碧の雑記帳

2020年02月26日(水) 三角関係。

ニコルとクルーゼと特尉。


というと意外なのかな……。

でも、クルーゼ隊で絵に描いたようなおぼっちゃまってニコルだけだからクルーゼが得られなかったものを一番持っている象徴ってニコルだと思うんですが。

加えてあの人超絶ネガティブだからあんなに完璧なニコルがいるのにこんな出来損ないの自分をあの特尉が選ぶわけないじゃんそんなの特尉じゃない!って変な方向に拗らせまくっていてことごとくあらゆる彼女の行動を曲解しますからね……。
彼は彼女がニコルを愛していると思っているんで。

特尉は二人とも好きなんだろうけど、ニコルに対しては恋愛未満なんだよな……友人以上ではあるけど。
あと絶望的にプライベートだと合わないので、戦後ニコルの気持ちを受け入れるに至らない。

クルーゼとの関係が究極のプラトニックでニコルとは反対に肉体関係……というのを狙ってたんですが、その辺は現在のバージョンでは変えたので……でも、ニコルとはあくまで男女間の情があることをどうしても見せないと色々困るんですよね。
異性としての接触がないと、彼女にとってニコルの存在というのはイザークの遥か下になってしまうし…………。

ナチュラルとして受け入れてくれた相手というならニコルよりもまずショーンだし、彼女の中でニコルを無二のポジションに置くには何かしら異性愛が絡んでないと難しいというか。
この辺の彼女の複雑な感情をちゃんと描写できてかつ読み手もちゃんと読み取ってくれる、という両者一体にならないと彼らの人間関係は難しいのかなーと思わないでもない。

単純に彼女の気持ちとしてはどうなんだろな。
ニコルは3歳年下のまだ少年とはいえ、性格も良くて穏やかで美少年で、あんなに好き好き言ってこられたら絆されるか?それとも鬱陶しいのか?
でもプロポーズされる前からニコルを大事には思っていたんだから、鬱陶しいというよりは「困ったな」でしかないよな。嫌いじゃないんだろうし。
ニコルは彼女に手は出してるけど、彼女も完全に拒んでいるかというとそうでもないしな。クルーゼへの気持ちを自覚する前は特に。なのでそういう微妙な関係だったんだよな。
さすがにニコルもガチで嫌がられてるならあそこまで押さないだろう。

というか彼女はニコルに対しては非常に受け身で、クルーゼに対しては積極的なので……どっちも好きとはいえその両者には越えられない壁が存在するのだけど……。
なんていうかニコルとの方がやや背徳感があるんだよな。年下のニコルが積極的で特尉が流されがちなせいかもしれないけど。

あまりに考えすぎたせいか人生ではじめて、割とニコルと特尉もお似合いかもしれない、と思っているので今のうちに二人のシーンは修正したい。


この長い話であと色恋沙汰があるのはイザークくらいだけどあっちは色気は全くないから、ニコルたちのシーンは綺麗に書いてあげたいんだけどなー……。

私としては「あの時ニコルを受け入れたけどクルーゼをより愛してしまった」でも別にいいと思うんだけど……なかなか昨今の主役にそういうムーヴは受け入れられないらしいし……。
まあ何度も書いてるけど私が思った以上に彼女はニコルを好きにならなかったせいでもあるんだけれど……。でもなー、マーシャル戦の前のシーンは綺麗に書いときたい……。


←この記事へのコメントなどぜひ
 < 過去  INDEX  未来 >


光夜 碧 [MAIL] [HOMEPAGE]