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またもや民族問題が暴力を呼んだ。 今回は中国のチベット自治区で起こった。 ダライ・ラマ14世がインドへ亡命せざるを得なくなった日に 毎年チベット密教の僧侶たちがデモを行っている チベットのラサ。 今年はそれに、チベット族の民衆が加わり 漢民族がオーナーである商店やレストランなどを 襲撃したとされている。 なぜ、このようなことが起こるのだろうか。 これには根深い歴史があるのだ。 そもそもチベット族と漢民族は仲が悪かった。 チベットは元々独立国家だったのだが、 清の時代に併合されてしまう。 やがて清の時代は終焉を迎え、チベットも再び独立した。 ところが1950年、中国人民解放軍がチベットを武力制圧してしまう。 その後、チベット族は中華人民共和国への併合に抗議を行うが それにより、動乱が勃発。 中国は武力弾圧をし、これによってチベット難民が生まれた。 チベット族は、自分たちの生活様式や誇りを守るために 独立を願っている。 中国が独立を認めないのは、チベットに眠る豊富な鉱山資源と そして他の民族たちがチベットに倣って独立することを 恐れているからだ。 中国は多民族国家である。 それぞれの民族が、それぞれの考え方を持っていて当然だ。 しかし、それを認めると、中国は分裂してしまうだろう。 中国…漢民族と言い換えても良いが…は おそらくそれをもっとも恐れているのだろう。
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