みゆきの日記
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2003年09月17日(水) ケンカ

先週末から妹のなつきがうちに来ている。
妊婦と乳児を抱えて大忙しの私・・・。
っていっても、なつきが菜子の相手をしてくれて楽になったりしてるんだけどね。

そのなつきと久しぶりの姉妹げんかをしてしまいました。
この年になるとあんまりケンカなんてしないんだけど・・・。
なんか、私やっぱりなつきにコンプレックスがあるのかなァなんて思っちゃった。
本当にくだらないことだったんだけど、
どうにも腹に据えかねて、ついに泣き出してしまった私・・・。

なつきの前ではいいカッコしていたかったのかもね。
楽しく、きちんと、主婦やってるってとこ、見せたくて。
でもその主婦ぶりを、トモユキの前で軽くバカにされたことが、
どうしても我慢できなくて。

キッチンに行って泣いていると、トモユキが来て、
頭をなでなでしてくれた。

「僕がおこってやろうか?」

ちいちゃい声でこっそり言ってくるので、おかしくて泣き笑いした。
トモユキは私の味方でいてくれる。

「なつきちゃんが、どうしてあんな風に言ったかわかる?」

翌日、なつきが出かけているときに、トモユキが言った。

「なつきちゃんは、まだ結婚に迷いがあるんだと思うよ。
 確信がもてなくて余裕がないから、みゆちゃんを攻撃してでも、
 自分を正当化しようとしちゃうんだよ。
 いろいろ、考えてるんだと思うよ。」

トモユキはよく見てるな、と思った。
そしてとてもやさしい。
なつきのことも、やさしい見方をする。
しかも、最後にはきっとなにがあっても私の味方をしてくれる。

こんなに安心した気持ちになったことは初めてだ。
闊達で弁が立つなつきは、しょせん、私のかなう相手ではなくて、
ケンカをして勝った覚えがない。
父や、母は当然どっちの味方でもなかった。
でもトモユキは私の味方だ。

本当にトモユキと結婚してよかった。
なつきにはかなわないって、そんなコンプレックスがすこし薄らぐような気がした。
比べる必要なんてもうないんだわ。
私にはトモユキがいて、こんなに幸せなんだもん。






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ついついムキになっちゃって、いいオトナなのにね。
すぐ昔に戻っちゃうんだわ。
恥ずかしいデス。


2003年09月10日(水) ついてない一日

なんとなーく、ついてない日だ。

ひとつひとつはなんでもないことなんだけど、
重なるとちょっと憂鬱になってしまうような、そんな出来事が
次々起こった。

キッチンのコンロの上の電球が切れた。
ここの電球はすごく替えにくい。
カバーをはずすのが一苦労なの。
いつも電球を替えてくれる人に電話をすると、今日は都合が悪くて、
明日はオフなのであさっての朝まで来られない、と言われたので、
苦労して自分で替えた。
やっとの思いでカバーをつけてスイッチをつけた瞬間に、
ふたつある電球の、もうひとつが切れた。

お買いものに行ったら菜子がいつになくぐずって乳母車に乗ってくれないので、
ずーっと抱っこしていた。

今日は絶対に買おうと思っていたものがあって、お店に行くと閉まっていた。

もうひとつのお店まで遠回りをして行ったら、それは置いていないと言われた。
帰ろうと思ったらエスカレーターが止まっていて、
乳母車を抱えて苦労して降りた。

タクシーに乗るときにドライバーが手を貸してくれなかったので、
菜子を抱いて荷物を抱えたまま苦労して乳母車をトランクに入れ、
車に乗ろうとして頭を打った。

午後からお友だちの家に遊びに行くので菜子をちょっと眠らせたかったんだけど、
ほとんど眠りかけたときに電話がかかってきて、
菜子は、「パパ!」と叫んで完全に起きてしまった。

帰ってきてから鼻がぐずぐずして鼻水が止まらない・・・。
風邪??
カンベンして・・・本当に。

電話は本当にトモユキだった。

「今ねー、煙草吸いに外に出たんだ。
 暇だから電話しただけ。」

ムッ。
としたけど、タイミングが悪いのはトモユキのせいではないもんね。
こういうときいつもつい文句を言って、お互い嫌な気持ちになってしまうから、
今日は何も言いませんでした。
言わなくてよかった!
ヤツアタリっていうものだもんね・・・。






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明日はいい日になりますように。


2003年09月09日(火) ボーダース

家の近くの大きな本屋さんへ行って、ディズニーのDVDと赤ちゃん向けのCD、
それに音の出るピーターラビットの絵本を買ってきた。






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だって、おもちゃも絵本やビデオやCDもものすごくいっぱい持っているんだもん。
そういうもので刺激を与えてあげるのも大事なのかなァ・・・なんて。

