東京の片隅から
目次きのうあした


2020年11月30日(月) 年末に向けて

いつもの年ならハロウィンが終わると街はすぐにクリスマスの飾り付けやらあれこれの年末支度に入るのだけど、何だか今年はそんな感じでもなく、自粛ムードというか街全体が鬱っぽいというか。
まぁねぇ、少人数でのホームパーティはともかく、外食需要も見込めないし、このご時世年末年始の帰省もはばかられるし、冬休みに当てたコンサートやフェスもないし、ディナーショーもないし、新作映画もなかなか公開できないし、賑やかにする要素がないよなぁ。
ショッピングモールのチラシもほとんど入らない。入っても文字主体で購買意欲をあまりそそらない。わざとかもしれない。


2020年11月29日(日) 「このあたりの人たち」

川上弘美「このあたりの人たち」読了。短編集。
彼女のエッセイにも出てきたかつての中央線沿い界隈を彷彿とさせる架空の街。現実のような感じだが、非現実の街。
読んでいるうちに、本の中が現実なのか読んでいる私が現実なのか輪郭が曖昧になってくる。今日中央線に乗ってあそこらへんの駅で降りたらこの街に行かれるのではなかろうか、そんなことを思う。


2020年11月28日(土) PTA定例会

来年度の役員募集について最終確認。
来年度は行事を何とか開催する方向で行きたいという学校の意向もあり、今年度のような最低限の人数ではなく、少し増やして募集することとする。
それでも昨年度よりは減らす。
小規模校だったときの募集ルールのままここまで来ていて、クラス数が増えたことで役員も増え、広く薄く分担するという建前でそのままにしていたのだが、結局のところやる気のない人は幽霊役員のままで、執行部とフットワークの軽い人に負担が過重になるのがはっきりしたのが昨年度。
PTA規約には本部役員の人数に関する規定はほとんどないので、来年度は本部を少なくして必要なときは一般保護者から募集する方向でいいのではないか、とりあえず人数を減らしてみて、成立しないならまた考えるという話になった。
学校側にも確認を取ったので、この方針で行くつもり。


2020年11月27日(金) 配信のこと

ライヴや演劇などの配信が増えてきた。いいことだと思うんだけど、実際にはなかなか手を出せない。
家にいながらにして参加できる?無理です。
映画もそうだけど、会場に行くから集中できるのであって、家だと他の家族にはテレビとの差がわからないから、話しかけられたり用事を頼まれたりして「ながら見」しかできないだろうと思う。
現状自分の見たいテレビ番組ですらままならないので、容易に想像できる。
かといって録画しても一人になる時間がないから年単位で先送りする羽目に。バイプレーヤーズ2は見られないうちにハードディスクが壊れて消えてしまった。
「麒麟が来る」の時はこれから見る旨宣言して居間からひとり移動するのだが、実際には家族がついてきてああだこうだとうるさく始まる。いてもいいけど音を発しないで欲しい。


2020年11月26日(木) ツイッターのトレンド

出版情報などを知るためにツイッターに登録しているのだが、トレンドのランキングに診断メーカーなどのネタがずらっと並ぶのはなんだかなぁと思う。基本タイムラインばかり見ているのでネタばかりの時はスルーするんだけど、情報を探したいときに、探したい言葉と被ってしまうとかなり鬱陶しい。あといにしえのmixiのバトンとか50の質問とか思い出す。


2020年11月25日(水) まだまだお子様

子どもが友達の家で「りぼん」を読んだらしい。「でもつまらなかった」だそうだ。連載マンガが多いからその一冊だけ読んでもよくわからないよね、とフォローしたが、そもそも少女漫画的な世界について行かれなかったらしい。「コロコロのほうが面白いよ」とのこと。
子どもはまだ少女マンガはほとんど読んだことがない。「動物のお医者さん」くらいである。今手元にある少女マンガは萩尾望都と吉野朔実がメインなので、ちょっと早いだろうな、と思っている。

今の「りぼん」は何が載っているのだろうか。調べたら学園恋愛マンガのオンパレードで、うわぁ甘いなぁ・・・。自分が子どもの頃はそこまで恋愛シフトじゃなかったにせよ、友達の家で読んでやはりついていかれなかったので、「りぼん」と相性が悪いのは血かもしれない。

