢しましょう。
でもね、その男達の乗ってきた車の描写が微にいり細にいりなんだよ。
男の容姿はみなほどほどなの。っていうか薄い描写なの。
でも車がジャガーの特別色だとか、××の4ドアのコンバーチブルは生産ラインにないから特注だとか、型式まで書いてあったり詳しすぎる。
はじめはドイツだし、わたし(筆者)は自動車会社で働いているのかと思ったのですが、
途中でどうやら金融関係の会社とわかり、やっと初心なわたくしも、
これはナンパ男達のステイタスを自慢されているのだと気付きました。
そういえば会話は宙に浮いているのに、男の服装や色の取り合わせ=センスのよさもやけに詳しく書いている。
うへー、なんだこりゃ。
中盤までに「学生さんでしょう。おおまさか信じられない!」の会話も何回読んだか分からないほどだし、
この本はここまでだな。ただの自慢本だったか、と思われたのです。
ところがこの本はここから驚くべき展開に入るのです。

さてここまでの間に、わたし(筆者)は、かつてドイツの大学で教鞭をとっていた日本人と親しくつきあっていたという老夫婦+老義妹と仲良くなります。
同じヴィラに泊まっており、偶然日帰りバスツアーで一緒になり魅力ある老夫婦+老義妹(としつこく書いてある)とわたし(筆者)は夕食をともにします。
その次の日から老夫婦+老義妹とはあちこちで顔をあわすのですが、
だんだん老紳士(引退した銀行家)のわたし(筆者)への科白は情熱を帯び、行動はストーカーチックになっていきます。
そうなのです。老いらくの恋なのです。
うへー、自分のことなのによく書くなー、とナンパ自慢にも増してゲンナリしていたところです。
でも一応、わたし(筆者)は、そんな老紳士の気持ちに気付かない(でいてあげている)と読めるよう書かれていました。
ところが、わたくしがもう限界 もう読まなくてもいい、と投げ出そうとした次の章で、
いきなり老紳士の長い独白が始まったのです。

???

瞬間かるいパニックにおちいりました。
これは紀行文ではなかったっけ?
なぜここで わたし(筆者)以外の視点での一人称がはじまるの?
わたし(老紳士)が、いかに老妻を愛し感謝しているかや、苦しかった戦中のことを訥々と述べているよ。
述べてもいいけど、なんだろうこれは。
わたし(筆者)が老夫妻からきいた四方山話を老紳士の述懐として仕立て直したのかしら?
あらあら、愛妻に謝っているよ。
彼女を一目見たその時から激しく苦しい恋の虜となったって、あんた何いってんの?
マイコ?マイコって誰?
表紙に書いてある筆者の名前と違うよ!
もうわけわからん。
わたし(じじい)のねちっこい恋バナとマイコがいかに素晴らしいかの描写は気持ち悪くて、これがまた長い 読みとおせず、
いったいこの本の正体はなんなのか、それだけが知りたくて最後まで飛ばし読みました。
オイオイとうとう船(シート総皮張り・濡れるぜ)にもナンパされたよ。
またじじいの独白だ。心臓病で酒が飲めない・・・とかなんとか。飛ばし。
そうしてわたし(マイコ(誰?))は、最後までじじいの恋心には気付かず、
壁崩壊寸前の東独で命がけの仕事をしているっぽい、愛する夫(ジャーナリスト)のことを案じ、
美しいアルプスを後にするのでした。
わたし(略)が列車のステップに足をかけた時、初日にわたし(略)を迎えにきたホテルの運転手(キャデラック)が、
真紅の薔薇の花束をもってあらわれます。
「送り主の名は存じません。しかし老紳士とだけ申しておきましょう。」

おわり

なんだこれー
最後まで読んでもわからない。
あとがきも読んだけど、十年数前にかいた紀行文とある。
やっぱり わたし=筆者 なんだ。
それぞれ名前を変えたとして途中までは鼻につく紀行文らしきものだったけど、
じじいの独白からは違うよ。
実際にあったことを小説風にアレンジしたとしても、妄想入っているよ。
怖い。
後書きをよく読んで見ましたら、
十数年前ふと時間ができたので、紀行文をまとめてみた。
ちょうど知り合いに、大出版社の偉いひと(こう書いてある)がいたので、原稿をわたした。
「よく書けているが当出版社向きではない。」と編集から返された。
考えてみると偉い人は営業関係の偉いひとだったので役にたたなかった。
ここでマーケティング主義の日本の出版界についてひとくさり述べる。
昨年、ふとこの原稿をひっぱり出してみた。
引きこまれて一晩で読んでしまった。
お金をだしてもいいから、これを誰かに読んで欲しい。っつーか本にしたい。
幸い引きうけ先が見つかった。
以上。
そこでわたくし奥付を見てみました。
新聞によく広告をのせている、
「あなたも本をだしてみませんか。」
の出版社だった。
仕度金を払えば、カスでない限り本を出してくれるところ。
そして大半を自分で買い取る仕組み。
奥付のページには、スリップが挟まっていた。
だからこれは、本屋で買ったものではない。
誰かが知り合いからもらったか買わされて、キレイなまま図書館に寄付したのだ。

