フーチーひとりごと。
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「じんかんばんじさいおうがうま」って読むんですねぇ。 俺はずっと「にんげん」って読んでた(恥)ここまでの人生、幸福と不幸をプラマイするとどっちが多いんやろ。何を幸福と感じるかによってその割合は変ってきそうな気もする。
俺は過去の恋愛にて最大の不幸を背負ったことがある。 もう、それは最悪な人だった。「そいつがちょっとかっこいいからって血迷うなよ俺」って言えるもんならタイムマシーンに乗ってあの頃の俺に言ってやりたい。
今でこそ気持ちは落ち着いてるけど限界がきて別れた直後は毎晩ノイローゼになるんじゃないかと思うほど苦しんだ(大袈裟かも知れないけど)アイツと出会わなければどんなによかったことかと。 しかし、別れた相手に怒りをぶつけても豆腐に殴りかかるようなもの。最後は自分で自分の気持ちを切り替えるしかない。丁度良く俺はその後海外へと旅立った。もう憧れの海外に余計な物は持ちこまない。嫌な思いでは途中の海へ捨ててきた。
帰国後、俺は自分が幸せになることで嫌な思いを抱えて過ごしてたあの頃の自分を成仏させようとした。そして今、俺はこうして幸せである。「こうなることが分かっていればなぁ」ってこと沢山あると思うけど、こうなることが分かってないから人間は必死になれるんだと思う。俺の人生どうやら少しの差でHAPPYが勝ってるぞ(笑)
今、昔の日記を読み返してみた。 ここのね。いやぁ、なんか寒いこと書いてるわ(笑) でも、すごく素直に書けてるなってのは思う。日記なのでその日の出来事を自分の目線で書いているのだが当然の如く俺の目線にはぽんたがふんだんに飛び交っている(笑)
98年に出会って今年で4年がたった今、二人が出会うきっかけとなったある文章を思い出した。出会いを求めてゲイ雑誌に投稿した俺のメッセージのフレーズ『「ふとした時にこの人でよかったなぁ」って思える仲になれたらいいですね』 「この人で」って言ってる(笑)そりゃそうである、なんせ年上との出会いを求めてたわけやから、年下探してたら「こいつでよかったな」って書いてるもんね。
結果年下と出会ったわけやけど人生予定通りにはいかないものです。 しかし、人生塞翁が馬。いろいろとあったけどこうして今があるのもそのいろいろがあったからこそと思えば流した涙も報われるであろう。
3月後半に誕生日をむかえフーチーは26になりました。(おめでと〜)でポンタからプレゼントを貰ったのですが前々から欲しかったマウンテンバイク。ではなく青い折りたたみ自転車でした(笑)ポンタは既に20インチの変速ギア付きの折りたたみ自転車を持ってて近所に出る時はいつも二人乗りしててん。
後ろに荷台はおろか泥除けもないから二人乗りって言ってもサドルに二人で座るわけ。運転は俺やから俺が前やねんけど座ると丁度肛門の辺りにサドルの尖った部分が・・・。運転中発情したら困るので(しないしないだって俺はタチやから)少し腰は浮かせ気味にして走行するわけですが、自転車をお持ちの方、是非一度試して頂きたい。ひとつのサドルに二人で座ることを。 これかなりコツがいるのです。
まぁ、そういう感じやったんですが、これで自転車が2台になりさっそく二人で隣りの駅まで走ってきました。でね、国道沿いじゃなくて裏道に入るとそこには道沿いに川が流れててコイがめちゃおんねん。 でどこまでこのコイはおるんかずっと川を覗きながら走ってたら隣の街まで行ってました(笑)パンを買ってコイにやりながら戻ってきてんけどプレゼントのチャリは既に俺になじんでくれてます。
プレゼントは家じゃなくて外食中にもらったから自転車のカギやってんけど、Coccoの「Drive you crazy」のプロモを見たことある人なら分かると思うけどあんな感じでした(笑) まぁ、これで二人乗りすることもなくなるから河川敷を二人乗りしてゆずの「夏色」を大声でハモることもなくなるかな(笑)
吉田美和の「生涯の恋人」という唄。
俺にも生涯の恋人がいる。今でもその人を愛してるとか好きとかそういうのではなくて、過去に付き合った彼。
付き合ってたその彼とは彼の結婚でその恋は終わったけど、俺はその人からいろんなこと教えてもらった。教えてもらったというより、同じことを感じる事ができた。優しさと甘やかすのは違う事、人の心はとても不安定で常にその形をかえること・・・。
今、当時の彼と同じくらいの年になって同じように年下の彼がいるけど、彼と俺は違う。当たり前のことだけど。でも彼との付き合いで自分なりの人の愛し方、受け止め方とか「それでいいんだ」って強く自身が持ててることは確かな事。
彼はそのまま結婚して奥さん、子供と幸せに暮してる。 時々「元気にしてるか?」って電話くれる。俺からは連絡しなくても彼からは時々くれる。彼への恋愛感情はないけど、彼は通り過ぎていった過去の彼でなく今もちゃんと心に残る何かを残して行ってくれた、そんな生涯の恋人なのです。
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