Read me first Latest Index


[ Black Box ]

Mail

My追加




2006年08月31日(木)

手に残る温もりを
感じて
始まる



2006年08月29日(火)
崖の下

愛と責任の重さをはかり
慈しむべきものと別れ
己が手を汚しさえした

それは近いものであったり
手が届かなかったものであったり

二度とこんな思いをさせるのは
この空気は嫌だと
つぶやきながら
大小の罪を背負う


よりそう魂から生まれた子を
紙くずのように投げ捨て
愛と責任を語る人

その乱れた言霊に
記憶の底が掻き乱される


あの日から
誰も招き入れていない部屋
共に在れたとすれば 今ごろ天寿を全うしていただろう
小さな魂が
まだそこに居るような気がする


過去と罪の重さは人それぞれ
だからこそ
痛みを拡げる行為の正当化など
認めることはできない

感情までも
崖の下に落とせるものか


生命の最期に
痛みを感じていられるだろうか
感謝はできているだろうか
繰り返し



2006年08月16日(水)

溢れてくる言葉は
ずっと変わらない

君の声を聞きたい、もっと

変われる日が来るのかどうか
解らないけれど

また少し眠って
待つとしようか



2006年08月15日(火)
かげ

蜻蛉のように透き通る
君のいる空気

陽炎にゆらめいても
確かに残る香り

手を伸ばせば
掴めるだろうか
その影を


Gray Box /