私って影響されやすい性格なんだわ。

ついでに自分のためにペーパーバックを3冊も買ってしまった。
本屋さんっていつ行っても楽しいな。
ぐずぐず言い出す菜子をなだめながら1時間もウロウロしてしまったわ。
こういう時間も必要よね。


2003年09月08日(月) お友だち

お友だちの家に遊びに行った。
その家のレイナちゃんは、菜子より半年くらいお姉さんなんだけど、
もう半年どころじゃなく『おねえさん』なのよねー。
ママの言っていることもちゃんとわかってるし、
自分でフォークやスプーンを持って、上手におやつを食べるのだ。
菜子におもちゃを貸してくれたり、パンのみみまで食べさせてくれたときには
びっくり!そしてすごく刺激をうけて帰ってきました。
私も菜子も。

ママの陽子ちゃんは、私よりふたつ年下なのだけど、
すごくしっかりしている。
レイナちゃんのしつけにもとっても厳しいの。
ケーキを手で食べようとしたレイナちゃんの手に容赦なく陽子ちゃんの手が飛ぶ。

「ダメ。フォークで食べなさい。」

おとなしくフォークをもって小さく切ってあるケーキにつきさすレイナちゃん。

「すごーい・・・」

私はすっかり感心してしまいました。
だって、菜子なんて手で食べたら、すごーい、自分で食べたね、エラーイ、と
褒めているような段階なのだ。
食べさせてもらうのに慣れている菜子は、パンの耳をさしだしてもらっても、
手が出ずに口から近づいていく。

そろそろスプーンの練習もしなきゃなァ・・。

でも刺激を受けたのか、帰ってきてから菜子は『どうぞ』ができるようになった。
子どもって本当にはやいのよね。
まだまだわからないから、となんでも好きなようにさせていたけど、
そろそろいろんなことを教えていかなきゃいけないのかも。


妊娠初期のなつきは、今週末こっちに遊びに来るそうだ。
以前から決まっていたんだけど、妊娠がわかったからどうかなぁ、と思っていたのよね。
大丈夫なの?と聞いたら、お医者さんに別に問題ないって言われたんですって。
この時期の流産はタマゴが原因だからお母さんが何をしていても、するときはするって。
なつきに会えるのは楽しみだけど、無理しないほうがいいんじゃないかなって
ちょっと心配。






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朝一回起きたんだけどね。
やっぱり疲れたのかなァ・・・。


2003年09月04日(木) 女ってソン?人生イロイロあるよね・・

デパートで偶然昔の友だちに会った。

彼女と仲良くしていたのは、昔っていってもほんの数年前なんだけど、
まあ、独身時代の飲み友だちっていう感じだったので、
結婚してからは、飲み歩くこともないし、
私もすぐ妊娠したりで働いている彼女とは時間も合わず、
なんとなく疎遠になってしまっていた。

彼女の旦那さんとももともと友だちで、夫婦そろっておつきあいはあったんだけど、
数ヶ月前に離婚したって聞いていたのよね。
彼のほうが、みゆちゃんには言っておこうと思って、と電話をくれて、
アイツにも電話してやって、と言われていたんだけど、
ずぅっとご無沙汰しておいて、「離婚したって聞いて」なんて電話するのが
なんだかためらわれて、電話できないでいた。
彼女からも、連絡はなくて。

でも、久しぶりに会ったらよく日焼けして元気そうで、
ゴルフばっかりしてるわ、って笑っていて、
なんだか、ほっとした。
とても懐かしくなって、一緒によく遊んだなァって思い出して、
いろいろ話したかったけど、彼女は仕事中のランチタイムで、
私も菜子を連れていたからそのまま別れたんだけど、
なんだかいろいろ考えちゃった。

彼らが結婚したときのことはよく覚えている。
すごいスピード結婚だった。
彼女は9年間続けたきちんとした仕事を持っていて、悪くないお給料をとっていたんだけど、
時間が不規則だったので彼が嫌がって、結婚を機に仕事を辞めた。
でも専業主婦には向いていなかったみたいで、すぐにアルバイトを始めた。
離婚したのは結婚からわずか3年後のことだったんだけど、
もう元の仕事には戻れないから、今でもそのアルバイトを続けているらしい。

「今の給料じゃ家賃だってタイヘンよー。」

そう言って笑ってたけど、結婚前の彼女の派手な生活ぶりを思い出したら、
女ってソンなのかなぁ、なんて思っちゃった。
彼のほうは、仕事も変わらず家も変わらず、
そういう意味では打撃は少ないんじゃないかなァ、とか。

なつきも妊娠したけど、仕事を続けるにはいろいろと大変そう。
仕事をしながら子供を産むのは生やさしいことではないんだわ。






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ちょっと疎遠になっていたけど、天真爛漫でお洒落で派手好きな彼女が、
私は大好き。
相変わらずとっても派手で元気そうなのに安心したわ。
いろいろ大変だっただろうけど「円満離婚」だって言ってたしね。

それにしても、お気楽に遊びまわっていたあの頃と何も変わってないみたいな私たちなのに、
たった数年で彼女はバツイチ、私は子持ち。
たった数年、されど数年。短いようでいて長いものなんだ、
どんなことだって起こり得るんだわ。

数年後、どうなっているかなんて想像もつかないけれど、
今のような日々が続いていたらいいな、なんて思ってみたり。


2003年09月03日(水) グッドニュース

なんだかちょっと興奮状態で眠れない。
なつき(妹)が妊娠したらしい。
ずっとほしがっていたのよね、おめでとう!!