でも、まぁ、そんな私でも何とかなっているので、今「りぼん」がダメでもたぶん大丈夫。


2020年11月24日(火) 恋したっていいじゃない

渡辺美里の「恋したっていいじゃない」、歌詞をずっと「チャンネル回すだけじゃ 博士になれない」と覚えていたのだが、勘違いだった。正しくは「チャンネル変えるだけじゃ 博士になれない」であった。
30年前の曲でも流石にチャンネルを「回す」のは古すぎる(苦笑)。家にきょうだいが買ったCDもあったので、どこかですり替わったのだろう。もっとも当時の実家ではチャンネルが回るテレビが現役だったので実感としてはチャンネルは「回す」(ときどき抜ける)ものであったし、そのテレビで「JUST POP UP」とか見ていたのだった。そういえばマツボー何してるんだろう。相変わらず年齢不詳なのかな。


2020年11月23日(月) 展覧会

今年子どもの小学校では学習発表会は展覧会だった。
合同制作はやめて家庭科や図工の授業の個人の制作物を飾る、保護者は事前アンケートで来場者と時間を申告してもらい時間を区切って入れる、という方針になった。
PTA本部も受付で協力した。
入口でアルコール消毒と検温。あまり集中するようだったら入場制限をするつもりだったが、そこまでの混雑もなく、無事終了した。
受付の合間に自分でも見て回った。
子どもたちの間での流行がわかって面白い。なんだかよくわからないキャラクターがあちこちにいたのだが、一部の女子たちの間で流行っているマンガらしい。なるほど。
あと6年生あたりになるとちょっと早い厨二病患者がちらほらと見受けられたのだが、全くその段階にも至っていない子もいて、同じ学年の中でも精神的な成長の差がかなりあるなぁ、と思わせられたりもした。

来年は音楽や劇の年だ。普段の授業の中で制作できる展覧会と違って、準備に時間がかかるうえ、児童数が予想以上に増えてしまったため、開催方法や内容を含めて全面見直しする予定とのこと。
行事を全くゼロにするのも教育上望ましくないのだろうけど、イベントのために通常の学校生活にしわ寄せが出るのは本末転倒。できる範囲のものでいいと思う。


2020年11月22日(日) 麒麟は本当に来るのか

来年2月まで延長されたとはいえ、麒麟は本当に来るのか。このペースで間に合うのか心配になってしまう。
しかし役者が達者で見応えがある。
麒麟に来て欲しいような、欲しくないような。


2020年11月21日(土) ひとりごはん

普段子どもと一緒に外出するときは子どもも食べられる味付けの店ばかり行くので、自分一人の外出の時はここぞとばかりパクチーやら唐辛子やら入ったランチになりがちである。


2020年11月20日(金) 悪循環

食事中に突然自分語りを始めるが全く説明する気がない義父と、最初は聞こうと思うけど話が全くわからないので聞く気を失い雑な応答になる子ども。その間で通訳をして10年、もう疲れた。
義父は子どものわからない言葉を説明する気がないなら話をしないで欲しいし、子どもも聞く気がなくなったなら食卓を離れて欲しい。
祖父と孫ではあるが、育った環境のせいもあり、実際には曾祖父と孫くらいの生活文化の差がある。時代劇の説明をするつもりで話をして欲しいことを何度も話しているが、自己満足してしまうことに加え、アルコールが入っているため、全く伝わらない。
あとダジャレや古い歴史知識は不要。かえって害になる。


2020年11月19日(木) 虚構と現実

「鬼滅の刃」の映画が流行っている。
PTAでの作業中にも話題になり、子どもがはまって放課後に友達と何回も見に行ってるという家も。近くとはいえ学区外のショッピングモールなので、帰りは迎えに行くらしい。
ところでこの後のストーリーで吉原遊郭が出てくるらしく、もしアニメの続編が深夜帯じゃない場合は描写が難しいんじゃないか、と原作既読組が言っていた。
でも自分が子どもの頃夕方の再放送で見てた水戸黄門や大岡越前にも吉原は出てたしねぇ、実際に存在したものだし、現代まで形を変えつつ似たようなものは続いているわけで、漫画の中で親に売られそうになった子が鬼殺隊に入っている描写もあるらしいし、フィクション混じりとはいえ実際の大正時代もあんな感じだったし、変に脚色して隠すほうがまずいんじゃないか?そこはきちんと説明するのが親だろう?と私。そういえば銀魂でも出てたわ、あれで説明するかぁ(笑)、と彼女。
そもそも漫画やアニメの対象年齢か、という問題はあるのだけど、子どもが興味を持ったときには大人はきちんと対峙すべきと思う。
特に人が鬼になる心理を丁寧に描いていたからなおさらに、だ。吉原が苦界であったことをきちんと描写しなければ、鬼になる理由が見えない。