これもしかしたら、本人は紀行文と思っている妄想自分素敵小説なのかもしれない。

二時間めいっぱい わたし(筆者=マイコ) の自分素敵自慢を読まされて、
やるせなく、腹ただしく、わたくしも誰かになんでもいいから自慢してやる、
その思いから昨日の日記ができました。
だから許してください。
今日のも長くてごめんなさい。



2007年03月28日(水)  よだれまみれ

いえ、これは全然 萌え な話題ではなく、
甥が毎日うちにいるので色んなものがベタベタしているのです。
義妹がインフルエンザにやられたので、実家が託児所状態なのです。
そして母は腰痛でギブアップ寸前。
数十年前とはいえ、子供を二人も育てあげたくせに子供と遊ぶのが下手なのですね。
疲れないコツがあるのですが、コツとしかいいようがないので、言葉で説明しずらい。
なんて言えばいいのかな。
いいかげんに、ではなく 適当に、というか 力を入れず、といいましょうか、
なんとなく怪我をしないように360度視野に入れながら、自分を中心に走り回らせておく
かな。
奴らの後ろを「危ない 危ない。」とずっと追い掛け回しているのが一番へたな疲れる遊び方です。
奴らは追い掛けられると興奮して逃げ回るからです。
奴らは注目を一身に浴びることが無上の喜びなのです。
逃げ回ると必ず転ぶし。そのあと大泣きするし。
ゲームでも言葉遊びでも、ボールでもミニカーでもなんでも 
自分の周りをグルグルと走り回らせておく。
すると大人は一点であまり動かなくてもいいのです。
奴らがうまく回れば椅子に座っていてもいいくらいです。
でもうまく回らせるのは、コツとしかいいようがないなー。

大事なのは、ずっと見てること。
「見てるよー。」 とアピールすること。
それからずっと声をかけること。
これは、なんでもいいのです。「おお。」 でも 「ドカーン。」 でも。
「すごい!」(っていうか褒めことば。賞賛。) が一番効き目があるのですが、
効きすぎて調子にのることもあります。
キーキー声で叫び続けヒステリー状態のようになってしまうので注意。
それから同じ遊びを奴らが飽きるまで、子供というのは実は飽きっぽくないので、
一時間でも二時間でも同じことをやっていますが、
つきあう。
大人が、「ほらこっちに新しいおもちゃがあるよ。」 と誘導しても無駄です。
大人には理解できないのですが、奴らは、単純な、
それこそオハジキを金魚鉢にポトンポトン落とす、
といったようなことでも、はまると半日やっていたりするのです。
同じお話を何十回でも繰り返し聞きたがるしなー。
こうなると、次にこうなる と自分がわかっていることが面白いのかな。

この同じ遊びを長時間つき合えるか、が大人が子供と遊ぶ上での一番の壁かもしれません。
わたくしでさえ、二時間を越えるとさすがに、
「もう飽きちゃったから、ちょっと違うことしませんか。お願いします。」
と恭しくお伺いします。
すると奴らは、大人ってしかたがねーなー という顔をして重々しく、
うむ と頷いてくれたりするのです。
あとね、子供って大人から赤ちゃん言葉で話されるより、対等な言葉遣いをされる方が喜ぶし、
話をよく聞く。
なぜだか特に、ですます調の丁寧なことばがいいようです。
ちまちょうねぇ〜 は駄目。
してくれませんか? だと、「いいよー。」
主導権を握っているようでいい気分なのか?