彼らはまだ結婚していないんだけど、ずっと子どもを欲しがっていた。
仕事の便宜上、特に結婚を急がなかっただけで、
一緒に暮らしているし、お互いの親にも紹介しているし、
子どもが出来たら結婚しようと思っていたみたい。

ちょっと不妊の気があって、病院にも通っていたし、
子どもが出来なかったらなっちゃん、かわいそうだよね、
あんなに欲しがってるのに、なんて母とずっと言っていたので、
嬉しいだろうなーっなんて。
私も自分のことみたいに興奮しちゃってマス。

菜子にイトコができるのね・・・。
待ち遠しいナ。

妊娠時代の本なんかをひっぱり出してきて、週数を計算したりしている私。
生まれるのは5月くらいかしら。






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聞いたら、それどころじゃないよー、と言っていた。
招けるかぎりの人を招いて派手に盛大にしたいなんて言ってたなつきなのに。

でも、たしかにそれどころじゃないか。

あー、なんか眠れそうにないかも。
嬉しくて。


2003年09月02日(火) 労を惜しまない人

今日は日中お友だちが家に来ていて夕方ごろまで遊んでいたので、
あまり時間がなくて夕飯はハンバーグを作った。
あとは焼くだけっていう時にトモユキが帰ってきて、

「煮込みハンバーグがいい」

と言う。
えーでももう7時だし、今からルウ作って煮込んでたら8時過ぎちゃうけど・・と
やんわりと断ると、

「ルウってどうやって作るの、僕が作るから教えて!」

うーんとね、溶かしたバターと小麦粉をいためて・・・。
わりとよく作るレシピが載っている本を見せると、ふん、ふん、と研究して、

「みゆちゃん、小麦粉が足りないから買ってきて!」

えー、それで足りるよー。

「ダメ。100グラムって書いてあるのに、70グラムしかないもん。」

この人は絶対に妥協しない人なのだ。
最近うちのアパートの中にミニマートが出来て本当に助かった。
伊勢丹行ってきて!とか言いそうだもんなァ。(←歩いて15分)

私が小麦粉を買いに行っている間に、
トモユキは玉葱を切って根気よく炒め、
バターを溶かして準備している。

菜子を先にお風呂に入れて上がってくると、素晴らしいあめ色の玉葱と、
綺麗ななめらかなブラウンルウが出来上がっていた。

「すごーい。こんなに綺麗なブラウンルウ見たことない!!」

「でしょ。俺料理の才能あるのかなァ。」

「あるよー、絶対。」

でも、あなたのすごいところは労を惜しまないところだわ。
私だったらこんな時間からまだ1時間もかかるなんて、
面倒くさいから今度にしようって思うところだけど・・・。

そう言うと、

「出来上がった美味しそうな料理を想像しながらするといいよ。」

と、ニコニコして言う。

料理だけじゃないんだよね。
トモユキは、何に対しても自分が手にいれたいと思ったものに関しては、
労を惜しまない人だ。
しなければならないこと、とどうでもいいこと、の境界線が実にハッキリしているの。
そして、しなければならないと判断したことに関してはとことん、やる。
日常の雑事に追われてついいい加減にしてしまいがちな私から見ると、
羨ましいような気もするけど、
きっと私には出来ない。

いつも、5年先、10年先を考えながら今の行動を決定するというトモユキは、
今までもずっとそういう生き方をしてきたのだと思う。

毎日忙しいと、つい目先のことばかり考えてしまいがちだけど、
トモユキの人生に対する姿勢には本当に頭が下がる想いだわ。

「本当にそうだよね。トモちゃんはエライよね。
 私もみならわなくちゃ。」

妙に熱っぽく感動する私に、トモユキはちょっと不思議そうにしている。

「どうしたの、今日はずいぶん褒めてくれるけど・・・。」

「トモちゃんはエライなァと思ってるだけよ。」

でもね、トモユキにとってはどうでもいいことに入るんだけど、
私がしなければならないことも多いのよね。






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外出して戻ってくると、パンパンなんてこともしばしば・・。

でもそういう二人だからバランスが取れているのかも、と思ったり。


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