2020年11月18日(水) 画面の外と中

「どうぶつの森」のお天気、てっきり任天堂本社のある京都の天気に合わせてあるのかと思ったが、ランダムらしいと聞いた。現実が雨の日に雨が降っていたり、いい天気の日は画面の中でもいい天気だったりするのは、たまたま合っていただけの偶然だったらしい。そうなのか。


2020年11月17日(火) 学童卒業

来年度の学童の申込書が配布される季節になった。来年度は申し込まない。
今年度既に最高学年で、下の学年の面倒を見たりして自分の時間が取れず、本人が落ち着ける場所ではなくなっていること、友達もほとんど辞めてしまっていること、もう家で過ごせる年齢であること、いろいろ考えて本人の意志もあり、今年度でおしまいにすることにした。
習いごとに行ってもいいよ、と訊くと、ピアノには興味はあるが毎日練習するならやりたくないという何とも消極的な答え。いや、家で何もしなくてもいいスイミングとかのほうが珍しいんですが。お母さん、そろばんですら宿題があったぞ。


2020年11月16日(月) くもん、いかせるもん

これまでスイミングと公文教室の曜日がまるっと重なっていて、通えなかった公文。スイミングの曜日を減らしたいと子どもが言い出したので、スイミングを週1にし、空いた曜日に公文教室に行ってもらうことにした。
教科は算数。
泳げない人が泳げるようになるためにスイミングに行くのと同じで、算数が苦手なら計算教室に通った方がいい、と説明。本人も自分の算数学力が心許ないことは自覚しているらしいので、不承不承ではあるが承諾。いつまでと聞かれたので、テストで困らなくなるまで、と答えた。
低学年の時の嵐のような反抗期(計算カードや九九カードを地面にたたきつけるほど嫌がる)がここまで響いてきていて、1学年ちょっと学力的に遅れている。正直追いつけるかどうかは微妙だと思うが、本人が自覚しだした今がそのときだと思うし、主要教科が苦手なのは致命的になるので、すこしでも追いつければと思う。


2020年11月15日(日) 車内観察

最近の通勤電車。
行き、ぎゅうぎゅう詰めだったのが隣の人と肩が触れるくらいになった。コロナ以前と比べると半分くらいかと思われるが、体感的には3割くらいしか減っていない感じ。あと、このあたりにも民泊が出来たのか、大きなスーツケースを持った外国人観光客がいたのだが(当然朝のラッシュ時には乗れない)、それをめっきり見かけなくなった。
帰り、演劇や美術展のカタログの入った袋や買い物帰りのショップの袋を持った人が少なくなった。(これは袋有料化の影響もあるかもしれない)あと、実家によって帰るとそこそこ遅くなるので、以前はアルコールの匂いをさせている人に良く遭遇していたが、最近はほとんど見かけない。遅い時間の電車でもほとんどがシラフ。

出歩く人数の減少以上に消費にマイナスの影響があるように思う。


2020年11月14日(土) 洋犬

洋犬、特にトイプードルあたりの犬は、かわいいかわいいと皆に言われて育ってきているからなのか、公園などですれ違うときにこちらが素っ気ないと「え?何でそのまま通り過ぎちゃうの?ワタシのことなでないの?かわいいって褒めないの?」みたいな感じになっているときがある。
あの自己肯定感の高さは見習うべきかもしれない。


2020年11月13日(金) 独逸の秋

オクトーバーフェストもクリスマスマーケットもない秋って、とてもつまらないんじゃなかろうか。


2020年11月12日(木) 予防接種

健康診断と一緒にインフルエンザの予防接種を受けたのだが、今年はほとんど腫れない。すばらしい。


2020年11月11日(水) 健康診断

例年夏にやっている健康診断が今年は秋になった。
暑くないのはいいのだが、どっちみち胃カメラの順番が一番最後なので、ほぼお昼。
絶対これが原因で血糖値引っかかってるんだと思う。


