Dailyみぅこむ

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2001年02月22日(木) ◇就活コラム「就職活動は足だ!」

 な〜んてナ。どっかの就職サイトにでもありそうなタイトルをつけてみました。こういうタイトルのって、すでに読む気なし…リクナビの毎日変わる投稿川柳はなかなかに面白いが。「就職活動前向き相談室」とかいうメールは、悪いが届いた瞬間、未読のままゴミ…書いている人に申し訳ない。自分もこうして書く立場にいるとその失礼さはよく分かるのだけども、ね。

 なんでこんなタイトル付けてしまったかというと、昨日はものすごい距離を歩いてしまったからなんですね。それがセミナーを廻って、とか、会社訪問で、とかならこのタイトルにふさわしいんでしょーが、ほとんど(いや全て)自分のバカのせいで本当にバカみたいに歩くはめになったということですから…まったく就職活動には関係ありません。

 昨日は13時から会社説明会を兼ねた筆記+適性試験を受けてきました。こやあちゃんも買った本『就職力』の言う通り、『時間に余裕を持った行動』を実践して、予定より1時間以上早くついてしまいました。まさに『近くの喫茶店でコーヒーを一杯飲むくらいの余裕』ですね。でも、近場にはイマイチ気軽に入れそうな店がない。ちょっとそれは実践できなさそうだ。
 だったらこのへんをブラブラして道でも覚えるか、と考え、ブラブラし始めました。この道はこっちにつながってるのか、とか、こっちは駅なのね…とか、スーツ姿で闊歩する私は職業人に見えたのでしょうか?その実、頭の中では大内美予子著『沖田総司』の土方歳三と沖田が、新たに踏み入れた京都の町を、夜回りも兼ねて歩き回るくだりを思い出します。…『土地は足で覚える』が信条の土方についてまわる沖田と、彼の仙台平の袴をさばく音…
新撰組の本はあまたあれど、新撰組のコアなファンたちにもこの大内さんの沖田伝は名作と絶賛です。オススメです。
 そういえば、と思い出す。私が帰りに乗るバスは、始発が県庁市役所前らしいが、そのバス停はどこなんだろう?と。駅から乗ると座れないことが多いので、始発から乗りたいな、とちょっとババくさいことを前々から考えていまして。いつも気になりつつ、駅から乗ってしまっているので、どうせだからそのバス停でも確認しに行こうかと思ったわけです。でも、いまいち今いる場所から県庁まの位置関係がつかめず(ここでもアホ炸裂)、そうこうしているうちにたいして時間がなくなってしまいました。それですでに30分以上歩き回っていたことになります。
 とりあえず、会社に行って3時間後、無事終了。
 16時30分に終わってから、飲み会が18時からあるため、とりあえず座ってコーヒーでも、と駅に戻りましたが、ついつい木村屋によってしまい、物色すること20分…するとその友だちから今ドトールにいるから来い、とメール。やっと座って、ドトールでコーヒーとシナモンロールをいただきました。そのあと飲み会、で、解散…
 問題は、私のちょっとした判断ミスから始まったのです。
 帰りのバスの時間まではちょっと余裕があったので、ともだちとプリクラなんぞをひさしぶりに撮りまして。気がついたらバス時間が迫っているではないか。今はフォーラス前。駅前まで歩くにはちょっと厳しい時間帯。だったら駅の次のバス停、藤崎前から乗ればよかったのに、座りたいから嫌だな、などと考えながら、友だちにつきあってブラブラ駅まで歩いてしまったんですね…。なんとかなる、そんなつもりでしたが、なるわけない!やばいと思ってペデストリアンデッキをダッシュしたところで、すでにバスプールにはバスどころかバス待ちの人すら全くなし… 
 フム。次のバスは15分。あと25分、このままぶらりとして待つか、それとも…
 ここで今日2度目の判断ミスをすることになるのです。
 だったら、始発の県庁前から乗ってみようじゃないか、と。
 仙台駅から県庁。みぅこむの地図の中では、それほどの距離ではない。たがが、地下鉄駅2つの距離じゃないか!これはきっと、神様が県庁から乗れと私に掲示しているに違いない。
 で、歩いたんですね…20分。県庁まで。なぜか突然ゆるくなったパンプスがガボガボ脱げながら、意外に時間がかかってしまったために、もしや県庁から乗り遅れるかもという危機感に襲われて、小走りにバス停到着です。
 半分、やめりゃよかった、と思っていたのでバス停についた時はホッとしました。えー、次のバスは、40分。え?20時40分が最終…?(現在22時10分)
 そうか!県庁始発のは20時台が最終だったのね!あとは仙台駅発なのね!バス停も分かったし、うーん、判明してよかった!
 いや!まて!じゃあ、また移動しなきゃいけないじゃないか!いま10分。駅発15分。どう考えても間に合わないぞ。藤崎前ならかろうじて間に合うか?!
 22時過ぎ、傘をゴルフクラブにほろ酔い加減でご機嫌の会社員の横を、きれいな着物姿の女性たちがタクシーを見送る、その横を猛然と走り抜けるリクルーター!なんと、なんと化粧崩れのした顔だろう。
 必死でした…とても。
 あいかわらずパンプスをガボガボいわせながら。
 藤崎前バス停到着…間に合った…
 バスは満員。もちろん、座れなかった。
 あのまま駅でおとなしく待っていたら、今ごろどこかの席にどっかり座っていただろう。いや、はじめに駅なんて行かずに藤崎前バス停に行っていたら?それより、プリクラなんかとらずに真直ぐ仙台駅に行っていたら!?
 私の判断ミス。誰にも迷惑はかからないけど、自分のバカさ加減にはほとほと呆れました。
 ううん、きっと運動不足解消のために、神様が与えてくれた試練だよね!