まあ、ここで駄々をこねたり、生意気なことをぬかしたりした時には、
ぐっと大人の威厳をもって強制終了。
世の中なんでもおまえの思い通りにはいかねえんだよ、と教えておきます。
でも翌日にはまた同じ遊びをしたがるので、また付き合います。
たぶんここも大事なとこです。



2007年03月25日(日)  太腿まみれ

ここ数日、夜9時以降ひまだったので、めずらしくテレビを見ていました。
フィギュアスケートとシンクロナイズドスイミング。
うら若き乙女の太腿を5年分くらい堪能しました。
同じ時間帯で放送していたので、リプレイとCMを飛ばしながら交互に。
しかし結果としてシンクロの方をたっぷりめに。

より見世物要素の強いシンクロの方が好みでした。
どちらも世にも奇妙な行為ですが、氷の上でグルグル回ったり海老ぞっているよりも、
水中で逆立ちしたり、180度大また開いて浮んでみせたり、
真っ白な歯を剥き出しにしてロケットのように水から飛び出してくるほうがオカシイ。
それからメイクとコスチューム(って水着だ)がサーカス並にギラギラと派手なのもいい。
しばらくぶりに見たら、フォーメーションも手振り・足振りもなんだかとても前衛チック。
なにより女子たちの異形ともいえる体型。
世界女子肩幅選手権か、と思えるほどのみごとな逆三角形。
それも出場者全員。
あとねー、太腿ね。
長くてぶっとい何十本もの太腿が、濡れた生足なところがいい。
水からズボッとでてくるとまるで肌色のイルカのようです。
肌色はなにやら禁止用語だか自粛用語だかになったようですが、
そんなのそれぞれの肌の色ってことですよ。
めんどくさいね。

スケートの太腿はですね、タイツがいや。
それから着ているのに着ていないようにみせようとする、衣装の肌色のところがいや。
テレビで見ると興ざめです。セクシーでない。
そんなに布地を少なくみせようとしなくてもいいのに。
男子もするんだもん。
男子はビラビラの長袖ブラウスでいいじゃん。

そんなわけでシンクロに一票。

ずっと昔、シンクロというスポーツ?が世の中に広まり始めた頃、わたくしは中学生でした。
当然、修学旅行のお風呂でシンクロ フリーのソロを披露いたしました。
うけると思っていたのに、なぜか女子のみなさんは引きぎみでした。
「やりすぎ。」
と、たしなめられたりしました。
その時は、真っ裸だったからかな〜 としか思わなかったのですが、
今思うとわたくしは太腿以上にいったいなにを披露してしまったのでしょう。



2007年03月22日(木)  尾篭ふたたび

また風邪をひいてしまった。
自分の免疫に自信をなくしてしまいました。
いや、原因はわかっています。
風呂上りに髪を乾かさず、
3時間も見も知らぬ他人のブログを読んでいたからです。
なんかはまったんだよ。

ただいま絶賛げほげほ中なのですが、
わたくし物心ついて以来、数十年ぎもんに思っていたことがあるのです。

鼻汁と痰 は同じものなのではないか。

どっちから出るかの違いでしかないのではないか。

あやしいよね〜


でも調べない。ひとにも訊かない。
正解は知りたくない。
ヒントもださないで。



2007年03月18日(日)  祝 ぱすも

悼んだり祝ったり忙しいよ。大人の人生。
今日がパスモちゃんの初日でしたが、買っちゃった。
新機能を発売初日に買うなんて生涯で初めてよ。
それもこれもスイカのオヤジグレーが好きでないから。
JRのデザインは広告もPOPもどれもこれも好きくない。
パスモちゃんは、シルバーグレーにピンクで電車とバスの絵がついている
シンプルなものです。
スイカの野郎もペンギンなどでごまかさず、しっかり電車の絵がついていればよかったのに。
電車とバス。
の形が好きだ。

でも記念に、と思って記名式の方を買ったら、可愛くないフォントで
しかもなぜか紫の字で、
カタカナ氏名に サマ まで付いて印字されてしまいがっかりです。
もっとクッキリとした字体で、ピンクや濃いグレーとまでは言わないけれど、
せめて黒の文字、氏名のみ にして欲しかった。
でもこのゆるさが日本か。

スイカ野郎は早速、返還してデポジットを返してもらうぜ。
あ、でもこのスイカはもらいものだった。
500円もうけた!
次回の読書会に、おやつを買っていきましょう。
皆に還元。



2007年03月17日(土)  ☆

なぜか、つのだ弟のように、
スズキ☆ヒロミツ な字面で認識していた彼。
高校時代、「理想の結婚相手は?芸能人でいうと誰?」と乙女な会話のなか、
「スズキ☆ヒロミツ!」
と答え、友人全員に笑われるどころか、微妙なエーッという声をいっせいに浴びたわたくし。
ガチンコマジだったんだよ、ヒロミツ。
残念ながらわたくしの人生に彼のような人は現れず、こうして独り身を貫くうちに理想さえもいってしまった。