2020年11月10日(火) 片方はどこへ

どうして子どもの靴下は片足ずつしか洗濯かごに入っていないのだろうか。
今日は片方だけ4種類だった。残りはいったいどこへ。


2020年11月09日(月) コロナ後

コロナの影響は来年も続くだろう。
一番ボリュームのある団塊世代はその間に後期高齢者になる。
これまでは時間と金銭的余裕と体力が比較的ある層だったが、世の中が落ち着いたとき、どうなっているだろうか。
体力が落ちたから旅行は遠慮しよう、一時休止していた趣味の集まりももう面倒くさいから再開しなくていいや、となったときに、旅行業界だけでなく、いろいろなところがダメージを受けるのではないかと思う。ひょっとしたら趣味の世界がいくつか消滅してしまうかもしれない。
実際、母は病気もあってウォーキングを休んでいる。回復しても。夫婦で出かけることはあっても、サークルには戻らないのではないかと思う。


2020年11月08日(日) コート

コートを買った。
最初はウールのコートを買おうと思っていたのだが、いろいろ見て回って、結局モスグリーン(カーキ?)のコットンのコートにした。
中綿のライナーが取り外しできて、3シーズン着られる。
フェミニンとかではなく、かっちりとした、むしろ作業着っぽいデザイン。こういうほうが着ていて落ち着く。ベージュもあったけど、店内の電球色の照明では実際の色合いがわからないのでやめた。ベージュは色合いによっては顔色が黄色くなるのだ・・・。前々から買い物の時に思うんだけど、店内どこか一箇所に昼白色の照明、つけてくれませんかねぇ。

最初はハーフ丈を考えていて、実際に買ったものは考えていたものよりも少し丈が長いが、あちこち見て回るうちにこれでもいいか、と思ったのであった。
ちょっと重いので、このタイプのコートはこれが最後かもしれない。重い洋服を着るのは体力がいるのだ。

そして、いつもの私なら手を出さない清水の舞台から飛び降りるお値段だった。お仕事頑張ります。


2020年11月07日(土) 成田美名子原画展

映画の待機時間に有楽町マルイで開催されていた「成田美名子原画展」を見た。
有楽町マルイは初めて入るが、催事フロアをいくつかに区切ってアニメやマンガやアイドル関連の原画展やグッズ販売場を設けてある。
平日昼間だったので若者向けの他のスペースは閑散としているが、成田美名子原画展のスペースだけ人だらけ。

画業が長いので、年齢層は幅広い。
フラッシュをたかなければ写真撮影可とのことだったので、何枚か撮影してみたが、ガラスの写りこみがあるのと、あの繊細な原画をカメラで捉えきれるわけもなく、「撮った」以上のものにはならない。見に行った証拠になっただけだ。
原画の横の作者コメントが割と身も蓋もない感じで(笑)カラー原画の主線がシャープペン(!)とか驚愕の事実も。てっきりグレーのカラーインクだと思ってたよ・・・。
背景の書き込みがすさまじくて、このディティールあってこその説得力なんだなぁと納得。
同じフロアの他のブースの原画展(こちらはアニメだったが)を外側から見ても、「絵」の密度が違うんだよね。

ところで今後デジタル作画が主流になっていくと「原画」という概念がなくなるのでは?と思ったのだけど、原画を見る限り、まだしばらくはならないだろうな、と思った。デジタル作画だと無限に複製は出来るけどそれでも出力する印刷機により発色は変わるし、印刷物で再現できないけど描き込むという描き手のサガは多分滅びないと思う。


2020年11月06日(金) 「海が青くなるまで泳ぐ」

フィルメックス5本目。
賈樟柯のドキュメンタリー。

フィクションを描くときのエッジの尖り方と違って、アタリが柔らかい。自分の故郷を映すからだろうか。
山村ではあるが、模範村的なものに選ばれたらしく、作家を招いてシンポジウムが行われたりと、割と文化的には恵まれていたようにも感じる。
老人たちの食事シーンで気になったのが、男性たちは喜色を顔に浮かべて碗を受け取るのに対し、女性たちはどこか不安げな疑わしげな顔をしていること。性別差なのか、こちらの思い込みか。まなざしが妙に印象に残った。