 …で、今日は起きたら左肩が腫れ上がっている。な、なぜ?!

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2001年02月16日(金) ゴージャスでごじゃいます

 この間、ジュンク堂書店で立ち読みした「憧れの貴族館ホテル」という本。これが、メディアテークで貸し出していたのですぐさま借りてきました!
 イギリス、フランス、オーストリア、イタリア…昔は貴族のお屋敷だったものを現在は改装してホテルになったものの写真集といった感じ。いや〜すんごい…別世界。
 なかでもひときわ目を引いたのが、オーストリアのホテルインペリアル。ここはとても歴史のあるホテルなんだって。そんで、これが国賓の泊まるスィート中のスィートルーム、「ロイヤル・スイート」。ドラッグしてたっぷり見回して、堪能してくれ!


 ここは部屋に入ってすぐの客間でございますねえ。窓から向かって左のお部屋には、奥にベッドが見えるのが、おわかりでしょうか?ベッドのサイズでございますか?キングサイズです、ええもちろん。向かって右のお部屋は、居間でございます(多分)。
 このお部屋にお泊まりになったお客さまには、バトラーがウェルカムフルーツを持ってお伺いいたします。フルーツの種類?そうでございますね…季節によって少し品目は変わりますが、マスカットにバナナ、ストロベリー、オレンジ、りんごなどは常時ご提供しておりますね。当然、銀のフィンガーボールとナイフ、フォークもお持ちいたしますので、ご心配なさらずに。
 それと、むしろご注目いただきたいのはこちら、フルーツと一緒にお持ちする当ホテルの銘菓「インペリアルトルテ」。こちらのトルテは、5層のアーモンドケーキとチョコレート、マジパンからなるお菓子でございます。ハプスブルク家の紋章を金色でプリントしたチョコレートがのっています。ひとくちでお召し上がりになれるサイズですので、ご夫人がたにも好評なんですよ。え?それじゃ一個じゃ足りないと?もちろん、9個入りの箱をご提供しています。存分にお召し上がりください。お気に召されたら、贈り物にもどうぞ。世界各国に発送いたしておりますので、バトラーにお申し付けください。
 朝食はご希望にもよりますが、基本的にバトラーお伺いし、お部屋でサービスいたします。焼き立てのパンとコーヒーの香りがお部屋に満ちて…気持ちのよい1日のスタートをお約束いたしますよ。
 お値段ですか?当ホテルが誇るこの美しい建物と、行き届いたサービスをご提供するのには、ちょっとお安い設定かも知れませんね。45000オーストリア・シリングです。日本円に換算すると、45万円、ということになりますね。これは一番お安い時のものですので…ふつうローシーズンは、だいたい52万円ほどでご提供しております。え?夏の繁忙期ですか?それはもちろん…少々お高くはなりますが、このサービスを満喫できるのですから、お客さまにはこのホテルでしか味わえない、優雅な時間を満喫していただけると、そう思いますよ…(ホテルインペリアル/モグリ従業員ミゥコーミュさん談)

