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MILETは海外ドラマをこよなく愛している。 といっても、韓国ドラマを見ているわけではない。 主にアメリカのドラマと 何故か中国の武侠ドラマのファンだ。 そして、毎日欠かさず見ているアメリカのドラマがある。 FBIの失踪者を捜索する専門部署が舞台の話だ。 事件は1話完結だが、登場人物たちのサイドストーリーは 脈々と続いていく。 そして、今日は翌日の夜中に死刑執行される男性の父親が 行方不明になったという話だった。 彼は息子の無罪を信じていて、 どうにかして死刑を中止させようと躍起になっていた。 やがて新たな証言者が現れて、 もしかしたら無罪にならないまでも、再捜査されることにより 死刑が延期になるかも…というところまでこぎ着けた。 行方不明だった男性も見つかった。 しかし、失踪者を捜索するチームで 捜索に係わったみんなが中止の連絡を待ち受ける中、 刻一刻と死刑の時間は迫っていく。 そして、ドラマの最後で電話が鳴ることはなかった。 ここで、日本のMILETの言葉を借りると 「甘っちょろい」ドラマでは、最後の最後で電話が鳴り、 死刑中止が伝えられて、みんながほっとする、 という終わり方だっただろう。 結局、あのあと中止の連絡はあったのか。 それとも、死刑は執行されたのか? それは視聴者の想像にゆだねられた。 死刑制度が悪いと決めつけるのではなく 問題提起をした、という形だったのだろう。 その証拠に、登場人物の1人が 「私は悲惨な事件を数多く見ています。 その犯人たちには極刑が妥当だと思っています。 私はこの国の司法制度を信じてます」 という台詞を吐かせているのである。
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