東京の片隅から
目次きのうあした


2003年07月31日(木) 旅支度

旅行の支度で家の中は嵐だ。本当に明日出発できるのか。睡眠時間は4時間ない。定時に帰ってくる予定がまーさんはそれどころではなくなってしまったらしく、私は私で新聞屋や牛乳屋に電話したり、洗濯物を畳んだり。旅行の支度はこんなにあわただしいのは何か忘れ物しそうで嫌なのだが、それもこれも自分が先週フジに行ったからなので、自業自得なのであった。まぁ、ひたちなかは便利だから、忘れてもすぐ買えるのがいいところ、と割り切ることにする。


2003年07月30日(水) なんとなく低気圧

なんだか煮え切らない。フジ抜け殻現象か?

ところで、仕事中に急にペンギンの絵を書くように言われた。もちろんリアルタイプではない。リアルタイプペンギンを書く方が楽なのだが、ちょっとかわいく、というリクエスト。もちろん仕事である。
ペンギンの柄に悩みつつ悪戦苦闘して書き上げる。既存のキャラクターに似せないで書くのは難しかった。キティもミッキーもミッフィーもものすごく計算し尽くされているキャラクターなんだなぁと実感する。
で、書き上げてお茶を飲もうとマグカップに手を伸ばして気がついた。マグカップは落書きのようなペンギンが何種類も書いてあるのだった。・・・最初から観て書けば良かったんじゃん。


2003年07月29日(火) 準備をぼちぼち

大量の資料を事業所間便に乗せてほっと一息。これでなんとか休みを堂々と取れそう。
帰りに折り畳みテーブルと台車を買う。タープを買うかどうか、という話になったが、別にブルーシートでいいや、と今回は購入を見送ることにした。


2003年07月28日(月) 鳴り響く

今週は気合い入れて仕事。つーか、明日の事業所間便に乗せないと間に合わない資料が段ボール1箱(涙)。昔一太郎で作った図入りのテキストファイルを誰かがワードで開いてそのまま保存してしまったらしく、元のファイルがないから図を引っ張ってくることも出来ない。犯人は誰だ。仕方がないので英文資料をスキャナで取り込んでペイントショップでちまちま直しながら貼る。残業しつつ何とかめどが立ったところで飲み会に拉致されて気がつくと川崎に23時。帰宅したら酔いが冷めていた。
その間頭の中は音楽が鳴りっぱなし。

ところで一緒に飲んでいた副所長が金曜日に苗場に遊びに行ったらしく、「いやー何の行列かと思って思わず聞いちゃった」んだそうだ。「誰がやったの?」と聞かれてビョークと答えるもおじさんに通じるはずもなく、山下洋輔とか、去年は清志郎とか陽水とか、と答えると、いきなりオールナイトニッポンとセイヤングの話でおじさん達は盛り上がってしまい、置いてきぼりを食わされる。しかしっはっぴいえんど話ができるとは思わなかった。


2003年07月27日(日) 近くて遠いところ

苗場はピーカンであった。極端だなぁ。
夜中のブンブンサテライツが効いて筋肉痛が微妙(笑)。
朝、会場に行く妹と別れて越後湯沢駅へ。夕飯を作るのが面倒になって、駅隣の魚屋(寺泊直送)でベニズワイガニを2ハイと車麩を買う。普段のエンゲル係数を考えるとえらく豪華なのだが、たまにはいいかな。駅の温泉で一風呂浴びて(タオルも貸してくれる)新幹線で東京へ。2時過ぎには帰宅。
苗場は近くて遠いなぁと言うのが感想。

それにしても眠い。まーさんは林道を走るついでに片品(尾瀬への登り口、会社を辞めたスキー馬鹿な先輩が民宿で働いている)へ寄って豆腐を買ってきたらしい。泥だらけのジムニーで実家へ届けに行く。
帰宅後、どうにも眠くて仮眠。