ここ最近で一番さみしい訃報でした。



2007年03月15日(木)  若葉

昨日の日記では、ご気分を悪くした方も、いらっしゃった模様。
すんませーん。
今日は、ちょっといい話。

うちの近所にやる気のある床屋があるのです。
あーわたくしは、床屋で顔そりとかしない人間ですので、外から見てね。
すんごくやる気いっぱいの外観。そしてモダン。
いつでもピカピカ。
渋い職人風の男性が3名働いている。
そこには、ほんとうにいつでもピカピカに磨いてあるスカイブルーのローバーのミニがとめてあるのです。
わたくしは常々、イギリス的職人堅気な床屋、と好感を抱いていました。
いや、江戸気質な職人一家でもいいんだけど。

今日、その床屋の前を通りましたら、老・中 な、職人さんが若 な職人さんに、
そのミニでの、車庫入れを教えている光景にであいました。
下町の床屋さんですから、そのガレージもほんとうにミニがギリギリ入るくらいな狭さなのです。

おお、三月。
弥生よ。
運転免許証とりたての、孫(おそらく)に、祖父と父とで、
我が家の車庫入れの切り返しのタイミングなどを教えていたのでしょう。
三代で、あのキレイなスカイブルーのミニを乗りまわすのですね。
それは、春らしく、長閑で、好きなものを大事に使うということ、家族でその価値をわかちあうこと、
そんな、いいなー というものに満ち溢れた情景でした。

でもさ、この若職人が友達と遊びに行ってつまらない追突事故を起こしたりするんだよね。
それから、立体駐車場の鉄柱にもぶつけますね。
とりあえず、若葉マークな奴は、車両保険をつけなければいいと思います。
職業柄つよくそう思います。
なによりも、信号待ちの時に、ギアをニュートラルに入れろ! と声を大にして言いたいです。



2007年03月14日(水)  久しぶりなのに尾篭な話で恐縮です

久しぶりに超ど級の二日酔いでした。
いや、飲んでいるときから、
「あ、この焼酎はやばいな。ツンときて、舌にびりっとくるな。こんなペースで飲んじゃだめだな。」
とは思っていたのですが、途中から例によって味なんかどうでもよくなってきて・・・
ダラダラと長い時間をマイペースで飲むのは平気なんですが、短い時間で濃い酒をガブガブやると・・・
どういう飲み会だったかは想像におまかせします。

ゆうべは結構はやい時間に床につき、眠るまでは大丈夫だったんだよね。
起きてすぐに吸った煙草も大丈夫だった。
そのあと、仕事があるからと、毎日食べているバナナスライス1本分いりヨーグルトコラーゲンかけ、
を食べて、お水を飲んで、出掛けにもう一服して駅まで歩き始めたら、グラッっときました。
これはやばい、と思っているうちに胃の奥のほうで、ゴボッときました。
このままきっと駅のトイレに篭城することになる、
と、わたくしにしては早い決心で 仕事休みます の電話をいれる。
急ぎ足で帰宅する途中、世界がぐるぐる回りだす。
部屋にたどりついて、スカートを脱ぐのももどかしく、ベッドに倒れ臥す。
そして仰向けになった瞬間に、やってきましたよビッグウェーブが。
スカートを脱ぐ前にトイレのドアをあけて便座をあげておいてよかったなー。
ベテランならでは。
それぐらいの勢いでした。
胃から逆噴射。
逆噴射ってのも古いことばですね。羽田沖の事故から何年たったのでしょう。
それからはもう、口をゆすぐ、お水をちょっと飲む、ベッドに倒れ臥す、仰向けになる、逆噴射。
の、繰り返し。
久しぶりに味わう、胃液の苦さよ。
感情なくしてただ流れる、涙の辛さよ。
これを一時間ほど繰り返して、ドッとおちいるように眠りにつきました。
目覚めると午後三時。
くたくただったのですね。
今度はもう水を飲んでも大丈夫だったので、自分を(胃を)ためそうと、
Mcドナルドに言って、ビッグナマックとポテトのデカいのとオレンジジュースを買ってきました。
はじめはこんなに買うつもりはなかったのですが、入り口でクーポン券をもらってしまったので、
つい、あれもこれもとクーポンを千切ってしまったのです。
安かった。
また人間噴水になったら大変なので、お持ち帰りにしました。
さっき食べ終わりました。
あれから30分たちました。
大丈夫のようです。

