サヨナライツカ
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2003年02月27日(木)<<<私の弱さ

 もうすぐ始まる新しい生活に対する不安とか
 4年間暮らして愛着のあるこの土地やあなたと離れる寂しさとか。

 そういうものを、まさかあなたにぶつけるわけにはいかなくて。


 情緒不安定は私の弱さ。

2003年02月26日(水)<<<泣

 あなたと出会ったばかりの頃、
 あのひとの精神状態は相変わらず落ち着く気配をみせなくて、
 毎晩のようにくりかえされる憂鬱なやりとりと
 それにともなって削られていく睡眠時間とで
 私もやっぱり疲れていたんだと思う。

  彼氏のこと、好きなんか?

 ずっと黙って私の話を聴いてくれたあなたの言葉に、
 最後まで答えることはできなかった。
 あなたの前で、
 あんなふうに泣いたのはあのときだけだ。


 私が泣きやむまで
 なにも言わず髪をなで続けてくれていたあなたのその手と、
 苦しくなるほど優しい笑顔。


 あのひとの前ではいつのまにか泣けなくなった。

 あなたの前では泣かないことに決めた。

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 一緒にいたときには見せられなかった弱音。
 それを今頃になって吐き出した。
 あのひとが、
 いまでも私に気持ちを残してくれていることを知っていて。

 確信犯。

 だけど。


  あなたまでそんなふうになってしまったら、
  どうしたらいいかわからない。

 深夜、携帯の電波にのって届いた言葉。

 それが、私に対するあのひとなりの抗議なのか
 それともただの弱さなのか
 いまの私にはわからないけれど。


 そうしたらもう、笑うしかない。

2003年02月25日(火)<<<堂々巡り

 あなたの会社の近く。
 いつも利用している駐車場。
 昼食時の街。

 もうほとんど無意識に、あなたの姿を探す。

 こんなに狭い土地に住んでいても
 なかなか会うことができない人。


 こうやって
 あなた以外の人と歩いているのに、
 私の視線も手も声も
 あなたを意識して動いてしまう。





 会いたい。





 私から動かなければ
 きっとこのまま終わってしまうだろう。
 だけどもしかしたら、
 動くことでさらにその時期を早めてしまうかもしれない。

 堂々巡り。



 今日、駐車場であなたの車を見た。
 来月、連絡はあるんだろうか。

2003年02月22日(土)<<<寄りかかる気持ち

 誘ったのは私。

 今日もあなたからのメールは届かなくて、
 部屋にひとりではいたくなかった。


 なにも言わずに数時間つきあってくれてありがとう。


 だけど。

 誘ったその直後から後悔したのも私。

 寄りかかる気持ちは、
 いつもすぐに伝わってしまう。

 気をつけなくちゃ。



 もう誰にも、疎まれないように。

2003年02月21日(金)<<<あなたがいてもいなくても

 あなたがいてもいなくても
 毎日は変わらずに流れていって、
 私の目の前にはあなた以外の人が立ち止まろうとしたりする。

 11歳も離れた年上の人。

 繋がれた手を、
 振りほどくことだってできたはずなのに。
 そうしなかったのは誰かに甘えたかったから。

 私がいま、いちばんに会いたいと思うのはあなただけれど
 それをあなたに伝えることで
 困らせてしまうのがこわくてなにも言えない。


 あのひとの好意やあなたの優しさ。
 いまのままでも私は充分幸せなんだ。

 そう自分に言い聞かせる。



 たとえ満たされてはいなくても。

2003年02月11日(火)<<<あなたは、私のゴールドだから。

 内定先から渡されたプログラミング課題。
 提出は今週の金曜日。

 これをきちんと仕上げられたら、
 近いうちに会えないか聞いてみようって決めていた。

 昨日、すぐに届いた返事。

 ひさしぶりにあなたと会う約束をして、
 嬉しくてどきどきしながら着ていく服を考えたりした。
 先月衝動買いした、裾が編み上げになっているスカート。
 白いシャツにガーゼニット、ファーのマフラー。



 今日は一緒に昼食を食べて映画を観た。
 観終わってからシュークリームを買いにいって
 そのままアパートまで送ってもらった。

 ほんとうはもっと一緒にいたかったけれど、
 もともとあった予定が流れてすぐに連絡をくれたことや
 そのぶんの時間を私のために割いてくれたことを考えたら
 それ以上を求めるなんてできなくなる。

 車から降りる直前にチョコレートを渡した。
 ありがとうって受け取ってもらえたから嬉しくなった。



 たとえこのまま
 ただの先輩と後輩に戻ってしまったとしても、
 こんなふうに続いていけるならもうそれでいい。

 あなたが私に笑いかけてくれるならそれだけで。







 包装紙に印刷された文字。
 あなたは、私のゴールドだから。

2003年02月07日(金)<<<チョコレート

 煙草はがんがん吸うし、
 お酒だってそれなりに飲めるのに意外にも甘いものが好きで、
 仕事帰りに寄るコンビニでときどき小さなお菓子を買うこと。
 モロゾフのチョコレートと六花亭のバターサンドが好きなこと。

 一緒に過ごした時間のなかでわかったこと。


 相変わらず連絡はないけれど
 四年間で初めて、あなたへのチョコレートを買った。

 いろいろお世話になっている先輩だから、なんて言い訳しながら。

 こうなることも全部わかっていて踏み込んだ。
 それをいまさら後悔したりはしなくても、
 本心はもう誰にも打ち明けられないから苦しくなる。


 まだ、忘れてしまえない。

2003年02月01日(土)<<<好きだなんて言えない

 今日、偶然にあなたを見かけた。
 たとえば顔がはっきりとは見えなくても、
 その歩き方や雰囲気であなただとわかってしまう。

 だけど声をかけることすらできなかった。

 たぶんもうだめなんだ。
 私にも、あなたにも余裕がない。

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 寂しそうに並ぶビルの群を抜けたら
 君が好きだと言った 悲しい歌が流れた

 焦りと流行りに負けそうなんだ
 窓の外は雨
 「生きるのは誰のため?」
 こんな夜に 君がいれば…

 好きだなんて言えない この思いを告げたなら
 君はきっと消えてしまうね I'll keep it in my heart
 本当はもっと触れていたい 10年後の君が見たい
 でも叶わぬ願い you're breaking my heart again

 嘘や意地も見栄も
 弱さの裏返しだよと
 少し笑いながら 教えてくれたよね
 だから、
 時にはひたすら我ままに涙を流してみてもいいよね?
 ねぇこんな、温かな思い
 ずっと忘れてた
 you make feel so alive

 好きだなんて言えない この手を今伸ばしたら
 君はそっと消えてしまうね I'll keep it in my heart
 本当はずっと一緒に居たい 10年後も君と居たい
 でも叶わぬ願い and you're breaking my heart again

                   Fayray 「好きだなんて言えない」


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