2003年07月26日(土) 長靴でダンス

フジロックである。まーさんが車を出してくれるというので、朝4:30に起床、車で苗場まで(!)送ってもらう。まーさんはそのまま林道を走りに行ったらしい。しかし途中のサービスエリアで見るのはハイキングのおばちゃんばかり、つくづくパワフルだなぁと思う。だれもかれもフジロッカーに見えてしまうのはビョウキだろう。

峠のトンネルを越えると、そこは雨だった。山のこちらと向こうとでは全然気温も天候も違う。

一日中会場内をうろうろ。大木さん@山崎MLにも会えてほっとする。詳しくはライヴレポートで。
初参加で全ステージ制覇した。演奏者の幅があるのはやはり面白いなぁと思う。RIJFもアコースティックステージがもう一つあると楽しいかも。って単に自分がアコギ好きなだけなのだが。
夜中も踊りに行ったのだが、一晩中音楽がかかっていて、みんなが妙に楽しげ、こういう雰囲気は楽しいなぁと思う。


2003年07月25日(金) 人を使いこなす

新庄がメッツを自由契約になって来年は巨人とか何とかスポーツ新聞で言われているけど、原に新庄を扱えるわけがないだろう、というのが私の周りのジャイアンツファンの統一見解らしい。私はジャイアンツファンではないが、そう思う。
王道を歩いてきた人は癖のある人を使いこなせない。

明日はフジロック。フル参戦している妹によると「雨」らしい。


2003年07月24日(木) 50%

国民年金の納付が20代だと50%以下だとニュースでいかにも若者に問題があるかのように言っているが、裏を返せば、納付者=サラリーマンが半分以下だということである。あれこれ言われたって、それ以前に就職できなければ、払えないものは払えない。


2003年07月23日(水) 命名

民主党と自由党の合併話がまた持ち上がっていて、今度は本当になりそうなのだが、今まで何度も話が出ては流れていたのは、きっと、一緒になると「自由民主党’」になってしまうからに違いない。それとも「民主自由党」にするのか。


2003年07月22日(火) ありえないはずだった話

フジロック2日目のチケットが売り切れたらしい。
半信半疑なのは私が日曜日にチケットを買ったからだ。(おい)
ビョークが来るし、プライマルが出るし、毎年土曜日が一番人が多いというのは妹から聞いていた。それに、早割チケットの売れ行き・宿の空き状況そのものが去年よりも動きが早いというのもHP等で知っていた。が、まさかと思っていた。
しかし、そのまさかである。

チケットの売れ行きそのものがよかった、キャパぎりぎりになった、というのも考えられるのだが、もう一つ思ったのが、まだ梅雨が明けていない、その事実である。今の苗場は毎日曇りまたは雨、梅雨前線の余波で豪雨もあったらしい。山は天候が回復しても3〜4日は足下が悪い。それを考慮して、キャパを急遽少な目に設定した、というのも考えられる。

このところフェスバブル的状況と言われていて、確かにエゾのキャンプサイト券は早々に売りきれるし、ひたちなかも2日目はソールドアウト、サマーソニックも日付がかぶったとはいえレディオヘッドにブラーが出るとなれば客が集まらなければ嘘である。社会が閉塞的になり、旅行に行くよりは手近なロックフェスというものに人が集まるのかなんなのか、詳しいことはよくわからない。この音楽にかけるパワーがどこかへ向かうのか、それともそのまま終わってしまうのか、それは誰にもわからないだろう。


2003年07月21日(月) 3連休の余裕

のんびりと一日自宅で過ごす。
洗濯、掃除、家計簿の整理。
久しぶりに食べたくなって買ってきたエクレアを食す。
夕方、妹が来宅。フジロックの打ち合わせ。
夕食は、バーベキューの残りの焼きそば、昨日釣ってきた鱚の天ぷら、かき揚げ。
今週の弁当の総菜を作る。