 ローシーズンで52万……冥土の土産に、一泊いががでしょう…

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2001年02月03日(土) ビックリ通行人大賞

 ずいぶん昔の話になるけど、こやあちゃんとサンプリングのバイトをした時のこと。みやぎ国体の宣伝活動で、花の種を配った。化粧品のサンプリングの時とは、あきらかに違う。だいたいもらってくれない。そして一度もらった人が走って「いらない」と返しに来る。目の前で捨てる人も多い。はじめはいちいち胸を痛めていたが、やっているうちにそんなことは気にしちゃいられなくなり、午後には全くヘともなくなった。むしろこっちの気合いで無理矢理もらわせるくらいの意気込みに変化した。
 今回は、そんなサンプリング中に出会った、ちょっとオドロキな通行人特集だ。
 まずは一番多かったちょっとビックリな人たち。駅前という場所柄か、旅行者が多かったらしく、バイト中の私達に「○○にはどう行ったらいいんでしょうか?」と聞きに来る人々。一人二人じゃない、もう記憶できないほどたくさんの人に道やホテルの場所を聞かれた。私は地元人とはいえ、いまだに通りの名前と場所が一致していないので(アホ)、かなりアバウトに教えていた。まだこれなら分かるが、「安いチケットが買えるショップはどこですか?」まで聞かれた。丁寧に教えたら「そこじゃなくて、もっと奥のほうでありますよね?」そんなに知ってるなら聞く必要ないのでは…会社員二人組。突然近寄ってきた中年夫婦は開口一発「ズバリ牛舌の美味しい店はどこですか?」…あんたは丸尾君か!仙台人だからってみんなが牛舌屋に行ってるわけではないんだ。日本人だからってみんなジュードーしてるわけではないのと一緒だ!聞いた相手が悪かったね…私は牛舌が苦手なんだよーっ!というわけで「わかりません」。そんで極め付け「ぐるぐる巡回する観光バスの乗り場はどこですか?」…もしもしあたしゃ旅行会社か?!観光バスなんていくつあると思ってるんだ…。とりあえず「るーぷる仙台」と判断して乗り場と窓口を教えた。私は何のバイトをしてるんだ?!駅なんだから駅員をつかまえてくれよ…。
  そして次にオドロイタ人。「携帯の使い方わかります?」…は?おばさんの言うことにゃ、娘から借りた携帯の使い方がイマイチ分からず、「音が出ないようにできない」のだそうだ。そしておばさんはおもむろにバッグからキルティングのペンケースを取り出した。チャックをあけると中にきっちり納められた携帯登場。ペンケースに携帯を入れて持ち歩く人は初めてだったのでそこで二度ビックリ。よくわからない機種だったが、世の中電話の使い方なんてほとんど一緒だと思われたので、ファンクションキーをいじっているうちにバイブにできた。多分これで大丈夫ですよ、と返したら丁寧にお礼を言われ、ほほえみと共におばさんは去っていった。ちょっといい人そうなので許す。
 そして最後は、オドロイタというよりはムカツイタ奴ら。
 駅前の花壇に長いこと腰掛けていた男子大学生の二人組。一人はテープレコーダーに何か吹き込んでいる。声がでかいので嫌でもばたばたと仕事をしている私の耳に入ってきた。
「それじゃ次は、キャンギャルに聞いてみま〜す!」
 キャンギャル?このへんにキャンギャルなんていたか?立ち上がり、足早に歩き出した奴の向かう先は…お、おらか?!キャンギャルか?!これがキャンギャルと呼べるのか?
 嫌な予感におそわれ、全く声が聞こえないフリをして忙しく働いているフリをする私の目の前に来た奴は、突然、このメロディーを歌いだした!(MIDIを聞いてみてくれ)


 そして突然マイクを私の口に向ける。この曲はみなさんもよく御存じだろう。あの「っはあー、っはあー」の合いの手を私に言わせようという、そういう魂胆らしい。てめえら、仕事中の人間に向かって、しかもそういう声を出させようとするとは、ふざけているにも程がある!あまりにむかついたので、超嫌な感じに「なんですか?」と睨んでしまった。こわやこわや。
 そしたら学生、説明も、誤りもせずにさっさと去りながら「だめでしたー」とテープに吹き込んでいる。ムキーーーッ!むかつくーーーー!
 こやあちゃんもそいつらの被害にあったが、後でなんて答えたか聞いたら、マイクに向かって「は?」と言ったらしい。よしよし、それでよし。あんなやつらのばかな企みにのせられたりしないわよ。そんな声が聞きたいなら金払え金!
 というわけで、途中からちょっと主旨がずれましたが、以上私のであったビックリ通行人でした。
 サンプリングはシビアな仕事ですが、人間もようがいろいろ垣間見れて、楽しいバイトですよ(大ウソ)。

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