2020年11月05日(木) 「風が吹けば」

フィルメックス4本目。
アルメニア映画。
ナゴルノカラバフを舞台にした映画。まさにタイムリーである。
細い回廊(ラカン回廊)でかろうじてアルメニア本国とつながっているナゴルノカラバフの、国境というか軍事境界線ギリギリにある飛行場の監査に来たフランス人。
建物は出来てからまだほとんど稼働していない。
所長は多分認可されないことをわかってるけど、それに期待を寄せずにはいられない人々。人々の言動に、ここは戦時下なんだなぁと思わされる。
「国境に線でも引いてあると思った?」という台詞が重い。

戦争状態を外からの視点で捉えるという意味で、「ユリシーズの瞳」を思い出した。

この映画を見た半月後、ナゴルノカラバフで係争。
決着はしたものの、アゼルバイジャンに編入される(元の形に戻ったと言うことなのだろうけど)こととなった。あの空港はどうなったのだろうか。


2020年11月04日(水) これからのPTA

来年度のPTA役員募集について、人数と仕事を洗い出し。各係には、仕事量と日程のまとめをお願いした。
これまではざっくり募集して、なってみないとわからないことも多かった。経験者に知り合いがいないと何をやっているかわからない。それでも手を挙げてくれる人はありがたいのだが、このままではいけないのではないか、と思う。
毎年同じである必要はないが、前年度何をどのくらいやったのかわからないと変えようもないだろう。
今年校内消毒ボランティアを募集してみて、複数回参加してくれた人も含めて、平日の午後でも家庭数の2割くらいからは手が上がる雰囲気。
学校まつりの当日調理当番などの時間割表などを思い出しても、目的がはっきりしていて(特に、子どものために直結するもの)単発の活動ならやれる、という人も少なからずいることが見えてきた。
この地域では町が古い近隣他校はもっと密度の濃い活動をしていて、かつそれが成り立つのだが、うちは新規住民も多い。よそはよそ、うちはうちでいいと思う。


2020年11月03日(火) アドヴェントカレンダー

今年もカルディコーヒーファームでアドヴェントカレンダーを購入。いつものチョコレートのやつである。こんなに早く買うのもなんだか変な感じだが、実際11月末のアドヴェントが近くなるともう店頭にないので、見つけ次第買うようにしている。
でも今年はみんなで集まることは奨励されていないので、ハロウィーンにせよクリスマスにせよ街には「そういうご時世じゃないんだけど一応用意しておこうかな」というような後ろめたい空気が流れている気がする。気にしすぎかな。


2020年11月02日(月) ブームに乗っかれ!

ハロウィンが終わってスーパーマーケットはクリスマスにシフトし、早くもシャンメリーのコーナーができている。
いつものアニメのラベルたちの中に、今年は「鬼滅の刃」が。
そりゃーコラボしますよねーむしろ今年参戦せずしていつ参戦する。
シール作ればいいんだし、売れるだろうなぁ。
うちはいつもどおりポケモンの予定。
賞味期限が長いから、毎年この時期に何本か買っておいて、クリスマス・お正月・誕生日で出している。


2020年11月01日(日) 「七人樂隊」

フィルメックス3本目。これが一番チケットが激戦だった模様。会場内も、観客の期待感が違う雰囲気。

香港の映画監督7名で撮影したオムニバス映画。最初はジョン・ウーを入れて8人の予定だったが(当初タイトルは「8 1/2」!)、ウー監督は体調不良で離脱したとのこと。

最初いきなりサモ・ハン・キンポーの「小七福」ネタから始まり、会場から笑いが起こる。みんなわかってるなぁ。しかも老師役はサモハンJr.らしい。「やっぱり似てるねー」という歴戦の勇者のささやき声が聞こえる。
作品毎に古い香港から今の香港へ時間が流れ、さながら香港の年代記になっている。
いろいろ体制が変わってもしたたかに生きていく香港人だが、題材のそこかしこに「死」をほのめかす叙情的な作品が多くて、これは死にゆく香港への追悼作品でもあるような気がしてくる。

しかし転んでもただで起きない香港人、最後のツイ・ハークで全部ぶち壊しだよ!(褒め言葉)
シュールでクレイジーな密室劇で最後締め。客席も大爆笑だった。

これが作れるならまだ大丈夫かな・・・。


はる |MAIL