二日酔いで、頭痛と嘔吐とどっちがいやか、といったらわたくし的には頭痛です。
嘔吐は苦しいっちゃ苦しいのですが、治まるとなんだかすっきりします。
ただし、自宅・マイトイレ すぐベッド の条件つき。
居酒屋のトイレなんかは嫌です。
だって治まりかけても、電車かタクシーにのらなければ、ベッドに辿り着けない。
一番いやなのは、駅の和式のトイレです。
さすがにここ5年くらい、駅トイレに篭ったことはありません。

あんなに食べたのにまた小腹がへってきました。
コンビニで発見して喜んで買っておいた、森永エンゼルパイミニ(1個20円)を食べました。
うーん、あんまり美味しくない。
小さいからかしら。マシュマロのふわふわ感がないの。
残念。



2007年03月10日(土)  あるある

○○を食べると体にいい、とか どこそこに効く、ということを一切信じない、
という立場を貫いてきた私ですが、
実はまったく信じなかったわけではありません。
あーるある、という番組をみて、
「うーむ、わたしはみかんよりリンゴで痩せるタイプのようだ。」
と、効率的なリンゴの食べ方のメモをとってみたり、
ふと本屋で目に付いた 健康雑誌の大見出しを見て、沖縄から不味いお茶を取り寄せてしまったり。
そういうことは数限りなくあります。
にがり もやったな。まだ台所にあるな。これは煮物に使っています。
でも、信じない、と言い張ってきたのは、
食べる、ということは頭が命じるものではないので、
理性で選んだものを食べつづけるなんて続かない、とわかっていたからです。
効くのかもしれないけれど、わたしたちはマウスのように無理やり注射されるわけではなくて、
自分で選んで口にもっていかなくちゃならないわけで、手と口がそれをこばんだらどうにもならないにょですよ。
以前、顔を怪我したときに、皮膚の再生にはヨーグルトがいいから、と言われ、
毎日2ℓほど、無糖のヨーグルトを食べてみたけれど、10日ともちませんでした。
飲み込めなくなるんだよね。
なにかが体にいい、と聞いて ググっと引き込まれてやってみようと思う瞬間って、
信じているんじゃなくて、信じたい だけなんだよね。
でも世の中には、この信じたい力だけで、なんとかしてしまう人もいることは否定しません。
すげー、と思うけど、ちょっと怖い。

ここまでは、前おきで、実はこのたびコラーゲンを飲み始めました。
母のお勧めです。
母は、その姉からすすめられたそうです。
ふつう女性がコラーゲンを飲む、といえばお肌のためですが、
それ以外にも、コンドロイチンがどうしたこうしたで、関節痛にもいいらしくて、数十年リウマチで苦しんできた母が、飲み始めて2ヶ月で、
膝の痛みが和らいだようだ、と言い出したのです。
リウマチは決して治ることのない病気なことは本人もよくわかっていて、
ただ常に痛みがある、という他人にはどうしてあげることもできないかわいそうな状態がずっと続くのです。
進行を遅らせる科学的な薬とは別に、鎮痛のための民間薬をいろいろ試していたのですが、
しょうが がけっこう効いたようですが、ものすごく胃を荒らすという副作用がありました。
ゆずの種とかいうのもやっていたな。
でもたしかものすごく高かった。
で、コラーゲンなのですが、これはブームのおかげで価格も下がり、
無味無臭で、なににでも溶けるので、ジュースやコーヒーに溶かしていくらでも飲める。
そして母がいうには、膝痛だけでもありがたいのに、どうもお肌の調子もよく、
髪にもこしがでてきた、と言うのです。
でも日記でコラーゲンのよさを言いたいわけではなく。

わたくしは自分ではそうは思わないのですが、母と並んでいるところを見ると、
他人から指をさして笑われるくらい似ているらしいのです。
そうして、母の肌艶や髪のこし、たしかにいわれてみると、なんだか若返っているように見える。
女性は年をとると、見た目と実年齢とは平等には比例しなくなってきます。
このまま母が肌艶をキープして、わたしがなにもかも放って老いるにまかせていたら、
わたくしはそう思ってはいませんが、ただでさえそっくりだと言われているのに、
このままではいつか、
「ご姉妹ですか?」
と言われる日がきてしまうかもしれない!
そんなのいやだ。
母には負けない。
そういうわけで、わたしもコラーゲンを飲むことにしました。
効くかどうかは、どうでもいいのです。
大事なことは、母と娘の年齢差をキープすることです。
そして母には内緒にしておくです。
「ふーん、効いているのかはともかくとして、そう思えるだけでよかったじゃん。」
なんて言ってしまった手前、わたしも飲み始めたとはいえません。
女の性です。