2003年07月20日(日) コンビニで一万円

まーさんは朝早く釣りに行った。
頭痛が残っていた私は送ってからまたしばらく眠る。
そのあとゆるゆる起きて胃薬を飲んで洗濯をし、小腹が空いたのでフレンチトーストを作って食べる。
午後、谷中へ散歩。「平井履物店」で怪我をした例の下駄を見て貰う。鎌倉彫なのだが、鼻緒を通す穴のところにひびが入っている、すげ替えることは出来るけど、塗りがはげる可能性が高い、と言うことで、新しい物を購入する。今度のは焼き下駄。焦茶の地に友禅っぽいいろいろな色のもの。といっても派手ではなく、落ち着いた色目である。応対してくれた若旦那が予想外に若いので驚くが(私と同じくらいかも)、正座の仕方に年季が入っていて好感触。しかし選んでくれた物の中から一番台が小さい物を選んだのだが、それでも踵が台から出るかどうか。私の足(パンプスで22.0、それでも微妙)には子供用でいいのかも。
そのあとぶらぶらと東大の脇を歩いて家まで帰る。
途中、コンビニでフジロックのチケットをやっと購入。コンビニで10,000円以上支払うのははじめてかもしれない。
夕食は鱚(きす)の刺身、キムチ豆腐、大根・シソ・サーモンのサラダ。手抜きだが、手の込んだものを食べる気はしなかった。明日はそうめんか。


2003年07月19日(土) 若洲でバーベキュー

アブラゼミ初鳴き。

会社の人企画で、子供も含めて20人ほど。
10時に(車なのに)新木場駅で待ち合わせ、車で前日購入しておいた食糧等を搬入。
会場は若洲海浜公園内のキャンプ場。トイレもたくさんあるし(紙もある)洗い場もあるし、薪や炭、バーベキュー台もレンタルしてるし、わりと至れり尽くせり系。宿泊も出来るらしい。
準備して、火をおこして、焼いて。下っ端は働くのだ。途中で他の人に代わって貰って、ビールを飲む。子供達は海釣り公演で釣りをしたり。エイを釣った子が居た。結構大物(笑)。
なんとか一日天気が持って良かった。
帰宅したら頭痛と吐き気。一日屋外にいたからかな。胃袋のキャパを超えて飲食したからかな。ひたすら熱い麦茶を飲んで、胃薬を飲んで、寝る。
夜中吐いた。


2003年07月18日(金) 嗅覚

例の小学生監禁事件、無事に解決したのが何よりなのだが、どうよ?と思うのが「いいバイトがある」でついていってしまうこと。
あまりに無警戒すぎる。
女の子の「いいバイト」は大抵風俗産業のことだし、そうでなくとも怪しい人間の「やばい匂い」というのは子供でも感じるもの。
それがわからないというところに危機を感じるのだ。

新宿育ちで、すぐそばに歌舞伎町、そういう環境だからか、「カタギ」と「プロ」の区別というのにうちの親は厳しい。小学生であっても高学年になったらミニスカート、ホットパンツ、タンクトップなどの露出の多いものは禁止だった。つまり、「対象」になるから。
そういう感覚は繁華街の近くに住んでいないとわからないかもしれない。
だったら大人が教えるべき。
といっても今の小学生〜中学生の親はバブル真っ盛りに大学生〜社会人初期だったわけで、そんな感覚なんて持っていないかもしれない。
「友達親子」なんて喜んでいる場合じゃないのだ。


2003年07月17日(木) ゲーム脳

長崎の事件、あちこちで記事を読む。
一つ気になった記事があった。
どこの記事だか忘れてしまったのだが、物事を写真のように記憶できるのだが、対人関係がうまく築けない傾向があるらしい。
自分もかつてそうだったかも、と思う。
私はオタクになることで救われたかもしれない。ある意味道を誤ったともいう。
自分がかつてすぐキレる子供だったから、一歩間違えるとやばかったかもしれないという思いはこういうニュースを見ていていつもある。


