フーチーひとりごと。
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2000年08月27日(日) FOLLOW ME?

「黙って俺についてこい」って言われても俺はついて行かないだろう(笑)
ゲイの世界には「兄貴」と呼ばれるタイプがあるが、年上好きの人ならこういうタイプの人に憧れる人も多いと思う。

 年上の人とは結構付き合ってきたが、このタイプの人はいなかった。理想はこんなタイプの人なのに現実には彼になる人は違うタイプを選んできた。
 なぜ、理想を追わなかったかと言えば、矛盾するが俺は「黙って俺についてこい」とグイグイ引っ張られるのは苦手なのだ。彼の大きさを感じながら並んで一緒に歩きたい。だから、実際の彼達はそんな感じの人だった。

 ぽんたと付き合いはじめの頃、俺はよくぽんたの前を歩いていた。(道を歩く時)俺とぽんたの歩く速さが違うのだ。とにかく俺は歩くのが速いらしい。とりわけぽんたが歩くのが遅いわけでもない。これが原因でぽんたは別れる事を考えたという。それを知って俺も反省してゆっくりと歩くようにしているのだが、未だにソデを引っ張られる(笑)
歩く時のクセとして、もうひとつ左に寄るクセがある。並んで歩くとドンドンぽんたから離れてしまうのだ。そのたびにソデを引っ張られているのだが、歩道を歩く時は俺が車道側を歩くので今度はどんどんぽんたを道路の端へと追いやってしまう。この時は跳ね返されるけど(笑)歩く時に注意すべき課題はまだまだあるようです。

 話しは戻るが俺は「黙って俺についてこい」タイプではない。かと言って、過去の彼達のように「おんぶにだっこ」でもない。基本的には「並んで一緒に」タイプである。もちろんいざという時は引っ張るが、お互いがしっかりと「自分」ってのを主張し合えるためには、俺も相手も「自分」をしっかり持ってなければならない。

相手に依存しすぎても、自己中心過ぎてもダメ。聞く耳と伝える口、そこには年上も年下もなく平等でありたい。何か問題が起これば立ち止まることもあるやろう。でも、一緒に並んで歩いていればそこで立ち止まって解決して、また歩き出せばいい。
 そんな感じで二人は歩いてるんですが、ぽんたはブーブー文句言いながらも、ちゃんと俺の横にいてくれるから上手く歩いていけそうです。はい。


2000年08月25日(金) 甘えたし、甘え難し。

 過去に付き合った彼は年上が多かった。
「優しい年上の彼」ってのが理想やねんけど、「優しい」も「年上」ってのもクリアしてたのになぜか長くは続かなかった。「甘えたい願望」はあるのだが、その行動を客観的にみてしまい恥かしくて行動に移せないのだ。
別れた理由はいろいろだが、彼達が口を揃えて言っていたのは「もっと甘えてええねんで」というのだった。

 甘えると一口に言ってもいろいろな形がある。俺は俺なりに甘えていたつもりだったが、彼の思い描く甘え方ではなかったのだろう。
みんな確かに優しい人達だったが、『優しさ』の捉え方にギャップがあった。ベタベタしたりはしてたけど、なんていうか、しんどく感じてきたのは、何においても俺を基準に回ってしまうということだった。
「どこ行きたい?」「何食べたい?」「何したい?」いつもこんな感じで聞いてくれるのはうれしいが、時にはない時だってある。「んー、特にないけど、○○はどっか行きたいとこないん?」ってきくと「俺はオマエが行きたいとこでええねん」って言われる。
最初はうれしかったよ、俺の事気にかけてくれてるって思うと。でも、付き合ってしばらくたってもこの調子が続くと、だんだんそれがしんどくなってくる。

 少しくらい自分勝手でも、連れ回されても、付き合わされても、俺はそっちの方がいい。俺だって、彼と一緒ならどこでも楽しいって思うことはあるし、第一に、彼の好きな所、物、景色とか彼の目に映っているものが俺の目にも映るわけやん。
俺の知らなかった事とか彼に教えてもらったり。中には全く興味なくてヒマそうにしてることもあるやろう。「興味ない?」って聞かれたら「うん、ない」って答える(笑)けど、それだけでいいねん。
ちょこっと俺に気を回してくれれば俺はちゃんと彼についていくもん。そういう、ちょこっとした優しさをいっぱい持っている人が俺の理想の『優しい人』かな。


2000年08月10日(木) 甘い?やさしい?

コレは性格なんだろう、おそらく。
僕はどうも心を鬼にすることができない。絶対ということ以外はかなりの確率であの顔に負けてしまうのだ。
 あの顔、それはシュンとした顔である。「ダメ」とは言うのだが、こっちとしては「いいか?」と聴かれたので「ダメ」と答えるだけであって、そこの絶対はあまりつかない。
すると、相手はシュンとした顔をする。その顔に負けるのだ。すると僕の口は「いや、いいで、いいで」と言っているのである。

 それでも、数回はその顔に勝ったこともある。
しかし、そのあとの僕の気持ちは「あー、いいよって言ってやれば良かったなぁ」って思う。それを許したからといって「あー、許さなければ良かった」って思う事はあったとしても、とりあえず相手は喜んでくれるてるからいいじゃん。せっかく心を鬼にして許さなかったのに、許せなかった事を後悔するとはね(笑)
こんなこと言ったら、「あんたには子育てはムリ!」って子育て中のお母さんたちに言われてしまいそうだが、多分、ワガママな子供に育ててしまいそう(笑)現実問題からいうと、僕はゲイなので将来子供を持つことはないので、今の俺の対戦相手は恋人のぽんたである。ヤツの甘え上手さには負けるが、僕はぼくなりにちゃんと線は引いている。
優しさと甘さは似て非なるもの。僕は優しい人になりたい。


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