ここのところ金欠で実家に寄生していることが多いため、どうも家族の話にかたよりがちです。
恐縮です。 



2007年03月08日(木)  すんません

電車のなかまでは、覚えていたのですが、
何をかくのか、忘れました。
でも、たしか、人生説教臭いことだったように思います。
読まなくて幸いだったのではないでしょうか。

んと、たしか自分がいかにエゴイストか、そんなエピソードだったように思います。

それにつけてもさ、いまの日本人はことばを使いきってないよね。
たとえば、満員電車で、奥のほうから出口にでたいときなんか、
「すみません、降ります。通してください。」
このセンテンスのなかの一語を言えば、日本語圏の人間だったら、
お互いさま って思うよ。
なのにさ、最近は、ほとんどの大人は黙って身体を押すだけしか、しないじゃん。
押された方は、意図はわかるけど、ムッとするよ。
お互い、最初から喧嘩腰。
なんでなんだろう。

外国人が、日本にきて最初に覚えることばに、
「すいませーん。」
が多いってことで、
他人どうしが狭い世界のなかで生きていく、というお約束をどうやって相互でたしかめあうか、
が世界共通なことを感じます。

とにかく、舌打ち は許せないね。
馬鹿が、言葉を惜しむな。
主張して、争うことから逃避して、ただただ自分の不快を 他人を不快にすることで、
一番ばかみたいな、『目には目を』 で解消しようとするのは、
わたくしは嫌だ。

結局、説教くさくなりました。
酔っ払いって、そんなもんなのかしらね。



2007年03月03日(土)  パーティートーク

パーティーに行ってきました。
ちょっとドキドキしましたが、知らない人と、顔は知っている人と、仲のよいといえる人と、
家族のような人が、いい按配で集まっていたので、
自分でも、
「成功だぜ。」
と思えるほど楽しめました。
一番の成功は、ほどよい時間でお暇したことです。

そして今日の一番の山場。
はじめてあった方と、
わたしはこういうことをしています、と初対面同士の基本の会話を真面目にしていました。
相手は男性だったのですが、気付くとまるで通訳のようにその方と仲のよい、
わたくしにとっては存じ上げているくらいのお知り合いの女性が会話をとりもってくれていました。

女性 「このひとはネンキンをとっているの。」

私 「えー!? もう? 早いですね〜!」
(いいですね〜 というニュアンスをこめたつもり)

・・・・・・・・・・・・・・ 間 ・・・・・・・・・・・・・・・

私 ???

私 !!!

私 「あ! 熊楠の あの 粘菌 の 写真 ですね!
   (以下 言わなきゃいいのに)
   いやー お若いと思ったんですよ〜 あははは・・・(高笑い)」

・・・・・・・・・・・・・・ 間 ・・・・・・・・・・・・・・・


そうです。わたくしは目の前の男性が、年金を取っている つまり、
ゆうゆう年金生活 → 楽隠居
と思いこんだのでした。

男性との会話は以上で終わりました。

たしかに、彼は年金生活をおくるには若すぎるとも見えましたし、
初めてあった異性としょっぱなから、
おっ もう年金生活ですか いいでしょう いいですね〜
といった自己紹介は、普通はしないかと思います。
今となっては。
けれど、
「えー!? もう? 早いですね〜!」
と言ったときのわたくしは、自分の解釈にかけらの疑念も抱いてはいなかったのです。



2007年03月02日(金)  らりるれろ

ちょっとお馬鹿さんでした。
痛み止めを飲んでいたことを忘れて、お酒をのみ、少しへんになりました。
んにゃ 精神的なものもあったのかな。
10年ぶりくらいにラリってしまったようです。
なんだか自分がへん。
ラリる。
ってずいぶん前から使われていることばだよね。
中学のころ、非常階段にはシンナーやボンドでラリってるやつがいたものだ。
そういう時代だった。
ラリる、のラリはなんでしょう。

第一候補 ラリパッパー

たぶんこれかな。

でもわたくしは、タリラリラーン がいいと思うのです。

ああ、きっと明日がつらい。


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