碧の雑記帳

2019年09月01日(日) 解決案発見。

そうだシホちゃんがいたわ。



Sガンダムを読んだことのある方はご存知のように全く出番のないキャラ、存在そのものがいないキャラもいますが……歌手の玉置さんをモチーフにしたシホ・ハーネンフースというドイツ・オーブ系っぽいキャラがクルーゼ隊にいて……。
というか名無しのモブだった子に後付けで設定がついたSEED系にはよくあることなんで、Sガンダムを書き始めた時点で存在していなかったので出さなかったんですが。

この子はメカニックが本職なので、テスパイはしても本職パイロットにはならずにずっとメカニック畑にいたことにすれば……。実は(遺伝子はメカニック系のはずの)ニコルと対の遺伝子であっても不思議はないんじゃないかなーなんて思ったんですよね。
メカニックなら絶対にユーリは尊敬してるだろうからシホも問題ないだろう。
仕事を続けるにしてもプラントベースなら問題ないはず。技術職で地球に行かなきゃいけないとしてもそれもニコルに都合がいいだろう。
目の色がナタルと似てるし、きりっとした感じの子で、ニコルの一歳上かな?なので年上気の強い系の条件満たしてるし。割と外見的にもニコルと合いそう。
IFにしても正史にしても恋愛運はないんだから、もうプラントの制度に従う→会ってみたら好きになれそうな人だった。がニコルにとっては平和なルートだと思いますね。
でもこれは、IFで特尉がクルーゼとくっついて傷心してナタルに出会いさらに失恋して……というルートを取るか。正史で墓守人生→(フレイを諦めた)イザークと特尉がくっつく、というルートをたどって初めて発生するので……。レアルートだろうけど。
実際、特尉はイザークが隊長に昇格して上記の告白を受けても「もう少し頑張ったら?せっかく好きな人が生きているのに」って言うだろうから更に数年……。まあお互いアラサーになってるよな。イザーク27歳とかそのあたりか。出会って10年後ですね。

現代的な感覚だと、「え、若くね?」だけどプラントは異様に早婚だからな……。

プラントは戦後、(子供の望める)ナチュラルとなら結婚は許しそうだけど(議長がシーゲルだし)それ以外は婚姻統制の相手って決まってるから、まあ実質、決められた相手以外とは無理ってことで割とナチュラルとのカップルも生まれそうではあるんだけど……。なので私なんかはもう少し待ってみれば、と思うけどあの世界の結婚しろプレッシャーって恐ろしいんだろうなと思います。

まあでもイザークが27で結婚してくれたらニコルは25歳もしくは26歳だし、むしろ(現代感覚で)めっちゃ若いですよね。

ニコルはともかくアマルフィ家ってことを考えるとニコルは失恋人生の方が将来いいのか……。一番まずいのは特尉が墓守人生でニコルの気持ちにも一生応える気はないってパターンだもんな。
それがニコルの気持ちには応じなかったのにイザークとは結婚しちゃった、ってなったらさすがのニコルも諦めるしかないだろう。たぶん半分やけで婚姻統制受け入れるはず。その間にナタルにも出会って「ちょっといいな」と思ったのにこっちも失恋してればなお良し。
でもしばらくは「なぜイザークはOKだったんだ」って思うだろうから……やはり途中でテロ編でも挟んで「元クルーゼ隊臨時再結成」でもして現場でいかにあの二人の信頼関係が強いか見ちゃったら納得せざるを得ないかも。じゃないとニコルが可哀想ですよね。特尉はニコルの方が好きなのにイザークを選ぶという理解しがたい(私からしたら)チョイスをするわけで。
自分が行方不明になっている間に特尉は仮面に惚れ、そしてイザークとの信頼関係は強固になっちゃったんだから踏んだり蹴ったりだよなーと思います。
決して彼女がニコルを嫌いなわけではなく、むしろ好きで、ニコルが生きてくれてる事がたぶん一番嬉しいことでもあるだろうに、それでも恋愛関係になることは拒否ってニコルからすると納得しがたいだろうというか。
実際に書いたらまた違うのかもしれないけど、あれだけ書いて書いている私の介入があってなおニコルを受け入れなかった実績があるので、たぶん無理なんだよな……。

あんなに強くてかっこよくて可愛くて優しい誠実な子なのに、なにがダメなんだよ。と私は思ってしまうんですが贔屓目かなこれ……。でもクルーゼ→特尉と同じで彼女もニコルには「自分には過ぎた相手」って思っちゃうのかもな。ニコルがどんなに「それは僕が決める事」って言ってもダメなもんはダメなんだろう。
ニコルはニコルで周りからの評価が高すぎて可哀想な気もするな……。
彼らは英語で会話をしているので、ニコルがI love youって言っても全く違う言葉で返してたのかなーと思うとなかなか悲惨だよな……。ニコルは空気読んでI'm in love with youとは追撃しなかっただろうけど、追撃したらどうなってたか。ラブ(同僚として)とは返してくれるけど、後者を返してくれることは一生ないんだもんな。実際に一度これの返事に「Are you drunk? 」って返してたもんな……。けっこう酷いよな。たぶんニコルのセリフって実際にしている言語(英語)に訳すと日本語以上に恥ずかしいと思うというか。イタリア語で口説いてた時は特尉は割と引いていたしな、ニコルは真面目にやってるのに。イタリアの血こええよ。相手はニホン人ってのを分かって欲しいわ……。