2003年07月16日(水) 涼しい夏

7月に入ってからずいぶんと涼しい。通勤であまり汗だくにならない。むしろ帰りは肌寒いくらい。とはいっても駅から会社まで全力で歩くと着く頃にはシャツの背中に汗がにじむのだが。
楽でいいと思う反面、農業への影響も気になる。
ずいぶん前の冷害の時を思い出す。米屋から買っていた実家は米屋が何とかブレンド米を得意先に融通してくれたが、スーパーマーケットの米コーナーは空っぽだった。あのときはあのときで混ぜご飯にしたりカレーにしたり祖母も含めてそれなりに面白がっていたのが幸いだった。
暑くても寒くても文句を言う、勝手なものだ。


2003年07月15日(火) なんとなく失言

ニュースを見ながら食事。
イラク問題のニューズを見ながらまーさん曰く「・・・みんな平井堅。」


2003年07月14日(月) 夏炉冬扇

このところどうも膀胱炎を再発しかけているらしい雰囲気。今度医者へ行ったら確実に精密検査、まだ軽いうちに気づいたのを幸い、とりあえず自力で直すことにする。
で、必需品がホッカイロ(冷え厳禁)なのだが、ついに冬に買った分が切れてしまった。当然この時期に薬局に置いてあるはずもなく、腹巻きでも買って巻いて寝るか、という次第。
せめて体を温めるべく、カレーを作った。


2003年07月13日(日) 前髪

倉木麻衣の新曲のポスターを見たのだが、あの前髪はありなのか。
アングルのせいもあって安達祐美みたいに見えるのだが、気のせいだろうか。


2003年07月12日(土) 住宅地

午後から多摩の方へぶらりと出かけた。
造成地が売りに出ているところがあって、見てみたのだが、可もなく不可もなくという感じ。
斜面で、確かに風景はいい。ただ、まーさんの両親と同居するのが前提なので、斜面は難しいと思う。なるべくなら平らなところがいい、というのが結論。結構向こうの方は微妙に不便で売れ残った土地があったりするらしく、住宅地が虫食いになっている。最寄りの駅に店がなく、帰りにスーパーマーケットに寄れない、というのは大きなマイナス。土地が狭くても既存の街で探すのがいいのかもしれない。だいいち職人町の商店街で育った私は住宅一色の街がどうにも気持ち悪いのであった。
自分が主婦をやるならどこでもいいんだけど、一家に主婦はふたりはいらない。自分がなるべく勤め続けることを考えるとなかなか難しい。


2003年07月11日(金) 運/不運

なんだか今週は客観的に見れば凄い良かったんだけど、個人的にはダメダメだった。体調が悪かったのが影響していると思う。

帰宅したら佐川急便の不在票が。ロックインジャパンフェスのチケットが届いたらしい。電話して明日の午前中に持ってきて貰うこととする。しかしチケットが実際に来るまでは毎回不安だ。駐車券はちゃんと買ってあるか、手数料は足りているか、何度も確認して、事前に金額を計算して、郵便局の窓口でまた計算して、控えを見て計算する(笑)。現物が手元に来るまではどうにも安心できない。実際の「もの」の存在って大きいなぁと思う。私は特に執着するようだ。目に見えない物はどうにも信用しきれない。だから物理や化学が苦手だったのだ。といまさらいいわけ。

山崎まさよしのOKST、どうやらNHKホールが当たった模様。第1希望だったのでラッキー・・・でもないのだ実は。職場からNHKホールまで約1時間。仕事は17:10終了で、開演が18:30、押すことを考えても15分がせいぜい。NHKホールがもうちょっと渋谷駅に近くならないものか。仕事が終わったらダッシュで帰れるか、勝負である。しかもダンナ連れて。まーさんはどうやら他部署の応援にかり出されるらしく、夏は忙しそうである。秋までに落ち着いているといいが。引き取り手はいくらでも探せるけど、バンドのオーキャンしか見たことのない彼に一度OKSTは見せたい。