でも、このイタリア語がバカにできなくてのちのち私がSガンダムで一番好きなシーンに化けたのでニコルがイタリア語堪能で本当に良かった、と思ったりもしたのですが。本人は自分がイタリア系って知らずにピアノのために習得したようだけど。でもロシア語も少しできるって言っていたから両親は密かに自分の母国語を教えていたのではという気がしないでもない。

しかし。たぶんプロポーズした後、僕はあなたが好きです、の時は実際はこう( I'm in love with you)言ってるんだろうな……。悲惨すぎる……。
私がニコル側に立っているせいで悲惨って思うけど、まあ特尉からすれば「いきなりそう言われましても」だから仕方ないのは仕方ないけど……。
でもニコルの事情も分かって欲しいというか、あの時婚約させられる寸前で割とギリギリだったんだし。特尉はあれのせいでニコルを「年下の部下にしたいレベルの優秀な同僚」から「よくわからんけど自分を好きらしい年下の同僚」になっちゃったから、彼女にとっては決してポジティブな変化ではなかったんだよな。おそらくあの時点で(恩人のショーンが戦死したので)クルーゼよりも大事な人だったのになー……。
まあ、どうあがいても彼女はどうせクルーゼを好きになるんでどのみち悲惨ですがね。
表にアップしてた時は私の介入のせいで無理やり中盤くっつけてみたけど、「これはあかん」と裏にアップしたリファインverでは最初からニコルを(恋愛的に)拒否してるんで……。今となってはどっちが悲惨だったのか。
表verだったらニコルは戻ってきても恋人だと思ってた人は仮面に惚れてるというとんでもない末路を辿るからやっぱり裏verの自然に任せた結果で良かった気がする。私のプロットじゃ仮面に惚れる予定なんてなかったから……。
まあ、でも、特尉視点だと大事な同僚が自分を好きって言っていて、大事なのは本当だからそんなにむげにもできないし、同じ隊にいるものすごく近しい同僚だから関係を悪くしたくないし、でなかなか厳しいんですよね。ニコルは焦っていたのもあるけど計算高いのはそうなので、それも織り込み済みだっただろうし。
やっぱり上手くいかないよなー。イザークを選ぶのも分かるというか。イザークめっちゃ単純な熱血ガイなんで特尉は個人としてはイザークの方が一緒にいて楽なんだろうなというかね。
たぶん一番の原因は、クルーゼは常に「戦う君は美しい」と(本人には言わずとも)彼女を肯定しイザークも「俺は貴様に背中を預けている」と兵士である彼女を肯定していたけど、ニコルは「あなたを戦わせたくない」ってスタンスだったのがね……。アイデンティティの否定だもんな。根本的に合わないんだよなたぶん。

婚姻統制に話を戻すと。
婚姻統制だと相手は基本的に一人しかいないだろうから、本来のイザークの相手も一生結婚できないってことになるんでは……。とも思うわけで。欠陥制度すぎるだろこれ、やっぱりプラントは頭おかしいわ……。なんて思ったり。
しかもDNA情報が国に全部管理されているという。恐ろしい……プラントまじやべえな。その遺伝子の優劣でまた「俺様はエリート」とか思っちゃってるわけだし、初期イザーク的な。普通にやばいな。主役陣営ながら。


まあ、あくまで私の中の設定なんで、実際に書いても特尉とイザークにフラグが何となく立ったレベルまでだと思いますけどね。
無理に全員カップル化させる必要もないし、読んでる人の好みもそれぞれだろうから……。
現実は全員カップル化どころか全員強制破局だしな……。それはそれでアレなんですが戦時中なので……。

でも、ニコルの婚姻統制の相手がシホだと思いつつ初期の頃に特尉に「婚姻統制の相手を気に入るかもしれないし、同い年くらいでもっとかわいい子のほうがいいのでは」と言われたときに「それは僕が決める事です。あなたに言われることじゃない」ってめちゃくちゃ反論してたのを見ると……「でもお前の好み(年上クールビューティ系)にばっちり当てはまった子やで?」とニヤニヤできる、かも……。


ところで。
アイシャもSガンダムには出てこないけど、私は彼女の外見がめっちゃ好みで、遺伝子操作も美しさに全振りしたような人だったけど。モデルになったビビアンがいまやアジアの絶世の美女だから正解だったなと思います。


←この記事へのコメントなどぜひ
 < 過去  INDEX  未来 >


光夜 碧 [MAIL] [HOMEPAGE]