2003年07月10日(木) 治ろうとする意思

足の怪我もぼちぼち治りかけてきている。他の場所もあちこち調子悪かったりするのはこの時期の恒例だが、どこも治りかけらしく、あちこちがかゆい。治ろうとする意思なんだろうなぁ、と思う。それに治りかけの時はなんだか体臭も濃いような気がする。新陳代謝をよくしようとしてこんな時期にカイロなんて貼っているからかもしれないし(会社は結構冷えるのだ)実際のところ普段とどう変わっているかはわからないのだが、実際そうかもしれないし、よくわからないと言うのが正直なところ。

本当のところ、午後から急いで頼まれた仕事があって、データベースを新たに立ち上げたのだが、時間内に終わるか冷や冷やして嫌な汗をかいただけかもしれない(苦笑)。なんとか時間内に終わった。疲れた。


2003年07月09日(水) 悪人

夜、ぶらぶらと帰ってきたらちょうど植え込みから出てきた猫とはちあわせしてしまった。猫はびっくり顔の後ダッシュで逃げていった。自分が凄い悪人になったような気がした。


2003年07月08日(火) 戦闘中

足の傷がやっと乾きかけている。乾かす為にサンダルで出勤、仕事中もそれで通す。
液体タイガーバームというものがあって、眠気覚ましに会社に置いてある。百合油(Lily Oil)という。昔の香港旅行の時に買ってきた物で、何にでも効くというどうにもうさんくさい代物なのだが、実際に火傷などは効くので、塗ってみる。部屋中にあの匂いが充満して、みんなに不評であった。

ところで男性ってけがに弱いなぁと思う。見せるとみんな逃げるし(笑)。

だんだん痛みよりもかゆみが出てきている。今白血球はフル回転して戦っているに違いない。


2003年07月07日(月) カラスの濡れ羽色?

暑くなって髪をアップにするようになったのだが、去年の秋にカラーを入れたきりで何もしていない髪の調子はすこぶるいい。いつもだいたいパーマをかけているので、何もしないのは10年ぶりくらいだ。(どうしようかアイデアが浮かばないので放っておいているだけ、という話もあるが。)
しかし困ったことが発生した。
髪の調子が良すぎて、ピンが止まらないのだ。パーマをかけていた頃は高いシャンプーを使ってトリートメントをしょっちゅうやってもダメだったのに、今は詰替用198円で絶好調なのである。リンスをつけなくても。
まじめにマイナスイオンドライヤーで髪を乾かすようになったのも影響していると思うのだが、こんなに違うもんかなぁと思う。


2003年07月06日(日) やっぱり傷だらけ

朝起きたらやっぱり足の甲があちこち赤剥け。とりあえず消毒してオロナインを塗って絆創膏を貼って、上にテーピングテープを貼る。なんだか鼻緒みたいになってしまった。とほほ。
午後、実家へ行く。昨日預かって貰った荷物を取りに行くのである。ついでに9月の稽古用の着物も決める。白の、おそらくサマーウール。帯も古い名古屋を使うつもり。といっても時間内に締められずに終わりそう(苦笑)
足を見せたら案の定笑われた。昔の下駄なので鼻緒が細いためだろうし、私の皮膚は合成皮革やビニールものはまるっきりダメだ。裁縫用具入れを漁っていたらキルティング用の中綿が出てきたので、着物時の端切れと一緒に貰って帰る。ちょっと自分でやってみようと思う。


2003年07月05日(土) ちぢみのゆかた(紺と白の佐賀菊)、薄紅色の唐草風花模様/紅色無地の半幅、鎌倉彫の下駄

まーさんは今日は仕事である。ので、いつもどおり起床。そのまま二度寝すると確実に昼になるので、洗濯機を回す。
洗濯して、掃除して、買い物に出て、帰ってから夕食の準備をして、それから着付け教室へ。
それにしても暑い。あちこちで蝶が飛んでいる。アオスジアゲハの模様がオパールのように残像として瞼に残る。
着付け教室の後、そのままライヴへ。
着物、特にゆかたで街を歩いていると悪目立ちする。特におばちゃんの視線は冷たい。着付け教室はおばちゃんだらけだから変な感じだが、絹物&袋帯のいわゆるフォーマルものしか着物じゃないと思っている人は多いようだ。みんなが「豊かさ」に突進していた高度成長期時代、フォーマルの着物を揃えるということに気が向きすぎて、木綿やウールが貧しさ・旧時代の象徴になってしまったのかも。
帰宅したらすっかり足の甲の鼻緒の下の皮が赤剥けになっていた。帯が若干ゆるんだものの、ゆかたそのものに着崩れがなかったのは初めてにしては上等。

ところでライヴ会場はスパイラルビルの地下だったのだが、ビルの1階にてぬぐいや「かまわぬ」が企画として出展していた。足は迷わずそこへ。生成地に花色の波千鳥、白地に睡蓮(葉は黄緑、花はピンクに染め分け)を購入。抽象柄も面白いのだがあえて具象柄を選んでみた。他に気になったのは赤地に白のあみだくじ、紺地に白のあられ、抹茶地に卵色の酢漿草(かたばみ)。何に使うというのではないのだが、着物の時に1枚あると便利そう。
その横でしばらく並んでいたのだが、その間着物姿は3人。みんな揃って店に吸い込まれるのが可笑しい。


2003年07月04日(金) 夜の森

寝過ごして起きたら上野だった。
何となく思い立って上野公園をぶらりと散歩する。上野の森は楠から出る樟脳の匂いで一杯。でも精製されたものとは違って、嫌な匂いではない。長尾の黒猫がホームレスらしいおっちゃんと話しながら行き過ぎる。金曜の晩はどの美術館・博物館も遅くまで開館しているから人も結構多い。
国立科学博物館のシロナガスクジラもライトアップされていて、映画「クジラの跳躍」を思い出す。サラリーマンが交代で写真を撮っているのが微笑ましい。研修中の新入社員かな。
そのまま上野駅のアトレを覗いてブルーブルーエで洋風のかんざしを買う。去年の金魚柄が気になっていたのだが結局買い逃し、今年の柄は60年代風?ドロップ柄。「シェルブールの雨傘」みたいな感じ。
御徒町まで歩いて、バスで帰った。


2003年07月03日(木) 失敗

雨が降っているときに両手に荷物を提げて傘を差すのは不可能だとわかった。


2003年07月02日(水) 片栗粉

片栗粉を使っていて思い出したのだが、片栗粉の袋詰めをした記憶がある。
実家は私が生まれる頃まで商売をやっていて、物心ついた頃にはやめていたのだが、どうも元のお客さんから頼まれたのではないかと思う。
居間の隅に30kg入りの紙袋(よく米が入っている、あれである)が置いてあって、その中いっぱいに片栗粉が入っている。
その周りに新聞紙を広げて漏斗で小さい袋(市販のパッケージのレトロな印刷の袋)に移し替えるのを手伝った。
よく考えると謎だ。


2003年07月01日(火) smoke

今日からたばこが値上げされたらしい。二人とも、そして双方の実家の家族もたばこを吸わない我が家でははっきり言って関係ない話なのだが、会社でたばこを吸う人に聞くと「本数は減るよね、前の値上げの時もそうだったし」とのこと。
ひょっとしたら値上げは喫煙者を減らす為の厚生労働省の陰謀かもしれない。
それにしても最近は若い女性の喫煙が多い。うちの会社の派遣社員でも独身の女性はほぼ全員吸っている。肌は荒れるし冷え性になるし生理は重くなるしいいことないはずなんだが。
JRのホーム喫煙所もものすごいことになっている。その周りだけかすんでいるのだ。スモークマシンを置いたかのようだ。東京駅は一歩出ると千代田区、歩きたばこ禁止地域が広がっている。だからだろう、ホームで吸ってから丸の内や大手町や八重洲に出勤する人が多いようだ。灰皿の周りに妙な連帯感が漂っている。


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